『ULTRA JAPAN 2023』イベントレポート@TOKYO ODAIBA ULTRA PARK

世界中の豪華トップアーティストが集結!都市型エレクトロニック・ダンス・ミュージックフェスティバル開催!

9月16日(土)、9月17日(日)の2日間、豪華アーティストを迎えた、世界的な都市型エレクトロニック・ダンス・ミュージックフェスティバル、『ULTRA JAPAN 2023』がTOKYO ODAIBA ULTRA PARKにて開催された。9月16日(土)の初日は、朝から気温が高く、夏日和となった。
会場にはULTRA JAPANの公式グッズを身に付けたり、お揃いの衣装やメイクなど、各々オシャレをしたオーディエンスで埋め尽くされていた。世界中からトップアーティスト(DJ)がお台場に集結し、オーディエンスは発表された3つのステージ、【MAIN STAGE】、【RESISTANCE】、【ULTRA PARK STAGE】のタイムスケジュールから、見たいステージを選んでいく。

MAIN STAGEのトップバッターは、独自のスタイルでオーディエンスをパワフルに魅了し、『ULTRA KOREA 2022 UMF redio stage』にも出演し、東京を中心に活動する女性DJ/Producer、MIIが務め、スタートからガンガン飛ばしていく。MIIが手を挙げながら笑顔でオーディエンスを煽ると、オーディエンスも手を挙げ、飛び跳ねながらそれに応える。マイクでオーディエンスを煽りながらプレイすると、熱気が上がっていくMAIN STAGE。続いて、渋谷最大級のワンフロア面積を誇る人気ナイトクラブのDirectorでありResident DJで、これまでにULTRA JAPAN ’18’19の出演を始め、全国各地のクラブでのオファーを受け、クリエイティブな才能と類稀なセンスで活躍する、KIYOTOへとバトンタッチ。続々とオーディエンスも増え、懐かしの楽曲を織り交ぜながらのプレイに、オーディエンスはリズムに乗ってジャンプしながら踊りまくると、益々熱気は上がっていく。

そして続くMAIN STAGEには、アメリカ出身のDJ、ARES CARTERが登場。自身がプロ
デュースしたアーティストの曲なども織り交ぜながらオーディエンスを煽り、ステージにはダンサーも登場するなど、会場はさらにボルテージを上げ、「ありがとうJAPAN!」と叫び、最後にはオーディエンスと一緒に写真撮影をした。続いて登場したのは、DJ TORA、DJ YAKSA、TJOの3人がULTRA JAPAN をきっかけに結成したDJ/producerユニット、TYT。日本を代表する3人のDJが登場すると、みるみるオーディエンスが増えていく。「Put your hands up!」とオーディエンスを煽ると、手を挙げ踊るオーディエンス。「みんな楽しんでるかー!?」とTJOがマイクパフォーマンスで叫ぶと、オーディエンスも大きな声援で応える。DJ TORA、DJ YAKSA、TJOが代わる代わる回し、独自の世界観を作った最後は、TYTのデビューシングル“不夜城-FUYAJO-”を披露した。昨今のダンスミュージックのモードである「レイヴ回帰」と「ビックルーム・テクノ」、高揚感煽るトランシーなシンセを見事に融合された楽曲となっており、ULTRA JAPAN×Adobeのタイアップソングにもなっている。会場は熱気に包まれたまま、続いて世界各国のULTRAにも出演する、MYKRISが手拍子を煽りながら登場し、オーディエンスを盛り上げる。楽曲の激しさが増すと、ジャンプをしながら踊るオーディエンス。その盛り上がりを目にした周りのオーディエンスも、次々とMAIN STAGEへと集まってくる。

続いて登場したのが、イギリスのDJ/Producerとして活躍するジョナス・ブルーが、同じくトロピカル・ダンス・ミュージックのシーンで活躍する、サム・フェルトとの共同プロジェクトで発足したENDLESS SUMMER。「1!2!1・2・3・4!」とオーディエンスを煽ると掛け声に合わせてオーディエンスもジャンプしながら盛り上がる。会場は後方までオーディエンスで埋め尽くされ、次々と人気曲が披露されると、オーディエンスは全身全霊でそれに応える。ステージではスモークや花火、炎が次々と放たれ、「TOKYOー!」と叫ぶ彼らの声に拳を突き上げるオーディエンス。最後は「Thank you Japan !」と叫び、ステージを後にした。終盤に差し掛かり、MAIN STAGEには続々とオーディエンスが集まって来る中、続いて登場したのは、エレクトロニック・ダンスミュージック界の新たなスーパースターDJとなり、数々の賞を受賞。2013年のDJ Mag Top 100 DJs No.1 DJにも輝いた、オランダ出身のプロデューサー、トラックメイカー、作曲や編曲も手掛ける多彩な音楽アーティスト・DJのHardwell。Hardwellの名前が呼ばれた途端に会場から盛大な歓声が上がり、ステージ全体にモノクロの映像が流れ、今か今かと待ちわびるオーディエンス。Hardwellが登場すると「1、2、1・2・3 Let’s go !!」とマイクパフォーマンスでオーディエンスを煽り、「Every body clap your hands!!」と手拍子を煽るとそれに応えるオーディエンス。レーザービームやCO2、炎、花火などを屈して彩るステージにオーディエンスは釘付けだ。熱気が更に上がったオーディエンスの前に現れたのは、スウェーデン出身のAXWELL∧SEBASTIAN INGROSSO。元スウェディッシュ・ハウス・マフィアの2人によって結成されたユニットだ。「Tokyo!! Are you redy!?」と叫ぶと、オーディエンスも大歓声で応える。CO2、花火、炎を巧みに使った演出にさらにボルテージが上がる。途中スマートフォンのライトをつけて上にかかげるパフォーマンスでは、会場が眩いライトの数々で埋め尽くされ、幻想的な空間へと導かれる。「Every body Tokyo!!」と叫ぶと、また激しく鳴り響く楽曲に、オーディエンスは全身で踊った。「ありがとうTokyo!!」と日本語を交えながら感謝を伝えた。

そしてMAIN STAGEラストを飾るのは、2016年に発表したデビューアルバムは、米Billboardダンス/エレクトロニック アルバムチャート“Top Dance/Electronic Albums”初登場1位を獲得。自身初の全米1位シングル“レット・ミー・ラヴ・ユーfnat.ジャスティン・ビーバー”以降、全米で400万枚相当のセールスを記録した“リーン・オン”や、セレーナ・ゴメス、カーディーB、オズナなどの参加で大きな話題を呼んだシングル“タキ・タキ・ルンバ”などでその名を全世界へとしれ渡らせたフランス出身のDJ兼プロデューサーのウィリアム・グリガーシン。DJ SNAKEの名義でアーティスト活躍もしており、多彩な才能を持つ。ステージが暗転し、パイプオルガンの音色が響き渡ると、激しいライティングの中、登場したDJ SNAKE。超満員となった会場からは、割れんばかりの歓声が上がる。最初から激しい楽曲に加え、レーザービーム、CO2、花火、炎を使った演出に、一気にボルテージが上がると「Every body clap your hands !!」と手拍子を煽るDJ SNAKE。ステージに名前の如くスネーク柄の映像が流れると、レゲエ調の楽曲で沸かし、DJ SNAKEが「Hey!!」と叫ぶと、オーディエンスは「Ho!!」とコール&レスポンスで盛り上がる。ステージに星空の映像が映し出されると、ブルーのライトとレーザービームで会場が彩られ、また違った雰囲気に包まれる。スマートフォンのライトつけるようDJ SNAKEが促し、ライトを使って煌びやかな景色を作り出し、ムーディな音楽の中で写真撮影が行われ、ラストスパートは再び激しく繰り広げられた楽曲に、オーディエンスは手を挙げジャンプをして盛り上がり、満員となった会場からは熱気がムンムンと溢れ出る。CO2や花火、炎など、ありとあらゆる演出で盛り上がり会場のボルテージは最高潮に達した。ヒット曲の連発でテンションは最高潮!最高の空気感で会場は包まれ、約1時間半ノンストップでプレイし続けたラストにはたくさんの花火が打ち上げられ、『ULTRA JAPAN 2023』の1日目は幕を閉じた。

世界中からトップアーティスト(DJ)が集まり、一日中エレクトロニック・ダンス・ミュージックが響き渡る空間に気分が高揚し、FoodやBarが出店して飲食出来るスペースや、ハンモックに寝転びながらゆっくりくつろげるスペース、写真撮影映えするようなフォトスポットなど、楽しめるコンテンツも満載で、1日中飽きずに過ごせる夏恒例の都市型ダンス・ミュージックフェスティバルだ。毎年恒例のULTRA JAPAN開催に心が踊り、笑顔でいっぱいのオーディエンスが沢山見受けられた。来年はどんな世界トップアーティスト(DJ)が参加して、どんな世界を魅せてくれるのか、今から楽しみだ!

Text:隅内かな
Photo:©ULTRA JAPAN 2023

ULTRA JAPAN 2023 9月16日(土) タイムテーブル
MAIN STAGE (メインステージ)
19:45 DJ SNAKE
18:25 AXWELL∧SEBASTIAN INGROSSO
17:05 HARDWELL
15:30 ENDLESS SUMMER
14:25 MYKRIS
13:30 TYT
12:40 ARES CARTER
11:50 KIYOTO
11:00 MII

RESISTANE (レジスタンス)
19:00 ADAM BEYER
17:00 NICOLE MOUDABER
15:30 HIROKO YAMAMURA
14:00 CHKLTE
13:00 DRUNKEN KONG
12:00 CARTOON
11:00 MIHONO

ULTRA PARK STAGE (ウルトラパークステージ)
20:15 YELLOCK
19:30 KEITA
18:45 6 DO
18:00 SENNA
17:10 DJ BRAIZE & DJ SERO
16:20 DJ YU-KI
15:30 DJ WILD PARTY
14:45 GIL GLASE
14:00 WATANABE SISTERS
13:15 SUNGYOO
12:30 PARTY MONSTER
11:45 KENTARO & HACHI
11:00 DJ YAGI