CUBERS VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

CUBERS『妄想ロマンス』

ピュアでポップでロマンチック—―キラキラの“妄想ロマンス”へようこそ

今年5月“メジャーボーイ”でメジャーデビューしたCUBERSが、2ndシングルを10月9日にリリース。タイトルは『妄想ロマンス』。男の子のピュアな恋心を、ポップなサウンドに乗せた爽快な表題曲は、作詞をひなんちゅ(SILENT SIREN)、作曲をひろせひろせ(フレンズ)が担当、1stとはまた違う5人の表情を見せてくれる。妄想好きはきっとこの世にたくさんいて、それが恋愛となればなおさらのこと。だからこそこの男の子に共感する人は多いだろうし、応援したくなる人も多いはず。そんな今作について、メジャーデビューから振り返り、もちろんメンバーの妄想話も交えながら話してもらった。

■メジャーデビューして何か変化したところや成長したなと思う部分はありますか?

綾介 1stの“メジャーボーイ”は、夏(まゆみ)先生に振り付けをしていただいたんですけど、振りのことで精一杯だったんですよね。だから今になってやっと夏先生の言葉が響いてきたというか、理解が深まった感じです。

■実際にパフォーマンスしていくことで理解も深まっていった感じですか?

綾介 そうですね。今までも言っていることは理解できてはいたんですけど、ほんとの意味で理解しないと自分の中に入ってこないじゃないですか。なので、言われたことを実践していく中で自分の中でしっくりきたというか、あ、こういうことを言っていたのかって、やっとほんとの意味で理解ができたという感じですね。

■なるほど。春斗さんはいかがですか?

春斗 僕も夏先生にお会いして考え方が変わりましたね。ライブの歌って踊るというパフォーマンスを、僕はただ楽しんでしまっていたことが多いんです。でもパフォーマンスするということは、ただ楽しいだけじゃダメで、歌もダンスもすべて意味合いを持ったうえで楽しまなくちゃいけないんですよね。夏先生に、ステージに立つからにはまず気持ちの部分を作っておかないと何も伝わらない、ただ楽しいだけじゃ学芸会と同じだって言われて、気持ちの部分ってほんと大事なんだなってあらためて思って。だからメジャーデビューしてからはそういうところにも意識するようにはなりました。

■表現も変わってきましたか?

春斗 うーん、どうだろう?(笑) 100%完全に表現できるとは言えないですけど、曲に対しての考え方を深めたことによってパフォーマンスがよくなるというのはあると思うんで、そういう意味ではよくなっているんじゃないかと思います。

■なるほど。TAKAさんはいかがですか?

TAKA 夏先生にご指摘いただいて、メジャーデビューしていろいろ痛感した点が多いですね。まだまだダメだと思うことも多いし、正直もっとできたんじゃないかと思うところもあるし。メジャーという土俵に上がって、嬉しいというよりもむしろ現実的に足りない部分が見えてきた感じです。でもそういう足りない部分が明確になってきた分、何をすべきかが見えてきたので、そこに気づけたことは現時点での成長かなと思いますね。

■足りない部分というのは具体的に言うとどんなところですか?

TAKA もう根本的なところですよね。表現者として何が必要かって、そこをないがしろにしていた気がするので、まずはそこから見直して、表現者としてあるべき姿でステージに立って、そこからスキルを磨いていく。そうしないとどれだけいい楽曲やいい振り付けをいただいても上にはいけないと思っているので、これはもう“メジャーボーイ”で痛感したところなのでひとつひとつ無駄にしないように、いただいたものを僕たち色に染めていいものにするために、これから5人でがんばっていきたいと思っています。

■気づけたことは大きいですね。

TAKA 大きいですね。気づけないままいかなくてよかったなって。このタイミングで気づけたということはまだ上を目指せるなって、そういう可能性を感じましたからね。

■たしかに。優さんはいかがですか?

優 話合いや意見を言うことが多くなりましたね。みんながそれを必要だと思い始めたというか、自主性みたいな部分がいまきっと僕らには必要だと思うので、メジャーデビュー前と比べたらそういう時間があきらかに増えた気がします。

■必要だなと思い始めた理由というのは?

優 意思の疎通も大事だし、自分の意思も確認しなくちゃいけないし、この5人でやっていくにあたってさらに意識が深まったというのもあるだろうし。今までそういうことをあまりしてこなかったんですよ、そこに重きをおいてなかったというか。他にもっと学ぶことがあるからまずはそれを吸収しようって、それこそ夏先生に言われたことを吸収して、ライブをやって、いったん落ち着いてっていうところで、あ、今はこれが必要なんだなって。そこでちゃんと向き合い始めて、これを経て成長するんだろうなって気づくことができたので、このタイミングでこういうふうになれたのは良かったと思いますね。

■なるほど。9太郎さんはいかがですか?

末吉9太郎 この流れでこんなことを言うのもあれなんですけど、見ていただいたらわかると思うんですけど、僕、顔がかわいいじゃないですか。群を抜いてかわいいじゃないですか。インディーズ時代から僕一番かわいいってよく言っていて、メジャーデビューするときに顔のかわいさもメジャーデビューします!って言ったんです。でも常にベストでかわいかったから、それはちょっと厳しいんじゃないかと思って。メジャーデビューしたときのかわいさがピークだったんじゃないかって思っていたんです。で、今回の2ndシングルで、事務所から「金髪にしてください」って言われて金髪にして、MVの撮影に挑んだんです。その完成した映像を観たら、まぁびっくりするくらい垢抜けていて、自分のかわいさの伸びしろにびっくりして。あ、こんなにかわいいんだ!まだまだいけるじゃん!って。なので、今後もかわいさがどんどん増して、どんどん垢抜けていくんだろうなって思うと楽しみでしかないです。

■ふふふ。(笑)

TAKA よく言えたよね、この流れで。逆にこの流れはおいしいなって思ったでしょ?

末吉9太郎 はい。すごくわくわくしていました。(笑)

■いいですね、自分をしっかり持っていて。

末吉9太郎 はい。ありがとうございます。

■前回はメジャーデビュー直前で、メジャーに向けての気持ちを楽しくお話していただいた印象ですが、実際にデビューして、今はいろいろ考えているといったところですか?

TAKA 考えるというか…ここからもっとステップアップするためにメンバー同士で話し合ったり、今までにはなかった向き合い方、取り組み方をし始めて、次に向けて歩き出した。今はそういう時期にきていますね。

綾介 まじめ時期ですね。

TAKA もっと頑張らないとっていうところにきているので、まぁ1名除いて、1名ちょっとベクトルが違うんで。(笑)

末吉9太郎 僕はかわいさを磨かないといけないっていう仕事があるんで。

TAKA こう見えて9太郎もめちゃくちゃまじめに話しますからね。

末吉9太郎 全然全然。

TAKA ほんと5人で話合いをする機会が増えたので、ちょっとまじめっぽくなっちゃいましたけど、9太郎で中和されたかな?(笑)

末吉9太郎 僕はまじめですよ、いたって。

■そうですよね。5人で話す際は、もう心の中すべてを出し合う、みたいな感じですか?

TAKA 結構そうですね。みんなの想いを赤裸々に話して。大変だし正直しんどい時期ではあるのかもしれないけど、そこに恐れず向かおう!みたいな。やる気は満ち溢れている状況ですね。

綾介 いい方向に向けて話し合っているので、ほんとに必要な話し合いなんだってことをみんなが感じながらやっているのでね。

■未来のことを考えての話し合いだと。

TAKA ほんとそうです。

綾介 全然立ち止まってはいないので。

優 結果、ひとりひとりの考え方は全然違うんだけど、目標は同じだったということを再確認できたし。

綾介 それをすり合わせる作業というか、ベクトルが違うところをこうしていこうっていう作業が今できているので、これで足踏みが揃っていくんじゃないかと思います。