predia VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

predia『シャララ・ナイアガラ』

6人体制での第2弾シングルで“大人アイドル”の個性が爆発!

メンバー全員がアラサーの“大人アイドル”として、他のアイドルとは一線を画した魅力を放つprediaが、6人体制となって2枚目のシングルとなる『シャララ・ナイアガラ』をリリースした。夜の匂いがギラつくダンスチューンとなった表題曲は、ワンフレーズごとにメンバーそれぞれの個性が爆発。MVではトップレスにボディペイントした姿を披露するなど、彼女たちにしかできないセクシーな作品に仕上がっている。「女の子から見てもかっこいいしかわいい」にこだわったという本作について、まえだゆう、村上瑠美奈、湊あかね、水野まい、沢口けいこ、桜子の6人全員にたっぷりと語ってもらった。

■前作『NAKED』から6人体制になって、手応えはいかがですか?

沢口 手応えありました!いい反応も悪い反応も目にしましたけど、基本的には「パワーは変わってないよね」とか、「一人ひとりのエネルギーが、よりはっきり見えるようになった」とか、ポジティブな意見が多くて。

■メンバーの役割分担にも変化はありました?

沢口 最初の頃はすごく感じましたね。空いているポジションを、自然と誰かが埋めていくような感じというか。たとえば、らちょ(桜子)は端からちょちょって意見を言うタイプだったんですけど、「もっとこうしようよ」とか、前面に出てきてくれるようになったり。

桜子 「MCどうする?」って言う人がいなくなっちゃったので、それを言うようにしたんです。でも一昨日のライブでは言うの忘れていて、瑠美奈(村上)がやってくれました。(笑)

■そうなんですね。(笑) そういうポジティブな変化は、他の人もありました?

湊 一人ひとりの意思は出てくるようになったよね。

まえだ 「ここは自分がしゃべるところだな」っていうのが、わかりやすくなりました。10人のときはまんべんなくしゃべることはあったけど、いまは空気でわかります。

■まえださんは自由奔放なイメージがあるんですけど、そういうことも考えているんですか?

まえだ え、考えますよ〜。

湊 「しかし」(まえだの口癖)って言いながら、超空気読めるんですよ。

まえだ ポリポリ……。

村上 ポリポリだね。

まえだ ポリポリですけれども。はい。

■でも6人になって苦労した部分もあるんじゃないですか?

湊 やっぱりフォーメーションが変わったので、そこは大変でした。

桜子 10人のときのポジションに行っちゃったりするよね。

沢口 フォーメーションを直すときは、最初は4人抜けた状態のまま一回踊ってみるんですけど、たまたま上手4人が抜けちゃってる曲とか出てくると、もう絶望的な気持ちになります。(笑)

水野 「誰があっちいく?」みたいな話になって。

 犠牲者が出るよね。(笑)

■それはメンバーで決めるんですか?

沢口 メンバーで変えた曲もありますし、振り付けの先生に直していただくこともあります。

■いま何曲分くらい直したんですか?

湊 40曲以上はやりました。全部で70曲くらいあるんですけど、最初の3〜4ヶ月で一気に半分くらいやって。けっこうパニックでした。

沢口 最初の1か月は毎日辛くて。普段はにこやかなリハーサルが多いんですけど、いっぱいいっぱいすぎて誰ともしゃべれないんですよ。家に帰ってからも動画を見直して、それを毎日やっていたので、かなり追い込まれていて。

桜子 毎日家を出る前に「ありがとう」と「ごめんね」をちゃんと言いましょうって自分に言い聞かせてました。そうしないとイライラしちゃって、みんなに対して態度が悪くなっちゃうので。

まえだ レッスン前にニコニコのスタンプ送ってと言われました。(笑)

■でも、それだけのやる気があったということですよね。

湊 やっぱり早くいろんな曲をお客さんに見せたかったので。

■お客さん側からしても、昔見ていた曲がどう変わるのかっていう楽しみもあるのかなと。

村上 そうですね。振り自体が変わった曲もありますし。「知ってる曲だけど新しい曲」みたいな感想を言ってくださる方も多いです。

桜子 ライブで「おお〜!」って言ってくれるもんね。

■いちばん劇的に変わった曲は?

沢口 私のなかでは“SUPER WOMEN”は劇的に変わったイメージがあります。ライブでも人気の曲で、振り付けてくださった先生に「大事な曲なので」ってお願いしたら、すごいすごいリニューアルしてくれて。

湊 もう全部リニューアルだよね。

桜子 一回のサビで、フォーメーションが4回くらい変わるんですよ。

まえだ あれは見てほしい!

■そういう苦労も乗り越えつつ、6人体制で2枚目のシングルが出るわけですけど、曲選びはメンバーも関わっているんですよね?

村上 はい。たくさんのデモのなかから、みんなで選んだんですけど、今回カップリングになった“My Story”が、デモの時点で名曲の香りがプンプンしていて、意見が割れたんですよ。でも、prediaは大人でセクシーな部分を見せたいグループなので、それが全面に出ている“シャララ・ナイアガラ”にしようと、最終的に意見が一致したんです。

■“My Story”の話も後で聞きたいと思うんですけど、“シャララ・ナイアガラ”は過激なくらいセクシーな曲じゃないですか。

村上 私たちも衝撃でした。ただ、最初に聴いたときに、とにかく印象に残ったんですよ。キャッチーな曲で、キャッチーな振り付けで、みんなが一緒に歌ってくれる曲がいいねっていう話はしていたので、表題曲にするなら“シャララ・ナイアガラ”だなって。

■「AとBはあとにしてxyz」とか、解釈の仕方に困ったんです。卑猥なイメージもできてしまう歌詞じゃないですか。そこはどう受け止めてほしいですか?

湊 それはもう聴いた人次第ですよね。どのくらいのレベルまで想像するかっていう。私は最初、タイツ選びの歌かなと思いましたけど。(笑)

沢口 解釈次第でいろんな捉え方ができて、聴いたときに「これ、どういうこと?」って。その引っ掛かりが大事かなって思うんです。

湊 これを若い子が歌っていたらヤバいですけど、私たちはこの年でしか歌えないような歌を選んでいるので。

■なるほど。どういうシチュエーションで聴いてほしいですか?

沢口 やっぱり夜かな。

湊 新宿とかで聴いてほしいです。

沢口 ネオン街がめっちゃ似合う。ギラついた街で聴いてほしいです。六本木とか。

■合コンに行く前とかは?

沢口 ヤバいヤバい、絶対に持って帰られちゃう。(笑)

まえだ 仕事前じゃない?「よし!」って感じになるじゃん。

村上 確かにテンションは上がるね。

■気合い入るか、ムラムラして仕事にならないか。(笑) みなさん的に注目してほしいポイントは?

村上 今回、メンバーそれぞれの個性が、すごい出ているんです。レコーディングのときも「もっと出して」みたいな感じで言われて。

■沢口さんの「一滴もこぼさない」とか、すごいですよね。

沢口 ありがとうございます。(笑) 私、もともとアイドルが大好きで、ハロプロとかを聴いて育ってきたので、どうしてもハロプロっぽい歌い方に寄っちゃうんですけど、いままでは「もっとprediaっぽく歌って」と注意されていたんですよ。でも、今回の曲に関しては、キャラクターを出さないと歌割りがもらえないという話になって。自分が持っているものを最大限に活かして表現しました。

まえだ 瑠美奈が好きなのどれだっけ?

村上 「Fanaticにmake it right」のところ。最初は全然スルーしてた歌詞なんですけど、けいたん(沢口)が歌ってるのがハマりすぎてて。いつもそこになるとテンションが上がってニコニコしちゃうんです。

沢口 この話、つい最近聞いたんですよ。めっちゃうれしくて、そこから意識しちゃって。(笑)

村上 もう、そこが音として好きなんですよ。

湊 癖になるよね。

沢口 ほぼ言ってないんですよ。「ふぁはひっひふぇいふふぁい」みたいな。(笑)