BiS1st VANITYMNIX 2018-2019 WINTER PICK UP INTERVIEW

BiS1st

今後の代表曲の可能性を多分に秘めた、エモーショナルに歌い上げるBiS1stの新曲

投票順位により所属チームが決まるメンバーシャッフル企画「BiS.LEAGUE」を経て、現在の1st、2nd体制で活動中のBiS。年末には同企画の第二弾も控えている中、ニューシングル『アゲンストザペイン』が届けられた。現在の彼女たちの状況や心情、遍歴を想い返させる同曲。「それをあえて乗り越えろ!!」とエモーショナルに歌い上げる、今後のエポックメイクな楽曲になる可能性を多分に有した楽曲だ。そんな同曲についてをBiS1stのゴ・ジーラ、アヤ・エイトプリンス、パン・ルナリーフィ、トリアエズ・ハナの4人が語ってくれた。

■今回の“アゲンストザペイン”はいろいろな意味ですごく今のBiSを象徴していますよね。みなさんけっこうリリックも噛みしめながら歌ったのでは?

ハナ そうなんです。今回は私たちにとってかなり意味のある歌で。

アヤ まさに勝負の一曲ですね。毎回勝負なんですが、思い入れも含めて今回は特に。それこそ多くの方の心を鷲掴みに出来る楽曲ですからね、今回は。自分たちでも今後を占う一曲であり、ターニングポイントになる一曲の予感がしています。

パン この曲はもう全国共通でいい曲ですから。めっちゃエモいし。歌詞にしても誰もがどこかしら自分に当てはまる箇所があるだろうし。メロディも絶対にグッとくるでしょうから。もう私たちは出来るだけ多くの方にこの曲を聴いてもらうために頑張るのみです。

ゴ・ジーラ この曲は歌詞もいろいろな意味で重みがあるんです。対してメロディもすごく良くて。まさに今のBiSそのものだなぁ…って。綺麗な部分を歌わないところも含めて。

■でも最初にこの曲を受け取った時には驚いたんじゃないですか?心情を丸裸にされたようで。

ゴ・ジーラ ホント驚きました。

ハナ それこそ「感情移入しろ!!」と言わんばかりの歌詞ですからね。レコーディングの時もライブで披露する時も、どの曲よりも自分の感情が乗っちゃう楽曲でもあります。それがダイレクトにお客さんにも伝わっているようで、お互いめっちゃエモくなっていますから。

アヤ ここ最近はガンガン系ばかりで、それはそれで攻めてはいるんだけど、あまり内容的に意味がない曲が多かった印象があるんです。だけどこの曲に関しては、歌詞がすごく意味のあるもので。これってきっと一人ひとり捉え方も違うし、聴く方の響き方も違うと思うんです。それもあり、今後ひとりひとりの物語になっていくんだろうなって。この曲こそ歴史を重ねていくうちにいろいろな意味を帯びていき、どんどんと自分たちにとって重要な曲になっていくと思います。

パン BiS1stの4人になって2ヵ月。このメンバーでは初めての曲ということもあり、この曲で日本中に羽ばたいていきたいんです。その為にもこの曲は私たち4人のリスタートの曲にしなくちゃならないなって。せっかくの曲なので、これまでやこれからの歴史の中で、BiSのメンバーと言えば、真っ先にこの4人のBiS1stが思い浮かぶくらい印象的な曲にしたいですね。

■この“アゲンストザペイン”は、それこそファンのみならず多くの方々にも刺さる楽曲だと私も感じます。

ゴ・ジーラ 私は自分自身がBiSを背負う為の曲だなと自覚していて。この曲を機に一気にこの群雄割拠を抜けたい気持ちがあるんです。

■やはりこの曲のすごいところは感情の起伏でしょう。心の機微のふり幅がすごい。

ゴ・ジーラ 各人によるソロのパートに関しては当初違和感がすごくあってイヤだったんです。私たちこれまで元々ソロで歌ったことがなくて、いつも揃って歌ってきたので。なんかこれじゃBiSじゃない…みたいな。もちろん一人ひとりはBiSのメンバーだけど、BiSは決して一人では成り立たないことを改めて実感しました。

■とは言え、各人のソロパートを経ての全員一丸のユニゾンで歌う箇所はカウンター的にガツンと来ます。

ゴ・ジーラ あのソロの部分に関しては、「各々自由に歌っていい」と告げられてああなったんです。その分、誰も正解を歌っていないし、知らない。そんな正解がない状態での歌入れでしたからね。それこそソロパートは自由に歌わせてもらいました。それもあり、その都度その都度で変化していく曲になっていくんだろうなと今は思っています。

■実際に歌ってみていかがでしたか?

ハナ 前半はしっとりとした部分も含め抑え気味にして、サビの最もグワッとくるところに感情のピークをブツけていきました。とは言え、ライブだとかなり気持ちが入り込み過ぎちゃってセーブが効かない時もあるんですが、時にセーブしたり、時に大放出させたりして、自分の感情を都度箇所箇所でコントロールさせながら歌っています。

パン 私は特に歌詞の中だと、「戻りたいような戻りたくないような」って箇所がすごくビビッときて。私も過去に捉われることが多いタイプなんですが、個人で言ったら過去に戻りたい瞬間とかがあったりして。過去の栄光に対する今の自分たちの現状やそれに対する焦り等も含めて、活動していく上でのムシャクシャした気持ちを歌いましたね。

■中には激しい言葉もありますもんね。

パン そうなんです。聴いていると想い出してきちゃうので、それらの感情をサビで全部「くたばってしまえ!!」という言葉と共にぶちまけるかのように歌いました。おかげさまでサビはめちゃめちゃ気持ちを込めて歌うことが出来ました。(笑)でも不思議とこの歌はうたい終わった後にすっきりしたのか、前に向ける曲だったりするんですよね。そう考えるとこの歌は、すごい力を持っているんだなって。この曲を聴けばきっとどんな方でも前向きな気持ちになれるでしょう。

アヤ 私はこの曲は、それこそすごく前向きな曲だと捉えていて。途中「I Love You」とリフレインする箇所があるんですが、これは過去の想い出も捨てることなく全部愛して、時にはツラくなることもあるんですが、そういった気持ちも一切捨てず、好きだとの気持ちにも嘘をつかないで、今はこの4人で前に進んでいくぞ的な決意表明の曲でもあったりします。