独り占めしたいキモチをワガママに歌うニューシングル“エゴイスティックdeケット・シー”。
「猫」と「リボン」と「pink」をコンセプトに、最上級の可愛いを追及するガールズユニット・miao。人気ファッション誌『LARME』がビジュアルをサポートする彼女たちは、2021年8月に1stシングル“miao!”でデビューした。今回2023年5月16日にリリースされるニューシングル『エゴイスティックdeケット・シー』は、いつもとはひと味違うワガママなmiaoの歌声がキュートな作品となっている。今回のインタビューでは内藤桃子、花守笑奈、由利美桜、石田萌依、今垣李華の5人に新作について話を訊いた。
■今回のニューシングルは5月のリリースとなりますが、4月はお誕生日のメンバーが多い月でしたね。
石田 私の誕生日が4月14日で、美桜が4月9日です。私は20歳に、美桜は21歳になりました。
■お二人はどんな1年にしたいですか?
由利 私はこの春に専門学校を卒業して社会人になりました。今までは学生とアイドルを両立することが大変だったんですけど、これからはアイドル1本に集中できるようになったので、全力でアイドルを楽しんで、miaoをもっともっと多くの方たちに知ってもらえたらなと思っています。
石田 私は昔からいつもすごいドジをしてしまうんです。登校する時にランドセルを家に忘れたり、スーツケースをお店に置き忘れたり……。これからはそういうドジを減らして、メンバーや関係者の方たちに迷惑をかけない立派な大人になることを20歳の抱負にしています。
■ランドセルを忘れるのはなかなかですね。(笑) みなさんは今までのバースデーイベントでやった自慢の演出や、これからやってみたいことはありますか?
花守 私は誕生日が10月なんですけど、ずっと誕生日にメンバー全員でカバーしたい曲が1曲あるんです。曲名はまだナイショですが、その曲のMVもすごく大好きなんです。だから、そのMVを再現した映像をメンバーみんなで撮れたらいいなって考えています。
内藤 私は3月に生誕祭を行わせていただいたんですけど、自分はダンスを武器にしているので、ソロコーナーでLE SSERAFIMさんの“FEARLESS”という曲をひとりで1曲踊らせていただいたんです。miaoの曲は可愛くてアイドルらしい振付が多いので、“FEARLESS”では「強い女」的なダンスで大人の女性を表現したのですが、自分でも手ごたえがあった自慢の瞬間でした。
石田 私は(取材日4/17から)ちょうど2日前に生誕祭をやったんですけど、その時の衣装を自分でデザインして、自分で依頼する所も決めて、自腹で衣装を制作したことが自慢です。私のメンバーカラーが白なので、白基調でmiaoのコンセプトのピンクを入れた、ちょっとチャイナっぽい感じの衣装を作ったんですが、その衣装でずっと昔から好きだった“いーあるふぁんくらぶ”と、ドジ繋がりで“トルコ行進曲 – オワタ\(^o^)/”という、私にぴったりな曲を歌いました。私らしい生誕祭ができたなと思っています。(笑)
今垣 私は去年も生誕祭があり、“赤いフリージア”という曲を歌わせていただいたんですけど、今年は夏フェスっぽい感じで盛り上がる曲をたくさんやりたいなと思っています。AKB48さんの“大声ダイヤモンド”とか、学園祭っぽい感じで、楽しく盛り上げていけたらいいなと思います。でも、細かいところはまだ秘密にしたいな。今から決めて行きます。(笑)
由利 私は5月21日に生誕祭があるんですけど、保育士の資格を取ったので、それを活かそうと思って、「由利幼稚園ひよこ組」っていうタイトルで、お客さんには園児になってもらおうと思っています。(笑) 「入場特典や内容にも手遊びを入れてみようかな」とか、「絵本の読み聞かせみたいなことも入れてみようかな」と考えているので、どんなふうになるかまだわからないんですけど、楽しみにしていてください!
■幼稚園は楽しそうですね。(笑) さて、今日は花守さん、内藤さん、石田さん、今垣さん、由利さんの順で座っていますが、miaoは「最上級の可愛いを追求する」ユニットということで、今、左隣に座っている人の可愛い所を教えてください。
花守 いっぱいある……。(笑) 桃子ちゃんは元々人見知りで、あんまり人との関わりを深く持たない子だったんですけど、今では二人で遊びに行ったり、LINEで普段の緩い会話もしたり、仲良くなったら甘くて可愛い女の子なんです。Twitterとかではあんまりメンバーのことをツイートしないけど、お誕生日にLINEで「えみちのこと大好きだよ」って送ってきてくれて……。感動して泣きそうになってきました。(笑)
内藤 えみちはありがたいことに私のことを大好きでいてくれて、私の生誕祭の時も私が1滴も涙を流していないのに、すっごい大号泣していました。(笑) もえにゃちゃん(石田)はですね、見ての通りとても可愛いんですけれども、物理的な距離感がナチュラルにゼロで可愛いなと思います。ご飯屋さんでも、普通はテーブルの端と端に座るじゃないですか。でももえにゃちゃんはいつも隣に座ってほっぺをくっつけてきます。(笑)
石田 りかのん(今垣)は見ての通りすごく可愛いんですけど、顔がとくに可愛いんですよ。ほんとに可愛いんですよ!身長がmiaoで1番ちっちゃくて髪の毛が長いので、身長に対して髪の比率が多いんです。なので、お人形さんみたいな感じの見た目になっていて、本当にリカちゃん人形みたいで可愛いです。私、りかのんのことが好きすぎて、りかのんの最寄りに家を借りました。(笑) 声やダンスもすっごい可愛くて、アイドルとしての「可愛い」を全部詰め込んだ女の子すぎて、本当に推しです。
今垣 3年も経ったのにまだ「今日も推しメン可愛い」、「今日も推しメンとご飯食べられて幸せ」って言われます。(笑) (由利)美桜ちゃんは天真爛漫に見えて意外と男気があったり、相談すると的確なことを言ってくれたり、すごく頼りになります。入りから1番元気だし、今日ちょっと疲れているなっていう日も1番元気で、結成から毎日元気をもらっている存在です。あと、誰にでも分け隔てなく接することができて、とにかく笑顔が可愛くて憧れです。
由利 笑奈ちゃんは人懐っこくて……難しいですね。私たちは同い年で双子みたいな感じなので、表現するのが難しいです。ほんとに二人とも似ているところが多くて、1番話しやすい子なんですけど……。じゃあ、可愛いところは「人懐っこい所」で!(笑)
■仲が良いと逆に難しい所もありますよね。(笑) さて、今回のニューシングルの表題曲“エゴイスティックdeケット・シー”ですが、「ケット・シー」は猫の妖精ですよね。歌詞の中で「自分っぽいな」と思った箇所はありますか?
石田 2番の最初「お腹が空いたら不機嫌になります」のところは、デモを聴いた時から社長に「ここもえにゃだから」って言われて、それを聞いていなかったメンバーにも「ここ絶対もえにゃでしょ」って、私はなにも言っていないのに勝手に決められていました。(笑) 確かに私は結構食いしん坊で、ご飯に行く時にいつも頼みすぎちゃうんです。私がいるとメンバーもつい頼みすぎちゃうみたいで、いつもメンバーが「感覚狂う」って言っています。(笑)
内藤 レストランに行ったら大体1人1品を頼むじゃないですか。でも、もえにゃちゃんはメインを頼んでから平気でアラカルトを3個ぐらい頼むんですよ。結局食べきれなくて、やっと全部食べた……と思ったら、デザートも食べているっていう。(笑)
■それはぴったりな歌詞でしたね。(笑)
内藤 私は2番のAメロの「高いところが どうしようもなく 大好きだからさ テッペン目指します」って所です。高いところは別に好きじゃないんですけど、私はmiaoのリーダーなので、miaoを引っ張って上に連れていきたいっていう思いを込めて、「ここを歌わせてください!」と言って選んでもらいました。
花守 私は「同じ景色を見てみたいでしょ」です。今いるファンのみんなも、これからできるファンのみんなも、もっともっと一緒にmiaoと上を目指して、同じ景色を、もっといい景色を見たいなっていう気持ちで歌っています。
今垣 私は全体的に、もう「miaoだけ見てて」「私だけ見てて」みたいな歌詞になっているのが好きです。やっぱりmiaoだけを好きになって欲しいし、「新体制になった私たちを見て!」みたいな、強気な歌詞がとってもカッコよくて……。あ、「自分っぽい所」でしたっけ?自分だけ見ていて欲しいって所もそうですね。(笑)
由利 私はAメロの「フラフラとよそ見してちゃ拗ねるよ」っていう歌割りです。特典会とかで、よくファンの人に「圧がすごい」って言われるぐらい独占欲が強くて、「絶対浮気しないで、miaoだけ見てて」っていうタイプなので、自分にぴったりな歌詞だなと思って。いつも気持ちを込めて歌っています。
■みなさん気持ちのこもった歌になったようですね。カップリングの“Hold My hand”ですが、この曲は表題曲と全然違う感じがします。コンセプトはなんですか?
内藤 この曲では初めてちょっとK-POP的な、おしゃれな感じに挑戦しています。途中には激しめのラップも入っていたり、また新しいmiaoが見られるんじゃないかな。私はこの曲でも振付を担当していて、結構がっつりダンス曲にしたいなと思っています。
■歌詞に「おとぎ話のような恋」ってフレーズがありますが、みなさんが思う「運命の人と出会う理想のシチュエーション」を教えて下さい。
花守 私は結構ベタで、電車で目が合って……みたいなのが理想です。(笑)
由利 私は趣味が読書で、よく本屋さんに行くんですけど、本を選んでいる時に同じ本を取ろうとして、手が触れ合って……ってやるのがいいです。
石田 私は「ライブで目が合って……」にしようかな。繋がりとかそういう意味じゃなくて、ファンの方たちはライブを見て好きになってくれるじゃないですか。私が推しになるんだったら、その人にとって私が運命の人です。それならライブで目が合う瞬間が運命の瞬間だと思います。