■もう一つの表題曲“好きなのに残しちゃう”は、大好きなものは最後まで残しちゃう歌ですが、みなさん「好きすぎて最後まで残してしまうもの」、もしくは「嫌いだから最後まで残してしまうもの」があったら教えてください。
せな 自分は甘い食べ物がめちゃめちゃ好きなんですよ。とくにショートケーキに乗っかっているイチゴが大好きで。食べる時には、ケーキの上に乗っているイチゴをお皿の横に置いて、まずはスポンジの部分を食べてから、最後にイチゴを頬張ります。僕は大好きな食べ物は最後まで残しておいて味わいたい派ですね。
てんま 自分は好きなものは先に食べることが多い派です。イチゴは大好きだから、ショートケーキでも一番最初にイチゴから食べます。でもなぜか、「好きなのに、これだけは最後に食べる」という食材があって、それが天丼の海老なんです。天丼の海老はめっちゃ好きなんですけど、なぜかずーっと取っておいて、最後に食べるんです。とくに意識しているわけではないんですけど、不思議と天丼を食べる時だけは、無意識でそうしてしまう自分がいます。(笑)
琥太郎 僕は苦手な物事の話になりますけど、夏休みの宿題とか、みんな最後まで残すことが多いじゃないですか。でも僕は、意外と苦手なものは先に終えたいので、頑張って先にやってしまうことが昔から多いんですけど、洗い物や部屋の掃除なんかは、ギリギリまで溜めておくタイプです。(笑)
たつや それ、わかる!自分もお風呂掃除が苦手で……。部屋の掃除はちゃんとやるんだけど、なぜかお風呂掃除だけはサボることが多くて、気づいたら排水口に不純物が溜まってしまい、水が上がってきて「あーっ」となり、急いで掃除をすることが多いです。(笑) アイドル活動をしていると、髪の毛のセットでワックスやスプレーを使うことも多いから、洗い流す時にも、シャンプーとトリートメントを何回も繰り返すことが多いんですよね。それで、排水口がねっちょりしちゃうのも原因なのかなと思っていて……。
せな わかる!!自分もシャンプーを立て続けに3回繰り返してから、その後にトリートメントをするというのはよくやりますし、お風呂掃除も溜めてしまうことが多いです。その分、汚れた排水口を綺麗にした時は、めっちゃ気持ちがいいです。(笑) お風呂の排水口って、上蓋の下に、実はもう一層あって、そこにも不純物が溜まりやすいんですよね。それをゴム手袋などで掻き出すと、めちゃめちゃ綺麗になるんです。だから、僕は半年に1回くらいのペースでそれをやっています。
いめ 僕は好きな食べ物は先にも食べるし、最後にも食べます。(笑)
■好きなものを均等に味わうってことですか?
いめ そうです。いろんなおかずがあったら、好きな食べ物のことを意識しながらも、上手く食べる順番を調整して味わうので、ご飯の食べ方がめちゃめちゃ上手なんです。(笑)
そうた 確かにいめのご飯の食べ方は本当に上手ですね。よく仕事先ではロケ弁が出るんですけど、いめはいつもめちゃめちゃ綺麗に食べるんですよ。僕は嫌いなものは残してしまう人だから、あまり綺麗にお弁当を食べられないので。ただ、てんまが僕の嫌いなものを食べてくれるからね。
てんま そう。自分はそうたの嫌いな食べ物のことをわかっているし、僕自身好き嫌いがないからこそ、お弁当もそうだし、一緒にご飯を食べに行った時も、お皿の上にそうたの苦手な食べ物があったら、そうたに許可を取ることなく、最初に自分のお弁当やお皿に移し換えちゃいます。(笑)
そうた “好きなのに残しちゃう”ですが、この曲は1回耳にするだけで、絶対に印象に残る楽曲だから、残さず(飛ばさず)に聴いてください。(笑)
■続いて“恋バナ”の魅力を聞かせてください。
いめ この曲はタイトル通り、愛している人への「好きだ」という気持ちが全面にあふれ出た楽曲です。振り付けもめちゃめちゃかわいいから、 すごくかわいさにあふれた楽曲です。
せな 僕はCode:ZEROの楽曲で一番好きなのがこの“恋バナ”です。この曲では、友達と恋バナをしている時のワクワク感を歌にしています。ライブでもワクワクした気持ちで歌っているので、ぜひその姿を味わいに来てください。
■最後は“きみと僕の恋愛事情”です。
琥太郎 この曲の中で、「一層のこと君が死ねばいい 願い死んでくださいな」と歌っちゃうくらい、“きみと僕の恋愛事情”の歌詞はとても深いんです。そういう思いが出てくるのも、好きすぎるからだと思いますけど、この歌詞はいろんな風に解釈や深読みもできるから、僕も歌いながらいろいろと想像を膨らませています。ぜひみなさんも、“きみと僕の恋愛事情”に込められた想いを、いろいろと考察してみてください。
てんま この“きみと僕の恋愛事情”は、“ちゅきちゅき光線”や“好きなのに残しちゃう”、“恋バナ”とはちょっと雰囲気は違いますけど、だからといって暗いとか、そういう理由じゃなく、曲調や歌詞の面で深みを持っているなという印象です。リズムが心地いい楽曲だから、歩きながら聴いていると、結構リズミカルに歩けます。歌詞は、明るい中にもちらっと闇も見えてくるから、いろいろな想像を膨らませて聴いてほしいです。
■たつやさんとそうたさん、今作4曲合わせての印象を聞かせてください。
たつや 全体的にかわいいポップな曲ばかりだから、今のCode:ZEROらしい作品になったなと思います。その上で、“きみと僕の恋愛事情”を筆頭に、それぞれの歌詞をいろんな風に考察しながら聴くのも楽しさだし、それぞれの楽曲の主人公に感情移入して聴くのも、楽しい聴き方だと思います。本当にいろんな視点を持って、この1枚を楽しんでくれたら嬉しいです。
そうた 今作はかわいくて明るい楽曲が満載だから、この1枚を聴くときっと元気になれます。
■最後に読者に向けてひと言お願いします。
そうた Code:ZEROは、「ちょっくら、明るくしに来ました。」をコンセプトに活動をしているように、Code:ZEROの音楽で世界中の人たちの気持ちを明るくしていきたいし、そういう活動をしていけたらなと思っています。具体的な面でいうと、いつかは日本武道館に立つ目標というを持って活動をしています。でもその前に、Code:ZEROとしてのワンマン公演をまだやっていないので、まずはワンマン公演ができるまでに成長したいです。これからもCode:ZEROの応援をよろしくお願いします。みんなの心を僕らの音楽で明るくしていきますから。
Interview & Text:長澤智典
PROFILE
メンズアイドルグループ「iN:Code」と「絶対零度」が合体し、再スタートを切った。「ちょっくら、明るくしに来ました。」をコンセプトに、 明るくポップで可愛い楽曲とキャッチーな振り付けが特徴のグループ。8月28日に1stシングル『ちゅきちゅき光線 / 好きなのに残しちゃう』をリリース。
X:https://x.com/cz_offi
https://lit.link/codezero
RELEASE
『ちゅきちゅき光線 / 好きなのに残しちゃう』

通常盤(CD)
QARF-69249
¥1,200(tax in)
rockfield
8月27日 ON SALE