わーすた VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

新曲は祝福ムードたっぷりで、私たちが思い描く「かわいい」がすごく詰め込まれたような曲。

わーすたが、デビュー10周年の記念すべき14枚目のシングル『わーるどすたんだーど』を2月26日にリリース。今作の表題曲“わーるどすたんだーど”は、自身のグループ名を掲げた楽曲タイトルとなっていて、作家にヤマモトショウを迎えた10周年を彷彿とさせる歌詞やメロディーがキャッチーな周年ナンバーとなっている。
今回はそんな新作についてや、今後のわーすたについて、廣川奈々聖、松田美里、小玉梨々華、三品瑠香の4人にいろいろと語ってもらった。 

■今年初めての取材なので、まずは今年の目標や今年中にやり遂げたいことを聞かせてください。

廣川 今年の目標は早めに寝ることです!

■いつも遅くまで起きているんですか?

廣川 いつも平気で朝4時くらいまでは起きています。(笑)

■それはお肌に良くないからやめた方がいいですね。

小玉 私はお風呂で湯船に浸かると、いつもスマホで動画を見ながら2〜3時間入っちゃうので、入り過ぎは良くないと聞くし、今年は1時間以内には出るようにしたいと思います。

■ちょうど1時間くらいの動画を見るようにしたら、わかりやすくていいかもしれません。(笑)

松田 今年の私の目標は忘れ物をしないことです!あ、でも今年もう忘れ物しちゃったので、来年度の4月からの目標でもいいですか?(笑) それと、やっぱり「忘れ物を減らす」にします。自信がないので……。(笑)

■保険をかけすぎですね。(笑)

三品 私の目標は、今年こそ親知らずを抜きます!

■なんだか前回も聞いたような気がしますね……。(笑)

三品 片方はもう抜いたので、あと1本だけなので、今年こそは!

■では毎回恒例ですが、最近みなさんがハマっていることや、気になっているものを教えてください。

廣川 福岡の風習があって、初詣として三箇所の神社を参拝するという「三社詣」というのがあるんですけど、今年も私は1月中に三社詣に行ってきて、そこでお守りを買うのにハマってしまいました。最近は可愛いお守りが欲しくて検索して調べるのも楽しいし、買うのも、どんどんたくさんの運を引き寄せている気がして嬉しいので、最近はお守りを買うのが幸せです。(笑)

■でもあんまり何個もお守りを持っていると、神様同士が喧嘩しそうですよね。(笑)

松田 私は最近、麻辣湯にハマっています。世間でも流行っているので、私もデビューしたいと思って友達と食べに行ったんですけど、私は元々辛いものが苦手で、ちょっとでも辛いと旨味に気がつけなくなってしまうくらい刺激に弱かったんです。でも、年々大人になるに連れて徐々に克服できているので大丈夫だろうと思って、1辛に挑戦してみたんですけど、辛すぎて頭がクラクラしました……。(笑) でもお気に入りのお店を2店舗見つけたので、そこに通ってなんとか克服しようと思っています。

三品 最近、私はアイマス(アイドルマスターシリーズ)とかの曲が好きで、ゲーム自体はやっていないんですけど、楽曲にハマってしまって。最近は学マス(学園アイドルマスター)も始まったんですけど、学マスの音楽プロデューサーの方が私の好きなところを突いてくる選曲をしてくるので、全部の曲が良すぎてドハマリしています。(笑)

■三品さんといえばアニメですが、アニメは見ていないんですか?

三品 アニメは見ていなくて、曲だけを毎日聴いています。

小玉 私は今までずっと麺類がすごく好きだったんですけど、最近は白米にハマっていて、白米に合うご飯のお供を常に探しています。

■今のところ一番オススメのご飯のお供はなんですか?

小玉 王道なんですけど塩昆布がめちゃくちゃ美味しくて、それだけで白米を無限に食べれる気がします。(笑) あとは韓国海苔を細かく刻んで、白ごまと薬味が入ったふりかけをかけて食べるのも好きでよくやっています。

■いよいよ今年の3月でわーすたは10周年ですが、前回の取材では10年間を振り返ってもらったので、今回はこれから先の10年後、20周年の時はみなさんどんな感じになっているかを予想してもらいたいです。

小玉 もしこのままわーすたが10年後を迎えていたとしても、猫耳はもう外している気がします。(笑) きっと誰かが30歳になるタイミングとかできっかけを作って外す気がする。(笑)

三品 えー!逆にそんな気力ある?!10周年で取らなかったら、もうずっとつけてそうだけど……。(笑) 

廣川 私が一番猫耳に対しては思いが強いので、私の生誕祭で「猫耳卒業式」をやろうかな?(笑)

■いよいよそんな日が来るかもしれないんですね。(笑) 他のみなさんの10年後は?

廣川 でんぱ組.incさんとかを近くで見ていましたけど、意外とずっと変わらないなと思うので、私たちもコンセプトとかも含めて、このパステルな感じとか、変わらずにやっている気がします。やっぱり変わるとしたら猫耳がどうなっているかですかね。(笑) 素敵な帽子とかになっていたらいいなと思います。でも歌う曲とかはバラードが多めになったりとか……?きっとファンの人たちも私たちと一緒に大人になっていくので、聴く人とたちも落ち着いた曲の方がいいだろうし。(笑)

松田 私はここまでずっと猫耳をつけてきたので、もう20周年でもつけている気がします。(笑) でもファッションはいろいろと変わっていったりもするので、今のわーすたが着ているフリフリの衣装は今のかわいいが詰まっていて、これはこれで正解だけど、この先、歳を取っていって30代とかになった場合は、もっと大人路線のかわいい衣装になっている気がします。それに合わせて猫耳も大人バージョンに進化しているといいな。(笑) 今は室内で飼われているふわふわな猫のイメージだけど、もっと野良猫みたいな、屋根の上をトコトコ歩いている黒猫みたいなちょっとシャープな猫耳をつけて、ジャジーな楽曲とかを歌っていたらいいな。細めの尻尾もつけていて欲しいです。(笑)

三品 私はもっと穏やかに活動できていたらいいなと思います。今みたいに毎週ライブをやっているんじゃなくて、身体と相談しながら、月に1〜2回くらいならいけるかな?みたいな。(笑)

松田 お知らせを出す時点で「今回の出演予定メンバー」が発表されていたりとかしてね。毎回全員は出ないっていう。(笑)

三品 まぁバラードが増えて、ライブも落ち着いた雰囲気でやれるようになっていたら大丈夫じゃない?(笑) 身体と相談しながら気楽にやっていられたらいいですね。

■この10周年イヤーでぜひやってみたいことはありますか?

廣川 今まで海外も含めて本当にいろいろなところに行かせてもらったんですけど、意外と国内でもまだ行ったことがないところがたくさんあると思っているので、まだ行ったことがない地域にもたくさん行けたらいいなと思います。特に東北とか、上の方はあんまり行けていない気がするよね?わーすたを好きでいてくれる人たちがいるところにまだまだ会いに行けたらいいなと思います。あとは最近思ったのは、わーすたのドキュメンタリー映画とかがあったら面白いなと思いました。みんなで鑑賞会とかやったら楽しそう。(笑)

■わーすた10周年に密着したドキュメンタリー映画とかいいかもしれませんね。

小玉 私は野外でワンマンライブをやるのが夢です。前に代々木公園でフリーライブをやったことがあるんですけど、その野外でやったライブがすごく熱くて楽しいライブだったので、室内でやるライブとはまた違ったライブ感があって、ぜひまたやってみたいなと思います。

松田 私は主催ライブをまたやりたいなと思っていて、去年やった「にゃんぽこらフェス!」が、ライブを主体としたフェスで初めての試みだったので、その第2回をやれたらいいなと思います。今はイベントも多いしアイドルも多いので、夏の対バンやフェスもすごく増えてきたし、その中のラインナップの1つに「にゃんぽこらフェス!」が仲間入りできたら素敵だなと思います。

■でも夏にやるフェスはすごく暑くて過酷じゃないですか……?

松田 あぁ……少しズラした方がいいかな。じゃあ秋くらいがいいか。去年と一緒で11月頃にやれたらちょうどいいのかな。(笑)

三品 私もやっぱりまだ行ったことがない地方とか、1箇所でも多くの地に降り立ちたいなと思います。去年のツアーはこれまでで一番多くて、全国10箇所を回ったんですけど、まだ行ったことがない場所もたくさんあるのでぜひ行きたいです。

■特に行ってみたい県とかはあるんですか?

三品 石川県とか新潟県とか、あとは四国にも行ったことがないので行ってみたいです。

■今作の14枚目のシングル“わーるどすたんだーど”は、まさに10周年を記念するようなグループ名を冠した楽曲になっていますが、この曲を初めて聴いた時の感想をそれぞれ教えてください。

廣川 最初に聴いた時は、お祝い感というか祝福ムードがたっぷりで、私たちが思い描く「かわいい」がすごく詰め込まれたような曲だなと思いました。新しい流行りっぽいかわいいフレーズもあったりするし、逆にこの10年全部を詰め込んでいるような豪華さもあって、すごくこのタイミングにぴったりな楽曲を作っていただけて嬉しかったです。

小玉 曲自体はすごくかわいくて、明るくて、楽しいわーすたらしい曲ではあるんですけど、“わーるどすたんだーど”というタイトルで、歌詞にもちゃんと深い意味が込められているし、私たちのこの10年間を思い出せるようなフレーズが入っていたりするので、ただかわいいだけじゃない想いがこもった曲になっているのが、今の私たちにぴったりだなと思いました。

松田 私はこの曲の歌詞がすごく好きで、肯定的な歌詞だし、この曲がわーすたの味方をしてくれているというか、これまで10年間やってきた誇りみたいなものを集めて、「ギュッ」と抱きしめられるような曲になったなと思います。歌っていてすごく幸せな気持ちになるし、私たちを大切に思ってくれているファンの人たちの前で、「10年間ありがとう」の気持ちを込めて届けられるのもすごくいいなと思います。

三品 初めてこの曲を聴いた時、「そうだよ!そうなんだよ!」と思いました。(笑) 歌詞をすごくかわいく書いてもらっているけど、私たちが今まで貫いてきた想いだったり、「私たちが作ってきたわーすたが最高にかわいい」って、自分たちでこれまでの自分たちを受け止めて、肯定してあげられるような曲だと思います。ここでやっと出会えたというか、ここで待っていてくれたような曲だなと思いました。

■この“わーるどすたんだーど”の歌詞で、共感できるフレーズや、気に入っているフレーズを教えてください。

三品 私は最初の「わーわーいいます そりゃもっと良くしたいから」のフレーズがすごく好きで、本当に普段から「わーわー」言っているんですよ。(笑) 私たちってすごく小さい時からアイドルをやっていたので、大人に対して発言する時って、わがままに捉えられたりとか、対等に話せなかったりしたので、そういうのがずっとあったんですけど、私たちは私たちなりにちゃんと良くしたいし、作りたいものがあったし、わーすたを良くするために「わーわー」言ってきたつもりなので。「そりゃもっと良くしたいから」という歌詞を見て、ちゃんと分かってくれていたんだなと、ここはちょっと熱くなります。

松田 「大好き、言いすぎてもいいはず、もう一回いいます 大好きだから」の歌詞がすごく好きで、私は普段から「大好き」ってよく言うんです。それにファンの人たちや周りの人たちからも「好き」ってたくさん言われたいんです。(笑) 「言いすぎてもいいはず、だって好きなんだもん!」って、「好き」を隠す理由もわからないし、「好き」って思った時に伝えるのが正解だと思っているので、こんなに素敵な言葉は他にはないってくらい、人の愛情が伝わる言葉だと思います。それにアイドルとファンの関係って、「好き」って言っても許されている関係だと思うんです。だから、元々は他人だったけど、私を見つけてくれてこんなに大好きになってくれて、時間をかけて会いに来てくれたり応援をしてくれているのに、「好き」と思っているのに言わないのはもったいないので、私もたくさん言うようにしているし、みんなにもたくさん言ってほしいんです。でもここは私が歌っているパートじゃないので、いつも奈々聖が歌っているのを聴きながら、「私も言います!」と心の中で思っています。(笑)

廣川 私もそこの歌詞がすごく好きで、「大好き」っていう言葉って、きっとアイドルが歌う曲の中に出てくることはそんなに少なくないと思うんですけど、でもこの曲の「大好き」を言うまでのストーリーというか、自分の中で考えている思考が見えるのがすごくかわいいなと思います。それに「もう一回いいます」と言ってから、「大好きだから」と伝えるのもいいなと思って。この10周年の曲にこういう言葉が入っているのも、私たちからのメッセージとしてみなさんに届いたらいいなと思いますし、「私たちもそう思っているからいっぱい伝えてね」と受け取ってもらえたら嬉しいです。         

小玉 私は「変わってこ?悩んでいこ?ってそれも前進」のところで、2番は最後のところだけ「経験」に変わっているんですけど、10年間活動してきて、普段生活している中でも悩むことだってあるし、変わっていくことだって、変わりたくなくても変わらないといけないこともあって、いろいろ思うこともあるけど、それも全部含めて経験だし、前進していかないといけないと思うんです。さっきみんなも言ってくれていたけど、この曲はそういうのをすごく肯定してくれている歌詞だなと思います。

■歌詞の中には「スタンダードが最高にかわいいこと」とありますが、みなさんのスタンダードでかわいいところはどこだと思いますか?自分ではなかなか言いづらいと思いますので、隣のメンバーの可愛いところを教えてください。

廣川 梨々華のかわいいところは、時間がない時に本当に不安そうにしているところです。(笑) 例えば、今日みたいな取材の時に「あと何分しかない」となった時とか、ライブ会場に本当なら1時間前には着いていないといけない時に渋滞で遅れているとか、そういう時に梨々華はずっとソワソワしていて、「まだかな?大丈夫かな?」って、小さな声でずっと呟いているんです。(笑) 私もライブとかは余裕を持って準備したいので、その気持ちはすごくよくわかるんですけど、梨々華が隣でめっちゃ不安そうにしていると、逆に少し余裕を持てるというか。(笑) でもそんなところがなんかかわいいなと思います。「もう10年もアイドルやっているのに、そんなに不安になるんだ……」と思うとすごくかわいいなと思います。

■確かに10年もやっていたら、なんでも臨機応変に対応出来るようになりそうな気もしますね。きっと小玉さんは心配性なんでしょうね。(笑)

小玉 美里のかわいいところはすごくたくさんあるんですけど、その中のひとつとして愛嬌があるところかな。誰でも一瞬で虜にさせちゃうような明るさと愛嬌がすごく素敵だなと思います。はじめましての相手の前でもちゃんと自分を出せるのもすごいなと思うし、メンバーと一緒にいると、よりのびのびと変なこともするし、ぶりっ子もするし、そんな人間性がすごくかわいいなと思います。

松田 瑠香はもう昔からスタンダードに変わらないところが多すぎて、もはやそれがかわいいですね。(笑) ずっと昔からバブみが抜けないんですよ。メンバーの中で最年少というのもあって、自分より歳下という認識はあるんですけど、幼い頃からクールな一面とか、大人っぽいところとかがたくさんあったから、周りからもすごく大人っぽく見られているんですけど、楽屋での寝方がずっと子供なんですよ。(笑) それもなんか少年みたいな寝方をするんです。外でいっぱい走り回って帰ってきた私のお兄ちゃんと寝方がまったく一緒で、仰向けになって口を開けて寝るんです。(笑) 「こんなにかわいい子がこんな寝方をするんだ」というのがかわいすぎます。しかも、もう20代になった最近でもソファにもたれかかって、上を向いて口開けて寝ているのがすごくかわいいです。なんか赤ちゃんを見ている母親の気持ちになって、守ってあげたいなと思います。これはファンの方にはわからないメンバーだけの特権ですけどね。(笑) いつもクールなのにギャップ萌えでキュンとします。

三品 もう!今言おうとしてたこと忘れちゃったじゃん……。めっちゃ恥ずかしい。(笑)

松田 忘れちゃうところもかわいいです!(笑)

三品 う〜ん……奈々聖はいつも連絡をする時、ずっとかわいい文章を送ってくれるんです。もうこうやって長いこと一緒にやっているから、LINEでの連絡事項とかは毎日のようにしているので、私はいつも適当なんですよ。「!」マークとか、絵文字すらつけないで送っているのに、それに対しての奈々聖からの返事は、かわいい絵文字がついていたり、かわいいスタンプとかを絶対につけてきてくれるんです。そういうところがすごくかわいいなと思います。

廣川 私は昔から絶対につけちゃうんですよね。でもたまに瑠香からもかわいいスタンプが返ってくることもありますよ。(笑)

三品 私は奈々聖にしか絶対にそんなの返さないよ。(笑)