上田桃夏 VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

■『僕の彼女が宇宙人にさらわれまして』は、実際に宇宙人にさらわれる曲ではなく、大切な人が自分の元から去ってしまったという、失恋をした主人公の心情を例えているんですよね?

上田 その通りです。この歌詞の主人公は、いなくなった彼女に対しての淋しさを「宇宙人にさらわれた」と冗談混じりに表現しているんです。それを「僕の彼女が宇宙人にさらわれまして」と歌詞で使っています。失恋で自分が大切にしている人を失った時の「怖いな」という気持ちと、得体のしれないものに対しての「怖いな」という気持ちを掛け合わせて作ったのがこの曲です。ここには大切な人がいなくなった時の心情を描いています。

■その時の気持ちを「僕の彼女が宇宙人にさらわれた」と転換していく発想がすごいですよね。

上田 ありがとうございます。

■『僕の彼女が宇宙人にさらわれまして』の楽曲プロデュースを、岸田勇気さんが手がけていますが、岸田さんとの出会いや、具体的にどういうやり取りをしていたのかも教えてください。

上田 岸田さんには、私が以前にお世話になっていた事務所で何度かご一緒させていただきました。その時のご縁から、今回は楽曲のアレンジをお願いしました。もともとこの曲は、ライブではギター1本で、「僕の彼女が宇宙人にさらわれちゃったんだよ」と、心の叫びを歌ってきたシンプルな楽曲でした。今回のリリースにあたりアレンジをしていただく上で、岸田さんには私がギター1本で弾き語っている曲を送りました。それを聴いていただいて、岸田さんはピアノをリードにした、ポップなバンドサウンドの楽曲にガラっと変えてくださ
いました。その形で戻ってきた時に、私は素直に「すごいなー!」と感心しました。同時に、今の曲に似合うように少し歌詞や歌い方を変えたいという気持ちになったことで、岸田さんと何度かディスカッションをしながら、今の形に仕上げていきました。今までライブで歌っていた雰囲気とは違った、新しい表情を持った曲に生まれ変わったので、これまでの楽曲を知っているみなさんにも、新しくなった『僕の彼女が宇宙人にさらわれまして』を聴いて、どんな反応をしていただけるのか楽しみです。

■自らのレーベルを立ち上げ、自分の意志を表現しやすい環境を作ったことが、すごくいい方向へと向かっていませんか?

上田 そうなっています。今は自分のやりたいことを全力で、しかも深く突き詰めてやれる環境があるからすごく楽しいし、得るものも多いです。おかげで、さらに「上田桃夏の音楽を、もっともっと世の中に発信していきたい」という意欲が高まっています。

■6月からは、東名阪を舞台にした上田桃夏 LIVE TOUR 2026『そうだ、そこからの話がね。』がスタートしますが、こちらはどんな内容になりそうでしょうか?

上田 今回のツアーから新しい取り組みを行います。これまではライブ中の撮影をOKにしていましたが、今回のツアーからは、私の音楽にもっと集中してライブを観てほしいという思いから、ライブ中の撮影はすべて禁止にします。その代わりに、VIPチケットを手にしてくださった方のみにはなりますけど、ライブを終えた後に一度退場していただいて、新たにVIPの方だけに再入場してもらい、『Aftershow』という形で、VIPチケットの方向けにライブの本編では歌わなかった楽曲を歌ったり、みなさんと交流を深めるということをしていこうと思っています。しかも『Aftershow』については、全面撮影OKにします。そういう新しい試みを行えるのも、自分でレーベルを持って、自由に動かせるようになったからです。本編の内容については、現在煮詰めているところですけど、今回が新たなフェーズに入った上田桃夏をみなさんにお見せする最初のツアーになりますし、いろいろとスペシャルなことを用意しているので、ぜひ期待して待っていていただけたら嬉しいです。

■ライブも楽しみにしています。最後に読者に向けてメッセージをいただけますか?

上田 みなさんにもそれぞれ大切な方がいらっしゃると思います。その大切な方が、宇宙人にさらわれちゃったんじゃないかと思ってしまうくらい、急に姿を消した時に、いろんな感情が押し寄せてくると思います。そこには現実を認めたくない気持ちもあれば、自分に対するいらだちや悲しみはもちろん、怒りだってあるかもしれません。そういういろんな気持ちを詰め込み、私なりの視点で作り上げた失恋ソングが『僕の彼女が宇宙人にさらわれまして』です。私が、この曲を通してみなさんに伝えたいのは、「みなさんの大切な人が宇宙人にさらわれないように気をつけてくださいね」ということです。その気持ちも踏まえて、『僕の彼女が宇宙人にさらわれまして』を聴いてくれたら嬉しいです。ぜひライブもお待ちしています。

Interview & Text:長澤智典

PROFILE
SNSフォロー総数35万人(2026年4月時点)を誇るシンガーソングライター。10歳から母の影響でフルートを始め、その後 本格的に歌手を志す。コロナ禍に始めた配信アプリで、アコースティックギターを手に歌うと各SNSが一気にブレイク。年々進化するその歌声は、多くのオーディション番組において名だたるプロデューサー陣を唸らせる。地元愛から名古屋中心の活動を続けていたが、2026年からそのビジョンを全国に向ける。2026年4月に自らの 新レーベル「TSUKIYORI Records」を設立。第1弾シングル『僕の彼女が宇宙人にさらわれまして』を緊急配信。
https://mokaka0625.com/

RELEASE
『僕の彼女が宇宙人にさらわれまして』

デジタル配信リリース
https://linkco.re/CVS5AY88

TSUKIYORI Records
5月14日 ON SALE