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人気のコスプレイヤー、VXer.1号・代羽つかさが、「TSUCASA」名義で7月1日に『REAL CORE Short Ver.』を配信デジタルリリース。本作は、昨年11月22日にリアルとバーチャルが融合する最先端のイベント「FUURYUUFES 5.0 2025」にて、会場を埋め尽くした約1万人のオーディエンスの心を完全に撃ち抜いた楽曲のうちの1曲で、前作の『Gravity of Love』同様、数々の名曲を生み出してきたヒットメーカー・岡田実音が作詞・作曲・プロデュースを担当。不安や葛藤のすべてを破壊的なまでに美しい音楽へと昇華させ、己の存在証明を神の手に刻み込む作品となっている。
今回は「TSUCASA」こと代羽つかさに、本作の制作についてや、音楽的なルーツについて語ってもらった。

■今回が初めての取材になりますので、まずはTSUCASAさんの音楽的ルーツからお聞きしたいと思います。まず最初にTSUCASAさんが音楽に触れた一番古い記憶はなんですか?
TSUCASA 一番古い記憶は……印象に残っているものだと、家族が車の中でよくCDをかけていて、父はロックやバラード、クラシックギターを使ったラテン系の音楽を聴いていて、母はジャニーズとかアイドル系の音楽とボサノバや角松敏生さんなどシティポップのCDをよく聴いてたという印象があって、その影響か私自身かなり幅広く音楽を聴いてきました。なので、実際に自分がハマった音楽としての源流がどこかは、結構探らないと難しいかもしれません。(笑) あとは自分自身がクラシックバレエを習っていたので、クラシック音楽も身近にあった音楽でした。
■なるほど。ちなみにそれだと学校のクラスの友達とかと音楽の話が合わないなと思ったりしたことはなかったですか?(笑)
TSUCASA それこそジャニーズさんの曲とかも聴いていましたし、ボカロやアニソンなんかも聴いていたのでそういう部分ではオタク友達とかもいました。でも確かに、友達と共有することもなく何気に本当にずっと好きで聴いているジャンルの音楽は、最近になって自覚しました。
■おっ、それはどんな音楽なんですか?
TSUCASA 今思えば渋谷系の音楽が小学校高学年ぐらいから好きでした。あと2000年代の最初の頃のゲームが好きで、この頃のゲームはよく渋谷系の音楽とかダンスミュージックが使われていることが多くてその影響でよく聴いていたんですけど、あまりジャンルとして意識していなかったんです。大人になってから、音楽に詳しい友達と音楽の話をした時に、私が好きなのは渋谷系って言うんだよと教えて貰いました。(笑)
■その頃の渋谷系というと、どんなアーティストがいましたか?
TSUCASA 例えば、私が初めてゲームを通じて出会ったのはピチカート・ファイヴさんでした。あと思い浮かぶのは、ポスト渋谷系でいうとラウンドテーブルさんやシンバルズさん、あとはゲーム会社のサウンドチームのアーティスト方が作られているOST(オリジナル・サウンドトラック)を聴いていました。だから、未だにギターポップやボッサ、ビッグルーム系じゃないハウスの色が強い曲が一番好きですね。長いことずっと好きなのはそういう系の音楽だったんですけど、K-POPやV系、ロキノン系が好きな時期があったり、ノイズミュージックやヒップホップしか聴いていない時期があったりもしたし、中学生の時はいわゆる電波ソングみたいな音楽もすごく好きだったのもあって、もうめちゃくちゃですね。(笑) 本当にいろんなジャンルの音楽を聴きまくってきたという感じです。
■そんな中で、今のご自身の音楽活動に影響を及ぼしていると思うアーティストはいますか?
TSUCASA 渋谷系の中で言うと、自分の声色と合わないのと、あとはやっぱり今の流行りじゃないというのもあって、実現できていない形なので……。(笑) 今の自分の音楽活動にも結びつけられていたら嬉しかったんですけど、まだそこには至っていないという感じです。
■ちなみに何か楽器の演奏経験などはあったりしますか?
TSUCASA 小学生の時に3年くらいだけピアノをやったんですけど、上手く弾けずにすぐに辞めてしまって……。高校の時にも一瞬だけベースをやっていましたけど、それもすぐに挫折しました。(笑)
■今はコスプレイヤーとしても活動されていますが、コスプレは大体どの辺から興味を持って始められたんですか?
TSUCASA 一番最初は、中学一年生の時に友達とコミケに行ったのが始まりで、ちょうど夏休みに夏コミに行ったのがきっかけです。最初は家族の中でも結構コスプレやコミケに対するイメージがあまり良いものではなかったので、言い出すのが怖かったんですけど、「みんなで行くって約束しちゃった」と上手いことを言って、衣装を買ってもらって友達と遊びに行ったのがコスプレの原体験です。
■その時に初めてしたコスプレは覚えていますか?
TSUCASA 銀魂のお通ちゃんです。(笑) だいぶクオリティが低かったと思うので、思い出すだけで恥ずかしいです。(笑)
■歌手活動を始めることになったきっかけはなんだったんですか?
TSUCASA 今のこの事務所に入る前に、実は男装アイドルを何年かやっていて。その前は普通に正社員で働いていたんですけど、友達から「アイドルを始めたいからオーディションに一緒に行こう」 と誘われて、思い切って一緒に面接に行ってみたんです。(笑) それで晴れてアイドルとして活動することになったんですが、月に一回か二回は事務所のグループレッスンに通っていたんですけど、私は別のボーカルスクールにも歌を習いに行って、そのグループに向き合って頑張っていました。歌は自信ないけど、本当にステージで歌ったり踊ったりのパフォーマンスするのが好きなんだなと、そのステージで歌を歌っている自分や、パフォーマンスをしている自分をあらためて見てみて、ステージに立つことがめちゃくちゃ好きだということを経験を通して学びました。それまでも表に出るというか、人に見られることは、コスプレだったりとか、バレエのステージでやっていたので、あんまり抵抗はその頃からないんですけど、こんなに吹っ切れられるんだと、そこが自分でもびっくりしたところでした。ただ男装アイドルだったので、お客さんはみんな女の子だったし、自分もやっぱりキーは低く歌っていました。そこは今とは全然違います。
■そういう形で音楽活動はそこから始まっていった感じだったんですね。ちなみに音楽以外で自分の人生に影響を与えた人とか、ものとかはありますか?
TSUCASA 音楽以外でいうと、私は中学の時から美術大学の付属中学で、大学からは別のところに入ったんですけど、結局中学1年生から大学4年生まで、ずっと美術をやっていたんです。実は私の母も同じ学校出身で、母が通っていた頃の美術の先生が、私が通う頃には名誉教授という偉い方になっていらっしゃって。たまに今でも講演会をやられているような方なんですけど、その先生がとにかく絵を描くことにおいても、人生においても、格言的に「多角的にものを見なさい」とおっしゃっていて。それは絵を描く時には本当にそうで、モチーフを一方からだけみて描こうとすると、絵は上手く描けないんです。だから立体を意識しないといけないということなんですけど、それは人生においてもすべてがそうだというお話を伺って、それは本当にそうだなと思って。今もずっと生きている中で、俯瞰して見るじゃないですけど、物事や自分の身に起きていることや、身の回りで起こっていることも、全部そういう視点で捉えるようにしています。入江観先生とおっしゃるんですけど、この先生の言葉は私の座右の銘に近いところがあるかもしれません。
■すごいですね。じゃあ美術の方でも絵を書いたりとか、アートワークもできるんですね。
TSUCASA 今は別に本業でやっているわけじゃないのであれですけど、時間は相当やってきている感じです。
■すごく多才なんですね。最近TSUCASAさんが気になっていることや、ハマっていることはありますか?
TSUCASA いっぱいあるんですよ……。(笑) 音楽の趣味もそうなんですけど、それ以外も信じられないぐらい多趣味なんです。
■じゃあその中でもこれは一番じゃないかというぐらい、これ最近ヤバイぞというくらいハマっているものは?
TSUCASA 本当に単純に時間を費やしているもので言うと、Vtuberさんやストリーマーの方の配信を見ている時間がめちゃくちゃ長いです。あとは映画もかなり観ています。弟も映画がめちゃくちゃ大好きで、弟とありえないぐらい仲がいいので、今でも月に何回かは一緒に映画館に行ったり、一人で観に行くこともありますし、家にいる時でもサブスクで映画を見ます。ちなみに今日もお昼ご飯を食べながら観てきました。(笑)
■好きなジャンルの映画はありますか?
TSUCASA なんでも好きですが、最近はアクション系ですね。あとは映画に限らずなんですけど、ホラーがすごく好きなので、ホラーは今自分のYouTubeチャンネルの方でも企画をやっていこうということもあって、今までは意識せずとも観ていたんですけど、今は「ネタを拾いにいこう」くらいの気持ちで、能動的に観にいこうと思っていて。
■おすすめのホラー作品はありますか?
TSUCASA 直近で観たものだと「シラート」いう映画が本当に怖かったです。 お化けとかではなくて、気が付いたら地雷原にいた、みたいな話なんですけど。(笑) 「シラート」というのは「天国と地獄の間に架かる橋」のことらしいです。天国というよりも、地獄に向かう途中のところから映画が始まるんですが、物理的にストーリーがどんどん暗くなっていくんです……。なので気軽にはおすすめできないかも。(笑) それこそ音楽的には、レイブ会場から物語が始まるんです。 砂漠に大きなスピーカーを置いて、レイブしているシーンから。そういう音楽にもすごくこだわっている映画なので、結構音楽好きな方だったら、刺さるかもしれないですね。
■ホラーの中でも物理的な恐怖を描いている作品なんですね。爆発するかもしれない恐怖というか……。
TSUCASA はい!(笑) もう私は心霊系はもう観すぎて麻痺しちゃっていて、たいがいのものは全然怖くなくなっちゃっていて。観て「自分だったらこう撮るな」とか考えたり、余裕も持って楽しんでいるのですが、こういった物理的恐怖は緊張感が半端なかったです。(笑) 心霊系はやっぱり映像だと視覚化されちゃうのでそうなるんですけど、例えば怪談とかは自分の想像力で楽しめるので、怪談はしょっちゅう聞いています。(笑)
■TSUCASAさんは、現在は代羽つかさとしても楽曲リリースをしていますが、TSUCASAとして、また違った新たなビジュアルで活動を始めたきっかけはなんだったのですか?
TSUCASA 今テレビ埼玉でやっている「ミュージックドリーマーズ」という番組に出演していて、岡田実音先生とのご縁がまずあって。そこで実音先生がプロデュースしてくださる企画が持ち上がって、それに私が挑戦してみないかということで、やることになりました。実音先生がプロデュースしてくださるということで、ロックの路線にも挑戦できて、お父さんの影響でロックも好きなので嬉しかったです。
■なるほど。ではその企画というかプロジェクトありきで始まったんですね。ちなみにこのロックプロジェクトでTSUCASAさんが演じているこのキャラクターは、どういうイメージなんですか?
TSUCASA このキャラクターは、ビジュアルとか、メイクとか、髪型まで全部実音先生プロデュースになっていいて、ビジュアル的には昔のアヴリル・ラヴィーンとかが、ロールモデル的に出されたんですけど、それをTSUCASAにどう落とし込むかというところで、アヴリルよりもハードな感じにして、ちょっとビジュアル系みたいなイメージも入っている気がします。
■サウンド的なところでいうと?
TSUCASA 一作目の“Gravity of Love”はそうでもないんですけど、今作の“REAL CORE Short Ver.”に関しては、ちょっと懐かしいというか、ノリも良くて、仮面ライダーの女性ボーカル曲みたいなイメージでした。
■昨年11月に「FUURYUU FES 5.0 2025」にて、ステージデビューされましたが、ステージで歌ってみていかがでしたか?
TSUCASA 本当に楽しかったです。でも私の出番まではVTuberさんの出演だったんですけど、そんな状況で急に私だけ「人で出る」という状態だったので、だいぶ会場もザワつきました。(笑) しかも私の前がめっちゃ可愛い子たちだったので、ギャップがもうすごくて……。しかもお客さんもみんなVTuberが観たくて来ているから、私はいろんな意味でそれをぶち壊しに行く役だったから、イヤモニで前の演者さんの歌を聴いていたんですけど、「私、これ本当に大丈夫なのかな……?」とすごく心配だったんですけど、ステージに立つと私は結構どうでもよくなるので、直前まではちょっとドキドキしたりしていたんですけど、ライブはめっちゃ楽しくて。(笑) あまりお客さんのことをいい意味で気にせずにできました。(笑)







