ファン太 VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

■ファン太さんは今、ラジオ番組「ファン太のとにかくだしてこ」(JFN全国32局ネット)のパーソナリティとしてもしゃべっていますよね。

ファン太 そうなんですよ。聴いてくださっている方々がどう感じているかはわかりませんが、しゃべっている側からすれば、配信とラジオは似て非なるものという認識です。配信だとみなさんのコメントを拾いあげ、その反応を見ながらしゃべる内容も変えていけます。だけどラジオ番組の場合は、構成作家の方がついてくださるのもあって、ひと通り台本がありつつ、その上でアドリブでしゃべったり、しゃべる内容を自分なりの表現で言葉にしたりしています。しかもリスナーの方たちの反応を見ずに進めるから、ちょっと不安になることも正直あります。逆にその場の反応がわからないので、それを気にすることなく一方的に進めていく場合もありますけどね。(笑)

■配信の場合はすぐに反応が返ってきますからね。

ファン太 最初はラジオ番組もいつもの生配信の感覚でいけるだろうと思っていましたけど、いざやってみたら全然そんなことはなくて。さっき「似て非なるもの」と言いましたけど、まさにそうで。いつものとがった言葉も少し表現が丸くなったりもしますからね。(笑) ただ、ゲストを呼んだ場合は、ゲストの反応を目の前で見られますから、そうなるといつもの生配信に近い感覚でしゃべれます。ラジオ番組を始めたことで、生配信をしている層の方々以外の人たちにも届きだしたように、広がりを実感しています。しかもリスナーの方々だけではなく、関わってくださるスタッフの方々との関係値も深まりました。それこそ自分でイベントを行う時に、ラジオ番組の作家さんにも加わっていただいて構成を練ったり、レコーディングのエンジニアさんに他の仕事でも関わってもらうなど、着実に人脈が広がっているから、自分の行動の範囲や量を広げていくのも大切なことだなと改めて感じています。しかもメディアを広げることで、ライト層の広がりも着実に増えていますからね。

■ファン太さんはこれから先のビジョンを、どのように考えているのでしょうか?

ファン太 最初の1年目は今の環境の土台をしっかりと築き上げ、同時に新しい人たちとの関わりや、新規アーティストの発掘もしながら、2年目や3年目でその環境を確立させていきたいなと思っています。その上で徐々に規模を大きくしていければと今は考えています。

■近々ライブも行う予定だとお聞きしました。

ファン太 福岡・名古屋・東京を回るツアーをやります。以前は1万人や2万人という大規模で開催してきましたが、それでもなかなか関東まで足を運べない方々もいたことで、今回は都市部にはなりますが、僕らの作りあげるライブの雰囲気を身近な距離で味わっていただこうと、あえて1000〜2500人規模の会場でライブを行うことを決めました。出来れば出演する人たちの新たな音源も、ライブ日程とリリース日を上手く近づけながらリリースしていけたらと考えています。その方が生のライブで味わった感動を家に帰ってからも味わえますし、先に楽曲を予習した上で、ライブを通して生の臨場感を感じてもらい、その違いを楽しんでいただくことも出来ますからね。

■ファン太さん自身がプロデューサーの立場でもありますからね。

ファン太 いわゆる音楽制作のプロデュースは、その道のプロの方々にやっていただきますけど、いろんな動きという面では、軽いプロデュース業は今もやっています。自分が動くことで何かしらのプラスになるのであれば、そこは厭わないです。

■これからの活動も楽しみにしています。

ファン太 とにかく今はインターネット内の世界だけではなく、リアルな世界にも広がりを作り、僕の大好きなアーティストたちの音楽を、まだ出会ったことのない人たちにどんどん広めていきたいです。まずは一度触れてみてください。そこから一緒に歩めたら嬉しく思います。

■ちなみにファン太さんが被っているマスクは、いわゆるプロレスラーが被るマスクですよね?

ファン太 そうです。僕がニコニコ動画で配信を始めた時から、いわゆるメキシカンプロレスラー風のマスクを被って配信していたこともあって、そこからの流れで、現在のオリジナルのマスクを制作するに至っています。個人的な話にはなりますが、学生時代に柔道や格闘技をやっていた経験もあるから、いわゆるコンタクトスポーツも好きなんです。個人的にはリアルな格闘技イベントなんかもやってみたいんですけど、僕が主戦場にしている界隈では、僕も含め引き籠もりの方が多いから、実現は難しいかもしれませんね。(笑) これも余談ですが、先日野球をやる企画で試合に参加したんですけど、1打席目で打てたのは良かったけど、1塁に走っている途中で肉離れを起こしてしまったという……。(笑) なので、そこは「格闘技イベントをやりたいな」という気持ちだけに留めておきます。(笑)

Interview & Text:長澤智典

PROFILE
2011年ニコニコ生放送で活動開始。登録者は2万人を超え公式放送やニコニコ超会議のステージに出演する。その後ゲーム配信者としてYouTube、Twitchに主戦場を移す。2019年1月、生配信中のPUBGで人気配信者SHAKAとマッチングしたことをきっかけにゲーム実況配信界隈で人気が出始め、2022年6月に行われたVCR RUST(シーズン1)におけるゲーム内での歌唱の披露や声真似が人気を博し、生配信同時接続数3桁から数千に拡大。2023年7月に開催されたVCR GTAで人気を不動のものとし、8月より参加したストグラ(GTA5を元に制作されたメタバース× ロールプレイの新感覚コンテンツ)で同時接続数が3万を超える人気配信者となる。Most Watched #Twitch Streamers in the 4th week of Septemberでは世界5位を記録。2024年3月、プロeスポーツ組織である「ZETA DIVISION」のクリエーター部門に所属。そんなファン太を軸に、「ストグラ」の世界(メタバース)からリアルの世界へ音楽を使いどちらの世界も行き来できる新たな世界線を創出していくレーベル「J STAR RECORD」を主宰し、ストリーマーやVTuberに眠る才能を新しいエンタテイメントとして世に送り出す。

RELEASE
『vol.ZERO』

配信デジタルリリース
https://jsr.lnk.to/ZEROEM

J STAR RECORD
6月25日 ON SALE

ファン太 ファーストシングル
『憧れのスレンダーガール』

配信デジタルリリース
https://JSR.lnk.to/slendergirl

J STAR RECORD
7月25日 ON SALE

LIVE
2025年4月12日・13日、両国国技館で行われた『超激動 -SUPER GEKIDO-』にて発表された新レーベル「J STAR RECORD」が主催となり音楽ライブを中心とした全国ツアーの開催が決定!
初のライブツアー『SPARK TO DO』
・開催スケジュール
2025年9月15日(月・祝) Lives NAGOYA(愛知)
2025年9月20日(土) DRUM LOGOS(福岡)
2025年9月28日(日) LINE CUBE SHIBUYA(東京)
イベント詳細・チケットはこちらから
SPARK TO GO特設サイト:https://sparktodo.shankzpromotion.com/