■自認する自分のジャンルは何になるんでしょうか?
ピラフ星人 ヒップホップですね。ただ、みんなが思っているヒップホップと比べたら、ポップ寄りです。一番浅いところのヒップホップだと思っています。誰が見てもわかるような、ヒップホップ入門編みたいな感じ。やっぱり「J-POPだろ!」とか「ポップスだろ!」とか、いろいろと言われるんですけど、明らかにラッパーなので、やっぱりヒップホップかなと。
■でも、結構歌っていますよね。YouTubeの動画についていたコメントで、「今度はラップの曲も出してほしい」というのも見ました。(笑)
ピラフ星人 それは皮肉ですね~。(笑)
■ただ、新曲“Shalala”は、「いわゆるラップ」よりは歌っている気がします。
ピラフ星人 そうですね。ヒップホップというジャンルは、結構歌モノが流行るんですよ。なので、カラオケで歌いづらいくらいのJ-POPみたいなものが、ヒップホップの聴きやすい位置にあたるのかなと思います。
■そしてMVですが、面白い映像に仕上がっていますね。どこでロケ撮影したんですか?
ピラフ星人 幕張なんです。撮影中、ちょうど学校の前を通った時に、子供たちに「あ、ピラフ星人だー!」と言われて、超恥ずかしかったんです。(笑) しかも何回も通ったから、最後は子供たちも飽きてきちゃって。(笑)
■それはめちゃめちゃ恥ずかしいですね。(笑)
ピラフ星人 その日はすごく可愛い感じの衣装だったので、可愛いけど1センチでかい靴を履いて行ったんです。そうしたら当日、めちゃめちゃ走らされて。(笑) あんなに走ると思っていなくて、靴が脱げないように頑張ったんですが、すぐに足が痛くなってしまい、しかも最後は芝生の上で「大ジャンプしてください!」と言われて、頑張って飛んだんですけど、コケて衣装が汚れてしまって……しかも汚れが落ちなくなって、最終的には編集で汚れは消して貰っています。(笑)
■そんな裏話が。(笑) 曲の方はどこから作って行ったんですか?
ピラフ星人 まずビートを作ってもらって、今回はアニメサイドから、「こういう曲を作ってほしい」という要望があったので、それに沿いつつ頭から作っていきました。俺はiPhoneのイヤホンにマイクを挿して、毎日12時間くらいカラオケにこもって曲を作るんです。でも、iPhoneのアプリで録音しながら、メモ帳アプリを見ることができないのが大変でした。(笑)
■どんなところを特に聴いてほしい曲ですか?
ピラフ星人 これはもうサビですね。あと、全体的に『夜桜さんちの大作戦』を何回も見て歌詞を書いたので、アニメのエンディングとして映像付きで見てもらうのが一番だと思います。原作のシリアスになりすぎない、ギャグもある空気を大事にしつつ、軸の部分の家族愛を感じて、めっちゃシリアスな感じで書くんじゃなくて、ポップな感じだけど、伝えたいことは伝えられるようにしました。「家族を大事にしよう」や、「人への愛」みたいな部分はズラさずに書いたので、そういうところを聴いてくれたらいいなと思います。
■好きなワンフレーズをあげるとしたらどこですか?
ピラフ星人 サビの入りですね。「帰り道に空見てshalalalala」というところ。「shalalalala」って、意味がわからないじゃないですか。でも、なんか語感が可愛くて、アニメの「真剣すぎない雰囲気」にすごく合うし、帰り道に聴いたら元気が出そうな感じがワンフレーズに詰まっているかなと感じていて。すごく気に入っています。
■特にこだわったポイントはどこですか?
ピラフ星人 こだわったポイントか……。ちょっと待ってください、めっちゃあるんですよ。(笑)
■テイクは重ねる方ですか?
ピラフ星人 めっちゃ重ねる方ですね。
■まあ12時間もカラオケにこもっていますしね。(笑)
ピラフ星人 こもった末の録音と、レコーディングはまた別なので。(笑) レコーディングはレコーディングで、デモを聴きすぎて納得いかなくなっちゃう、みたいなこともあります。今回のサビは、キャッチーで分かりやすくしようとしたんですけど、サビ以外の部分は全体的にアニメのテーマに沿って、「いい曲にしよう」と思いながら書きました。普段は1番と2番でメロディに変化をつけるんですが、今回はワードだけちょっと変えて、J-POPっぽい作り方をしています。あと、1番に「もっとっとっとっとっと」と言っているところと、2番に「どんどんどんどんどんどん」、「混沌とんとんとんとん」と言っているところは、静かに歌っていったら聴いていて飽きちゃうから、伝えたいことを伝えつつ、キャッチ-にしようと思って、2回繰り返すことを意識ました。
■確かにそう言っているところが印象的でした。タイアップの感想としてはいかがでしたか?
ピラフ星人 まず、納期の早さにめちゃめちゃびっくりしました。(笑) 今までは素人ノリだったんだなということに気づかされて、「これがちゃんとした仕事なのか……」と感じました。これからは頑張ります。(笑)
■曲を出して、嬉しかった反応はありましたか?
ピラフ星人 エンディングだし、アニメのティザー映像にはあまり音源を使ってもらえないと思っていたのですが、ティザー動画の最初から曲を使ってもらえて、めちゃくちゃ嬉しかったです。あと、原作者さんからイラスト付きでメッセージをいただいたこともすごく嬉しかったですね。
■それは嬉しいですね!
ピラフ星人 あと、「EDピラフ星人って聞いてがっかりしたけど、曲を聴いたら納得した」というコメントは嬉しかったです。俺のことを名前だけ知っているぐらいの人たちが、ちゃんと曲を聴いてくれるきっかけになっているんだなと感じました。
■「名前を聞いてがっかりしたけど、聴いてみたらよかった」みたいな反応って、よくありますよね。
ピラフ星人 自分が好きなアニメの主題歌に、ちょっとでも嫌な印象のあるアーティストが来たら嫌だなって気持ちはすごいわかるんですよ。だから、その分曲はしっかりと作ったので、それが認められて本当に嬉しい気持ちになりました。
■誠実な想いがあってこそですね。曲にちなんで、ピラフ星人さんの1日のご褒美はなんですか?
ピラフ星人 彼女が作ってくれるごはんを食べている時ですね。
■わ~素敵!それでは最後に、「日本武道館公演」という大きな目標を達成した今、次なる目標はなんですか?
ピラフ星人 ずっと「紅白歌合戦に出たい」と言っていたので、やっぱり紅白には出たいです。今はまだ全然ですが、せっかく事務所にも入れましたし、日本武道館に立った時に、「やっぱり夢は大きく持っていた方がいい」と思ったので、紅白に出るのが今の目標です。
■やっぱり紅白って大きいんですね。
ピラフ星人 それこそドーム公演をしたいとか、ツアーとか、これからいろんな「目標」が出てくると思うんですけど、「紅白に出た」って、一番アーティストとして示しがつくじゃないですか。だから、だいぶ先の目標にはなりますが、紅白に出たいと強く思っています。
■そうしたらちびっ子たちもきっと紅白見ますよね。
ピラフ星人 親世代はやっぱり紅白で、僕らの世代でも、子どもでも、年末はやっぱり紅白を見るじゃないですか。そういう舞台に出られたら、より自信にもなるし、いろんな人に曲を届けられるので、頑張って出演したいなと考えています。
■プライベートでの目標は?
ピラフ星人 ガチでツアープロゴルファーになることです。(笑) いち早くプロゴルファーになって、試合に出て、ゴルフでも、音楽でもテレビに出たい。マジでプロになりたいです。(笑)
■ゴルフがお得意なんですよね。何歳くらいから始めたんですか?
ピラフ星人 4歳くらいです。小さい頃、北海道では大会を総なめくらいの実力だったんですが、小学校の高学年くらいになってくるとそうもいかなくなって……。
■北海道はゴルフが盛んなんですか?
ピラフ星人 北海道自体はそこまで強くないんですけど、たまたま自分が入っていたチームの人たちが軒並みテレビに出ているような人たちばかりで、俺もテレビでその人たちのことを見ているんですよ。身近な人がトップで活躍しているのを見て、ゴルフしたいなという気持ちが高まっています。めっちゃゴルフがしたいです!(笑)
Interview & Text:安藤さやか
PROFILE
北海道出身。2023年TikTok活動を開始。MCバトルで独自のキャラクター性と語感センスで話題に。2024年にリリースされた楽曲「ピラピー」は「TikTok音楽チャート」トップ50で4週連続1位を記録。2025年5月に開催されたMUSIC AWARDS JAPANでは優秀ニューアーティスト賞にノミネートされる。2026年3月5日、日本武道館ワンマン公演を開催。4月14日には「Shalala」(アニメ「夜桜さんちの大作戦」2期EDテーマ)でメジャーデビュー。
TikTok(82万):https://www.tiktok.com/@pilafalien
YouTube(42万):https://www.youtube.com/@pilafalien
Spotify(26万):https://open.spotify.com/intl-ja/artist/7LCvObtg5MA10WBd4DiK1E
Instagram(15万):https://www.instagram.com/pilaf_alien/
RELEASE
『Shalala』

完全生産限定盤(CD+DVD+オリジナルキラキラシール)
SECL-3310
¥4,000(tax in)
SME Records
6月17日 ON SALE







