上月せれな VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

新たな『デュエマ』へ贈る、ちょっと大人なエンディングテーマ。

あるときは作品に花を添えるアニメソング歌手、あるときはステージで華麗に歌うソロアイドルという二つの姿を持ちながら、止まることなく駆け続けている上月せれな。2022年には自身が作詞した新曲“WINNING ROAD”がアニメ「デュエル・マスターズ WIN」のED主題歌に決定し、ますます勢いを見せている。12月13日リリースのシングル『WINNING ROAD』には、表題曲の他、これまでに発表されてきた思い入れのある楽曲として“プッシュ?セレクト?コンティニュー!”、“家でYeah!ってアゲタイガー”、“ラストヒーロー”を収録し、インストまで楽しめる作品となった。今回は作詞の方法や日常のこと、上月が憧れる「ヒーロー」についても語ってもらい、ニューシングルについて掘り下げていく。

■ニューシングル『WINNING ROAD』、めちゃくちゃ良かったです。「いちばん好き」が1曲ごとに更新されていきました。上月さんのアイデンティティとして、アニソン歌手とアイドルの割合はどのくらいですか?

上月 同じくらいですね。基本的にはアイドルイベントへの出演が多いんですけど、アニソンフェスにも出ているので、アニソン歌手兼ソロアイドル50/50です。

■その日のイベント等によって切り替えられるタイプなんですか?

上月 そうですね、イベントによって全然違うと思います。

■ファンの方の割合はアイドルから来る人と、アニメから来る人とでどれくらいになりますか?

上月 ワンマンライブですとホントに半々です。掛け声やコール等に違いはあるんですけど、みんな同じ盛り上がり方をしていて、みんなとても楽しそうにしてくれています。アイドルイベントでも、「自分はアニメで聴いて好きになって……」という方が来てくれたりもします。

■ライブの盛り上がり方がすごいですよね!コールとかってどうやって出来上がっていくのでしょうか?

上月 曲に合わせてファンの方たちが作って……というか、自然に声が出るみたいな感じですね。

■それであんなに統一感のあるライブができるなんて、魔法みたいです。上月さんはとても伸びやかな声をしていますが、声域はどれくらいあるんですか?

上月 声域は曲によって出る高さが違って、「この曲ではこの音まで届くのに、この曲では届かない」みたいなことがあったりするんです。

■テンションによって違うのかもしれませんね。上月さんはアニソンをよく担当されていますが、アニメや漫画は元々お好きだったのでしょうか?

上月 すごく好きです。人生で一番好きな作品は「BLEACH」です。ちょうど新作が放送されているので、毎週楽しみにしています。

■さて、今作の表題曲はアニメ『デュエル・マスターズ WIN』のED主題歌“WINNING ROAD”ですが、ご自身で作詞もされていますね。

上月 『デュエル・マスターズ』では、3年連続3回目のED担当なんですけど、今まで3作とも作詞しています。1作目は私が初めて作詞した曲でした。私は作詞家さんと一緒に話をしながら「この歌詞ここに入れよう」とか「その単語はここに入れよう」というように作っていくことが多く、今回もそうやって作っていきました。

■今回も共作ですもんね。

上月 最初にアニメの資料をいただけるのですが、「今回はこういう街が舞台で、闇で……」など、いろんな単語がありまして、出来る限り全部入れたいなと思って作っています。「ここにこういうフレーズを入れたいけど、言葉にできない」とか、「上手く言葉がハマらない」という時は、作詞家さんと数時間話し込んで決めたりもしました。

■今作は完成までにどれくらいかかりましたか?

上月 1回目はカフェで5時間くらい話して、その後電話もたくさんして、「もう1回会おうか」とかもあったから……。

■すっごく時間がかかったんですね。“WINNING ROAD”は詞が先にできた曲ですか?

上月 曲が先です。たくさんの候補曲があって、どれにしようか悩んだんですが決めきれず……アニメ制作側に決めてもらいました。候補曲には強い系やポップス系の曲もあって、過去2作はゆっくり系というか全然違う感じの曲調だったので、「EDだからやっぱりそういう方がいいのかな?」とも思ったんですけどね。

■最終的にはちょっとOPっぽい曲になりましたね。(笑)

上月 そうですね。(笑) でも今回は「闇」がテーマだったので、この曲になって良かったと思います。曲を初めて聴いた時には仮の歌詞が入っていたのですが、取材で出せないほど強い言葉が使われていたんです。だから歌詞をなるべく聴かないように曲だけを聴いて、「でもカッコいいんだよなあ……」とか思ったり。

■出来上がった歌詞はアニメ本編とどうリンクしているのでしょうか?

上月 今作は主人公が闇文明(「デュエル・マスターズ」における勢力のひとつ)なんです。地上波TVアニメで闇文明のデッキを使う主人公をやるのが初めてらしくて。だから「楽しい!」「わーい!」っていうよりかは、ちょっと「強い」感じでやりました。あと、アニメ側が今回のシリーズから対象年齢層を上げると聞いたので、主人公たちの成長している姿も見せたいなと思って。

■対象年齢層が上がるんですね。

上月 今までは学校をテーマに書かれることが多かったんですけど、今回は「成長していく強さや想い」みたいなものを入れ込みたくて。歌詞もちょっと大人っぽいと言いますか、英語のフレーズを入れてみたり。

■アニソンらしいというより、ポップソングやロックソング的な感じにしてあるんですかね?こだわりポイントはありますか?

上月 1番はアニメで流れる所なので、アニメに寄り添った歌詞にしています。主人公たちが自分の街で成長していくので、「デュエマをしながら理想の街を作っていきたい」みたいなのを入れたくてそういう歌詞を入れたり、あと「斬札」って単語を入れたり。

■このフレーズが入ることで一気にカードゲームアニメの曲っぽくなったと思います。

上月 2番は全然違った歌詞にしたいなということで、聴く人みんなに寄り添えるような歌詞が出来上がったかなと思います。

■きっと2番もそのうち本編の内容と結び付けられて考察の材料になりますよ。(笑)

上月 だといいですね。(笑)

■そしてカップリング曲ですが、全部良いです。ピコピコ系の曲がお好きなんでしょうか?

上月 好きなのもあると思うんですけど、ライブで盛り上がる曲が多くて。今回はどの曲を入れようかすごく悩んだんです。「新曲を作るのもアリだし、今までの曲を入れるのもアリだし」って。私はまだCDにしていないオリジナル曲が多いので、今回はそれを入れたいなと思って。他にも入れようか迷った曲も多かったので最後まで悩んだんですけど、この3曲にしてよかったと思います。

■今回は厳選された3曲ということですね。

上月 “WINNING ROAD”が強めの曲だったので、他は楽しい曲にしようと思って。

■“プッシュ?セレクト?コンティニュー!”いいですね。人生ハードモードですか?

上月 そうですね。(笑) この曲は7周年記念ワンマンライブで披露した曲だったんですけど、その時に新曲7曲披露っていうのをやったんです。7周年ライブで披露した7曲の中では、すでに3、4曲くらいCDになっているので、取っておくか入れるか迷ったんですが入れました。“プッシュ?セレクト?コンティニュー!”が一番悩んだ気がします。

■明るい曲なのに超ポジティブってわけじゃないんですよね、この曲。みなさんの反応はいかがでしたか?

上月 「最初からみんな知っていたのかな?」っていうくらい盛り上がっていました。(笑) 歌っていても楽しいです。

■歌詞にちなんで、上月さんがよくやる「コンティニュー」方法を教えてください。

上月 美味しいもの食べて、美味しいお酒を飲むことですかね。(笑) 甘いお酒が好きです。でもビールとかも最近飲めるようになりました。

■そういえば次の曲“家でYeah!ってアゲタイガー”の方でも食料を買いこんでいますよね。こちらの曲の共感度は何パーセントくらいなのでしょうか?

上月 えー!?(笑) でも「嫌な通知は未読スルー」とか、私はしたことがないので、私というよりみんなの気持ちを歌っているのかなと思います。

■インドア派ですか?休日は何をして過ごしていますか?

上月 アニメを見ています。(笑) アニメを見て、映画を見て、漫画を読んで……。

■歌詞の通りじゃないですか!(笑)

上月 かもしれない。共感度100パーセントです。(笑) でも既読スルーはしないです。(笑)