D.Y.T VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

D.Y.T『Juliet』

■この人は上手いですよ、運転。

菅野 余裕ですよね。相当乗り回していますよね。チャラいな。

千田 そう、そこ!チャラいのに、それさえも跳ね返してしまうほどの女性なんですよ、この女性は。なので、これもある意味“Juliet”の小悪魔的な感じがありますよね。

■通ずるものがありますね。

千田 「それでもずっと一緒にいたい」みたいな。だから、これもまた男性目線になっちゃうけど、結構かゆい感じですよね。

菅野 運転下手な方は、これを聴きながら技能を上げてもらって、この曲を流しながら好きな女性とドライブデートしていただけたら嬉しいですね。

千田 確かに。いい雰囲気になれる楽曲になったし、英語が多いから洋楽を聴いている感覚になるよね。

菅野 出だしの部分がラジオから流れてくる雑音みたいな感じなので、ほんとに車の中で聴いている雰囲気だしね。

■聴いていて気持ちいいです。夏の終わりや夕日、そういうイメージ。

千田 夕日からスタートして、だんだん暗くなっていって、歌詞で「無数のlight up」ってあるんですけど、そういう時間に首都高ではないけど、ちょっときれいな景色見ながら走っていたりね。

菅野 首都高走れっかな…。

千田 ……っていうイメージです。(笑)

■2人で一緒に歌詞を書くと、お互いの恋愛観はもちろん、考えていることや知らない面を知ることもあるんじゃないですか?

菅野 あります、あります!

千田 めちゃめちゃあります。特に最近は以心伝心し始めたからね。

菅野 そう。合わせにいくというかね。例えばラジオで恋愛系の話題になると、たぶんこうくるだろうなって、あえてそっちに合わせていくというか。

千田 結構打ち合わせなしでドンピシャで当たるんですよ。一緒にいすぎるせいか、何を考えているかがわかるようになってきていたりするので、そういうところも歌詞に出てきていて、そこは面白いですね。たぶんあいつはこういうことを伝えたいんだろうなって感じで持っていくと「いいっすね!」って言われたり、俺の好きなものを予想して持ってきてくれたり、最近はそうところがあって。一緒にいるからこその特権というか、利点かなって。

■とは言え、出会ってまだ2年ちょっとくらいですよね?

菅野 2年半くらいかな。オーディションで初めて会ったので。

千田 でもほぼ毎日一緒にいるから、もう10年くらい一緒にいる感覚なんですよ。だから2年半でもちゃんと合うんだなって。もちろん2人だからこそっていうのもありますけどね。2人なので、イヤでも2人しかいないので、だからこそ本音の部分がわかるってこともあるし。

■初めて会ってから打ち解けるまでも早かったですか?

菅野 オーディションが終わってすぐに横浜アリーナで曲を披露することがあって、だから、お互いを知っていくというよりは、実践していくみたいなスタートでしたね。

千田 だから、お互いが歩み寄って仲良くなる時間もなかったというか。でも今思えば、そんな暇もなかったのが逆に良かったのかもしれないです。最初から2人で苦労やなんかを経験してきたからこそ、今の関係性があるのかなって。

菅野 ましてや歌の経験がない状況でね。

千田 「2週間後に横アリね」って、ちょっと意味わかんないですよね…。

■でしょうね。

千田 その時はよく意味がわかっていなかったので、横アリは全然緊張しなかったんですよ。

菅野 歌未経験で、最速で横アリに立った男っていう称号があってもいいくらい。(笑)

千田 でもやっぱ陽太がいなかったら無理だったので、感謝ですよ。

■千田さんは歌ったことないし、菅野さんはそういう方と一緒にやることになって、それぞれ不安はなかったんですか?

千田 俺は楽しみの方が大きかったかもしれないけど、そう言われると確かに、俺が逆の立場だったら不安だわ。(笑)

菅野 あはははは。(笑) 驚きはありましたけど、センスはあったと思うので。それに、最初は目の前のことをこなしていくところから始まったのでね。

千田 でもそこから始まって、今はちゃんと目標があるじゃない。言っちゃいなよ!

■教えてください。

菅野 武道館に立ちたいんです。いろんなアーティストや先輩方のライブを観させてもらって、そういう方たちに追いつきたい、自分も武道館に立ちたいって。なので、今は武道館という目標ができました。

■いつ頃予定にしましょうか?

菅野 そこ結構重要ですよね。5年って言ったら長いし、3年は早いし。

千田 2年後!

菅野 2年?早くない?

千田 それくらいの気持ちでやらないと。

菅野 そっか。それくらいの気持ちで、目標は高く、頑張ります!

■楽しみにしています。千田さんは?

千田 僕はアジアツアーがやりたいです。7年以内に。

菅野 あはははは。(笑) そっちは結構時間かかるんですね。

千田 こっちはいろいろと計画があるから。7年以内にアジアにいきたいですね。2年半でここまできたので、あと2年で武道館だとしたら、そこから5年ですよね。何が起こるかわからないのが人生なので、そこに懸けたいなって。ここから2年と5年、頑張るので楽しみにしていてください。

Interview & Text:藤坂綾

PROFILE
2018年結成。千田耀太、菅野陽太の2名によるツインボーカルユニット。圧倒的歌唱力と抜群のハーモニー、2人で踊る高シンクロ率のダンスパフォーマンスが魅力。曲制作・コレオグラフをはじめ、マルチな才能を備えた高いセルフプロデュース能力で活動の幅を広げている。2020年10月7日、デジタル配信シングル『Juliet』をリリース。 
https://dyt-y.com/

RELEASE
『Juliet』

デジタル配信リリース

フジパシフィックミュージック
10月7日 ON SALE