miao VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

■すごく理想的なアイドルの回答でしたね。(笑)　素敵です。

今垣　私は、昔知り合っていた子と大人になってから気づかずに再会するみたいなシチュエーションで、「え、これも一緒だったの？」みたいな感じになって、共感できるところが増えていって……みたいなストーリーに運命を感じます。

内藤　私は白馬に乗った王子様が……疲れて歩いている帰り道に迎えに来るという感じで……。

石田　私、馬に乗れるから迎えに行ってあげる！(笑)

■それ、リアルだと結構ホラーなシチュエーションですよ。(笑)　みなさんの理想のシチュエーションがわかった所で、次の「夢の途中」はどんな曲ですか？

内藤　この曲は新体制として再始動した私たちの心情に合っている曲でもあって、聴く人によっては応援歌になるような曲にもなっています。

■この曲にちなんで、未だにちょっと憧れている子供の頃の夢ってありますか？

内藤　パン屋さんになることです。(笑)　本当に将来パン屋さんになろうと思っていて。でも、まだ1回もパンを作ったことないんですよね……。(笑)

由利　私は小学校の時とか「将来の夢はモデルさん」って言っていたので、今はアイドルやっているので、近い夢を叶えたなって感じがしています。でも、やっぱり幼稚園の先生ですかね。中学生の時からなりたくて、それを目指して専門学校に入ったので。

今垣　私は、昔からもう本当にアイドルでしたね。幼稚園の時にも「私、絶対アイドルになる」ってお手紙を書いていました。だから夢は叶っているっちゃ叶っているんですけど、それにプラス、バレリーナとかかな……。

花守　私は小学校の時、大人になった自分の姿を粘土で作るって課題があったんですけど、それがまだ私の親の部屋に飾ってあります。その時に作ったのはお洋服屋さんで、ショップ店員をやっている姿でした。それ自体は高校生の時に叶ったんです。お母さんがずっとショップ店員をやっていたので、その繋がりでアルバイトとして。だけど、またお洋服関係の仕事とかもできたらいいなって思っています。

石田　私は動物が好きなので、親が言っていたのは「動物博士」でした。だけど、自分ではあんまり覚えていなくて……。(笑)　今でも動物に関わることはしたいなと思っています。でも、ちっちゃい頃から漠然と「自分は芸能界に行くんだ」っていう謎の自信を持っていましたね。オーディションも全然受けていなかったけど、「将来はモデルかアイドルをやっているんだろうな」って勝手に思っていて。それで、本当にスカウトされて今はアイドルをやっています。

■それはすごいですね！もしかしたら人生2週目かもしれないですよ？(笑)　そして“BITTERSWEET MAGIC”ですが、ちょっとスローな曲で可愛いですね。

内藤　甘くてほろ苦い、恋の始まりを歌った可愛い曲になっています。

■「苦いモノ好きになること大人へのstep up」という歌詞がありますが、「私、今大人にステップアップしたな！」って思ったことはありますか？

石田　ちょうど20歳になった時です。ステップアップできたかはわからないんですけど、誕生日が(取材の)3日前で、その日に20歳以上しか入れない居酒屋さんに連れて行ってもらって、ウーロン茶を飲みました。(笑)

由利　私は21歳になったので、最近少しずつビールが美味しいと感じる瞬間が多くなってきました。(笑)

花守　私は20歳になって、「あ、これは大人になるための試練だな」って思ったのが「年金を払った事」です。(笑)

■すごく生々しいのが出てきましたね……。(笑)

花守　いや、本当に。(笑)　私はコンビニに払いに行っているんですけど、レジの前に年金を払う人が何人も並んでいて、私もその仲間になったんだ、「あー大人になったんだな」って思いました。

今垣　私は「頼りになるな」みたいな行動をしなきゃいけないなって気持ちを持っています。グループ内では上から2番目なので、ふと「しっかりしなきゃな」っていう、「大人への1歩を踏み出せる行動をしたい」と考えることがあって。具体的な行動に移せるように頑張ります。

石田　ライブに行く時に、リーダー(内藤)が家に衣装を忘れちゃったことがあるんです。それで、リーダーが衣装を取りに行くので「バイバイ」ってした瞬間、李華ちゃんがめっちゃ真剣な顔で「李華がこの中で1番歳上だから、李華がみんなのことを守らなきゃ」って言い出したんです。ライブ会場まであと徒歩2、3分の所なのに。(笑)

内藤　私はそうですね……歌詞と一緒なんですけど、20歳ぐらいからコーヒーが飲めるようになって、今ではもうコーヒーなしでは生きていけない体になっています。カフェとか巡って、最近は「カフェアメリカーノ」にハマっていて、毎日飲んでいます。

■それでは最後に、ニューシングルの1番聴いて欲しいところをそれぞれお願いします。

由利　私はこの新体制になるまで、歌割りがそんなに多い方じゃなかったんですけど、“エゴイスティックdeケット・シー”で初めて歌い出しの、Aメロの1番最初のパートをもらえたのが自分にとっては記念です。ぜひ聴いてください。

今垣　“エゴイスティックdeケット・シー”の振付は桃子ちゃんが考えてくれたんですが、跳んでラスサビに入るんです。そこは最初、本当は跳ぶはずじゃなかったんですけど、笑奈が言ってくれて決まったのかな？自分たちで「こうした方がいいんじゃない？」って改善しながら振付を作ったので、そこがお気に入りです。

内藤　私も振付のことなんですけど、“エゴイスティックdeケット・シー”のサビで頭をブンブン回しています。激しく踊っているのをよく見て欲しいです。

花守　“エゴイスティックdeケット・シー”のダンスシーンが終わった後、みんなが「パーン」って弾けるように音にハメてジャンプしているところがすごくカッコよくてお気に入りなので、ぜひそこを見て欲しいです。

石田　“夢の途中”の落ちサビ前のちょっと盛り上がるパートで、私が歌っている「まだ見ぬ夢乗せて永遠を探しながら」っていう部分があるんですけど、miaoの今の目標は、ファンの方たちの夢も乗せて、もっとおっきなステージに行くことで、永遠にmiaoのことを好きでいて欲しいなっていう気持ちで歌っています。そのパートに注目して聴いて欲しいです。

Interview ＆ Text：安藤さやか

PROFILE
人気ファッション誌｢LARME｣がビジュアルサポートする、「猫」と「リボン」と「pink」がコンセプトの、最上級の可愛いを追求するガールズユニット、miao(ミャオ)。2021年8月4日、1stシングル『miao!』デビュー。2022年5月、2ndシングル『スマホ魔法』をリリース。同年12月、3rdシングル『SNOW ANGEL』をリリース。2023年5月16日、現体制初となるニューシングル『エゴイスティックdeケット・シー』をリリース。
公式Twitter：https://twitter.com/miao__official

RELEASE
『エゴイスティックdeケット・シー』