■熱狂していく様はもちろん、凝った演出で作りあげたライブ姿を毎回映像に残せるっていいですね。
ゆうが 今のところ、2回行ったワンマン公演は両方とも映像に残せているので、ワンマン公演ごとに映像化できたら理想的ですよね。次回のワンマン公演も来年の3月25日に、2周年公演としてEX THEATER ROPPONGIにて行うことが決まっていますし、それもまた映像として残せたらと願望を持っているから、そのためにもみなさんのお力をお貸しください!
■配信を軸にとはいえ、SAD originals.は楽曲もコンスタントにリリースしていますよね?
陸 今年だけでも8曲は新曲を出してる?
狼我 まんねり化した活動はしたくないですし、常に変化や刺激を与え続けたいなと思っています。そうやって常に新しいSAD originals.を見せることで、ファンの人たちも僕らに深く興味や関心を寄せてくれると思うので。だからこそこれからもコンスタントに曲を出し続ける形を取っていけたらと思っています。
■先にも話が出ましたが、SAD originals.は来年3月25日に2周年公演としてEX THEATER ROPPONGIで3rdワンマン公演を行います。でも、その前に巧海さんの卒業が発表になりましたね。
巧海 僕は今年3月で大学を卒業するので、来年の1月末で僕はSAD originals.を卒業します。17歳の高校3年生から始めたアイドル活動を通し、僕は初めて社会に触れ、そこから4年間アイドルとしてもそうだけど、一人の人間としていろいろ大切なことを学びました。礼儀作法や人との協調性もそう。社会で学ぶことを、僕はいち早くアイドル活動を通して学びました。それを今後の新たな人生に役立てていければと思っています。
■2025年はSAD originals.にとっても新たな展開を描く年になりそうですね。最後に2024年を振り返りつつ、2025年に向けての思いを語っていただけますか?
りょへ 2024年は新曲をいっぱい出せたし、ワンマン公演も2度も行えた飛躍の年になりました。正直言ってハードな日々でしたが、その分得たものも大きかったなと思います。2025年も、3月にEX THEATER ROPPONGIという大きな舞台でのワンマン公演を行うことが決まっているので、今はそこにすべての思いをぶつけて頑張っていく気持ちです。
ゆうが 今年は“戦いが消えた日”が、アニメ『デュエル・マスターズWIN 決闘学園編』の主題歌になるという嬉しい幕開けになりました。リリースイベントも多くやれましたし、テレビ番組へも出演するなど、普通に活動をしていたらなかなか経験出来ないこともやらせていただいた年でもありました。ライブもZepp Shinjukuという大きな会場でワンマン公演が出来ましたし、今回はそれを映像としても発売します。本当にいろんな新しい挑戦が多かった2024年でした。2025年は、1月に巧海の卒業があり、いきなり大きな岐路へ立たされますけど、3月にはEX THEATER ROPPONGIでの3rdワンマン公演も決まっています。その公演で今以上にパワーアップした姿として見せるためにも、今のうちから今まで以上に1人1人がスキルを磨きあげなきゃいけないなと思っています。まさに2025年はSAD originals.にとっても新たな挑戦の1年になりそうです。
陸 ゆうがも言ったように、今年はアニメのタイアップも決まり、「おはスタ」などの番組にも出演したり、これまでにない経験もたくさん重ねてきました。僕自身にとってもですが、このグループにとって本当に大きな財産となる経験を今年は重ねてこられたなと思います。来年は巧海の卒業もありますけど、今の波をもっと大きくしながら、2025年はさらに躍進していきます。
じょ 自分にとっての2024年は、SAD originals.の活動に我武者羅に向き合った年でした。僕は7月からレッスンをスタートし、そこから休みなくレッスンを続けて、ワンマン公演のリハーサルが始まった時期からメンバーと合流して、一緒に活動を始めました。今の僕は、とにかく我武者羅に、今のSAD originals.をさらに良いグループにしていくために努力するのみだと思っています。エンターテイメントの世界では、現状維持を考えだした時点で勢いが落ちてしまうものだから、ひたすら前を向きながら進化し続けていきたいです。
ゆじめろ 僕は今年でSAD originals.の活動が2年目に入ったことから、ただ我武者羅に走るのではなく、1個1個にしっかりと意味を持たせる行動をしてきたし、それを形に出来た年にもなりました。それをさらに飛躍へと繋げていくのが2025年の活動になると思います。
狼我 昨年もそうですが、今年も良いことも悪いこともいろいろとあったし、いろんな壁を目の前にする度、一丸となって乗り越えてきた年になりました。2025年の1月に巧海の卒業が控えているので、来年は巧海がいないこの新しい8人のSAD originals.を見せなきゃいけない。その成果を最初に示す場が、3月25日のEX THEATER ROPPONGIでのワンマン公演になります。来年はより進化した新しいSAD originals.の姿を示し、認めさせていく年になりそうです。
かおる 新体制になることへ不安がないかと言ったら嘘になりますけど、今年だって充実した活動を続けながら、あっと言う間に1年間を駆け抜けたように、きっと2025年も試行錯誤をしながら、新しいSAD originals.の姿をしっかりと見せつけてやりますから。
巧海 これまでの僕には、嬉しいことも、悔しいことも、悲しいことも、いろんな感情を分かち合い、わかってもらえる仲間がいつだって側にいました。これまでは身近な出来事の報告を仲間たちに当たり前のように伝えられたし、仲間たちも自分のことのように喜んでくれたり、親身になってくれました。自分の未来のためにSAD originals.を卒業する道は自分で決めたことですけど、今までのように自分の気持ちを一緒になって分かち合える仲間がいなくなるというか、それを伝えられる人がいなくなるんだと思うと、正直寂しい気持ちはあります。自分は本当にアイドル活動が好きだからこそ、どんなに大変なことがあっても頑張れたし、それが苦痛と感じたことはありませんでした。頑張ることで僕もそうだし、みんなとも喜びを分かち合えるから。だから、卒業後はどうなっていくのか正直まだ想像がつかないです。ただ、アイドル活動を続ける以上はと、我慢していたこともたくさんありました。その一つである「体調を崩さないためにも、生牡蠣は食べない」と決めていたことを、アイドルを卒業したらまずはさっそく実践します。(笑) もちろん卒業後もSAD originals.のことは応援し続けますから、みなさんも2025年もSAD originals.の躍進を見続けてください!
Interview & Text:長澤智典
PROFILE
“帝国×悲しみ”というコンセプトを掲げ、幅広いジャンルの楽曲と表現力豊かなダンスを武器に活動する9人組。 恋のために夢を捨てた人がテーマの「TOKYO EMPiRE」、嫌味のある愛を歌った「愛のせいにして」など、楽曲を通じてさまざまな“悲しみ”を表現している。
https://rockfield.tokyo/mens/sad-originals/
RELEASE
『EMPiRE HOTEL 2F』

LIVE Blu-ray(BD)
QARF-69265
¥5,500(tax in)
rockfield
12月25日 ON SALE