足立佳奈 VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

足立佳奈『ゆらりふたり』

■この歌詞がTaniさんそのままだったら、めちゃくちゃ好青年ですね。

足立 素敵ですよね。こんなわがままな女子を目の前にしたら、「別れようかな……」と思ったり、「重たいな」と感じたりすると思うんです。でも、Tani君は「ごめんねじゃなくって/そうじゃなくてどうしたらいい?」とか、「君を測りたくはないし/嘘はないし/選べない自分が嫌い」とか、自分を責めていて。その優しさに作り手としては「おおー」となったし、女性側の目線としては「うわー、ずるいなー」となったし、いろんな気持ちにさせてくれましたね。

■これは足立さんがTaniさんに「わがままな女をぶつけたらどうなるんだろう?」と思ったんですか?

足立 このテーマ自体は、まわりの友達が社会人になって、今まで上手くいってた恋人同士が、「なかなか上手くいかなくなった」という声をたくさん聞くようになったということもあるんです。だから、そんな上手くいっていないながらにも、歩み寄って「これからも一緒にいようね」という曲にしたいなと思って作りました。

■「仕事と私、どっちが大事?」は、Taniさんが作ったフレーズだと思うんですけど、今の若い子たちでも使う言葉なんだということが新鮮でした。

足立 いつ、どんな世代の方でも、一時は思うことなんじゃないかなと思います。

■この「仕事と私、どっちが大事?」に対して、どう答えたら足立さん的には正解なんですか?

足立 もちろんどっちも大事だと思うんですけど、「君と一緒に過ごしたり、ご飯を食べに行ったり、そういう時間のために、がんばって仕事しているんだよ」と言われたら、「あー、そっか」ってなりますね。「仕事も君のためなんだよ」と伝えてあげるだけで、女の子は「うーん」って唸っちゃうと思います。

■ちなみに「どっちも大事」という解答はダメなんですか?

足立 「いちばんは私でありたい」っていう女の子の気持ちはあると思うんです。私の勝手な感想ですけど。(笑)

■「君がいちばんだよ」がポイントなんですね。

足立 そうですね。言って欲しいだけなので。

■勉強になります。今回はTaniさんとのコラボが実現しましたけど、普段から同世代のミュージシャンと熱い音楽の話とかもしているんですか?

足立 していますね。「こういう音楽を作りたい」とか、「こういうステージに立ちたい」とか、「こういう音楽だったら一緒にやりたいね」とか。Tani君とも去年くらいに「今度一緒にできたらいいよね」みたいな話をしていたので、今回はそれが実現できて嬉しかったです。

■この“ゆらりふたり”が6月リリースで、7月にも新曲がリリースされる予定です。この曲についても少しだけ教えていただけますか?

足立 私の理想をめちゃくちゃ詰め込みまくった力作です。

■自分の理想の恋愛を描いたという感じなんですか?

足立 はい。「そうであって欲しいな」というエピソードをたくさん詰め込んで作った曲なので、ぜひリリースを楽しみにしていただけたら嬉しいです。

■そして8月には5周年を迎えます。何か予定していることはあるんですか?

足立 8月30日に5周年のライブをやるので、そこで感謝を真っ直ぐに伝えたいです。今の自分のありのままをステージで出して、デビューから知ってくださっている方にも、最近知ってくださった方にも、どう足立佳奈が変化しようとしているのかを届けられたらいいなと思います。

■短い言葉でまとめるのは難しいとは思うんですけど、この5年を振り返ってみてどうでした?

足立 すごく、あっという間でした。

■5年の間にいろいろな変化があったと思うんです。

足立 コロナという大きな出来事も含めてですけど、変化を受け入れられない瞬間もありました。ただ、昔があってよかったなと思うし、今があってよかったなと思える5周年を迎えようとしているなと感じていて。私の体感では、小学1年生から6年生までの時間はすごく長かったんですけど、この5年は新しいことに挑戦する機会も多かったし、いろんな刺激があったからか、あっという間すぎて、長いとは思わなかったんです。それはとてもいいことだと思うんですけど。

■自分自身に関しても、5年前とは違う自覚はありますか?

足立 ありますね。根本的には変わっていないですけど、ちょっと落ち着いたというか。歌い方も少しテンションが落ち着いて、声色も落ち着いて、でもグッと力強いところは出せるようになったと思うし、逆に抜くことも覚えてきたのかなと感じています。

■僕は足立さんの活動を全部見てきたわけではないですけど、この1〜2年を見ただけでも、その時の足立佳奈はその時にしか見られない、もしかしたら今の足立佳奈は来年には見られないかもしれないと思ったんです。

足立 そうだと思います。時代とともに私も変わっていくので、みなさんにはずっと見守ってもらえたら嬉しいですね。

Interview & Text:タナカヒロシ

PROFILE
岐阜県海津市出身のシンガーソングライター。2014年、LINE×SONY MUSICオーディションで12万5094人の中からグランプリを獲得し、2017年8月メジャーデビュー。Twitter・Instagram・TikTokなどのSNSフォロワーが計130万を超えるなど若者から幅広い支持を得ている。今年8月で自身デビュー5周年を迎えるにあたり、毎月連続配信リリース中。連続リリース第1弾として全国ツアーファイナル公演日に“オーマイガール”を、第2弾としてShin Sakiuraをアレンジャーに迎えた“Me”をリリース。そして第3弾として6月24日にリリースされる“ゆらりふたり”は、“W/X/Y”が驚異のヒットとなりティーンから多くの支持を集めているシンガー・ソングライターのTani Yuukiとコラボした必聴の楽曲に仕上がっている。
https://www.adachikana.com/
LINE Blog:http://lineblog.me/adachikana/
Twitter:https://twitter.com/kana1014lm
Instagram:https://www.instagram.com/p/BQx5OIVj4vi/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UChthsNDWnGTCsAJSY-yGSyg
TikTok:https://vt.tiktok.com/ZSdWNVRjk/

RELEASE
『ゆらりふたり』

配信シングル 第3弾
https://adachikana.lnk.to/Yurarifutari

SME Records
6月24日 ON SALE

『Me』

配信シングル 第2弾
https://adachikana.lnk.to/EwQCyX

SME Records
5月20日 ON SALE

『オーマイガール』

配信シングル 第1弾https://adachikana.lnk.to/ohmygirl

SME Records
4月8日 ON SALE

LIVE
【ADACHI KANA 5th Anniversary Live “Life Goes On”】
8月30日(火)東京・shibuyaWWWX
開場18:15/開演19:00
(問)ホットスタッフ・プロモーション 03-5720-9999
https://www.red-hot.ne.jp/