ΣVOL VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

陽之介 僕も約半年前に、にとくんと同じタイミングでΣVOLに加入しました。自分は前世となるグループを卒業した後に、好きな表現よりも、売れたいという気持ちを強く持っていたことで、地上向けの事務所の養成所に所属しました。でも、どこか心に迷いを持っていた中、LEONくんに声をかけていただきました。その時に、「絶対に後悔はさせないから」と、いろいろと熱い言葉をいただきました。僕自身、前世で活動をしていたグループの時期に、イベントでΣVOLと共演する度に、いつもΣVOLのライブを客席の後方でずっと見ていたくらい大好きだったから、誘われた時はすごく嬉しかったんです。同時に、僕からしたら、ΣVOLはすでに完成されていたグループだったから、「自分がこのグループに加入しても何ができるんだろう?」と、参加することを悩んでいました。それでも熱い誘いの声が嬉しくて加入を決めました。でも加入後、ΣVOLの環境についていくのがとても難しく、メンバーの期待にも応えられず、終いには「これ以上成長がなかったら、もうメンバーとしての後がないぞ」と言われるくらいにまで崖っぷちに立たされました。それが加入して2ヶ月後くらいの話だったんですけど、僕自身は大好きなΣVOLのメンバーになれた以上、絶対にあきらめたくはなかったから、その時点で改名し、メンバーカラーも変え、それまでコミュ症でメンバーとも上手く話せなかった自分を変えようと、自ら積極的に話しかけたり、少しずつですがライブではっちゃけたり、少しずつ笑顔の頻度も上げていけるようにしました。そう心がけてから、ライブでオレンジ色のペンライトの数も増えましたし、まだまだですが、パフォーマンスのレベルも上がってきたことで、ようやくΣVOLの中に自分の居場所を作れるようになりました。

■ΣVOLは、8月4日に最新シングル『メメントアモリス』をリリースします。本作を作る上での狙いや思いを教えてください。

LEON アイドルの楽曲って、「好き」という気持ちを曲にするなど、「愛をテーマにした歌」が多いじゃないですか。でも“メメントアモリス”では、「死」について歌っています。僕は母親を亡くしていて、ペットも亡くした経験があります。「死」は人が生きていく上で避けられないテーマで、楽曲もスケール感がありますし、本当ならもっと後にテーマとして打ち出した方がいい曲だと思っていましたけど、今回、CD盤としてリリースするタイミングを得た時、今一番方向性の定まっているΣVOLの姿を示す上で、重いテーマだけど、“メメントアモリス”が一番相応しいと思って選びました。その上で、同じく激しく攻める曲をということで、歌舞伎町を舞台にした色恋沙汰を歌った“黒蝶-ageha-”と、同じく攻めた曲調で、自己紹介も含んだΣVOLのテーマ曲“SIGMA SIGNAL”を選びました。さらに、今の時代はTikTokで受けがよく、一緒に踊れて楽しくなる楽曲が流行っているし、求める人たちも多いから、曲調の印象がガラッと異なる“ふぁにばに!”の収録を決めました。“ふぁにばに!”を初めてライブで披露した時は、「一体何を見せられているんだ……」とファンの人たちも驚いていましたけど。(笑)

はるひ ΣVOLファンからしたら、「曲調の色を変えてきたんだな」と感じていたと思いますけど、今ではΣVOLだからこそのかわいらしさが出ているし、僕らもファンたちも、いかにこの曲を楽しむかというノリをライブでも作りあげています。

■ここからはメンバーのお勧め曲を聞かせてください。

丸谷 僕が好きなのは“ふぁにばに!”です。理由は初めていただいた僕の落ちサビがあるからです。それがすごく嬉しかったのが一つ。僕的にこういったキラキラした楽曲が好きだし、自分にも似合うから、僕はこの曲をお勧めしたいです。

はるひ 僕は“SIGMA SIGNAL”です。実は3年ほど前から、このデモ曲は生まれていました。でも、単なる自己紹介曲にしたくはないとの思いから、この曲が活きる形をゆっくりと模索し続け、今の9人になってようやく完成を見た曲なんです。だからこそ、僕自身はこの曲に深い思い入れを持っています。

にと 僕は“黒蝶-ageha-”が推しです。この1曲の中だけで、テンポチェンジを含め、いろんな表情を見せられるし、さまざまな音楽性が入り交じっているので。そこがΣVOLらしいなと思って気に入っています。

山田 僕も“ふぁにばに!”推しです……と言いたいところですが、“メメントアモリス”を推したいです。この曲はめちゃめちゃカッコよくて、すごくいい曲なんですよ。だからこそお勧めしたいです。

唯我 僕は全曲好きですけど、僕が振り付けを担当した“ふぁにばに!”をお勧めします。このシーンでは、「死生観」をテーマにした“メメントアモリス”のような曲を歌っているグループはなかなかいないけど、“ふぁにばに!”のような、この空間をみんなで一緒に楽しもうと歌うグループや楽曲は、星の数ほどあります。そういう曲ほど、いかにお客さんを楽しませられるかが大事になります。「そこの分野にΣVOLが挑戦したらこうなる」というのを
証明したのが、この“ふぁにばに!”です。振り付けを含め、その独自性を感じてほしいし、僕的にはそこに挑戦した曲だからこそ、お勧めしたいです。

みっちー 僕は“黒蝶-ageha-”が推しです。僕は今まで歌を専門にやってこなかったので、これまではラップや盛り上げのガヤなどで自分を活かしてきましたけど、この曲では落ちサビを任せていただけたことで、自分の歌声もしっかりと武器にして戦っていこうと思えた曲だったからこそ、思い入れを強く持っています。ちなみに“黒蝶-ageha-”のMVの落ちサビのシーンは、自分の家の屋上で、夜中に新宿の街を眺めながら撮影したものです。ぜひそこに注目して見てください。

赤司 僕は“黒蝶-ageha-”でラップを担当していて、しかも、そのリリックも書いているので“黒蝶-ageha-”が推しです……と言いたいところですが、落ちサビを担当している“メメントアモリス”が好きなので、この曲を推したいです。

はるひ 嘘です!赤司は落ちサビを歌っていないです。そもそもΣVOLの曲で赤司の落ちサビのパートは1個もございません。(笑) まさかここでウケを狙ってくるとは。(笑)

赤司 (笑) “メメントアモリス”はすごく感情移入できる曲なんです。MVも制作したのでぜひ見てほしいんですけど、MVの撮影中も、ライブでこの曲を歌っている時も、感情が高まりすぎて涙が流れてしまいます……。MVではみんな綺麗な表情で歌っていますけど、僕だけ泣いているから、そこも見てみてください。

陽之介 僕は「死生観」が好きなので“メメントアモリス”……と言いたいんですけど、ダークな曲調でちょっと病んでいる歌詞の内容だし、しかも色恋沙汰の多い歌舞伎町を舞台にした“黒蝶-ageha-”をお勧めしたいです。この曲は1番と2番のメロが異なっているので、そこが好きなところです。しかもこの曲には、ΣVOLにしか出せないパワー感も入っているからそこも好きなんです。それに、僕が加入して初めての新曲だったというのも、好きな理由になっています。

LEON 愛を歌うメンズアイドルグループが多い中で、僕自身の人生観を投影したのが“メメントアモリス”と先ほど伝えましたけど、僕自身が最愛の親と、そしてペットを亡くしたことから、孤独に襲われる経験を重ねてきました。そういう時に寄り添ってくれたのが、僕の中では音楽でした。人は絶対に心に寄り添える存在や居場所が必要じゃないですか。その存在や居場所をΣVOLの音楽で作り、「一人じゃないよ」と言ってあげたかった。それに僕も含め、このシーンが好きな子たちには、生きるのが不器用な子たちも多いです。そういう子たちの居場所がΣVOLであり、僕らの音楽であれたらと思います。そういう思いを持って、“メメントアモリス”はもちろん、今回のシングルを作りました。ΣVOLは、9月1日にEX THEATER ROPPONGIで『偽楽園』と題したワンマン公演を行います。たとえそこが偽物の楽園だったとしても、それでも僕らはその場所を命懸けで守りたいし、その場所でΣVOLの音楽を通して一人ひとりに寄り添いたい。そういう思いを持って『偽楽園』と名付けました。この日は、僕らも全力でΣVOLらしいライブをして、みんなと一つになれたらなと思っていますし、最高のライブにしていくのでぜひ足を運んでください。

はるひ この9人でやるワンマン公演は初めてだからこそ、この9人のΣVOLの良さを伝えられるライブにしていくし、今までに見たことない印象を与えられると思います。それこそ「ΣVOLってすごいんだぞ!」という姿を見せますから、ライブも楽しみにしていてください。

山田 その上で、もっともっと売れたいです。(笑) いや、売れるぞー!!

Interview & Text:長澤智典

PROFILE
ネオラウドロックメンズアイドルグループΣVOL(エヴォル)。他のグループとは一線を画したネオラウドロックサウンドに、圧倒的な熱量かつ歌唱力と、体感激情型のエモーショナルなパフォーマンスが体験できるライブを展開中。
TuneCore:https://www.tunecore.co.jp/artists/_EVOL?lang=ja
X:https://x.com/EVOL__official

RELEASE
『メメントアモリス』

通常盤(CD)
QARF-69322
¥1,200(tax in)

rockfield
8月4日 ON SALE