■SAD originals.は、今回はシングル『TOKYO EMPiRE / 愛のせいにして』と、1stアルバム『SADs.』をリリースしますが、それぞれの推し曲とその理由も教えていただいても良いですか?
りょへ 僕は“愛のせいにして”です。この曲は、見てくれる人たちを笑顔にできる、かわいくてキャッチーな楽曲で、“愛のせいにして”を歌っていると、自分も自然に気持ちがかわいいモードに変わります。そこを魅力に歌っているからこそ、クールな楽曲と比べた時に、どれくらい人格が変わっているかにも注目してください。この曲はファンのみんなもライブで一緒に振りを真似しながら楽しんでくれています。そこもポイントです。
きゆう 僕の推し曲は“This is lovesong.”です。この曲もかわいいタイプの曲なんですけど、ライブの最後の方に歌うことも多い曲で、歌うたびにみんなすごく盛り上がってくれます。ファンの人たちも僕たちも歌い踊りながら一緒にテンションが上がるから、ライブをやっていてすごく楽しいです。
巧海 自分も“This is lovesong.”がオススメです。この曲は僕とりょへのWセンター曲で、SAD originals.では、NiA時代の楽曲をいくつか引き継ぐ形で歌っています。『This is lovesong.』もNiAの頃からの後継曲です。この曲は、どんな状況下であっても必ず盛り上がりを作れます。“This is lovesong.”の振りは狼我がつけてくれました。その振りが本当にキャッチーで踊りやすいので、いつかSAD originals.のワンマン公演ができた時は、この曲をアンコールの最後に歌いながら、銀テープを発射して楽しくライブを終えたいという妄想もしています。
ゆじめろ 僕が推したい曲は“愛と花束”です。すでにストリーミング配信もしていますけど、個人的には、外に出かける時にこの曲を一緒に連れていきたくなります。夏の季節が似合うこの曲は、歌詞とサウンドが溶け合う感覚がとても心地よくて、そこに僕はエモさを感じています。この曲で僕はセンターを担っているから、ライブでは僕のセンター姿に注目してください。
はると 僕が推したい曲は、“TOKYO EMPiRE”です。この曲の振り付けも狼我が担当しています。僕はかわいい曲も好きだけど、“TOKYO EMPiRE”のような、バチバチに踊れる曲も大好きなんです。狼我のつけた振りも、サウンドにめちゃくちゃハマッているし、ファンのみんなと一緒にノッて踊れる楽曲だから、この曲を選びました。
キラ 僕の推し曲は“あいらぶゆーがわっかんない!!”です。こちらもかわいい系の楽曲で、自分は、どちらかというとカッコいい系の楽曲の方が似合うんですけど、シンプルに歌いながら踊っていて楽しいし、みんなで一緒に歌って踊ってとライブで楽しめるところも好きだからこの曲を選びました。とてもノリやすくて覚えやすいところも、この曲の好きな面です。それと、この曲のセリフもいいんですよ。
ゆじめろ 僕(ゆじめろ)、巧海、きゆうの3人で言っています。
はると 「ねぇねぇ、好きと10回言ってみて……」のセリフがかわいくてたまらないです。ファンの子たちがいると、ついそんな言葉でせまりたくなってしまう罪な男です。(笑)
狼我 ただのわんぱく小僧だけどね。(笑) 僕は“TOKYO EMPiRE“を推したいです。以前から曲によっては僕が振り付けを担当しているんですけど、SAD originals.で初めて振り付けを担当したのが、この“TOKYO EMPiRE”なんです。僕自身、9人メンバーでの振り付けは初めての経験でした。どんな風に振りをつけたら9人みんなが映えるのかをいろいろと考えたので、そこにも注目してください。
陸 僕は好きな曲ばかりだからなかなか選べないんですけど……。あえて選ぶなら“シュガーレスとミント”です。この曲は僕がセンターを担当しています。SAD originals.と言えば”かわいい面”と”カッコいい面”の両極端さを魅力にしている中で、“シュガーレスとミント”は、良い意味で両方の要素のいいとこ取りをしたような楽曲で。かわいい面を見せながらも、セリフではカッコよく決めるなど、2つの要素を存分に楽しんで欲しいです。個人的には、僕がSAD originals.に加入を決める決め手となった、NiA時代から受け継いでいる『新世界より』も大好きです。この曲の歌い始めで、僕がセンターを担っているところにも注目してください。
ゆうが 僕が推したいのは、僕の名前がタイトルにも入っている『あいらぶゆーがわっかんない!!』です。僕がSAD originals.に入ろうと思ったのが、NiA時代にTik Tokにアップされていた“あいらぶゆーがわっかんない!!”の音源を聴いたのがきっかけになっていて。その曲の振り付けを踊ってTikTokに載せていたのをプロデューサーが発見してくれて、それで声をかけてくれたとのことでした。それくらい思い入れの深い楽曲なんです。
巧海 あの時にちゃんと音源を作ったのは自分なんだよね。ということは、自分がいなかったら、今ゆうがはここにいなかったわけだ!なんか金一封を。(笑)
ゆうが リーダーとしていろいろフォローしているから、こちらが金一封もらいたいくらいだから!(笑)
■MVも公開中ですが、アルバムの冒頭を飾った“SADs.”も、めちゃくちゃカッコいいですよね。
ゆうが グループ名を冠しているように、この楽曲こそ、今のSAD originals.の姿勢を一番明瞭に示した楽曲になっています。
■気になったのが、アイドル活動を続けてゆく意志を示した『アイドルを続けようと思ったのは』です。
ゆじめろ メンバー9人中7人がアイドル経験者だから、経験のある僕らにはすごく胸に刺さる歌です。同時に、アイドルを推したことのある人たちの心にも刺さる楽曲だと思います。この曲には、アイドル活動をしてゆく中での苦労から、ステージへ立つことの未練や希望など、いろんな感情を込めています。僕自身いろんな経験をしてきたからこそ、この曲を歌うたびに泣いてしまいます。CDの音源でも、よーく聴くと、僕が涙声なのがわかるくらい、僕も含め、みんな感情移入して歌うことの多い曲。とくにセリフの部分は、より感情が入ってしまいますね。
■そんな魅力的な曲たちを詰め込んだ作品を手に、これからSAD originals.はどんな感動をしていくのか。最後にひと言お願いします。
ゆうが SAD originals.は、多くの楽曲をMVやライブ動画など、形は様々ですけど積極的に動画を届けています。もちろん今までと変わらずライブ活動は続けていきますが、僕らのライブに触れられる人たちって、どうしても東京近郊圏の人たちが中心になってしまいます。でも、きっと全国各地で応援してくれている人たちのためにも、僕らは映像を含め、SNS上での発信やメディア露出を積極的に広げていく活動もしています。少しでも全国各地の人たちの身近な存在でありたいので。その上で、着実に成長していけたらと今は思っています。引き続き、SAD originals.に注目してください。よろしくお願いします!
Interview & Text:長澤智典
PROFILE
9人組メンズグループ『SAD originals.』。帝国×悲しみをコンセプトにオルタナティブからJ-POPまで、幅広い楽曲や、表現力の高いダンスを武器に活動するグループ。2023年8月1日、デビューシングル『TOKYO EMPiRE / 愛のせいにして』とデビューアルバム『SADs.』を同時発売。
RELEASE
『TOKYO EMPiRE / 愛のせいにして』
Type-A(CD)
QARF-69154
¥1,200(tax in)
Type-B(CD)
QARF-69155
¥1,200(tax in)
Type-C(CD)
QARF-69156
¥1,200(tax in)
rick field
8月1日 ON SALE
『SADs.』
Type-A(CD)
QARF-69157
¥2,250(tax in)
Type-B(CD)
QARF-69158
¥2,250(tax in)
Type-C(CD)
QARF-69159
¥2,250(tax in)
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8月1日 ON SALE