SITRA. VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

関西発・妹的アイドルグループ、お兄ちゃん&お姉ちゃんに贈るキュートで元気な初アルバム。

SITRA.が初のアルバム『みんなの妹』を11月7日にリリース。2022年5月にデビューし、「みんなの妹」をコンセプトとして、主に関西で活躍しているアイドルグループ SITRA.。アルバムにはすでにMVが公開されている“妹的存在”、“ちゃば・ちゃば”を含め、各タイプあわせて全10曲が収められている。今回のインタビューではしおり、つぼみ、まい、るな、あいりの5人に新作について話を訊いた。

■SITRA.のみなさんは2023年11月で活動開始から1年半ほどになりますね。今までの活動の中で1番面白かったことは何ですか?

まい しおりとあいりが加わった時のワンマンライブが1番楽しかったです。ワンマンライブってだけでも楽しくて。ワンマンは自由に楽しめますから。

つぼみ 私はZepp Namba(OSAKA)でライブした時が楽しかったです。やっぱり全然違いました。ステージにいるこっち側から見る景色も、観客席からの景色も違うし、「憧れの人が立っていたステージに自分も立ってる!」っていう喜びも大きかったです。

るな 私もこの間やったBIGCAT(大阪)でのワンマンライブが楽しかったです。いつも応援してくれている方たちも来てくれて、安心してライブができたし、めっちゃ盛り上げてくれたので。

しおり 自分たちの曲には肩を組む振付けがあるんですけど、そこでお兄ちゃん・お姉ちゃんたちがみんな一緒になって肩を組んでいるのを見て、「面白いな~!」って思いました。

あいり 私はMV撮影がすごく面白かったです。初めての経験で、今の6人の歌がMVとして形に残せるのがとても嬉しいです。

■MVは“妹的存在”と、“ちゃば・ちゃば”が公開されていますね。どちらも可愛かったです。グループのコンセプトは「みんなの妹」ということですが、みなさんはリアルだと妹ですか?姉ですか?

しおり 私とまい、あいりは妹です。

■ということは、るなさんとつぼみさんはお姉ちゃんなんですね。メンバーの中で「この子が妹だったら楽しいな」と思うのは誰ですか?

つぼみ めっちゃ正直に言ったら、私は妹はいらないです。(笑) 私には弟がいるんですけど、もう下の子はな……できるなら上の兄弟が欲しいです。

まい 私も妹はいらないです。自分が一番下でいたいから。(笑) 甘やかされていたいです。自分が面倒見なあかんのだったらちょっと嫌かな……。

■なるほど。答えは同じでも上の子と下の子で理由が違うんですね。

るな 私は妹にするんやったらあいりかな。あいりは良い意味で楽観的なんですよね。自分が悩んでいたりしても、「なんとかなるよ!」って返してくれる存在が家族におったら嬉しいです。

あいり 私はるなさんが妹だったらいいなって思います。見た目の話になっちゃうかもしれないんですけど、妹感満載だし、元気やし、可愛いなって。お姉ちゃんやったら守ってあげたいです。(笑)

しおり 私も正直一番下がいい人なんですけど、強いて言うならつぼみさんです。私は上の子が下の子の面倒を見る姉妹じゃなくて、しっかりした妹に叱られる姉でありたい。(笑) 落ち着いていてしっかりしたつぼみさんが妹でいてくれたら、シャキッとできるかなと思います。

■みなさん兄妹がいるということもあって、ちょっとリアルな回答になりましたね。(笑) さて、今回のアルバム『みんなの妹』のリード曲は、“妹的存在”ということですが……「ドキがムネムネ」とかの言い回しの古さが少し気になりました。

るな 実はこの曲は作られたのが結構前なんです。2019年くらいだったかな……?

■だとしてもちょっと古いような……。(笑) 「妹」そのものじゃなくて「妹的存在」なんですね?

つぼみ それは多分、アイドルを「妹」として見ている人があんまりいないからだと思います。うちらは妹じゃないけど、「妹的な存在」なんだよ、っていう感じですね。

■言われてみれば確かに「妹」としては見ないかもしれません。今作の共通曲は“妹的存在”と“ちゃば・ちゃば”、そして“Now or Never!?”、“Confetti!”ですね。ライブではもう披露されていますか?

つぼみ はい。その4曲はSITRA.デビューLIVEにお披露目した4曲で、お兄ちゃん・お姉ちゃんがコールを考えて、声出ししてたくさん盛り上げてくれます。

■“Confetti!”は歌うのが難しくなかったですか?今作で一番難しかった曲は?

るな “可憐ファイター”は今までの曲よりキーが高いから、ボイトレをみんなで頑張りました。

しおり “デレ・デレ・シンデレラ”はめっちゃ早口なんですけど、私はあんまり舌が回る方じゃないので大変でした……。

■確かに歌詞はすごく長いのに曲は短かったですね。そういえば“ちゃば・ちゃば”のタイトルってどういう意味なんですか?

まい タピオカがテーマやから「茶葉」ですね。(笑)

るな 作詞してくれたまいさんがそう言っていました。沖縄な要素も入れていて、「てぃーち、たーち、みーち」は沖縄弁の「1、2、3」なんです。

■歌詞には「ビターでしんどい世の中」とありますが、最近ビターでしんどい世の中だと思ったことはありますか?

るな ……勉強です。数学が苦手です。

しおり 私も勉強……理科と数学が苦手なので、そもそも選択してないです。(笑)

まい リアルな話だと、最近働かなあかん年齢(定年)が上がったじゃないですか。あれしんどいですよね……。かわいそう。

■定年問題は生々しいビターさですね。(笑) 気を取り直して、タイプ別のカップリング曲についてもお話を伺いたく思います。“じぶん座流星群”は王道のJ-POP感がありますね。

まい “じぶん座流星群”は、SITRA.の中では珍しく落ち着いている曲で、他の曲に比べてピッチが低い気がして、自分には一番歌いやすい曲です。

■“可憐ファイター”はストレートにキュートな曲でした。

あいり SITRA.の曲は楽観的やったり、ポジティブやったりな所があるんですけど、“可憐ファイター”は「助けるぞ!」って形になっています。それを受けて「私たちも頑張ろう!」って思うし、この曲を聴いて頑張ってもらいたいなって思いがあるのでオススメです。

■この曲は「世の中を変えたい」という曲ですが、逆にあなたが思う「自分の変えたい部分」を教えてください。

つぼみ 私はなんでもギリギリまでやらない所ですね。何でもかんでも締め切りの前日くらいに焦ってやりだして、なんとか終わるけど、まだ未完成っていうか、満足いってないまま提出するみたいな。毎回そんな感じなので……夏休みの宿題とかもそうです。でも、宿題は終わらないままでした。(笑)

あいり 私はちょっとめんどくさがりやな所を直したいです。めんどくさくなっちゃって、提出物などをやらなかったりする所を、もうちょっと効率よくしたりして、楽にしていきたいです。

しおり 私が直したいのは忘れっぽい所です。MCで言うことを忘れたり、結構デカい曲で曲振りを忘れたり……それはやめたいな。

まい 私、ほんまに人の名前が覚えられないんですよ。「あ、誰やっけ?」みたいなことが多々あります……それを直したいです。

るな 私は変えたいところは特に無いかも。今の生き方を変えたくないって感じです。自分が楽しく生きていられればいいやみたいな。(笑)

■それは良いですね。最終的には自分の人生ですもんね。“ネバ!ネバ!ギバッ!”は「ワタシ先生の次回作」っていう詞が印象的でした。

しおり この曲は振付けがいいんです。最初に見た時から好きでした。腕をクネクネする振付が楽しくて。(笑)

■タイトルの由来は「Never give up」ということで、みなさんの「あきらめたくないこと」を教えてください。

まい 諦めないことを諦めたくない。

しおり 興味があることに対して頑張ることを諦めたくないです。今SITRA.に興味を持って入っているので、頑張りたいです。

あいり 自分に関わってくれるみんなが「幸せやな」って思う時間を増やし続けること。同じ時間を過ごすんやったら、暗い時間にしたくないと思うので、それを諦めたくないです。自分がプラスにできるようにすることも諦めたくないです。

るな 自分であることを諦めたくない。集団で何かをすると流される人もいたり、意見違かったりで発言しにくいこともあると思うんですけど、自分は自分をずっと持っている人間でありたいので、めんどくさくなって人に合わせたりするようなことはあんまりしたくないから、それを諦めたくないです。

つぼみ 私はめっちゃ取りたい資格があって、それはそう簡単に受かる資格じゃないんですけど、取れるまで諦めずにずっと受け続けようと思っています。