『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 3rd Live Tour TRI TRI UNITY!!!』ライブレポート@横浜アリーナ

ラブライブ!シリーズの新規プロジェクトとして、スマートフォン向けアプリ『Link!Like!ラブライブ!』(以下、『リンクラ』)をメインに、メンバーおよびメンバーを担当するキャストによる動画配信、楽曲リリース、ライブイベントなど、オールメディアで展開している、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ(以下、蓮ノ空)。

2024年11月から、みらくらぱーく!(東京)、DOLLCHESTRA(大阪)、スリーズブーケ(愛知)と、ユニットごとに全国をまわってきた『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 3rd Live Tour TRI TRI UNITY!!!』。2025年1月10日(金)、11日(土)に3ユニットが集結し、横浜アリーナ2日間の公演でファイナルを迎えた。蓮ノ空史上最大規模の会場で行われたファイナル公演。2人ユニットだった103期から、新入生が加入し、3人ユニットとなった104期の“今の姿”を見せてきたユニット公演の集大成と、『リンクラ』の活動記録(ストーリー)とリンクし、ラブライブ!全国決勝大会の舞台をリアルタイムに再現したDay.1の模様をレポート。オープニングのアタック映像がファンのテンションを高めていく。スクリーンにツアータイトルが浮かび上がると、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの楡井希実(日野下花帆役)、野中ここな(村野さやか役)、花宮初奈(乙宗 梢役)、佐々木琴子(夕霧綴理役)、菅 叶和(大沢瑠璃乃役)、月音こな(藤島 慈役)、櫻井陽菜(百生吟子役)、葉山風花(徒町小鈴役)、来栖りん(安養寺姫芽役)がステージに登場する。会場を揺らすほどの歓声に包まれながら、桜色の衣装を纏った9人が“Bloom the smile, Bloom the dream!”を歌い、ライブは華々しくスタートした。ユニット毎にソロパートを繋いでいき、ラスサビで、会場に笑顔の花を咲かせていくと、続く“On your mark (104期 Ver.)”では、大きなクラップと掛け声が会場に響きわたる。思い思いのペンライトを灯す会場がカラフルに彩られていく光景は圧巻で、9人も、一糸乱れぬフォーメーションダンスでファンを盛り上げ、ラストは菅のロングトーンで締めくくる。

 

「蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさん こんばんは!」と挨拶をすると、新衣装を回ってお披露目。ひとりひとりが一言ずつ自己紹介をし、最後に楡井が、「ユニットごとに強めてきた絆とパワー、みなさんと築き上げてきた絆を糧に、パワーアップした蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブが、ライブ当日の“今”に至るまでの姿をパフォーマンスさせていただきたいと思います! 最後まで一緒に楽しみましょう!」と伝えると、ライブはユニットパートへ。まずは瑠璃乃と慈の幼なじみコンビに、2人を推しているゲーマー1年生・姫芽が加わったみらくらぱーく!が“ココン東西 (104期Ver.)”で先陣を切る。炎が立ち上がる中、熱く賑やかなステージを作り上げると、花帆と梢に、金沢の加賀繍の工房を営む家で育った伝統を重んじる1年生・吟子が加わったスリーズブーケが、センターステージで“Holiday∞Holiday (104期Ver.)」を披露。キャッチーなサビで手を左右に振りながら一体感を生み出していた。続いて、さやかと綴理に、いろんなことにチャレンジする頑張り屋の1年生・小鈴が加わったDOLLCHESTRAが、“KNOT (104期Ver.)”で拳を突き上げながら叩きつける。「まだまだいけるでしょ!」という煽りに、ファンも大きな声で応え、飛び跳ねながら盛り上がっていた。

それぞれのユニットに104期生が加わっていく活動記録がダイジェストで流れると、ここからは各ユニットが、衣装チェンジをしながら、2曲ずつを3回、個性が際立ったステージを代わる代わる展開していく。みらくらぱーく!が全力パフォーマンスで“みらくりえーしょん”、“アイデンティティ (104期NEW Ver.)”を披露し、会場を元気にさせると、DOLLCHESTRAはセンターステージで、“レディバグ”と情熱的な“Sparkly Spot (104期NEW Ver.)”を、キレのあるダンスと共に歌い、魅了していく。スリーズブーケは、“アオクハルカ”と“Reflection in the mirror (104期NEW Ver.)”で、3人の美しいユニゾンを響かせる。衣装チェンジをして、みらくらぱーく!が“ド!ド!ド! (104期Ver.)”、“天才なのかもしれない (104期Ver.)”、スリーズブーケが“水彩世界 (104期Ver.)”、“Mix shake!! (104期Ver.)”、DOLLCHESTRAが“AWOKE (104期Ver.)”、“パラレルダンサー (104期Ver.)”をパフォーマンス。後者の日替わり曲はトロッコで会場をグルッと回りながら歌い、ファンを喜ばせていた。それぞれのユニット公演では、2人で歌っていた曲を3人で歌うに至った心の動きを、物語と共に表現していったが、この公演ではすべての曲を3人で披露。3人でのフォーメーションや息もぴったりで、まさに集大成のようなステージだった。そして、ユニットパートのラストは、新たに加入した1年生の個性が色濃く表れたステージになる。まずはスリーズブーケが、海月のようなシルエットのスカートが神秘的な、和な衣装で、和テイストの楽曲“月夜見海月”を華麗に舞いながら歌うと、続く“眩耀夜行 (104期Ver.)”では、会場の熱気を一気に上昇させる。光輝く客席を見た3人の歌声も、自然とエモーショナルになっていた。DOLLCHESTRAは、3人がまったく違う色の衣装を纏って歌う“Proof”で、それぞれの存在を「証明」していく。赤と青と黄色の炎が立ち上がる光景も壮観で、激しいバンドサウンドに負けない歌声も力強い。続く“Tragic Drops (104期Ver.)”も含めて、小鈴が加わり化学反応が起こって進化した新たなDOLLCHESTRAを感じるパフォーマンスだった。最後は、みらくらぱーく!が近未来風の衣装を纏い、“ファンファーレ!!!”を歌っていく。姫芽のマインドが表れている曲の温度感に会場も熱狂し、“ノンフィクションヒーローショー (104期Ver.)”もお祭り騒ぎに!ファンも大きな声を出して楽しんでいた。そこに6人が合流し、24年10月のFes×LIVEでも熱狂をさらったデジタルダンスチューン“Now or Never”を再現。ユニットから学年ごとに分かれていくフォーメーションダンスが最高にカッコよかった。

一気に駆け抜けた怒涛のセットリストからの久々のMCで、それぞれのステージの感想を語ると、9人で、自身のメンバーカラーのペンライトを片手に、トロッコとセンターとメインステージに分かれながら“STEP UP ! (104期Ver.)”を披露。そして「最後の曲です!」と伝えると、キラキラした毎日を描いた歌詞に、切なさを感じる曲“365 Days”を届けていく。センターステージに9人が横一列に並び、降り注ぐ銀テープに包まれている光景が、キラキラ輝いていて美しかった。最後はひとりひとりが、メンバーへの想いや今回のライブの感想をファンに伝えて、ライブ本編を終えた。通常ならば、このあとにアンコールとなるのだが、今回はアンコールというよりも『リンクラ』の世界をステージで再現する第2部として、活動記録とステージがリンクしていく。まずは、ラブライブ!地区予選大エントリー曲“Link to the FUTURE (104期Ver.)”を披露。ユニットごとの衣装を着てのパフォーマンスから、間奏で大きなLEDスクリーンが9人を隠し、それが開けると、今度は統一感のある白い衣装に早替えをしているという演出を完璧に再現したパフォーマンスに、会場も大興奮だった。続いて、ラブライブ!北陸地方大会の披露曲“KEY of Like!”で、今度は蓮ノ空9人の一体感と3ユニットの絆と個性を見せつる圧巻のパフォーマンスで、大会を突破していく。

そして物語が“今”の『リンクラ』に追いつき、1月の活動記録に、リアルタイムで連動していく。会場から少しのどよめきが起こったあと、スクリーンには、全国大会へ向かうメンバーの物語が映し出されていく。そして、まだ誰も見ていないラブライブ!決勝大会の舞台裏にシーンが切り替わると、実際の会場は興奮状態に。決勝大会の会場でもあるアリーナのバックヤードで交わされる優勝候補・瑞河女子高等学校スクールアイドル部の桂城 泉と花帆のやり取り……そして、ステージに向かう泉の映像とつながり、実際のステージに桂城 泉役の進藤あまねが登場すると、会場が一気に湧き上がる。自信たっぷりの表情で、気高く初披露となる“Edelied”を歌い上げる進藤。圧巻のパフォーマンスで先手を取ると、ステージの映像は再び活動記録へと移る。「夢を叶えましょう」と梢がメンバーに声を掛け、今度こそ優勝するという強い気持ちを胸にした蓮ノ空。そして実際のステージでこちらも初披露となる“AURORA FLOWER”がパフォーマンスされる。諦めない気持ち、夢に対する熱い想いが詰まった彼女たちらしい楽曲を届けると、今度はスクリーンで、決勝大会の結果が発表される。結果は、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブと瑞河女子高等学校スクールアイドル部の同率1位。決勝大会は、前代未聞のプレーオフで決着を付けることがアナウンスされる。衝撃とどよめきの中で終わったDay.1。そしてDay.2ではラブライブ!決勝大会プレーオフが、2025年1月26日(日)20時00分から、『Link!Like!ラブライブ!』にて行われるバーチャル音楽ライブ「Fes×LIVE」としてリアルタイム無料生中継されることが発表された。ラブライブ!史上初となる、優勝校決定の瞬間の生中継。これは絶対に見逃せない!

◆ラブライブ!優勝校決定の瞬間をリアルタイム生中継!
スマートフォンアプリ『Link!Like!ラブライブ!』、公式YouTubeチャンネル『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』にて無料生中継!
日時:2025年1月26日(日)20時00分

◆蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 関連リンク
オフィシャルサイト:https://www.lovelive-anime.jp/hasunosora/
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