転校少女* VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

転校少女*『COSMOS』

■責任感みたいなものが芽生えてきたと?

松井 けっこう感じていますね。期待にはちゃんと応えたいし、もっと上にいきたいなって。そのためにはやっぱりいまを大事にしないとって。

■楽しみな気持ちと不安やプレッシャー、どちらが大きいですか?

全員 楽しみ!

■ふふふ、そうですよね。そのメジャーデビューアルバム聴かせていただきました。フレッシュで生き生きしていて、グループのいい状態、いい関係性みたいなものも含め、いまの転校少女*がそのまま表れているなって思いました。

全員 ありがとうございます!

■アルバムについて、どんな1枚になったか訊かせてください。

寺田 わたしは前回のアルバム『Star Light』から加入して、『Star Light』は強い楽曲が多いイメージだったんですけど、今回は明るくて楽しい曲が多いんです。いまの転校少女*は明るくて楽しい、和気あいあいとしたグループになっていると感じていたので、それがそのまま楽曲にも表れた1枚だと思います。

小西 既存曲が5曲入っていて、新メンバーも新たにレコーディングに参加させてもらったんですけど、“NEVER ENDING STORY”のセリフの部分は「前と同じ感じにしないでほしいって」って言われて、もう困惑。(笑) 自分では考えられないから、声のトーンを明るめにとかちょっとやんちゃな感じとか、ヒントみたいなものをもらいながらすごくがんばりました。(笑) タイミングとかニュアンスとか全然違うんで、ぜひ聴いてもらいたいです。

小倉 いままでのいろんな体制の転校少女*にそれぞれいろんな印象があったと思うんですけど、いまのライブはこのアルバムをメインにセットリストを組んでいることもあって、このアルバムがいまの転校少女*をすごく表していると思います。

岡田 転校少女*っていうと、たくさんの方がエモーショナルで文学的で、みたいな印象かと思うんですけど、もともと転校少女歌撃団というグループで、そこからコンセプトがガラッと変わって、いろんな楽曲を歌ってきたんですね。そんな中、いまここで、いまだから作れた、歌えた曲たちを凝縮したアルバムになったと思います。「これが転校少女*です」っていう意気込みとかそういうものも、これを聴いてもらえれば伝わるんじゃないかというアルバムですね。

塩川 私はこのアルバムがすごく好きなんですけど、メンバーの声が好きなんですよ。アルバムを聴いて、この子のここのパート好きだなとか、そういうのを見つけるのが楽しいんですよね。だから聴いていて飽きないし、そういうところをファンの人にも見つけてほしいなって思います。中でも“Winter Wish”が特に好きで、Bメロをわたしと新メンバー2人で歌っているんです。この声が合っている感じがもうたまらないです。(笑)

上原 8曲入っているんですけど、“WONDER WAVE!”は夏っぽくて盛りあがる曲で、それに対して“Winter Wish”は冬っぽくしっとりした曲で、“Catch Me(If You Can)”は大人っぽくてかっこいい曲で、“終わらない世界”は子ども向けのかわいい曲で、バラエティに富んだ曲がたくさんつまっていて。転校少女*のいろんな面や転校少女*のいまがこの1枚で知れるアルバムだと思います。

松井 わたしはリード曲が大好きで、ずっと“星の旅人”のことを言いたいなって考えていて、でも言われたらどうしようって思っていたら、誰も言わなかったからラッキー!って感じなんですけど。(笑) この曲は別れの曲なんですけど、ネガティブな別れじゃなくて、聴いていて逆に元気になるような別れの曲で、それをいまこのタイミングで7人で出せたことがすごくうれしいんです。だからこのアルバムの最後の曲が“星の旅人”ですごくよかったなって思います。

■ほんとに、アルバムの最後っていうのがまたグッときますよね。

松井 そうなんですよ。

■塩川さんと松井さんはお気に入りの曲を話していただきましたが、ほかのメンバーの方も教えてもらいたいです。

松井 あ、わたしまだありますよ、まだあります。

■じゃあそれもあとで教えてください。(笑)

松井 はい!

寺田 わたしは“Catch Me(If You Can)”です!これはもう転校少女*の中でいちばん好きな楽曲で、大人っぽいし、いままでの転校少女*にはなかった振り付けとステージの使い方になっていて、ライブで観ても楽しめるし、自分が歌っていなくても好きな楽曲だなと思えるくらい、毎日聴きたくなる曲です。

小西 毎日聴いてる?

寺田 毎日は聴いてない…。(笑) でも聴きたくなるし、ライブでセットリストに入っているとテンションが上がる曲です。もう毎回歌いたい、全曲これ、“Catch Me(If You Can)”、ずっとリピートで、っていうくらい好きです。(笑)

小西 わたしは“WONDER WAVE!”がすごく好きで、明るい曲が好きっていうのもあるんですけど、ライブのときに手を振る振り付けがあって、ファンのみなさんと一体になれる感じがすごく好きです。

小倉 わたしは“NEVER ENDING STORY”ですね。セリフが多いってこともあって、ひとりひとりの個性が出ていて、曲というより転校少女*そのままって感じがして好きですね。

岡田 うーん、どうしようかな~?むずかしいな~。(笑) でも、「キタ―—――!」って思うのは“Girl*s Time”かな。この曲は前作の『Star  Light』にも入っているんですけど、「みんないくよ!」みたいな強い気持ちや、テンションが上がる感じがいいなって。ほかのアイドルさんと一緒に出るフェスとかで、転校少女*を初めて観る方にもこの曲は浸透していて、この曲やると「キタ―—――!」ってなって、なぜかコールも浸透しているんですよ。(笑) 自分たちが思っている以上にわたしたちの代表曲になっているみたいなので、そういう意味でも大好きですね。この曲がこれからもグループを好きになってもらうきっかけになってもらえたらなって。

塩川 わたしは…あ、2回目いいですか?

■もちろんです。

塩川 “Winter Wish”もすごく好きで、“Catch Me(If You Can)”もすごく好きなんですけど、最近“NEVER ENDING STORY”が好きで、新メンバーのセリフがもうたまらなくかわいいんですよ。あおが「そんなものなら」って歌って、わかなが「捨てちゃって」って言うところがあるんですけど、ライブだとその「捨てちゃって」が毎回違うんです。それがすごくおもしろくて、ついついメンバーと目を合わせちゃったりして、いつも誰かしらメンバーと目が合っているんです。あおとよく合うんですけど。

寺田 合うね。

塩川 最近はあゆもこっちを見てきて、たまにるのんとも合ったりして、それが好きです。(笑) これはライブで楽しめる曲なので、来る人はぜひ「捨てちゃって」に注目して聴いてもらいたいですね。