圧巻のパフォーマンスで魅せたライブツアーの集大成！
2022年も残り2ヵ月を切った11月5日(土)、MAN WITH A MISSION『Break and Cross the Walls Tour 2022』の追加公演が東京・有明アリーナにて開催された。2021年11月に『Break and Cross the Walls I』、今年5月に『Break and Cross the Walls II』と、2部作のアルバムを連続でリリースしているが、追加公演初日の5日(土)は『Break and Cross the Walls I』収録曲を中心としたセットリストとなっていた。
会場はツアーグッズのTシャツやタオルなどを身に付けたオーディエンスで超満員。客電が消えるとオーディエンスからは盛大な拍手が巻き起こる。するとスクリーンにドラムの音と同時に映像が映り、スクリーンが中央から左右に別れて開いていく。赤いライトで照らされたステージに、Tokyo Tanaka(Vo)、Jean-Ken Johnny(Gt＆Vo＆Raps)、Kamikaze Boy(Ba&Cho)、DJ Santa Monica(DJs&Sampling)、Spear Rib(Dr)の5匹が登場。1曲目は“Between fiction and friction I”からスタート。ステージ全体がスクリーンとなり、様々な映像が映される中、オーディエンスが手拍子でリズムに乗る中、続けて“クラクション・マーク”へ。手を伸ばし盛り上がるオーディエンス。スクリーンには爽快な映像が映し出され、Jean-Ken Johnnyはギターを演奏しながら激しく動き回る。続く“distance”では、ブルーのレーザービームが無数に放たれ、ステージは紫やピンクのライトで彩られた。拳を高く突き上げて盛り上がるオーディエンス。Kamikaze Boyはベースを弾きながらステージの左右端まで移動し、オーディエンスを煽っていく。DJ Santa Monicaも拳を上げ、Tokyo Tanakaが手拍子を煽るとオーディエンスもすぐそれに応える。
「改メマシテ、MAN WITH A MISSIONデス！ヨロシク！コノツアーノ最終地、有明アリーナニ集マッテクレテアリガトウ！コノツアーノ集大成トナルゾ！声援ハ25％ダソウデスガ、メイッパイ楽シンデクダサイ！」とJean-Ken Johnnyが挨拶すると、オーディエンスは控えめながらも歓声を上げ、手拍子で応えた。続く“Merry-Go-Round”へ移ると、ステージ後ろにバイオリンやチェロのストリングスのサポートメンバーが登場。激しいライティングの中、演奏が始まると、DJ Santa Monicaは両手を挙げて盛り上げる。「マダマダイキマショウ！」とのJean-Ken Johnnyの言葉に続き“2045”へ。手拍子を煽るTokyo Tanaka。オーディエンスはそれに応え、頭上で両手を高く上げ手拍子をする。全体スクリーンに幾何学的な映像が映し出され、Kamikaze BoyとDJ Santa Monicaはジャンプしながら演奏し、Jean-Ken Johnnyは激しくギターを掻き鳴らしていく。続いて映画「ゴジラvsコング」の日本版主題歌にもなった“INTO THE DEEP”へ。SEとブルーのライトで彩られるステージのスクリーンに映像が流れると、レーザービームが一斉に無数に広がる。サビでは拳を高く突き上げて盛り上がるオーディエンスとバンドの激しい演奏で会場のボルテージはどんどんと上がっていく。曲が終わるとオーディエンスがメンバーの名前を次々に叫ぶ。その声が届き「アリガトウゴザイマス！スコシ声ガ出セルヨウニナッテ、メンバーノ名前ヲ呼ンデモラエテ嬉シイ！」と喜びを表したJean-Ken Johnny。
サポートの演者の紹介をした後「皆デ特別ナ夜ヲオ届ケシマス。」とのJean-Ken Johnnyの言葉に続き、“Break and Cross the Walls”、“database”と畳み掛ける。“database”では、レーザービームが激しく光り、Tokyo Tanakaはステージ左右に走り動き回りながら歌い、オーディエンスの手拍子を煽っていく。掛け声のあるパートでは、オーディエンスから「オー！オー！」と声援が聴こえ、両手を上に挙げ左右に振ったり、拳を突き上げたりと激しく盛り上がった。と、ここでステージの照明が消え、メンバーたちがステージ袖にはけると、少ししてJean-Ken Johnnyがアコースティックギターを持ち、座りながら1人で登場。「6月カラ続イタツアーモ明日デ終ワルト思ウト、感慨深イデスネ……」と、ツアーの終わりが近づいている寂しさをつぶやいた。「長イコトツアーヲヤッテイルト喋ルコトガネ……(笑) 札幌デハ好キナ芸人サンノギャグヲヤッテ、ソレカラ毎度MCデギャグヲヤッテキタケド、ソノ流レハ今回ノツアーデ終ワリニシマス！」と話し、オーディエンスからの煽りもあって、なかやまきんに君とYES!アキトのギャグを3度も披露したJean-Ken Johnny。その流れから持っていたアコースティックギターで“yoake”を弾き語りで披露。バイオリンの音も加わり爽やかに歌い上げると、再びステージのライトが消え、スクリーンにTokyo Tanakaの焼肉愛を語るmission movie(ドキュメンタリー映像)が映し出され、オーディエンスからは笑いが漏れる。
ムービーが終わると再びメンバーが揃い、「準備ハ出来テイマスカ？」とのJean-Ken Johnnyの言葉で“evergreen”へ。スクリーンにはオーディエンスが笑顔で盛り上がる映像が映し出され、そのまま“Emotions”へと続くと、ブルーのレーザービームとスクリーンには地球と宇宙の映像、ステージ下からは炎の特攻が噴射され、会場も一気に熱気が上がる。“Change the World”では、激しい演奏とライティングにオーディエンスも手拍子や拳を突き上げてはしゃぎ回る。「楽シンデルカ！？」とJean-Ken Johnnyがオーディエンスに問いかけると、オーディエンスは盛大な拍手とささやかな声援で応える。「世界中デ起コッテシマッタコロナ禍。チョットズツデモ、ライブガ出来ルンジャナイカト試行錯誤シテヤッテキタ。声ガ少シデモ出セルヨウニナッタノガ良クナッテキタ証拠ナノカトオモウ。今日、選ンデ来テクレテアリガトウゴザイマス！」とJean-Ken Johnnyが話し、月9ドラマ「ラジエーションハウス」の主題歌にもなった“Remember Me”、“Hey Now”、“Thunderstruck”と、激しく熱いナンバーを立て続けに披露して畳み掛けると、会場のボルテージも急上昇していく。Tokyo TanakaとJean-Ken Johnnyもステージを所狭しと激しく動き回りながら歌い上げると、会場からは割れんばかりの拍手喝采だ。「今日楽シカッタ？有明アリーナデライブヲヤルノ初メテデスネ。コレダケノ人ガライブヲ楽シンデクレルノガ壮観デス！アリガトウゴザイマス」と感謝を表した。「コレカラ先マダマダヤリタイ事ガアル」と、MAN WITH A MISSIONとしての夢を語るJean-Ken Johnnyの言葉に真剣に聞き入るオーディエンス。更なる活躍を約束し、ラストの曲“Anonymous”へ。オーディエンスは自身のスマートフォンのライトを点灯させ、大きく左右に振りながら歌声に聴き入り、本編が終了した。
オーディエンスからのアンコールの手拍子の中、スクリーンに映像が映し出され、2023年には4年ぶりとなるワールドツアーが開催されることが発表された。そしてその初日が日本公演であることが発表されると、会場からは歓声と拍手が沸き起こった。映像が終わるとステージにメンバーが再登場。「アリガトウゴザイマス！来年ワールドツアーヲヤラセテ頂クコトニナリマシタ！ワールドツアーナノデ、モチロン日本モ含マレテオリマス。マタドコカデオ会イシマショウ！」と、ライブでの再会を約束して“Telescope”を披露。スクリーンに歌詞が映し出され、カラフルなライトで彩られるステージ。手を挙げ楽しそうに盛り上がるオーディエンス。アンコールラスト曲は“FLY AGAIN -Hero’s Anthem-”。割れんばかりの手拍子で最高潮に盛り上がった。Kamikaze BoyとTokyo Tanakaはジャンプしながらパフォーマンスし、最後には炎の特攻が花火に変わって激しく吹き上がり、会場は熱狂の渦の中に包まれた。ライブグッズのマフラータオルを頭上に高く掲げたオーディエンスに、最後「アリガトウゴザイマシタ！MAN WITH A MISSIONデシタ！マタ会オウナ！」とJean-Ken Johnnyが再会を誓い、本公演は終了した。
政府から25％の声援は可能と発表され、少しづつではあるがコロナ禍前のライブ風景に戻ってきていることを感じられた。4年振りとなるワールドツアーも発表され、日本だけではなく、海外での活躍も期待されるMAN WITH A MISSION。彼らの更なる活躍と夢の実現を一緒に見たいと思えるライブだった。
Text：隅内かな
Photo：酒井ダイスケ
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『Break and Cross the Walls Tour 2022』＠有明アリーナ セットリスト
01. Between fiction and friction I
02. クラクション・マーク
03. distance
04. Merry-Go-Round
05. 2045
06. NTO THE DEEP
07. Break and Cross the Walls
08. database
09. yoake
10. evergreen
11. Emotions
12. Change the World
13. Remember Me
14. Hey Now
15. Thunderstruck
16. Anonymous
ENCORE
01. Telescope
02. FLY AGAIN -Hero’s Anthem-
LIVE
■ツアー情報
・MAN WITH A MISSION World Tour 2023
※日程・開催地ほか詳細は後日発表
■イベント出演情報
・SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI” 2022
11月26日(土) 埼玉 さいたまスーパーアリーナ
・ポルノ超特急2022
12月17日(土) 京都 京都パルスプラザ
https://porno.rotten-g.com/22/
・MERRY ROCK PARADE 2022
12月18日(日) 愛知 ポートメッセなごや2，3、新1号館
https://www.merryrockparade.jp/
・FIGHT BACK 2022
12月30日(金) 岩手 盛岡タカヤアリーナ
https://fight-back-2022.localinfo.jp/
・Istora Senayan, GBK Sports Complex Jakarta「WOKEUPFEST 2023」
2023年2月25日(土)
https://wokeupfest.com/
