謎のプロ素人集団、4人で魅せる爽やかな風とサラリーマンの毎日。
謎の「プロ素人集団」oops coolが、1stデジタルアルバム『SALARYMAN』をリリース。WANTAI、NiseChi、Peppu、Jariboyの4MCで構成されるoops cool。今回のインタビューでは、メンバーが社会人であること、かつてサッカー部に所属していたこと以外のプロフィールを明かさず、覆面とサングラスで顔を隠して活動する彼らの「正体」を深掘りしていく。

■ちなみに「プロ素人集団」というのはどういう意味があるのでしょうか?
NiseChi なんというか、素人がプロで素人しているみたいな……。素人集団がデビューしちゃったみたいな感じです。(笑)
■「プロ」ではないんですか?
Peppu プロの素人です。プロの素人オブ素人。
WANTAI 僕たちもよくわかってないっていう。(笑)
■難しいですね。(笑) あまり詳細なプロフィールは公開されていない中で、「全員サッカー部に所属していた」という情報だけは公開されていますよね。これには何か意味があるのでしょうか?
Jariboy うーん、音楽性には基本影響していないよね。
Peppu でも仲の良さや、チームワークみたいなものはあるかもしれません。歌詞はサッカーを主軸に攻めている感じはあります。
WANTAI サッカー以外はわからないしね。(笑)
NiseChi 確かにサッカーしか見ていないもんね。野球の試合とかはあんまり見ないし……。
Jariboy ルールもよくわからんしね。
■そこは元サッカー部ならではですね。(笑) そして、みなさんは社会人なんですよね?グループをやっている上で、社会人ならではの苦労などはありますか?
Peppu 集まりが土日主軸で、平日は働いているので、オンオフの切り替えがちょっと難しいかな……。どっちがオフかわからんことになっています。(笑)
WANTAI 同僚に「週末何やってたの?」と聞かれた時、一瞬止まって「あ、東京で高校の友達と遊んでた」みたいなことを言っています。(笑)
Jariboy もう休みの日の予定とかは答えづらいので、とんでもない嘘つき野郎みたいになっていますね。(笑) 今回もね、「どっか行くの?」と聞かれて、「東京に行く」と言ったけど、「東京に行って何すんの?」って。(笑)
■それは困りますね。(笑) ところでみなさんのプロフィールに、イメージキャラクターがあるのですが、由来はあるんですか?
Peppu これはもう、それぞれのマスクの形がそれだったんですよ。(笑) 届いたマスクがこの形だったので、みんなで「どれがいい?」と選んだんです。
■そんな緩い感じで決まったんですね?!(笑) ということはマスクは有り物なんですか?
Peppu 有り物です。あちこち探せば出てくると思います。(笑)
NiseChi 悪いことに使ってもらわなければ、ライブの時とかに被ってもらったら嬉しいです。
■そうですね。みんなで被っていたら面白そうですもんね。(笑) それではみなさんが人生で一番衝撃を受けたものを教えてください。音楽以外のことでも構いません。
NiseChi 僕は兄ですかね。兄貴がサッカーをやっていたからサッカーも始めたし、兄貴が理系に行ったから理系に行ったし、兄貴が上京して就職したから自分も上京したし、兄貴が歯の矯正したから自分も矯正したところもあるので。全部兄貴に影響を受けています。
■ということは、音楽の影響もお兄様から受けて?
NiseChi いや、そこは逆に音楽は全く無いんです。(笑) 影響を与えたいくらいですね。音楽的なルーツで言うと、高校の頃に高校生ラップ選手権が流行ったんです。その時にラップが好きな方がいたので、その影響で観るようになってから、ラップを自分でもするようになって。そこからヒップホップ系の音楽にハマっていった感じです。
WANTAI 僕が衝撃を受けたのは、中学校ぐらいからみんなが聴いていた湘南乃風さんです。インパクトが強かったです。その時はレゲエとかヒップホップとかを知ら
ずに、「なんか聴き心地がいいな、聴いていて楽しいな」と思っていました。高校に上がって、NiseChiと同じように高校生ラップ選手権の存在を知って。こういうのがいいんだなと思い、あらためて湘南乃風さんの凄さを知った感じです。
Jariboy 僕は他の3人とは違って、音楽は全然ラップを聴いてこなかったんです。中学生くらいの頃はONE OK ROCKさんにめちゃめちゃハマって、衝撃で言うとONE OK ROCKさんかな。その後、いろいろ調べて行く中でELLEGARDENさんに辿り着いたんですけど、その頃はずっと活動休止していて。当時は「なんで俺は今までこの人たちを知らなかったんだ……!」と衝撃を受けましたね。なので、今やっている音楽は当時好きだったジャンルではないですが、やっぱりいいものだなと思います。
Peppu 僕はRIP SLYMEさんもそうですし、RADWIMPSさんも聴いていました。RADWIMPSさんの曲にはラップも結構あるじゃないですか。その韻のスキームがすごく綺麗でカッコイイなというのがあって。RIP SLYMEさんは、体育祭で踊ったり、そういうパーティーチューンというか、陽気なタイミングにかかるのが気持ちよくてよく聴いていました。
■意外とみなさん、いろいろなルーツがあるんですね。私は個人的にSOUL’d OUTが好きなので、曲の中に「Wake a people」と聴こえた時に、「あらあら……?」と思ったりしました。(笑)
Peppu 細かいところに好きなことを入れたりしています。(笑)
Jariboy もちろんヒップホップも聴きますよ。KICK THE CAN CREWさんとかも好きでした。でもあくまでね、初手のインパクトはバラバラです。
■それではみなさんそれぞれの、「共演できるものなら共演したいアーティスト」は誰ですか?
NiseChi 高校生ラップ選手権にハマった時に1番好きだったというか、ラップにハマったきっかけみたいなものが、じょうさんというラッパーなんです。もともと引きこもり体質の方で、ラップに出会って、コンプレックスを武器にして戦って……みたいな方で。「どういう生活を送っていたのかな?」とか、その人となりを知りたいといった面で、音楽での共演ではなくても、対談とかしてみたいなと思います。
WANTAI 僕はchelmicoさんとか、SUSHIBOYSさんです。ヒップホップでも、等身大寄りの方たちが好きなんです。そういうシティポップではないですが、そっち寄りの方たちと共演してみたいなと思います。
Jariboy そうですね。僕はちょっと、本当に申し訳ないんですけど、FRUITS ZIPPERさんです……男の子なのでね。可愛いものが大好きなんです。(笑) oops coolとは関係なしにライブに行きたいです。
Peppu 僕はできることならRHYMESTERさんと共演してみたいです。生のバイブスを感じたいです。湘南乃風さんとかもいつかは同じステージに立ちたいなとは思っていますが、RHYMESTERさんがやっぱりカッコイイし、Mummy-Dさんも大好きなので。同じ舞台で食らいたいです。
■楽曲を作る上での役割分担はありますか?
Peppu めちゃくちゃ明確な役割分担があるわけじゃないですけど、基本的には大まかに僕が歌詞を書いたりして、その後にみんなに味付け的な部分をやってもらったりします。NiseChiが特にグループのキャラクターの役割を担っているような気がしますね。WANTAIは声が低い。Jariboyは歌が上手い。それで、僕はとにかく頑張っています。(笑)
■曲を作る上で一番大事にしていることはなんですか?
Peppu 一番大事にしているのは……あまり深く考えないことです。深く考えると、深く考えた人間になってしまうじゃないですか。(笑) 僕たちは深く考えずに生きて来た人間、素人ですから。よく考えなかった結果、覆面をかぶってしまったが故に、ライブが死ぬほどキツいという状況に陥っていたりして……。(笑) 口の周辺に二酸化炭素が多すぎて頭が回っていないんです。キャラクター的にも、あまり深く考えすぎないようにしています。
■そして今作のアルバム『SALARYMAN』ですが、リゾート風なクールなサウンドと爽やかな声で、聴いていてとても気持ちが良かったです。この爽やかさは意図的なものでしょうか?
WANTAI 本能的に爽やかさを求めたのかな?
Peppu なぜかね、そうなんです。
■なぜそうなったんでしょうか。ちょうどサッカーW杯があったから、そこから影響を受けたのかな?と思う瞬間はありました。
Jariboy そうですね。影響というよりは、W杯はもうただ単に楽しんだだけです。(笑)
Peppu いや、でも僕らカーボベルデみたいなもんですからね。仕事しながらやっているという点では、カーボベルデ代表みたいなもんですよ。(笑)
■なるほど。ようやく「プロ素人集団」の意味が分かってきた気がします。(笑) サビの耳残りがいいのも特徴的だと思ったんです。意図的に作っていますか?
Peppu NiseChiが口ずさめるか、口ずさめないかで決めています。
WANTAI それで、NiseChiが間違えて、そっちを覚えていたら、それに変わったりもします。(笑)
Peppu 「もうそれでいいよ!」みたいなね。(笑)
NiseChi 一回間違えちゃうと、もう戻れなくなるんですよ……。
■アレンジャーの役割もあるんですね。(笑) いい雰囲気のグループだと思います。自分たちのグループにしかできない表現はなんだと思いますか?
Jariboy でも、曲の通りじゃない?それぞれがそれぞれで作っていたら自分の好きなようにしかならないけど、僕はNiseChiみたいにふざけられないし。
NiseChi えっ?僕はふざけていないんだけど?!
Peppu 全然ふざけてないね。(笑) 同世代だからこその感じです。最近、お笑いとかでも結構多くないですか?幼馴染コンビみたいな。それに近いのかなと、僕らは勝手に思っています。そういうリズム感というか、僕たちのテンポ感があります。
NiseChi あと、社会人と並行してやっているというのもあるので、遊びでできる部分もあるというか。
Peppu そう。最後はどうなってもいいんです。(笑)
NiseChi 社会のストレスをここで発散できるというところもあります。







