今の日本のガールズグループの中でも、ここまでサウンドがクールなHIP HOPをしている人たちはいないと思うくらい、そこをUN1CONの魅力にしています。
人気オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』出演で注目を集めた荒牧深愛(JOA)や、Travis Japan松田元太の妹として話題を集めるKOKOROなど、実力派の5名が集まり誕生したガールズグループUN1CON。これまでに、『A.R.T.』、『JUMP』と2枚のシングルをリリース。UN1CONは先日の「Rakuten GirlsAward 2025 SPRING/SUMMER」にも出演し、パフォーマンスを披露。KOKOROとJOAは、モデルとしてもランウェイを歩いたことで大きな話題を集めていた。今、同世代・同性の子たちを中心に高い注目を集めているUN1CONの魅力について、AKARI、KOKORO、JOA、NARAE、MANAMIの5人に話を訊いた。
■活動を初めてから約半年経ちました。まずは今のUN1CONの魅力から教えてください。
JOA UN1CONは、昨年10月に幕張メッセで行われた「Rakuten GirlsAward 2024 AUTUMN/WINTER」へ出演し、そこで“A.R.T.”を歌ってデビューしました。そして翌日には、「SHIBUYA109 L♡VE MUSIC FES 〜Dress up for art and music〜」という大きなイベントにも出演させていただき、出だしから大きなステージに立たせていただいて嬉しいスタートを切りました。その勢いを持って頑張っている今の姿に、私は魅力を感じています。
KOKORO 「GirlsAward」さんもそうですし、ラジオ番組への出演や、取材などを通して、出会いの機会を大きく広げられているのがすごく嬉しいです。5人で一緒にいろんなお話をしていく中で、メンバーの魅力を自分たちでも発見し続けています。5人の関係性も、気づいたらズブズブの関係です。(笑) 私は改めてこのメンバーと一緒に活動が出来て本当に良かったなと思っているし、そこに魅力を感じています。
AKARI デビューの時から大きなステージに立たせていただけているのもすごくありがたいですし、素敵な曲たちもどんどん増え続けています。今も新曲を準備していて、私たちの活動が広がり続けていることに嬉しさを覚えています。日を追うごとに「MV、すごく良かったよ」など、SNSを通してメッセージをいただく機会も増えました。その言葉も今は私たちの力になっています。あっ、魅力じゃなくて感想になっちゃっいました。(笑)
NARAE デビューの日から大きな舞台に立たせていただく機会って、普通はないことだと思います。初めての経験をいろいろと重ねていく機会が多いから、一つ一つのお仕事が、成長していく勉強や経験になっています。活動を始めてからまだ半年ですが、その中で学んだことは本当に多いです。たくさんのアーティストの方々と身近な距離で接することで、いろいろと吸収する機会にも繋がっています。私たち自身は、その期間の中でUN1CONの魅力を探してきたし、今も探している最中ですけど、少しずつUN1CONというグループが広がっているということは、UN1CONのそれぞれのメンバーの魅力も広がっているからだ私は捉えています。きっと、私たち自身が何事も楽しんでいるからこそ、それが魅力として伝わっているのかなと感じます。
MANAMI UN1CONのファンのことを、私たちはCON1E(コニー)と呼んでいます。デビューから半年で一番大きな変化は、UN1CONを応援してくださるCON1Eが日に日に増えていることです。UN1CONは、デビューから大きなステージに立たせていただきましたけど、同時にライブハウスでも、ファンミーティングなどのアットホームなイベントも行っています。こうやって今、本当に身近な距離でコニーたちとコミュニケーションを取れていることに私は嬉しさを覚えていますし、CON1Eたちとの距離感の近さがUN1CONの魅力だと感じます。個人的なことにはなりますが、私は学生時代からずっと芸能活動をやりたくて、ずっと夢を追い続けてきました。だからこそ、ようやくデビューという場までたどり着けた喜びや、達成感も感じています。でもそれ以上に、ようやく始まったし、「さらにここから」という気持ちが本当に強くなりました。だからこそ、より一層努力して成長していきたいし、頑張りたいです。その気持ちは変わらずにずっと持ち続けます。
■さっきKOKOROさんが「ズブズブの関係」と言っていた言葉が気になりました。(笑) 良ければ今隣にいるメンバーのことを順に紹介していただけますか?
MANAMI じゃあ、私からいきますね。今隣にいるNARAEは、出会った時から、今もですが、スタイルの良さと存在感の強さで相手にインパクトを与える、強いオーラを持っているメンバーです。UN1CONは、最初に私とAKARIが出会い、そこにNARAEが加わり、その後にKOKOROとJOAが加わって今の形になりました。初めてNARAEと会った時、私はAKARIと一緒に「この子、ヤバくない?!」という話をしたのを覚えています。NARAEはクールな印象を与えますけど、とても素直な子で、「何々を教えてほしい」など、結構頼ってきてくれる部分があります。ただ、心を開くまでには時間がかかったんですけどね。(笑) でも一度心を開いたらいろんな面が見えてきました。NARAEは大のアニメ好きで、好きなアニメのことになると、得意のラップのように次々と早口で、それこそラップ調で熱くアニメの話をしてきます。(笑) 私もよく「変わっているよね」と言われるけど、そんな変わり者の私から見ても、NARAEは自分とは違う「変わっている」感のあるメンバーです。
NARAE 私はめっちゃ人見知りで、2人(MANAMIとAKARI)に馴染むまでにもちょっと時間はかかりました。逆にこっちの2人(KOKOROとJOA)はグイグイ来るタイプだし、2人とも年下なのもあって、最初から壁なく仲良くなりました。(笑) AKARIちゃんはとにかく真面目な人で、自分で決めたことは絶対にやり通すし、先の予定が決まっていれば、そこに向けて早めに準備をしていく人です。時間にも厳しいし、練習でも自分に厳しくて、いつも自分が納得するまで突き詰めています。しかも聞き上手。悩みがあれば、それをしんみり……じゃなくて(笑)、親身になって聞いてくれるし、面白いことは一緒になってはしゃいでくれる。本当に一緒にいると安心するし、グループの雰囲気を良くしてくれる空気清浄機みたいな人です。
AKARI 空気清浄機……?!(笑)
NARAE メンバーみんなの心を、いつもクリーンにしてくれる空気清浄機のような人です。(笑)
AKARI KOKOROはグループの中で一番末っ子で、いつもかわいらしさ全開の子だし、歌声にも人の良さや性格が現れています。KOKOROは表情も動きもとにかく豊かで、天真爛漫なその性格で、いつもグループの持つ雰囲気を柔らかく、親しみやすくしてくれています。彼女はまだ学生なので、その両立を頑張っているところも魅力です。
KOKORO JOAっちは、2歳差ですけど、年齢も一番近いから、良い意味で同い年のお友達みたいな人です。私としては、良い意味で年上感がないから、まったく壁も感じていないんですけど、JOAっちは「同い年みたい」というとプチ怒るんですよ。(笑) もちろん年上感は感じていますよ。(笑) でも、普段からほわほわしていて、よく甘えてくるから、やっぱり同い年っぽさを感じちゃうんですよね。ただ、パフォーマンスになるとガラッと変わって、「イケJOA」が出てきます。(笑) そこのギャップがカッコいいと思います。
JOA まなみん(MANAMI)は、尊敬出来る部分が多くて、グループの中でもひと際目を惹く存在だと思っています。まなみんはラップがめちゃめちゃカッコいいし、そこが魅力的ですけど、ヴォーカル力も高くて学ぶことがとても多いです。性格は明るくマイペースで、ときどき「おっとっと」となる時もあるけど。(笑) グループ内の空気をいつも明るくポジティブにしてくれるので、そこがめっちゃいいなと思っています。
■みなさんクールでカッコいい人たちだと思っていましたが、みんなとても親しみやすくて、明るい性格の人たちばかりですよね。
AKARI 出会った人たちからは、よく「ギャップがあるね」と言われます。
KOKORO いつもはクールにしているんですけど、人の良さが自然と滲み出ちゃうんだよね。(笑)
MANAMI とくにKOKOROはね。(笑)
■UN1CONの魅力のひとつが、HIP HOPをベースに据えたクールでカッコいいサウンドスタイルです。
AKARI 今の日本のガールズグループの中でも、ここまでサウンドがクールなHIP HOPをやっている人たちはいないと思うくらい、そこがUN1CONの魅力になっていると思います。
JOA クールでカッコいいHIP HOPな曲が軸にはなっていますけど、その中にポップで明るい、ガーリーな要素が見えてくるところもUN1CONらしさになっています。
■UN1CONは現在までに、『A.R.T.』と『JUMP』をリリースしてきました。それぞれの楽曲の魅力も知りたいです。まずは『A.R.T.』の魅力から聞かせてください。
JOA 『A.R.T.』は、私たちのデビュー曲で、これからもずっと大切にしていく曲です。『A.R.T.』はクールでカッコいい楽曲という印象ですけど、歌詞は背中を押すメッセージを持った
内容だから、歌詞にも注目してほしいです。それぞれが歌やラップをする歌詞の一つ一つに深い意味が込められています。だからこそ「この歌詞はこういう意味」と、ここで伝えるのではなく、聴いた人それぞれに「こういう思いかな」と解釈を広げてもらえたら嬉しいです。
KOKORO 『A.R.T.』は私たちが初めて人前で披露した曲だし、ずっと歌ってきているから、この曲に触れるたび、メンバーそれぞれいろんな思いや想い出の景色が浮かびます。サウンドはクールなのに、歌詞が心に染みるから、そこのギャップが私も魅力だと思います。メンバーの人柄をわかった上で、それぞれに歌っているパートの歌詞にも注目して聴くと、よりUN1CONらしさが見えてくる、とても素敵な楽曲です。
AKARI 『A.R.T.』は私たちのデビュー曲ですし、とても大切な楽曲です。「どんな世界でも塗り替えていける 」という歌詞に、私はUN1CONが持つ「固定概念を覆し、自分たちの色に塗っていく」UN1CONの姿勢を感じています。『A.R.T.』は、私たちのそんな姿勢を示した楽曲です。
MANAMI 夢を追い求めていく中で挫折しそうになると、「なんでこれが出来ないんだ」ともどかしさを覚える経験って誰もがあると思います。そんな時に『A.R.T.』を聴くと、歌詞がすごく刺さるんですよね。中でも「涙の色も笑顔の色も混ぜ合わせて私はここにいる どんな世界でも塗り替えていける」の歌詞は、とくに私の心に響きました。「乗り超えていく」じゃなくて、「塗り替えていける」というところも、UN1CONっぽいんです。『A.R.T.』は、私たちの気持ちも押してくれる楽曲です。
NARAE 『A.R.T.』のMVにも注目してください。「A.R.T.」と大きな文字が書いてある縦3m、横幅20mの大きな壁の前でパフォーマンスをするなど、すごくテンションの上がる撮影だったし、それがすごく伝わる映像にもなりました。