■そして7曲目はタイプ別に収録曲が異なりますが、まずはType-Aに収録された、もはやライブでは定番曲の“レフト⇔ライト”ですが、この曲はいかがですか?
小柴 この“レフト⇔ライト”は、今回私たちもレコーディングをさせていただいて、現体制での“レフト⇔ライト”が収録されるんですけど、やっぱりずっと待ち望んでいた方たちがたくさんいるので、ライブでも聴きたいという人は多いけど、やっぱり普段から音源で聴きたい人もいるので、こうしてお届けできるのがすごく嬉しいなと思いました。
星乃 まさかこのタイミングでこの曲を入れていただけるとは思っていなかったので、今回はミニアルバムという形だったからこそ収録できたんだと思うので、すごくありがたいなと思いました。私もファンのみなさんと同じ視点で、サブスクでもこれからこの曲が聴けるというのが、ものすごく嬉しかったです。(笑)
七瀬 私もファン目線で「やっと来た!」みたいな感じで、めちゃめちゃ嬉しいです。(笑) ずっとなかったのが不思議だったんですけど、このタイミングで自分も歌えたのがすごく幸せでした。
■ですよね。やっとこの曲がサブスクで聴けるようになったら、運動会とかでも使われそうですよね。(笑)
小柴 確かに!(笑) ぜひ使ってほしい!
星乃 ファンの方の中には、運動会で“しゃかりきトップランナー!”と、“OIDEMASE!! ~極楽~”を使ったっていう人がいました。(笑) “レフト⇔ライト”もぜひ!
■続いてType-Bに収録されるのは、疾走感あふれる“夏に恋して”です。こちらの曲の聴きどころもお願いします。
小柴 FES☆TIVE主催の今年の「赤レンガスプラッシュ祭り」で、”フルーツパラソル”とともに初披露した曲なんですけど、この曲はそのライブの一番最後に歌った曲で、すごく思い入れがあります。曲の最後にみんなで肩を組むところがあるんですけど、初披露だったのに「みんなで肩組むよー!」と言ったら、本当にみんなで肩を組んでくれて、みんなの対応力もすごかったし、そこにいるみんなが肩を組んで、この瞬間を一緒に過ごせていることに本当に感動してしまって……。これからもたくさん歌っていくとは思うんですけど、また来年の夏フェスとかで、あの景色がまた見られたらいいなと思いました。そんな温かさをこれからも忘れずに歌っていきたいなと思います。
星乃 “レフト⇔ライト”の曲の中に、「『また来年』ここで会えると」という歌詞があるんですけど、“夏に恋して”の曲の中には、「明日もまたここで待ってるよ」という歌詞があって、なんだかそれが“レフト⇔ライト”の第二章のような、現体制での“レフト⇔ライト”みたいな立ち位置の曲みたいな気がして、みんなで肩を組んだりするのもこの2曲なので、すごく繋がりを感じるし、これからも大切にしていきたい曲です。
七瀬 私もこうやってみんなで肩を組む曲がもっとたくさんの人たちにも伝わっていったらいいなと思うし、すごくエモくていい曲なので、たくさんの人たちに聴いてもらいたいなと思います。
■そして最後はType-Cに収録される“ヨーソロー”ですが、冒頭から語りラップのような始まりでインパクト大ですが、噛まずに歌うのが大変そうですよね。(笑) この曲についてはいかがですか?
小柴 この曲だけ、なんだか他とは違う雰囲気を放っていますよね。(笑) この曲は仮歌の段階で気持ちも入っていてすごかったんです。なので、「自分も気持ちを入れてちゃんと歌わなきゃ」と思いました。「今更、降伏なんてただの負け犬だ」というところが私のパートなんですけど、すごく入り込んで言ってみたら、「ちょっとやりすぎかな……」という感じになってしまって……。気持ちが入り過ぎちゃいました。(笑) でもまたFES☆TIVEの新たな一面が見られる曲なんじゃないかなと思います。
星乃 本当に異彩を放っている曲なんですけど、こういう曲を歌えるのがすごく嬉しかったです。(笑) セリフパートも今までやったことがなかったし、まさかこういう曲を自分が歌えるとは思っていなかったので。“ヨーソロー”と聞いて、私はマンガの「ワンピース」が思い浮かんだので、すごくカッコいい曲だと思ったんですけど、聴いてみたら途中で演歌っぽくなってみたり、セリフが入ってきたりで、すごく緩急がある面白い曲だなと思いました。聴けば聴くほど歌詞が良かったり、バックのメロディがすごく面白かったりするので、ぜひ聴き込んでいただきたい曲です。
七瀬 私はこの曲のサビとBメロが大好きで、落ちサビもすごくいいし、和の要素も入りつつ、私はそういうのが大好きなので、「キタコレ!」と思いました。(笑) しかも落ちサビはすごくアイドルに刺さる歌詞だなと思いました。早くみんなにも聴いてほしいです。
■全曲解説ありがとうございます。それでは今後についてもお話を聞ければと思いますが、今後、FES☆TIVEの一員として、個人的に目指したい目標をそれぞれ教えてください。
小柴 もちろん毎ライブ大切にしているんですが、ライブだけではなく、他のことにも挑戦していきたいなと思っています。YouTubeを始めてみたりとか、グラビアのお仕事にも興味があるので、いろいろとチャレンジしてみたいです。FES☆TIVEのことを知ってもらうためにも、自分の活動の幅を広げていけたらなと思っています。
星乃 個人的に私としては、アイドルはこのFES☆TIVEが最後だと決めています。歌もダンスも自分に自信がないところから始めてここまできたので、自信を持ってアイドルとしてやり切ったと思えるまで、これからコツコツと努力して頑張っていきたいなと思います。あとは自分を推してくれているファンの人たちや、今まで私に関わってくれた人みんなが、もっともっと楽しんでいけるように、そしてもしも私が卒業したとしても、その先のFES☆TIVEも楽しみだなと思ってもらえるような基盤を作れるくらいの大きな存在になれたらいいなと思っています。
七瀬 今はまだみなさんに「新メンバーの子」と思われていると思うんですが、「FES☆TIVEといえば七瀬あい」だと言ってもらえるように、これから頑張っていきたいです。そしてこれからのFES☆TIVEを引き継いでいきたいと思います。
■来年1月にはKanadevia Hall(旧TOKYO DOME CITY HALL)にて、ワンマンライブも開催されますが、それに向けての意気込みをお願いします。
小柴 昨年の9月にFES☆TIVEが、TOKYO DOME CITY HALL(現Kanadevia Hall)でワンマンライブをやった時、私はまだ前のグループにいて、お母さんと一緒にチケットを買ってお客さんとして客席でそのライブを見ていたので、今度は私がそのステージに立つというのが本当にまだ信じられないんですけど、でもそんなこと言っていられないくらい時間も迫っているので、一生懸命頑張りますので、ぜひ1月5日は遊びに来てくれたら嬉しいです。それまでに今作のミニアルバムを聴き込んでもらって、FES☆TIVEをもっと知ってもらえたらと思います。
星乃 私もそのライブは友達とチケットを買って見に行っていたので、その時は3階席で見ていたんですけど、もう座って見てはいられないほど惹きつけられるライブだったので、そういったライブを見せるのは当たり前だし、新メンバーではなくて、ちゃんとFES☆TIVEのメンバーの一員として、見に来ていただいた方たち全員が、「今日ここに来て良かった!」と言ってもらえるようなライブを見せられるように頑張ります。これからも何回も見たいなと思ってもらえるように、みんなでしっかりとやり切りたいと思います。
七瀬 私もまさかこんなに早くTOKYO DOME CITY HALL(現Kanadevia Hall)のステージに立てるなんて思ってもいなかったので、発表された時はもちろん嬉しかったんですけど、今は不安も大きいです……。その不安が吹き飛ぶくらい、いい景色がその日は見れたら嬉しいです。そしてみんなに「新しいFES☆TIVEいいな」と思ってもらえるように、全力で頑張ります!
■今年もあと残すところあと1ヶ月ちょっとですが、今年中にやっておきたいことや、やり遂げたい目標を教えてください。
小柴 私が今年に入ってから掲げた目標は、「何事も計画を立てて、ちゃんとそれ通りにやりきる」というものだったんです。私は元々計画性が全然なかったから、そういう目標にしたんですけど、計画は立てられるようにはなったけど、結局なかなかそれをちゃんとこなせていなくて……。(笑) 本当に今年ももうあとわずかなんですけど、甘えずにそういった部分も気を引き締めて頑張っていけたらなと思っています。
星乃 私はこの8人でオフの日にご飯を食べに行きたいです。いつも2人ずつとか、3人ずつとかでは行ったことあるんですけど、全員ではまだ一緒に行けたことがないので、みんなで一緒に行きたいです。
七瀬 私は単位習得ですかね……。(笑) 頑張って大学2年生になれるように努力します!
■文武両道を目指して頑張ってください。(笑) では最後に読者に向けてそれぞれメッセージをお願いします。
小柴 今作はFES☆TIVEとしても9年振りのミニアルバムとのことで、本当に盛りだくさんの内容になったと思います。この8人での初めての作品でもあるし、みんなの想いがいっぱい詰まってるので、それぞれお気に入りの曲とかを見つけながら、たくさん聴いてもらえたら嬉しいです。
星乃 現体制のFES☆TIVEメンバーも、関わってくれているスタッフさんも一同、熱量と気合が半端ないので、それを全部詰め込んだミニアルバムになったと思います。それを曲を通して感じていただけたらと思います。これからも世界をお祭りで楽しくしていけたらと思いますので、一緒に楽しんでいきましょう!
七瀬 今作はすごくいい曲がたくさん詰まった作品だし、A、B、Cタイプと、それぞれ違った曲が収録されているし、ジャケットのブックレットの中身の写真もそれぞれ違うので、ぜひ全部ゲットしてもらいたいです!きっと好きな曲が1曲は見つかると思うので、たくさんの人に楽しんでもらえたらと思います。
Interview & Text:土谷拓史
PROFILE
2013年3月27日、RIZEプロダクションアイドルオーディションを勝ち抜いたメンバーで結成したお祭り系アイドルユニット。「お祭り系」をコンセプトに活動しており、グループ名は「フェスティバル」「ポジティブ」「アクティブ」を組み合わせた造語になっている。2015年5月13日、徳間ジャパンコミュニケーションズより、1stシングル『お祭りヒーロー』でメジャーデビュー。会場に一体感をもたらすパフォーマンスは圧巻であり、特にアイドルフェスでの盛り上がりで右に出るものはいないほどの存在!また積極的に海外遠征を実施しており、日本国内のみならず世界中のアイドルファンから注目されている。前作『がーりっちゅ / フォーチュンラッシュ』ではグループ史上初のオリコンデイリーランキング第1位(2024/7/8付)を獲得。2024年9月にはTOKYO DOME CITY HALLにてグループ史上最大規模のワンマンライブを成功させ、2025年もより一層の活躍が期待される。
https://fstv.rizepro.net/#/

Type-A(CD)
TKCA-75311
¥2,200(tax in)
RELEASE
『QUEEN OF IDOL』

Type-B(CD)
TKCA-75312
¥2,200(tax in)

Type-C(CD)
TKCA-75313
¥2,200(tax in)
JAPAN RECORD/徳間ジャパンコミュニケーションズ
11月19日 ON SALE







