■DJを始めたきっかけは?
G 一番初めは友人でテクノDJのGabor Kraftに弟子入りした感じで、彼のギグに同行していたんだ。その時はかなりアンダーグラウンドな音楽をやっていたよ。テックハウスとかね。今はもっとメインストリーム寄りになったし、トレンドのサウンドとかも積極的に取り入れながら、自分だけのスタイルを創っているつもりさ。
■来日した感想をお聞かせください。
G 実は17歳の時に日本に来たことがあるんだ。スポーツのトーナメントがあってさ。でもDJとしてパフォーマンスをするのは初めてだね。アジア自体が俺のセカンドホームみたいなところだから、ここ8年くらいはずっとアジアで過ごしてきたし、ある意味親近感があるね。
■好きな日本食はありますか?
G ビーフカレーだな。和食に共通して言えることだけど、味が本当に繊細だからね。
■日本で行ってみたい場所はありますか?
G 美術館とか博物館に行ってみたいと思っていたんだ。今回はスケジュールの関係でちょっとキツいけど、次回の課題にしたいね。
■これからELE TOKYOに出演されますが、お気持ちはいかがですか?
G マッシュアップとBootlegをめちゃくちゃ用意してきたんだ。既存のものに違うテイストを加えることによって、新しいトラックに変身するから好きなんだよ。2、3曲のいいところを凝縮して一つのトラックにまとめるとかね。もちろん自分の新曲もかける予定だから、いまから楽しみだよ。
■意外な一面があったら教えてください。
G さっきチラッと話したけど、なぜ17歳の時に日本に来たかというと、当時はカヤックのナショナルチームに選ばれていたんだよ。それで国際大会に参加するために日本に来たんだよ。石川県の小松ね。いま思えば17歳の自分は別人かもしれないな。(笑)
■今後の予定をお聞かせください。
G メジャーなレーベルから曲をリリースすることかな。でも俺にとってはどこのレーベルから出すのかはそんなに重要なポイントじゃなかったりするんだよね。一番大切にしていることは、聴く人がちゃんと俺の音楽を楽しんでくれているかどうかなんだよ。DJで曲をかけるとクラウドの反応がダイレクトに伝わってくるから、すごくわかりやすいんだよね。自分が作った音楽を気に入ってくれていたらそれだけで満足だよ。だからこれからもそのつもりでやっていくよ。
■VANITYMIXの読者へメッセージをお願いします。
G いつもサポートしてくれて本当にありがとう!みんなが俺の音楽を楽しんくれていたらすごく嬉しいな。またね!
PROFILE
2013年から北京を拠点に一流クラブレジデントを務めてきた。ハンガリー出身のDJ兼プロデューサー。イヴ・サンローランやヴェルサーチェなどの世界的ブランドからもオファーが絶えない凄腕の持ち主。
https://soundcloud.com/gregkatona