cluppo VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

cluppo『PEACE&LOVE / Flapping wings』

一人ひとりが幸せじゃないと、平和には繋がらない。もう少し楽に考えてもいいんだよって。

BAND-MAIDで活躍する小鳩ミクのソロプロジェクト、cluppoが遂に2曲入りのデビューシングル『PEACE&LOVE / Flapping wings』を、8月10日(鳩の日)に発表!彼女が新たに生み出した「HIPPIE-POPPO」というジャンルを掲げ、世界平和を訴えるcluppoの音楽的魅力について迫った。今作は先行配信された“PEACE&LOVE”について軽く触れながらも、新曲である“Flapping wings”を中心にじっくりと話を聞いた。

■今年のエイプリルフールに小鳩ミクさんのソロプロジェクト、cluppoが始動しました。まだ4ヵ月間しか経っていませんが、これまでの期間を振り返っていかがですか?

cluppo まずはBAND-MAIDのご主人様お嬢様(ファンの呼称)、新しくcluppoを聴いてくださった方からブーイングの声がなかったので、安心しましたっぽ。(笑)

■いいリアクションが小鳩さんの耳にも届いたと?

cluppo エイプリルフールにソロプロジェクトを発表したので、「ウソじゃなければいいのに!」という声も多くて、それはすごく嬉しかったですっぽ。不安も大きかったし、「どうして小鳩がソロなの?」と言われたらどうしようかなと思っていましたっぽ。それで今回は盤(CD)にしようという話も出てきたので、「盤にできるのは嬉しいっぽ」となりました。この4ヵ月間まぁまぁ忙しかったですっぽ。(笑) 毎年BAND-MAIDのツアーを周っているので、今年はそれがないのは寂しいけど、充実した期間でしたっぽ。

■BAND-MAIDのオンラインお給仕(=配信ライブ)オープニングでcluppoとしてライブもやりましたが、感触はいかがでしたか?

cluppo そうなんですっぽ!あれも急に決まったので大変でしたっぽ。「cluppoが出るかもね」と気づいていたファンの方もいましたけど……サプライズということで出ましたっぽ。すごく緊張しましたっぽ。小鳩のソロの楽曲もBAND-MAIDのお給仕でやったりするんですけど、それともまた違って新しい感じでしたっぽ。

■自分の中でどの辺が大きく違いましたか?

cluppo やっぱりメンバーが周りにいないだけで寂しさがすごいですっぽ。でも一人で頑張らなきゃいけないから、心は鍛えられますっぽ。(笑) ライブ自体はすごく楽しかったですっぽね。オープニングでライブをやった時はカラオケ状態で音を流していたので、それも初めての経験で。なんだか恥ずかしさもありつつでしたが、やっぱり楽しかったですっぽ。

■これを機にライブも増えそうですか?

cluppo そうですっぽね。やれたらいいなとは思うけど、まだ現時点で2曲しかないので……。(笑) 将来はそういう風にやれたらいいですっぽね。

■そして、今作は先行配信した“PEACE&LOVE”に加え、新曲“Flapping wings”を含む2曲入りのデビューシングルが発表です。

cluppo デビューシングルって初めて言われたので、ドキッとしますっぽね。(笑)

■“PEACE&LOVE”から話を聞きたいんですが、MVのコメント欄などを見ると、やはり海外の方からたくさん書き込みがありますね。

cluppo そうですっぽね。BAND-MAID同様に海外の方からのコメントは多いんですけど、想像していた以上に日本語のコメントもあったので、それも嬉しかったですっぽ。

■“PEACE&LOVE”はオルタナロック調のヘヴィリフが印象的で、バンド主体のサウンドになっていましたよね。そこに装飾的にデジタル音を入れた仕上がりでしたが。

cluppo デモで貰った時はここまでギターが強くなくて、後でミックスの時にギターをガッツリ上げたんですっぽ。それが意外と良かったので、こっちで行きたいなと。サウンド的には70年代を意識したので、ミックスで音のバランスを変えましたっぽ。それもcluppoだからできるバランス感でやってみようと。BAND-MAIDでは出せないバンド感でやってみましたっぽ。最初の1曲目でもあるので、BAND-MAIDとの違いを強く出したいなと。でも今まで聴いてくださった方にも受け入れてもらえるサウンドを目指しましたっぽ。

■BAND-MAIDとの差別化でもっとも意識したことはありますか?

cluppo 一番違うのは歌詞だと思うんですっぽ。ただ、楽曲も打ち込みのドラムを使ったり、歌い方も変えてみたり……BAND-MAIDでは強い自分を押し出しているけど、それを緩くして歌い方の幅も広げようと。

■確かに“PEACE&LOVE”は多彩な歌声にチャレンジしていて、そこも大きな聴き所になっていますね。

cluppo BAND-MAIDのレコーディングよりも時間をかけられたので、いろんなこだわりを出せたと思いますっぽ。新しいことにチャレンジしたいというのが自分の中の裏テーマというか、それを今年の目標にしていましたっぽ。

■今年、新しいことにチャレンジしてみたいと思ったのは?

cluppo コロナ禍でツアーができなかったり、なかなか海外にも行けない状況なので、今だからできることをやりたいと思い、今年の頭に挑戦を掲げていましたっぽ。

■なるほど。そして“Flapping wings”の制作自体は、“PEACE&LOVE”と同時期なんですか?

cluppo PEACE&LOVE”を配信リリースした後“Flapping wings”に取り掛かりましたっぽ。作曲とアレンジは引き続きCrowというベールに包まれた人たちにお願いしていますっぽ。

■“Flapping wings“は、打ち込み主体の攻撃的なサウンドで、すごくインパクトのある楽曲ですね。

cluppo 一応、生の楽器も入れているんですけど、打ち込み感は強くなっていますっぽ。“PEACE&LOVE”以外に何曲か作ろうとなった時にCrowさんと相談して、数曲聴かせていただいた中でこの曲がピンと来たんですっぽ。“PEACE&LOVE”はハッピーハッピーな感じだったけど、“Flapping wings”は壮大な感じがして、包み込むような世界平和感を意識できたので、この2曲を並べたら気持ちいいだろうなと。

■ドリーミーでファンタジックな雰囲気も感じました。

cluppo そうですっぽ。曲自体は難しかったので、バックに負けないメロディにしなきゃいけなくて、それが大変でしたっぽ。

■この曲における小鳩さんの歌声は伸び伸びとしたスケール感が出ていますよね。

cluppo 包み込むような意識を強く持って歌いました。“PEACE&LOVE”は遊んでいるような歌声でしたけど、“Flapping wings”は優しさだったり、相手に声をかけてあげるようなイメージで歌いましたっぽ。

■伸びやかな歌声とアグレッシブな曲調とのコントラストが凄まじいなと。

cluppo そういう意味でも彩り豊かだと思いますっぽ。聴けば聴くほどギミックも入っているので、噛めば噛むほど美味しい。そういう感じで聴いてもらえたら嬉しいですっぽ。歌詞は“PEACE&LOVE”よりも大変でしたっぽ。前回は英語の歌詞に大事な意味合いを含ませて使っていたんですけど、“Flapping wings”は英語をわざと使わないようにして、できるだけ日本語で書こうと。

■なぜ日本語で書こうと意識されたんですか?

cluppo メロディを最初に聴いた時に、英語よりも日本語で言葉をしっかり伝えるというか。英語は感覚的で大きな意味は伝わりやすいけど、日本語はより具体的になるし、 “Flapping wings” は個々の気持ちに入っていける歌詞にしたいと思ったので、なるべく日本語にしようと思いましたっぽ。