鈴木愛理 VANITYMIX 2019 AUTUMN PICK UP INTERVIEW

■いまは女優やモデルとしても活躍されていますけど、歌手活動との理想的なバランスは見えてきましたか？

鈴木　やっぱり軸は歌ですね。今はいろいろやらせていただいてほんと感謝なのですが、最終的には歌でエンターテインメントし続けていきたいです。

■ちなみにソロデビュー以降で、落ち込むようなことはなかったんですか？

鈴木　グループ活動のときよりは、制作期間と表に出ている期間でメリハリがあるので、制作している間はやっぱり入り込んじゃうことはありますね。でも、制作期間に「こういうのやりたい」っていう案がバッと浮かぶので、大事な波かなとは思います。あと、友達との時間はすごく増えました。そのバランスが取りやすくなったので、歌詞を書いたりするうえではよかったのかなって思います。

■今後はご自身で作詞・作曲した曲がもっと増えそうですか？

鈴木　いやぁ、どれだけ採用してもらえるか…。(笑)

■でも、そうやってジャッジしてくれる人がいたほうが、クオリティも上がるのかなと思うんですよね。

鈴木　私的にはダメなやつも出したいんですよね。(笑)　いまはダメかもしれないけど、いつかよくなるときが来るかもしれないし、きれいにしすぎないものも本当は出したいんです。そのへんは要検討だなと思っています。

■それこそ“IDENTITY”の歌詞にある、体裁だとか数字だとかを優先する話ですね。(笑)

鈴木　そのとおりです。(笑)　もういろいろ作っている曲があるんですよ。恋愛の曲もあれば、（グループ時代の）メンバーのことを書いた曲もあるし、お母さんの曲もあるし。いつまとめようかなって。書いたときと、まとめるときが空くと、気持ちが変わっちゃうので。あんまりいじくってきれいなものになりすぎても違うから、その気持ちがあふれているときに作りたいんです。いつか世に出るときを楽しみにしていてください！

Interview & Text：タナカヒロシ

PROFILE
2005年にハロー！プロジェクト・キッズのメンバーよりアイドルグループ「℃-ute」が結成されると、圧倒的なパフォーマンス力で、国内外問わず人気を博す。2017年、℃-ute解散公演をもってハロー！プロジェクトを卒業。2018年にソロデビュー後、ロックフェスへの出演や、ファッションイベント出演など、多岐にわたって活動の幅を広げている。
www.airisuzuki-officialweb.com

RELEASE
『Escape』