スーパーベイビーズ VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

決まったルートで段階を踏んでいくのも大事だけど、それを破って時代が変わったらいいなって。

7月25日にステージデビューを飾ったばかりの5人組アイドル、スーパーベイビーズが10月13日に『P.T.G』でCDデビューを果たす。そんな5人が「アイドルヒーロー」というコンセプトのもと集結し、これからどんな快進撃を見せていくのか目が離せない。
今回はCDデビューを直前に控えたタイミングでインタビューを決行。彼女たちがアイドルを目指した理由やデビューライブの思い出、楽曲の印象や今後の目標などを、山田せいあ、河西野々花、白石彩花、水城りみ、天野真里亞の5人にたっぷりと語ってもらった。

■スーパーベイビーズのみなさんは全員アイドル経験者ですが、まずはこのメンバーで活動することになった時の思いを教えてください。

天野 「他のメンバーはどんな人なんだろう?」っていうのをSNSで見たりしていて、始まる前からすごく楽しみでした。私はすごい人見知りなので緊張もしていましたが、楽しみな気持ちが大きかったです。

水城 元々メンバーに好きだった子とかもいて、一緒に活動できるなんて夢にも思わなかったなって思って楽しみでした。みんなそれぞれアイドル活動をしてきて、一旦それが絶たれてしまって悔しい思いをしたメンバーなので、そういう意味でも分かり合えるというか、力を合わせて頑張っていけそうだなって燃える気持ちがありました。

■ちなみにその好きだったというメンバーというのは?

水城 せいあちゃんです。昔チェキを撮ってもらいに行ったこともあって。あと野々花ちゃんもSNSで女の子を見るためのリストに入れていたりしたんです。(笑)

河西 知らなかった!

■まさに夢のような環境でもあるわけですね。(笑) 山田さんはいかがですか?

山田 第一印象はみんな可愛いなって。だからすごくいいところまでいけるんじゃないかなって思いました。あとはいろんな環境とかタイミングで叶わなかったアイドルを続けるっていうことを、また叶えたい思いがみんな一緒っていうのがあったので、すごく心強いメンバーだなって思いました。

河西 一回挫折をしてもまたアイドルをやりたいって、あんまり思えないことだなって思うんです。でもどうしてもアイドルをやりたいメンバーが集まったから、「これは頑張るぞ」っていう気持ちがみんな一緒で。自分もみんなに影響されることもあって、もっと頑張ろうって思ったり、高めあえるグループだからすごくいいなって思いました。

白石 私はせいあちゃんと野々花ちゃんは元々知り合いで、先輩みたいな感じだったので、一緒に活動できるのがすごい嬉しくて。みんなで初めて会った時も、一人ひとりの可愛さがちょっとずつ違ったり、好きな服の系統とかも違って、個性があるなって感じたので、どんなグループになっていくのかすごく楽しみです。

■一人ひとりの好みや見た目の個性が違うのは、ヒーローというスーパーベイビーズのテーマとも合っていますね。「アイドルヒーロー」というコンセプトを聞いた時はどう感じましたか?

河西 小さい頃とかにプリキュアとか仮面ライダーとかがすごく好きだったんです。それぞれが強いけど、5人が集結してもっと強くなるってカッコいいなって思って。自分もそれになりたいって小さいころから思っていたから、なれるかもしれないってワクワクしました。

山田 私もすごくヒーローに憧れていて。ヒーローものの映画とかを観ていても入り込んじゃうんですけど、それが現実になったっていうのがすごく嬉しいです。アイドルがヒーローに本当になっているのをまだ見たことがないので、新しいなって思いました。

■今のグループの雰囲気はいかがですか?

水城 結構みんな違う性格なんですけど、どこか似ているなって感じるところもあって。コンセプトがある中で、それぞれが自分を自由に出せるみたいな環境だなと思います。

天野 最初は私も含めてみんな人見知りで、あんまり喋らない時もあったんです。でも段々打ち解けてきて、話せるようになってすごく嬉しくて。プリキュアとかも変身していない時って、すごいわちゃわちゃしているじゃないですか。ああいう感じに近いのかなって思います。(笑) そういう普段一緒にいる時間も楽しく過ごせて、ライブでも楽しい時間を過ごせているっていうのはいいなって思います。

■みなさんは7月にスーパーベイビーズとしてステージデビューをしたばかりですが、このステージはいかがでしたか?

山田 ステージに立つことは初めてじゃなかったんですけど、最後にライブをした日から結構時間が経っていたので、すっごい緊張しました。違う形でまたお客さんに見てもらうっていうことになるので、やっぱり新しい自分を見せるのはすごく緊張するなって思ったし。本当にめっちゃ緊張していたから、記憶があんまりなくて……。(笑)

白石 私は豊洲PITっていう会場が初めてだったんですけど、すごく大きかったし、お客さんがめっちゃいっぱい入っていて、こんなに見てくれる人がいるんだっていう嬉しさがありました。そこからどんどん緊張がほぐれていって、すごい楽しかったなって。

水城 私は……どうだったかなぁ……?

河西 でもりみちゃんが一番強かったよね。「全然緊張しない」って言ってた。

水城 前日の夜に眠れなくなったりするかな?って思ったんですけど、全然そんなことなくて。普通に寝たし、当日もギリギリまで「楽勝ー!」みたいな感じだったんです。でも自分の中でスーパーベイビーズはやっと活動できる場所っていう感じだったので、ステージに上がった瞬間、急に緊張してきちゃって。これから戦っていくんだなっていう気持ちになって、震えながらステージに立ちました。

天野 私も始まる直前まですごい緊張していたんです。ライブ活動も久しぶりだったし、豊洲PITっていう大きい会場だし。その緊張と久しぶりにライブするっていう嬉しさで、前の日からうるうるしていて、本番も泣いちゃわないか心配だったんですけど、最初の曲のイントロが鳴った時に、一瞬で緊張もうるうるもどっかに行ってしまって。(笑) すごく楽しめました。

■スーパーベイビーズは、みなさんにとって再スタートの場でもあると思いますが、そもそもアイドル界に入ったきっかけはなんだったんですか?

白石 私は小さい時にAKB48にすごく憧れていて。アイドルだけじゃなくて、女優とかバラエティでも活躍されている指原莉乃さんとか、大島優子さんに憧れていたんです。私もステージに立って輝ける女性になりたいなって思って、アイドルを目指しました。

河西 私は元々アイドルをそんなに知らなくて、自分もアイドルになりたいって思っていたわけではなかったんです。元々は家族がサッカーとか、野球とか、ボクシングが好きで、そのスポーツ番組のアシスタントをしている女性に憧れていて。そういう仕事がしたいなって思っていて、「どうしたらなれるのかな?」って調べてみたら、結構アイドルの方たちがやっていることが多かったんですよ。だったらアイドルになればそういう仕事ができるんじゃないかな?って思って始めたのが最初のきっかけでした。(笑) でもアイドルをやってみたら、すごく自分にとって一番大事なものになって、それからずっと続けているっていう感じです。

山田 私も元々アイドルをあまり知らなかったのと、逆にちょっと抵抗があったんですよ。一歩引いて見ていたというか。でも仲のよかったクラスの女の子が、地元でアイドルになって……。それで地元のアイドルグループを受けるか、当時は乃木坂46さんが流行っていたので、乃木坂のオーディションを受けるかで迷ったんですけど、どっちも受けてみようと思って。乃木坂の方は上京できるかとか何も考えずに、親にも言わずに受けて最終選考まで残ったんですけど、飛行機で東京まで面接に行かなくちゃいけなくて……。そのタイミングで親に話したら、めっちゃ反対されたんです。「ちゃんとこっちで勉強終わらせてからにして欲しい」って言われたので、しかたなく乃木坂は諦めて、地元でならいいんだと思って、地元のご当地アイドルになったのが一番最初のきっかけですね。

■水城さんはいかがですか?

水城 小さい子って結構アイドルになりたいって思う子も多いじゃないですか。私もそれで小学校の中学年くらいまで、「いつかアイドルになれるんだ」って勝手に思いながら育ったんですよね。(笑) でもそこら辺で「オーディションを受けないとアイドルになれないんだ」っていうことに気が付いて、オーディションを受け始めたんです。一番惜しいところまで行けたオーディションがきっかけで、道重さゆみさんの存在を知って、初めてすごく好きなアイドルに出会えて、目指すべきものを見つけて。そのオーディションは結果落ちてしまったんですけど、そこからも他のオーディションを受けてアイドルになりました。

天野 私も元々アイドルが好きで、乃木坂46とか、48グループがすごく好きだったんです。高校生の時から看護学校に通っていて、その時からアイドルになりたい思っていて、HKT48のオーディションを受けたりとかもしたんですけど、でもやっぱり親が反対していて……。結局看護師として働くことになって、しばらくは「この仕事を頑張ろうかな」って思っていたんですけど、アイドルになる夢を諦められなかったんですよね。それで親には何も言わずにオーディション受けて、「もう受かってしまったから東京に行くね!」って言って出て来てしまったんです。最初はすごく親も反対して、「看護師の資格があるのにもったいない」とか言われたりもしていたんですけど、今ではすごく親も応援してくれていて。なので、私も応援に応えられたらいいなって思います。「高校生の時からアイドルできていたらよかったな」とも思うんですけど、いろんなことがあって、今こうやってみんなと同じグループになれているから、それでよかったのかなって思っています。

■いい話ですね。10月13日にCDデビューということで、デビュー日を間近に控えた今の気持ちはいかがですか?

山田 私はCDをリリースするのが人生で初めてなんです。だから、リリースするっていうのがどういうことなのか、今までよく分からなかったんですけど、自分たちがいざリリースするってなって、リリイベとかをやっていくうちに、いろんな世の中の仕組みを知るっていうか。(笑) リリースしたらすごい活動の幅が広がるんだなっていうことを知りました。最初はリリイベってすごい過酷なイメージがあったんですけど、でもそれを頑張れるメンバーが一緒にいるのですごい頑張れているし、リリースした後には世の中にもっと知ってもらえるのかなっていう期待があります。

白石 私もせいあちゃんと同じでCDリリースするのが初めてだったので、リリースするよってなった時はすごく嬉しかったし、「どんなCDができあがるのかな?」ってすごいわワクワクで。いざリリースイベントをしてみたら、タワーレコードさんとかに偶然買い物に来た方がライブを見に来てくださったりして、それもすごく嬉しかったです。これからたくさんの方の手に私たちのCDが届いたらいいなって思います。

■デビュー曲“P.T.G”を初めて聴いた時の印象はいかがでしたか?

水城 イントロがカッコいい感じでヒーローらしいなって思ったのと、歌詞がスーパーベイビーズを表していて、これから私たちのテーマソングになっていくんじゃないかなって思いました。

天野 イントロはカッコいいけど、サビはかわいい感じで、かわいいとカッコいいのどっちも詰め込まれた曲だなと思いました。初めて聴いた人も耳に残ると思うし、これからたくさん聴いてもらえるのかなと思うと、すごくワクワクしますね。