ClariS VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

2026年の夏は……ClariSに任せてほしいです!

ClariSが、2026年8月19日に31stシングル“ヒトコト”をリリース。表題曲の“ヒトコト”は、TVアニメ『鬼の花嫁』のオープニングテーマとなっている。カップリングには“KOIYAGURA”、“夏の面影”と、夏をテーマにした楽曲が並ぶ。7月より開催中のツアー『ClariS 15th Thanks Tour 〜一夏灯祭〜』の成功へ向け動き出す、クララ、エリー、アンナの3人に、「2026年のClariSの夏」を軸に話を訊いた。

■今回は夏に向けたお話をたくさん聞きたいと思います。まずは2026年の夏、行くなら海と山どちらの気分でしょうか?せーので教えてください。

全員 せーの……海!

エリー 揃った!今は透明度の高い水に触れたい気分です。

アンナ 実は私、2026年から海のアクティビティに目覚めたんです。沖縄でダイビングの初体験をした時に、地上より下に広がる素敵な世界に感動してしまったんです。あの時は風が強くて浅瀬までしかいけなかったので、カラフルな魚が泳ぐ空間にまた飛び込みたいなと思っています。

■暑さを感じるようになった5月には、クララさんが「エスコンフィールドHOKKAIDO」でのファーストピッチに挑戦しましたね。パフォーマンスをした時の感想を教えてください。

クララ 北海道は私が生まれ育った地域です。そんな大切な場所で、ClariSとして活動できたのは、私にとって夢が叶った瞬間でもありました。でも肝心のファーストピッチは、練習の甲斐なく左の方にそれてしまいました……。(笑)

アンナ 練習では本当に上手だったんですよ!フォームも綺麗だし、まっすぐなボールを投げていました。

エリー あれはね、「あやかし」の仕業かもしれません。(笑)

■エリーさんから素晴らしいパスがあったので、ここからはTVアニメ『鬼の花嫁』のオープニングテーマ、“ヒトコト”の魅力を聞いていきたいと思います。

アンナ “ヒトコト”は、三拍子のワルツのリズムに、和の雰囲気が融合する様子が美しい楽曲です。耳心地の良いシンプルなメロディは、繰り返し聴く度に味わい深くなる工夫が詰まっています。「ひふみよ いつむなな」と数え歌を呟くパートも印象的で、3人とも新鮮な気持ちでレコーディングに臨んでいました。

エリー 数え歌の部分は、日常でもつい口ずさんでしまうと思います。例えば、お風呂から出る時にも「ひふみよ いつむなな……よし!」とか。

クララ・アンナ うん。(笑)

■クララさんからも“ヒトコト”の魅力をお聞きしたいです。

クララ 本当に全部好きというか……どのセクションにもいろんな感情がこめられていて、『鬼の花嫁』のストーリーを想起させる描写にあふれています。歌詞の仕掛けも魅力の一つです。例えば、Aメロの「ゆずれない思い こぼれる涙」には、主人公である柚子(ゆず)の名前が。続く「玲瓏(れいろう)な月の 照らす姿は 夜風に揺れ咲き 紅く燃ゆ花」は、2行に並べてみると玲夜(れいや)の名前が浮かび上がってきます。

■今お話している時のクララさんの表情が、とても楽しそうでしたね。

クララ だって、2人の恋愛模様を眺めているだけで、なんだかドキドキしてきませんか?『鬼の花嫁』は、あやかしが出てくる非日常の世界を描いています。でも舞台は高校で、これまで私たちが育ってきた環境と当てはまる部分もあるんです。ファンタジー要素を感じつつも、どこか身近な気持ちで物語に没入できるところが大好きなんです。アニメでは、柚子と玲夜の関係性がどんどん展開していきます。そんな2人の気持ちに、私たちの楽曲が寄り添えていたら嬉しいです。

■作品内では、玲夜は柚子を見つけた時に感情が激しく揺れ動きますが、ClariSの3人がこれまでに心が震えた瞬間をそれぞれ一つだけ教えてください。

エリー 私はやっぱりClariSとしてデビューして、初めてライブをした日のことを思い出してしまいます。ステージに出た瞬間は、私たちの姿がシルエットで映るようになっていました。誰も気付かなかったならいいのですが、あの時、私は緊張で下を向いていました。「やるぞ!」と覚悟を決めながらパフォーマンスを始めた“コネクト”。掲げた小指がなぜかスローモーションに見えたのが忘れられません。そして、3人で手を合わせるシーンでは、2人がすっごくいい笑顔をしているのがはっきりと見えました。もう、心が揺さぶられて仕方なかった一日でした。

クララ 私は、中学生の時にデビューした時のことを思い出しました。当時は自分が大好きな歌が世界中に届くこと、そのすべてに感動していたのを覚えています。でも、その頃は実際には顔を出していなかったので、自分が活動しているという実感が、どこか湧いていなかったのも正直なところでした。プライベートは、いい意味で変わらずに過ごせていましたし。そんな中、“コネクト”が話題になってすぐのタイミングで起きたのが、東日本大震災でした。私自身、あの時はショッキングな気持ちがずっと胸の中に渦巻いていました。そんな状況の中で聞こえてきたのが、「ClariSの楽曲に勇気をもらって、今頑張っています。」という声でした。自分だと認識されていなくても、私の歌が誰かの力になっている。ClariSとして声を届けられるという幸せを、本当の意味で噛み締められた経験でした。今でも、活動の中でターニングポイントに来た時は、あの時の心揺さぶられた気持ちを思い出しながら前に進んでいます。

アンナ 私はちょっと違う角度からお話をすると、ClariSで海外に行った時の飛行機の中がすごくドキドキして心震えました!

クララ そうそう。アンナちゃんは本当に楽しそうだったよね!(笑)

アンナ 飛行機はすごく小さな頃に乗った記憶しかないので、海外への長時間フライトを含め、ほとんど初めての経験だったんです。離陸の時は「飛んだ!飛んだ!飛んだ!」みたいな感じで、すごくはしゃいでしまいました。(笑) そんな私と、海外へ何度も行っていてリアクションが冷静なクララちゃんとのコントラストが、今思い出すとすごく面白かったなと思います。(笑)

■素敵なエピソードをありがとうございます。続けて“ヒトコト”のカップリング曲“KOIYAGURA”の魅力も聞かせてください。

エリー “KOIYAGURA”は、アップテンポな曲調の中でも、盆踊りが踊れそうな不思議なサウンドが魅力だと思います。真夏に開催されるフェスティバルのような雰囲気の中、3人の声がめまぐるしく入れ替わる様子を楽しんでほしいです。私にはすでに“KOIYAGURA”でファンの方たちと楽しく掛け合いをする姿が浮かんでいます。

■同じくカップリング曲である“夏の面影”の魅力も教えてください。

アンナ この曲は、過ぎてから気付く大切な人と過ごす時間の尊さや、こみ上げる切ない気持ちに、夏の終わりの情緒深さを重ねた一曲になっています。サウンドはミドルバラードで、決して重たくないイメージに仕上がっているのも魅力だと思います。爽やかな曲調の中に、風鈴のような音が鳴っていたり、季節を感じる言葉が歌詞にも散りばめられていたり。ふっと情景が浮かぶような一曲になりました。

■“ヒトコト”、“KOIYAGURA”、“夏の面影”の魅力が出揃いましたが、3つの曲について、なにか共通しているものはあるのでしょうか?

クララ 一貫して日本の美しさを表現しているところが共通のテーマになっています。どの曲にも、日本の夏らしい情景を感じられる言葉遣いが入っています。艶やかな雰囲気で始まる“ヒトコト”、夏祭りのように盛り上がっていく“KOIYAGURA”、そして夏の空気とともに思いを馳せる“夏の面影”へ。それぞれ独立して楽しめながらも、つながりのある一枚に仕上がっているのが、今回のシングルの魅力です。