≒JOY VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

戻れるなら16歳、特別な16歳。コロナ禍で青春を送る≒JOYが歌う特別なバースデーソング。

≒JOYの4th Song『スイートシックスティーン』が2月22日に配信リリース。=LOVE、≠MEに続く第3のグループとして2022年3月に誕生した≒JOY。待望の新曲は、“16歳のワガママ”を詰め込んだ多幸感満載のポップナンバーとなった。公開されたMVでは、色鮮やかな教室で16歳のバースデーパーティーを楽しむメンバーの笑顔が輝いている。今回は逢田珠里依、大信田美月、藤沢莉子、山田杏佳、山野愛月の5人にインタビュー。アイドル活動の楽しさやコロナ禍での苦労と希望、そして10代のリアルを訊いた。

■今回インタビューを受けてくださるメンバーで最年長なのは19歳の藤沢さんですね。成人年齢を経て何か変わりましたか?

藤沢 成人年齢が18歳になったので、去年成人しました。でもそんなに変わった実感はないです…。

■そうですよね。今回の新曲“スイートシックスティーン”は「16歳の誕生日」がテーマですが、16歳なのは山田さんと山野さんのお2人ですよね?

山田 はい。私は高校2年生の16歳で、(山野)愛月が高校1年生の16歳です。

■みなさん10代ですが、5年前の「将来の夢」は何でしたか?

逢田 私は小学校5年生くらいからアイドルになりたかったのですが、まさか本当になれるとは思っていなかったです。あの頃は髪の毛も耳より短いショートヘアでした。アイドルは自分とは遠い存在として憧れていたので、≒JOYの活動が出来て嬉しいです。

■ショートヘアということは、その頃は何かスポーツをやっていたんですか?

逢田 バレーボール部でした!強豪校ではなく、形から入るスタイルで部活動を行っていました。(笑)

大信田 私はその頃は将来なりたい夢は特に無くて、ただ部活動に必死でした。陸上部に入っていて、毎日いろんな所を走っていました。(笑)

藤沢 私は5年前の中学2年生の時からダンスを習い始めてステージに立つ経験があったので、芸能界に憧れはありました。だけど、どちらかというと夢が幾つもあって曖昧な感じだったので、正直アイドルになるとは思っていなかったです。

■その夢たちの中でも一番意外に思われそうなものは?

藤沢 看護師とか…。

一同 え~っ?!

逢田 あ、でも(藤沢は)いつも胃薬とか頭痛薬を持っています!

藤沢 あとは鑑識官とか、医療系にも興味があったんです。今は、芸能一本なんですけどね。

山田 私は小学校低学年くらいからずっとキャビンアテンダントになりたくて。航空会社の見学に連れて行ってもらって、職業体験のテーマパークに行っても、最初にキャビンアテンダントの体験に行ってました。語学力と身長が必要と聞いたので、英検を受験したり、身長を伸ばそうとしましたが、今は全然…。(笑)

逢田 身長を伸ばすって、どういった努力を…?

山田 牛乳を飲んだり…あと水泳も習っていたので、「運動していたら伸びる」と思っていて。(笑) あとお爺ちゃんには公園にあるぶら下がり健康器を毎日やり続けるように言われました。(笑)

一同 あ~!あれね!(笑)

山野 私は、5年前はまだアイドルに全く興味が無くて。放課後や休みの日に友達と遊ぶ、ごく普通の女の子でした。将来の夢もとくに無く、ずっと人見知りで、新しく友達を作るのもかなり勇気が必要で…。

■じゃあ今の自分は5年前と比べて結構変わりましたか?

山野 変わりました!

■いいですね。≒JOY(以下、ニアジョイ)はそろそろ結成して1年になりますが、学校で喩えると入学して1年目の3学期みたいな感じですね。「アイドルってこんなに大変なんだ」って思ったことが出てくる頃じゃないですか?

逢田 私はアイドルが好きで、様々なアイドルのドキュメンタリーを見て、漠然と「アイドル活動は厳しいもの」と覚悟していました。実際今は周りの方々にも恵まれていて、あたたかい環境だなと感じています。ダンスも未経験で加入したんですけど、みんなが教えてくれて、踊ることができています!

藤沢 私は昔からジャズダンスを習っていたのですが、「曲に合わせるより、遅めにテンポを取るのがカッコいい」という風潮がありました。逆に今は曲に合わせる振り付けや、可愛く踊ることが難しくて…。ライブ映像を観ると、ダンスの振り付けがみんなと比べて遅れているのが目立ちます…。癖が付いてしまっているので今になって大変になりました。

■それは結構な課題点ですね…。

山田 ニアジョイに入ってすぐに合宿があったんですけど、私はその時が大変さのピークでした。歌もダンスも初心者だったのですが、グループには経験者が多いので、ついていくのが必死でした。最近は覚える速度が速くなったかなと思うので、楽しく活動ができています。

山野 私も合宿が辛かったです。歌もダンスもやったことがなくて、ついていくのに必死で。最近は振り付けも覚えられるようになってきました。

大信田 最近私は、愛月に振り付けを教えてもらっています。(笑)

山野 みんなに教えられるくらい上手くなりたいと思います。(笑)

■逆に「苦手だと思っていたけど、結構イケるかも」ってことはありますか?

山田 アイドルになる前は勉強で暗記科目が苦手だったんですけど、グループに入ってからはファンの方の名前や顔を覚えることが得意だと気付きました。

藤沢 私は自分の声があんまり好きじゃなかったのですが、今はファンの方から「莉子ちゃんの声が好き」とか「歌声が好き」と言っていただけることがあって、すごく嬉しいです。

■さて、新曲“スイートシックスティーン”ですが…16歳ってみなさんにとって特別ですか?

逢田 私は個人的に12歳か16歳でアイドルになりたいってずっと思っていて…。16歳には魅かれていました。それで16歳でグループに加入することができて、「東京都出身、16歳の~」と自己紹介でも言えることがすごく嬉しかったんです。もう17歳になってしまったんですけど、ホントはまだ16歳って言いたいくらいです。(笑)

■でも最近では16歳の特別感ってどの辺にあるんでしょうか?

山田 高校を卒業した後とか、もうすぐ卒業するくらいだと「16歳に戻りたい~!」って思うことがあるかも。「女子高生に戻りたい」って…。

逢田 17~18歳は将来のことを考えるタイミングの年齢ですが、16歳の時はいちばんその瞬間思いっきり楽しめる時期だと思います。

大信田 やっぱり戻れるなら16歳!

山野 今、私は他の子とは違う16歳を過ごしていると思います。特別感のある16歳です!

■ところで今ってコロナ禍じゃないですか。新曲の歌詞にあるような「教室でお誕生日パーティー」ってやったことはありますか?

藤沢 私が高校1年生の時はコロナ前でまだマスクをしていなかったので、中学校では何回かやったことがありました。このMVほどではないんですけど、みんなで学校にケーキを持って来て、先生のバースデーパーティーをやったりとか、みんなでとんがり帽を付けて給食の時間に歌ったり、使い捨てのフィルムカメラで写真を撮ったりしました。

■藤沢さん以外はやったことが無いんですね?

逢田 ケーキをコップで取り分ける姿をSNSで見かけて憧れていました。ちょうどコロナ禍であまり学校にも行けず、憧れのままで終わっていたので、今回のMV撮影で高校生としての後悔がちょっと無くなりました。

大信田 私の学校では誕生日の子がロッカーを開けたら中に飾り付けがしてあって、プレゼントが入っていて…みたいなサプライズをやったことはあるんですけど、MVほどの規模感のパーティーはやったこと無かったです。飾りつけする日はみんなで早く登校して飾りつけしました。

■今までで特別な誕生日ってありましたか?

藤沢 10歳の時に1/2成人式があったので、普段あまり誕生日パーティーをしないのですが、10歳の時は家族以外にも学校の先生や親戚が集まってくれて特別な行事になりました。

■みなさんは1/2成人式をやっているんですね。ここ数年で出て来た行事ですよね?

逢田 大掃除の時に1/2成人式の時に書いた「20歳になったら開けてください」って手紙が出てきて。開けてみたら、「20歳になった珠里依さんへ あなたは今頃テレビ局で働けていますか?」って書いてあったんです。昔はテレビ局の制作側で働きたかったみたいです。(笑)

■20歳の自分に宛てた手紙をもう開けちゃったんですか?(笑)

逢田 見つけた時には既にもう開けた痕跡があって…。多分きっと12歳くらいで1回開けちゃっていました。(笑)

■2回目の開封でしたか。(笑) それでは音楽の話に戻りまして、楽曲はいつもどんな状態で届くのですか?まずは歌詞が配られて、という感じですか?

大信田 全体で配られる時は歌詞をもらって、みんなで「せーの」で歌詞を見てから曲を聴きます。今回の“スイートシックスティーン”はみんな個人で聴きました。

■ニアジョイの曲も全て指原莉乃さんが作詞をされていますが、みなさんが思う作詞家としての指原さんの特徴はありますか?

逢田 先輩方(=LOVE、≠ME)の楽曲の歌詞もですが、女性目線ですごく共感できるというか…私たちは今まで「夢」を歌った曲が多かったんですけど、すごく共感できる部分が多くて。それは指原さんがアイドルをやっていたことが大きいのかなと思います。

藤沢 いつも言葉の選び方がすごいなと思っています。私だったら思い浮かばない言葉とか、「そんな言い回しがあるんだ」とか、歌詞から学ぶことが多いです。後からよく考えると「あ、ここはそういう意味だったんだ!」という気づきがどんどんと出てくるので、何回聴いても飽きさせない歌詞を書いてくださっていると思います。