転校少女* VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

転校少女*『COSMOS』

いまのすべてが現れた輝かしいメジャーデビューアルバム

今年8月に新メンバー3人が加入し、7人体制となった転校少女*が11月13日、メジャーデビューアルバム『COSMOS』をリリース。既存曲5曲を含む全8曲からは、いまのグループの状態が手に取るように感じられ、それは生き生きと、そしてキラキラと輝いている。そんな現在の転校少女*について、メジャーデビューについて、『COSMOS』についてを、塩川莉世、岡田夢以、松井さやか、寺田葵、小西杏優、小倉月奏、上原わかな、メンバー全員にたっぷりと話してもらった。

■8月に新メンバー3人が入られてから2ヵ月が経ちますね。

小倉 毎日のようにレッスンがあったり、ライブもさせていただいて、いつの間にかというか、あっという間にもう2ヵ月経ったなって感じです。

上原 入ってすぐにツアーがあって、いろいろな場所に行かせていただいたりして、すごく貴重な体験をさせてもらっています。

小西 毎日のように、みんなに会っているので、もう半年くらい一緒にいる感じです(笑)。

■すっかり馴染んでいる様子ですね。

小倉・上原・小西 はい!

塩川 最初はもっとよそよそしいというか、そんな感じだったんですけど、いまは全然ですね。

寺田 例えばお水を取ってあげたりすると「あ、すみません、ありがとうございます……」っておとなしい感じだったのが、いまでは「ありがと!」って。(笑)

■打ち解けるまでは、はやかったですか?

松井 転校少女*は何度かメンバーが変わっているんですけど、そのたびに新メンバーとの距離感を近くしているんです。敬語禁止とか、名前を呼び捨てで呼ぶとか。あお(寺田)が入ってきたときも入った瞬間からタメ語と呼び捨てはお願いしていたんですけど、あおは1年くらいかかったかな?

寺田 かかった!私は1人で入ってきたっていうのもあると思うんですけど、それに比べたらこの3人はかなりはやく打ち解けて、いまはすっかり和気あいあいとしています。

■タメ語でいいよ、呼び捨てでいいよって言われても、最初はきっとドキドキしますよね。

寺田 できるわけないやん!って(笑)。

松井 えー!そうなんだ?

寺田 やっぱり初代からやってきているメンバーの方たちなんで。(笑) それは無理やろ、と思っていたんですけど、いつの間にか、気づけば絆が深まっていた感じです。

■そういうルールを決めたのは、はやく距離を縮めたい気持ちが大きかったからでしょうか。

岡田 最初はスタッフさんからの提案だったんです。メンバー間の壁を取っ払えるように普段からそういうところを気をつけていこうって。

松井 でもやっぱりそのほうが心が近くなるというか、話しやすくなるのでよかったと思います。さん付けよりちゃん付けのほうがうれしいし。

■たしかに、さん付けで呼ばれたり敬語で話されると、それだけで距離を感じてしまいますよね。

松井 そうなんですよ。気づかないうちに距離ができちゃったりしていて。

■新メンバーの3人は、やっぱり3人だからっていうのもあって心強かったですか。

小西 心強いのもあったし、メンバーみんなやさしくて、気がラクです。(笑) 最初はみんな年上だから気にしていたんですけど、会話もちょっと低レベルだし。(笑)

全員 (爆笑)

■それは小西さんに合わせてくれているんじゃなくて?

小西 あ、合わせてくれている…下げてくれているんだと思います。(笑) でもほんとに楽しくて、レッスンの筋トレとかツラくても、「みんなに会えるからがんばろう!」って。

寺田 うれしい!でも会話は低レベル。(笑) うちら18歳レベルの会話をしているんやな。

小西 でもその方がうれしい。学校の話とか、高校の話とか誰ともできないじゃないですか。でもみんなちゃんと聞いてくれるんですよ。「今日は学校だったの?」とか「今日は何したの?」とか…。すみません、低レベルじゃなくて、聞き上手でした。(笑) だからすごくうれしいし、楽しいです。

■これだけグループ内の関係が良ければ、リーダーとしてはありがたいですね。

岡田 ほんとありがたいです。5年間やってきて、いまがいちばん安定しているというか、いちばん落ち着いている感じですね。いろんな時代があったんで。(笑)

松井 今までも仲が悪いとかはなかったけど、今回メジャーデビューということもあるし、そういうのも含めてグループの流れがいい流れになってきたのかなって。

■いいタイミングでのメジャーデビューだと?

松井 はい。

■そのメジャーデビューに関して、いまどんなお気持ちですか?

寺田 メジャーデビューがどういうことなのか、あまり理解できていなかったんですけど、お仕事が忙しくなってきたりして、いまやっと実感が沸いてきた感じです。

小西 加入して2ヵ月とちょっとでメジャーデビューさせていただけるって、すごくありがたいことだし、メンバーがいままでがんばってきてくれたおかげでもあるので、感謝の気持ちでいっぱいです。もっと上にあがれるようにがんばっていきたいです。

小倉 わたしは前にソロシンガーとしても活動していたんですけど、そのときからメジャーに憧れていて。でもいざ目の前にするとちょっと不安なところもあって。みんな最初は新しいものには興味を持つけど、そのあとも続けて注目してもらえることがいちばん大事なことだと思うので。だからこそ、これからは責任を持って活動をしていきたいです。

岡田 今年11月で転校少女*は5周年を迎えるんですけど、初期メンバーとして5年やってきて、結成当初からメンバーの移り変わりや、グループの波も全部見守ってくれているファンの方も大勢いるので、そういう方たちに希望みたいなものを与えられるんじゃないかなって思います。あと、家族もずっと応援して支えてくれたので、いろんな人に対しての感謝の気持ちを込めて、いいデビューにできたらいいですね。

塩川 ほかのメジャーのアイドルさんを見て、メジャーデビューっていいな、いいなってずっと思っていたけど、正直ちゃんと理解できていなかったんです。でもいざ自分たちがすることになって、こういう取材もしていただいたり、お仕事も増えてきて。あ、これがメジャーデビューなんだっていうことをやっと知れたという感じです。わたしは小学校の高学年からアイドルをやっているんですけど、まさか自分がメジャーデビューできるなんて思っていなかったので、いまこの場にいれるしあわせを噛みしめています。

上原 わたしは、オーディションの途中でメジャーデビューを知らされたんですけど、自分がオーディションを受けているグループがメジャーデビューするなんてすごくうれしくて、すぐ家族に報告しました。でもまだ受かっていなかったので、メジャーデビューもうれしかったけど、自分がグループのメンバーに選ばれたことがうれしかったです。(笑) ファンの方も新メンバーをあたたかく迎えてくれているし、このタイミングで転校少女*を知らない方にも知ってもらいたいなって、いまはすごくわくわくしています。

松井 メジャーデビューは憧れでもあったし、ずっと目指していたことなので、ここがゴールだと思っていたんです。でもいざそこに立ったら、ここはゴールじゃなくてスタート地点なんだなって。だからいまがいちばん大事だと思うし、うれしい気持ちもあるけど、もっとちゃんとしなくちゃって、最近はそっちの方が大きいですね。