大原櫻子 VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

■逆に「王道という感じではないけど、絶対におさえておいてほしい曲」はありますか？　私は“花光る”が結構そんなイメージでした。

大原　お、嬉しいです。「櫻子」という名前にも“花光る”というのが合いますしね。でも、難しいですね。う～ん……“ポッピンラブ！”は、自身で作詞・作曲をさせていただいたのですが、自分の目線というよりも、自分が演じた役(ドラマ「つまり好きって言いたいんだけど、」の冴島千歳)の目線で書いた曲なので、役らしい曲になっていると思います。なので、この曲は外したくないですね。

■今作はフォトブックや映像を含めて、一言でいうとどんな作品になりましたか？

大原　よくアルバムは「名刺代わりになる」と言うじゃないですか。私にとっては今作が「これぞ名刺代わり」というか、「大原櫻子を知りたかったら、この1枚を手に取ってほしい」という作品になりましたね。

■大原櫻子図鑑ですね。(笑)　収録内容が盛りだくさんで、気になるコンテンツが多いです。収録映像の方で、「秘蔵映像」と言われるとすごく気になっちゃいますが、ご自身が思う「秘蔵感強めの映像」はなんですか？

大原　1個に絞るのは難しいのですが、各地を回ったリリースイベントで、360°お客さんに囲まれながら歌っている映像は「こんなことあったな～！」みたいに思いました。同世代の女の子たちと一緒に歌っている映像は、「うわ～！懐かしい」みたいな感じ。(笑)　特に何回もリリイベさせていただいた、ららぽーとでの映像は、すごく懐かしい感覚が強いです。

■フォトブックの内容も気になりますね！「こんなショットもあったの？！」というものもありましたか？

大原　未発表ショットは、逆に「こんなのあったの？！」というのしかなかったです。(笑)　“頑張ったっていいんじゃない”の制作の時、オフショットを撮られていた意識はあったんですけど、今見ると「顔が幼い！」みたいな感じがしますね。(笑)

■周りの人からは「変わっていない」と言われても、自分では毎日見ている顔だから変化も感じますよね。(笑)　次の10年間に挑戦してみたいことはありますか？バンジージャンプとかでもいいですよ？

大原　今「バンジージャンプ」と言いそうになっていました。(笑)　なんかこう、大人っぽいことをしたいですね。ディナーショーみたいなものとか。あとは何だろう……？

■櫻子さんにとっての「まだやっていないもの」って何がありますか？映画出演や舞台などを志すアーティストは多いですが、櫻子さんはそこがスタートになっていますし。

大原　やったことがないものはたくさんあると思うんですけど、パッと思い浮かばないくらいはいろいろやってきたんだなと感じます。(笑)　でも、なんかこう、今までやってきたことをもっと「濃く」していきたい、極めていきたいなと思います。もっと歌やライブの質を極めていきたいです。

■私生活的なところではいかがですか？

大原　バンジージャンプは結構したいんですよ。(笑)　スカイダイビングとかも。とにかく空を飛びたい。(笑)　あとは何かの資格を取るのもいいですよね。栄養管理士にも興味あります。

■最後にファンの皆さんに10周年のメッセージをお願いします。

大原　「10周年、10周年」と言っていますが、10周年より先も、これからも一緒に歩んでいきたいなと思っていますし、今年もいろいろなクリエイトをしていて、まだみなさんにお伝えできていない楽しみな事も盛りだくさんなので、11周年も引き続き楽しみにしていていただければと思います。

Interview ＆ Text：安藤さやか

PROFILE
1996年、東京都生まれ。日本大学藝術学部映画学科卒業。2013年、映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」全国ヒロインオーディションで 5,000 人の中から抜擢され、スクリーン＆CD同時デビューを果たす。2014年、女優として『日本映画批評家大賞“新人賞”』、歌手として『第56回輝く！日本レコード大賞“新人賞”』を受賞。2015年には第93回全国高校サッカー選手権大会応援歌“瞳”で「第66回 NHK 紅白歌合戦」に出演。以降、歌手活動と並行して、数々のテレビドラマや舞台へ出演中。2023年「第30回読売演劇大賞杉村春子賞」を受賞。
https://oharasakurako.net/

RELEASE
『大原櫻子オールタイムシングルベスト 2014-2024 Anniversary』