■せっかくこの3人の組み合わせですし、6期生のお二人から見た地頭江さんの印象と、地頭江さんから見た江口さんと最上さんの印象をそれぞれ伺いたいと思います。
最上 実は同い年なんですけど、すごくしっかりしているなと思う反面、おしゃべりが好きで面白いのもすごくいいなと思っていて。すごく真剣な一面も持ちつつ、お茶目でおしゃべり好きなところはギャップがあって好きです。最近は目撃者公演という私たちチームHの公演にも出てくださったんですけど、ずっと出ていたのかと思うくらい表現力がすごくて。音々さん特有の良さがあると思うので、パフォーマンス面でもすごく尊敬しています。
江口 私はステージに立たれている時の音々さんが一番大好きなんです。ステージ裏で音々さんを見た時、すごくカッコ良くて「こんな人いるんだ」という衝撃を受けたんです。その時に憧れに変わったというか、私もこうなりたいと思う先輩になって。その日からずっと音々さんと話したい、近づきたいと思って話しかけにいったりしたんですけど、その時もすごく優しく話してくださったんです。ステージに立っている時の音々さんと話している時の音々さんはギャップもあって、人柄もすごく好きですし、尊敬する先輩です。
地頭江 最上ちゃんは入った当初から当時のHKT48を全て背負ってくれていたメンバーでもあるんです。というか、6期生全体がそうで、そもそも6期生は福岡の番組でも特集されていたんです。6期生が頑張っているドキュメンタリーがテレビで流れていたり、福岡を挙げたお祭りみたいな感じだったんですよね。その当時1期生さんたちがどんどん卒業していって、どう頑張ったらいいか分からないし、これからどうなるか分からないみたいな、みんなが負に陥っていた時期でもあった時に6期生が加入してくれて。その中でも最上ちゃんは最年長ということもあって、6期生のお姉ちゃん的な役割をしてくれているんです。でも最上ちゃん自身も急に卒業された先輩のポジションに呼ばれたりして、覚えることがたくさんあって。なので、他の子より先に振り入れがあったりもしたんですけど、それを自分のものだけにせず、みんなに教えてあげていたり。最上ちゃんは頑張っていることを隠すのが上手いんですよ。なんでもクールにこなしている感じがあるんですけど、最近はあたふたしている姿も見られて、意外と器用じゃないんだなと思ったりしています。(笑) 自分も同い年なので「頑張らないと」と思いますし、1年しか経っていないのにすごく頼りになるのでありがたいです。
最上 ありがとうございます。
地頭江 ⼼々華は責任感が強くて努力家です。人懐っこくもあるんですけど、まだ子どもなのに本当に責任感があって、完璧主義というか、手を抜いているところを見たことがないんですよね。ふとした時に大人びた表情をしていて、10年ここにいたのかな?みたいな顔をしている時もあるし。(笑) ダンスも昔から習っていて上手だし、見た目もザ・アイドルって感じで6期生の中心に立っているときも違和感がないんですけど、それを当たり前に思っていないのが⼼々華のいいところだなと思うんです。そこに自分が立っている意味をすごく考えてる。最後に卒業した1期生さんの本村碧唯さんのポジションに⼼々華が立つことがあったんですけど、結構複雑な心境だったり、碧唯さんのポジションだし思うこともあったと思うんです。でも⼼々華にしか頼めない場所だなと思いましたね。そのポジションが⼼々華を育てるというよりは、⼼々華がそのポジションを自分のものとして育ててくれたら良いなと思っています。6期生みんな、加入する前からHKTを背負ってくれているので最初は申し訳ないなとも思っていたんですけど、だからこそHKTでいることの責任感をすごく持ってくれていて。ステージに立つことをすごく大切にしてくれているのが伝わってくるので、それを見て私も初心に返らないとと思いますね。
■今回のシングルが出るのは年末ですが、みなさんにとって今年がどんな年だったか、そして来年への意気込みも伺えたらと思います。
江口 2023年は昇格させていただいたり、選抜メンバーに選んでいただいたり、自分や周りの環境が変わった1年だったなと思っていて。私が目標にしていた選抜や昇格にこの1年で届くことができたのが信じられないですし、大丈夫だったかな?と思うこともあるんですけど、2024年はいただいたチャンスや学んだことを自分のものにして、自分の力で選抜メンバーに選んでいただいたとたくさんの方に思っていただけるように実力を付けたいと思います。
最上 私も昇格させていただいたり、ベトナムに行ってパフォーマンスしたり、小さい頃から夢だったGirlsAwardのランウェイを歩かせていただいたり、自分が想像していなかった経験ややってみたかったことをさせていただいた1年でした。来年はもっと自分が想像できないことをできるようになりたいですし、いろんなことを経験して、何が来てもこなせるくらいの実力と自信を付けたいです。
地頭江 2023年は1期生さんの先輩方など、HKT48を作ってきた方々が旅立っていくことが多かったんです。今年は初めての1期生さんがいない周年ですし、今回の曲ではこれまでセンターに立ってこなかった子たちが初めてセンターに立っていて。13年目1曲目の曲というのもあって、一気に塗り替えられる感覚があるんです。今まで曲が出る度に「新しいHKT48」とか、「今まで見せたことないHKT48」という話をしてきたんですけど、これからが本番だなと思っています。今まで大切にしてきたものや、守られてきたものはちゃんと大切にしつつ、私たちらしいHKT48だと自信を持って言い続けられるような1年になったらいいなと思っています。
Interview & Text:村上麗奈
PROFILE
SKE48、NMB48に続いて誕生した、福岡県福岡市を拠点に活動するAKB48の姉妹グループ。2011年10月に埼玉・西武ドームで行われたAKB48の全国握手会にて1期生がお披露目された。翌11月に福岡・ホークスタウンモールのHKT48劇場にて「手をつなぎながら」公演がスタート。2013年3月1日にシングル『スキ!スキ!スキップ!』でCDデビュー。同年12月31日には「NHK紅白歌合戦」に単独で初出演した。17枚目シングル『バケツを被れ!』を、 2023年12月20日にリリース。5期生の石橋颯と竹本くるみが初のWセンターを務める。また年内でグループからの卒業を発表している3期生の田中美久にとってはラストシングルとなる。
http://www.hkt48.jp/
RELEASE
『バケツを被れ!』

Type-A(CD+DVD)
UPCH-80605
¥1,676(tax in)

Type-B(CD+DVD)
UPCH-80606
¥1,676(tax in)

劇場盤(CD)
PRON-5110
¥1,047(tax in)
ユニバーサル ミュージック / EMI Records
12月20日 ON SALE