■今回の収録曲は3曲ともMVがありましたが、撮影時の裏話やエピソードがあったら教えてください。
小日向 “あぶきゅーに乗って”は、実際の車両で撮影させていただいたので、何回も車両が行ったり来たりして撮ってもらったんですけど、私たちが待機している間を車両が通る度に、車掌さんに向かって毎回「お疲れ様でーす!」と言っていたら、「もう大丈夫だよ!」と笑いながら言われました。(笑)
■すごく撮影に全面協力してくれたんですね。ありがたいですね。
志田 “岩手讃歌”は、もちろん岩手で撮影させていただいたんですけど、撮影したのが真冬の12月で、浄土ヶ浜でダンスシーンを撮影した時の衣装が半袖ですごく寒かったんです。それに小岩井農場とか岩山展望台での撮影の時は雪がすごく積もっていてめちゃめちゃ寒かったです。それでもみんな笑顔で頑張って撮影した思い出があります。
佐藤 “東北えがお”は、みんなそれぞれソロで爆笑するシーンを撮ったんですけど、カメラに向かって笑わないといけなかったので、笑わせるためにカメラの上で赤べこを振りながら笑わせてくれて、カメラには写っていないんですけど、すごく大活躍してくれました。(笑)
■今作のレコーディングで苦労した点や、自分なりにこだわったポイントがあったら教えてください。
水谷 “東北えがお”のレコーディングの時は、いつもと違うスタジオで、しかも楽曲提供してくれたMANAMIさんもいらっしゃっていて、すごく緊張しました。冬で乾燥していたこともあって声が上手く出せなかったのもあったんですけど、号泣してしまいました……。声も震えちゃってすごく苦戦しました。
小日向 “岩手讃歌”で、「ベアレンビールもめんこいな」というフレーズがあるんですけど、そこはだーしー(志田)が「あおいちゃんに歌ってほしい」と言ってくれたので、すごくビール好きのように歌いました!
■でも小日向さんは実際にビールが大好きなんですよね?!わざわざビール好きのように歌わなくても。(笑)
小日向 そうなんですけど、ビールがすごく好きなのが伝わるように歌いました。(笑)
志田 めんこいから「めんこいな」のところを歌ってほしかっただけだけど……。(笑)
福島 私は“あぶきゅーに乗って”の落ちサビのところの入りの、「あぶきゅー」のニュアンスがすごく難しくて何回も録り直したのと、“岩手讃歌”のレコーディングの時に、プロデューサーから、「雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ 疲れたらぺっこ休むべな」のところを、「だーしーと入れ替わりでそこを歌うところが、この曲で一番難しいところだから、心して歌ってね」と言われて、パニックになりまして……。(笑) 今でも難しいなと思いながら歌っています。
佐藤 私は“岩手讃歌”のレコーディングで、県の方言が入っているところで、「心配ねがべじゃ?」のところが、普段聞き慣れなすぎてすごく苦戦しましたね……。(笑) すごくいっぱい練習して歌いました。
志田 “岩手讃歌”は、レコーディングの時に「海辺を歩いているイメージで歌ってみてください」と言われたので、自分的にはちょっとおっとりした感じで歌わせてもらったんですけど、ライブの時には逆に壮大に歌い上げるように歌っているので、ぜひライブにも来てもらって、聴き比べてみてほしいなと思います。
■8月からは『東北6県ツアー2025』の開催が決定して、ツアーファイナルはけっぱって東北史上最大キャパの『仙台PIT』で開催されるとのことですが、意気込みを聞かせてください。
水谷 去年のツアーはまだ未熟で、ライブをするのに精一杯で、動員目標も達成できず、自分的には不完全燃焼だったので、デビューから2回目の今年のツアーは、みんなのことを楽しませることができるように奮闘したいです。また、ツアーファイナルはけっぱって東北史上最大キャパの仙台PITで開催するので、不安や恐怖に負けないように、11月23日に向けて心を燃やしていこうと思います。
小日向 今年も東北6県ツアーが決まってとっても嬉しいです。今年はけっぱって東北史上1番大きなライブ会場『仙台PIT』でツアーファイナルを迎えるので、今、目の前にあるのは、絶対に乗り越えなければならない、絶対5人で掴みたい大きな夢です。その夢に挑戦できることに感謝をして、この夏はみんなと一緒に真っ直ぐに走っていきます。去年より大きく成長した姿をみなさんに、そして故郷東北に見せられるようにけっぱります!
福島 今年も6県ツアーを開催できるのは、応援してくださるみなさん、関係者のみなさん、メンバーのおかげです。日程と会場を聞いた時、ステージを見た時、マイクを握ってステージに立つ想像をした時、今までの積み重ねが蘇って少しうるっときてしまいました。大切に持ち続けている東北魂を胸に、みんなの心を揺さぶり、東北の応援につながる“絆”溢れるステージをお届けします。
佐藤 今年も東北6県ツアーができること、とっても嬉しいです。去年よりさらにパワーアップした姿をみなさんにお届けできるように満開の笑顔でけっぱります!
志田 私は加入したのが去年の6県ツアーの途中だった事もあり、今回は最初から最後までみんなと一緒に肩を並べ走れると思うとモチベーションも高まり、嬉しい気持ちでいっぱいです。なんと言ってもツアーの最初は岩手からなので、みんなで最高の幕開けを迎えたいです。東北6県ツアー全力投球で臨みます。
■それでは最後に読者に向けてそれぞれメッセージをお願いします。
水谷 “あぶきゅーに乗って”、“岩手讃歌”、“東北えがお”、どの曲もふるさとへの愛と私たちがみんなへ届けたい想いが詰まっているので、それをぜひ感じとって聴いていただけたら嬉しいです!
小日向 この3曲全部それぞれ違った魅力があるんですけど、私たちのふるさとへの想いもそうですが、地方の人たちの想いも詰まっているので、この曲を聴いて、たくさん東北を感じてもらえたらいいなと思います。
福島 どの曲にも自分たちの地元東北の魅力が詰まっているので、ぜひたくさんの人に聴いていただきたいです。でも生で歌っているのを聴いてもらったら、また伝わるものも違うと思うので、ぜひライブにも会いに来てほしいですし、私たちがみなさんに会いに行ける1年にしたいなと思っています。
佐藤 今回のメジャーリリースで、私たちのふるさとへの愛をたくさんの人たちに伝えていきたいなと思います。ライブもすごくたくさんやっているので、ぜひ見に来てほしいです。ちょっとメンバーは変な人たちが多いんですけど(笑)、それも含めてけっぱって東北の魅力だと思うので、たくさんの人たちに知ってもらいたいなと思います。
志田 けっぱって東北がいろいろな人の目に止まってほしいなと思います。この3曲はどの曲もポジティブで、ハートフルで、元気が出て、前を向けるような曲たちになっているので、私たちの曲を聴いて、「明日もお仕事や勉強を頑張ろう!」と思ってもらえたら嬉しいです。私たちも頑張ります!
Interview & Text:土谷拓史
PROFILE
関東を拠点として活動する、東北出身メンバー(福島・宮城・青森・山形・秋田・岩手出身メンバー6名)が、奥羽山脈のてっぺんを目指して、ライブやSNSなどを通して、「ふるさとへの恩返し」をテーマに、東北を!日本を!元気にすべく活動中。2024年夏には、初の東北6県ツアーを敢行!メンバー自らが作詞をしたふるさとをテーマにしたアルバムはオリコンデイリーランキング3位を獲得。アルバム『ふるさと2024』は、「CDショップ大賞2025-東北ブロック賞-」を受賞。2025年5月20日、rock field×日本コロンビアよりメジャーリリースシングル『あぶきゅーに乗って/岩手讃歌/東北えがお』をリリース。2月22日〜関東&東北を中心にリリースイベントを開催。6人版で配信リリース中。※3月9日に成田が卒業したため、CDは5人版でリリース。
公式HP:https://www.kpt-tohoku.com/
公式X:https://x.com/wearefromTohoku
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@wearefromtohoku
RELEASE
『あぶきゅーに乗って/岩手讃歌/東北えがお』

Type-A(CD)
QARF-60310
¥1,200(tax in)

Type-B(CD)
QARF-60311
¥1,200(tax in)

Type-C(CD)
QARF-60312
¥1,200(tax in)
rockfield
5月20日 ON SALE
LIVE
『けっぱって東北 東北6県ツアー2025』
8/9(土) 岩手 盛岡Club Change Wave
8/16(土)秋田 CLUB SWINDLE
8/17(日)青森 Quater
8/24(日)山形 MUSIC SHOWA
9/7(日) 福島 郡山#9
11/23(日) 宮城 ツアーファイナル 仙台PIT