buGG VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

buGG『buGG PuCKS』

私たちのことを見て1人でもハッピーになってくれる人がいたら幸せかなって

予測不能な自由奔放系アイドルbuGGが、2月22日にニューアルバム『buGG PuCKS』をリリース。2021年は年間376本のライブを行ったというタフな彼女たち。曲名からそのキャッチーさが伺える“絶体絶命!レレレbuGGミッション”、“Hi-着火-メッチャ-Ka”や、前向きに美しくアルバムを締めくくる“Hydrangea”など、前作よりもさらに表現の幅を広げたラインナップからは、確かにライブ経験によるパフォーマンス力の向上を感じ取ることができる。自然体でありながら、ユーモアに溢れ話題が尽きない彼女たちのストイックな活動が窺い知れるインタビューとなった。池田あおい、清水凜、早見玲花、町田つむぎ、鈴木媛子、青木あかね、神崎めい、の7人に話を訊いた。

■ニューアルバム『buGG PuCKS』は、これまでよりも曲調の幅が広く、より自由なアルバムだなと感じました。清水さん、このアルバムが完成した感想はいかがですか?

清水 前回のアルバム『buGG PANiC』の時は、今の7人体制になって初めてリリースするCDだったので、7人になる前にあった曲を録り直して作った曲が多かったんです。今までのbuGGと“HOT DOG PARTY!!”っていう7人の始まりの曲だったんですけど、今回は全て7人になってからの曲なので、新しくなって1年半くらい活動してきた今のbuGGの形を見てもらえるアルバムになったんじゃないかと思います。

■1年半前に加入した青木さんと神崎さんはいかがですか?

青木 凜ちゃんも言っていたように、元々あった曲じゃなくて、私たちが入ってからできた曲だけのミニアルバムなのですごく嬉しいです。前回のアルバムよりも温度差が激しいアルバムになっているので、buGGの落ち着いたところから、ふざけたところまでを全部楽しんでもらえるアルバムになったと思います。

神崎 前作の『buGG PANiC』の時は、自分の声が後から入ったっていう感覚だったんですけど、『buGG PuCKS』では、みんなで一緒にレコーディングして作り上げたものなので、今まで以上に特別な感じがあります。

■みなさんはライブをかなりの本数やられているじゃないですか。ライブを経て成長した部分もアルバムに詰まっていると思いますが、ライブパフォーマンスがアルバムに活きたと感じる点はありますか?

鈴木 去年はライブを376本やったんですけど、毎回見に来てくれる人にも新しいものを見せたいっていう思いがあって。「歌い方を変えたりしてみよう」みたいな感じで、いろいろ工夫しながらやってきたんです。ライブをした分だけライブのパターンがあるので、1年間ライブをいっぱいしたことで、レコーディングでも歌い方を変えてみたり、いろんな魅せ方ができるようになったのかなと思います。

町田 前はライブがありすぎて、こなすだけになっちゃっていた時期もあったんですけど、今は本数にも慣れてきて、表情とか表現方法とかも意識して挑戦できるようになったんです。たくさん本数をこなしたのは成長できる過程だったなって思います。

■1日3本ライブをすることもあるんですよね?

清水 そうですね。結構厳しいよね。(笑) でもステージに立ってしまえば楽しいので、ライブ中は全然平気ですね。

鈴木 1日3本でも、ファンの人たちが一緒に回ってくれたりするし。メンバー同士でお菓子交換をして励まし合ったりもします。

■体力的にしんどい部分もあるにしろ、やっぱり何本もライブをやれるのは嬉しいですか?

全員 嬉しいです!

清水 周りでライブができなくなっている人もたくさん見ているので、やらせてもらえるのはありがたいことですね。

鈴木 もう感覚がバグっちゃってるから、2日とかライブないだけで「大丈夫かな……?」って心配に思っちゃう。(笑)

清水 1週間ぶりとかにライブに来てくれたファンの人に「久しぶりだね!」って言うと、「えっ?1週間しか空いてないけど…」って。(笑) まるで1ヶ月くらい会ってないような気分になっちゃう。

■そんな感覚になるほどライブをやっているっていうのもすごい強みですよね。そこまでやっている人たちっていないですし、やろうと思ってもなかなか簡単にはできないじゃないですか。

鈴木 7人とも同じ意識だからよかったです。1人だけでもちょっと違うってなったら、きっと今できていないので。

清水 でも今誰かがもし「もう無理……」ってなっても、このメンバーだったら絶対に引っ張り上げてくれるっていう信頼もあるので、そこは安心できるなって思います。

■ライブを活発にやっていこうっていう方針は今年も引き続きですか?

清水 そうですね。ライブをたくさんやることは変わらず、でも去年と同じことをしていても飽きられてしまうので、例えば定期公演のやり方を変えてみたり、工夫はしていこうと思っています。毎月定期公演を2回打たせてもらっているんですけど、1本は自分たちで決めたコンセプトで企画メインの公演、もう1本はライブをメインにする公演を作って、月に2回自由にやろうっていうのを今年から始めています。どんどん新しいことができるように今年は頑張りたいです。

■この体制になる前は上手くいかなかった時期もあったと以前インタビューでお話されていましたが、今はすごくいい循環をしているように思います。手ごたえも感じますか?

早見 「東名阪ツアーをやりたい」ってずっと話していて、今年やっと回れることが決まったんです。私たちのことを関係者の方たちもちゃんと見ていてくれるから、そういうことも叶うようになったし、忙しくても頑張ったら、ちゃんとファンの人たちにも伝えられる嬉しいことが増えて、それが自分たちの自信にも繋がったし。これからまだまだ忙しくなると思うんですけど、夢が叶うっていうのが分かったから、きっと乗り越えていけると思います。

池田 これだけ忙しいと、しんどいこともたくさんあるんですけど、CDをリリースするたびにMVが作れたりとか、衣装を変えられるようになったりとかができるようになって。以前は全然衣装が変えられない時期とかもあったので、そういう面では大人の方の支えとか、ファンの方の支え、もちろん自分たちの力もあって、ちょっとずついろんなことが変えられるようになってきたのかなっていうのを実感できて嬉しいです。

■ファンの数だけじゃなくて、そういった面でも実感できているんですね。今回のアルバムは先程も話に出たように、いろんな雰囲気の曲があると思うんですけど、みなさんの一番のお気に入りの曲をそれぞれお伺いしてみたいです。

清水 じゃあ一回同時に言ってみる?

青木 どうしよう……。待って、待って!

清水 青木、空気読めよ!(笑)

全員 (笑)

清水 いくよ、せーの!

6人 “絶体絶命!レレレbuGGミッション”

青木 “My War”

全員 (笑)

清水 青木さんはbuGGのカッコいい曲が好きなので、ちょっとカッコいい曲選んじゃったね……。(笑)

■“絶体絶命!レレレbuGGミッション”は、みなさんにとって思い出深い曲なんですか?

清水 実はこの取材の段階ではまだライブでもやっていなくて。振りもまだついていないんですけど、でもすごいいいよね!

青木 最初聴いた時に「大丈夫かな……?」って思って、みんなLINEで「大丈夫かな?」って言い合っていました。(笑)

鈴木 「レレレ?」みたいな。(笑)

青木 歌詞がすごい面白くて、しりとりが入っていたりするんですよ。今まではそういう曲がなかったので、いろんな言葉があって面白いなっていう印象でした。

鈴木 “My War”って言っていたのにちゃんと説明したね。(笑)

清水 buGGのことを好きじゃなくても、「“絶体絶命!レレレbuGGミッション”は知っています」みたいな曲になったらいいなと思います。今はできないけど、フロアがぐちゃぐちゃになったら結構面白いんじゃないかなって。これからどんな曲に成長していけるのかっていう期待を込めて選びました。

■たしかに面白い楽曲ですよね。最初の3曲はそういったキャッチーな傾向が強いなと思いました。

清水 順番に1曲ずつ聴いていくと、ちょっとずつカッコ良くなって、エモくなってくみたいな風に聴けるんじゃないかと思います。

■では、1曲ずつ曲の聴きどころや好きなところを教えてください。青木さんが“My War”を選んだ理由はなんですか?

青木 個人的にbuGGのカッコいい曲が好きで。自分たちでセトリを決める公演がある時も、カッコいい曲を候補にあげるんですよ。なので、このアルバムの中で一番カッコいいと思う曲の“My War”を選びました。そうしたらすみません……空気読めなくて。(笑)

■(笑) 2曲目の“曖昧アイマイミー”はいかがですか?

清水 初めて作曲した人が違う曲だよね。

早見 私もカッコいい曲が好きだから、この曲を初めて聴いた時に「大丈夫かな?」みたいに思ったんです。(笑) でもライブの時に言われるんですけど、意外とこの曲のファンの方が多いんですよ。あとは間奏の部分で曲の可愛いイメージとは違う感じで、カッコいいダンスを踊る箇所があるので、ギャップを見せられる曲だなと思います。

■“My Fight Song”はシングルで、“HI-着火-メッチャ-Ka”はそのカップリング曲として既にリリースしている曲ですよね。

町田 はい。“HI-着火-メッチャ-Ka”は楽しい感じなので、好きな方が多いです。あと着火なので、銃みたいなポーズをする振り付けがあって。サビでも手上げたりとか動かすだけみたいな簡単な振り付けなので、ライブを初めて見た人でも「楽しいね」って言ってくれる曲です。ライブで盛り上がりますね。

池田 “My Fight Song”は、シングルのインタビューの時もずっと私言っていたんですけど、buGGの中で本当に一番好きな曲で。

鈴木 そうなんだ。

町田 言ってたじゃん!(笑)

池田 アニメの主題歌みたいな青春っぽさもあって、歌詞もメロディーも大好きな曲で。落ちサビのところとか、曲中でも雰囲気が変わったりするし、どんな瞬間もみんなに楽しんでもらえるかなって思います。

■6曲目の“Shake it! Shake it!!!!!!”はいかがでしょう?

神崎 ワンマンライブでやる時と、他の対バンでやる時でこの曲は魅せ方が違うかなって思っていて。難しいんですけど……対バンでやる時は、可愛く楽しい感じでやるんですけど、ワンマンライブの時はすごいエモくなるんですよ。曲自体がそんなにエモい曲調ではないんですけどね。

■ワンマンライブの時にそうなる理由はあるんですか?

神崎 対バンの時は時間が短いので、4曲とか3曲とかしかできないじゃないですか。そうなると歌詞を聴くよりも楽しさを求める人の方が多いのかなと思うんですけど、ワンマンライブだといろんな曲をやってからのこの曲で、セットリストでも後ろの方にあることが多くて。そうなると歌詞をちゃんと聴いてくれるし、メンバーも楽しいだけじゃなくて気持ちを込めながら歌える感じがあるから、エモくなるんだと思います。すごく魅力的な曲ですね。

■ライブの時間の長さが変わることによって曲の響き方が変わるのは面白いですね。そして、アルバムの最後を飾るのは“Hydrangea”です。

鈴木 この曲は夢を追っている曲で。私たちbuGGもずっと何年もこのメンバーで……って、まだ1年か。(笑)

全員 (笑)

鈴木 buGG自体はもう4年になるんですけど、1年で376本ライブをやったりとか、ずっと一緒に活動していればいろいろなことがあって。でもどんなにワンマンライブを達成したり、リリースしたりしてもここにいるってことは、まだまだbuGGで見続けられる夢があるってことだから。ライブをいっぱいやって、大変とかそういう気持ちもあるんですけど、「夢を叶えたい」、「まだここでやりたい」とか、言葉にできないような思いも込めて歌わせてもろてます。

町田 もろてます。(笑)