Palette Parade VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

300km走るアイドルが語る、「誰かのために歌う」こと。

Palette Paradeが9月22日にニューシングル『Brand New Brand New Days!!』をリリース。真っ白なキャンバスが所属する「Atelier IBASHO」の合同オーディションから誕生し、2021年9月にお披露目されたPalette Parade。今作にはメンバーたちが自撮りするVlog風MVが印象的な疾走感あるナンバー“Brand New,Brand New Days!!”の他、比嘉ゆめのが作詞した“アイビー”などが収録されている。インタビューでは、葵うた、比嘉ゆめの、白川千尋、緋本はぐみ、中野小陽、森月音羽の6人が新作を語る。

■Palette Paradeのみなさんの歌声、私めちゃくちゃ好きです!ニューシングル“Brand New Brand New Days!!”も奔放で自由な歌声が印象的な作品でした。活動は丸2年が過ぎましたが、一番大変だったことはなんですか?

白川 1年目の2月にひとり50kmずつ、計300km走る企画をやったことです。私は学生時代運動部だったので、気合でなんとかなるだろうと思っていたんですけど、人生で初めて2日以上続く筋肉痛になりました……。(笑) 割りとなんでもポジティブにとらえるタイプなので、お陰で精神力も上がったし良い経験だと思ったんですけど、「アイドルが50kmも走るの?!」というのが一番大変だったなと思います。

■自転車で1000km走破の企画もありましたよね?自転車の長距離移動って、脚より先にお尻が痛くなってきませんか?

白川 そう!お尻にきます!(笑)

比嘉 私はアイドルになる前から歌うことが好きだったんですけど、あんまり自分の声が好きじゃなくて、デビューする時も自分の声が世に出てしまうことがちょっと恥ずかしかったんです。でも「声が好きだよ」って褒めていただけることが多くて、「もっと歌でお客さんに伝えられるようになりたい」と考えるようになり、声の出し方とか、歌詞の理解とか、歌の研究をとにかく2年間めっちゃ頑張れたんじゃないかなって思っています。最近は久しぶりにライブに来てくれた方に「めっちゃ歌良くなっていたよ」と言ってもらえることが多くなりました。

 個人的には2022年のリリイベがすごい大変でした。初めてのリリースイベントだったのですが、夏でいろんなイベントや対バンもある中で、リリイベをたくさんして、精神的にも体力的にも結構スレスレの状態で……。しかも曲数がまだ少なかったので、ファンの方たちに申し訳なさもありました。でも、ファンの方がついてきてくださって応援してくれたからこそ、最後まで走り抜けられたし、2ndシングルもリリースできたので、今回のリリイベはすごく楽しいです。“Brand New Brand New Days!!”もすごく良い曲なので、成長を感じています。

森月 ビラ配り1万枚が大変でした。私は知らない人に自分から話しかけるのがすごく苦手なんですけど、絶対(ビラ配りを)やらなきゃいけないことになっちゃって、最初は泣いちゃったり、「もう無理!」ってなったりして、結構しんどかったです。でも、ビラ配りでPalette Paradeを好きになってくれた方たちもいっぱいいるから、大変だったけどやって良かったなと思いました。

中野 私は人前に立つのに慣れることが一番大変だったと思います。というのも私、人前に立つのがめちゃめちゃ苦手で、かつ極度の緊張しいで……。今でもステージに立つとすごく緊張するんです。しかもダンスもめちゃめちゃ苦手で、2年経ってもやっぱり大変です。

■人前に立つのが苦手な中野さんがアイドルを目指したきっかけは?

中野 昔、お家から出られなかった時や、全てを絶望的に捉えてしまっていた時にアイドルさんに救われたんです。私の推しメンさんはもう芸能界を引退されているのですが、その子に出会って救われたので、自分も誰かにとってそういう存在になることができたらいいなと思って、アイドルを目指したんです。

■その想いや頑張りは絶対にパフォーマンスに出ていると思います。さて、ニューシングルのタイトル曲“Brand New Brand New Days!!”ですが、ホームパーティーの様子を映すMVもめちゃくちゃ可愛かったです。あれは自撮り風ですか?マジ自撮りですか?

白川 マジ自撮りです。

■マジなんですね。歌声も良くて「Jumpin’ Jackで息切れしたってsmile」の歌い方とか、世界一好きです。それではみなさんが好きな曜日と、その理由を一言でお願いします。

白川 私は土曜日が好きです。土曜日って基本的に朝めっちゃ寝られるじゃないですか。自分で起きるのはあんまり得意じゃないし、次の日曜日も休みなので、土曜日は気楽に過ごせるので好きです。でも、アイドルになってからは休みの日がわからくなってしまいました……。(笑)

緋本 私は月曜日です。アイドルをやっていると曜日感覚がなくなっちゃうので、毎朝ニュースだけは必ず観ているんですけど、月曜日はどのニュースをつけても「今週もみなさん頑張りましょう!」みたいな感じがして、そこで一旦リセットできる気がします。

比嘉 私は水曜日ですかね。週の真ん中だし、「水」って感じが良くて。あと、英語の綴りを覚えるのが一番難しかったので。(笑) あとはレディースデーなどで映画館が安くなったりするのも好きです。

 私はもう金曜日、華金ですね!プレミアムフライデーとか、ブラックフライデーとか、まず「フライデー」って響きもいいし、金曜日の夜にライブをすると「明日休みだから来たよ!」っていう人も多いから好きです。

中野 私も金曜日です。アイドルになったら平日休日関係なくなっちゃったんですけど、それまでの習慣があるので、金曜日の夜が大好きです。「次の日休みだ!」みたいな解放感で夜更かしするのが好きなので、今でも土曜日にお仕事があっても夜更かししちゃいます。(笑)

森月 私は『ヒルナンデス!』が大好きなので、平日の5日間が好きです。(笑)

■今回は月曜日推しがいたので、火曜日と木曜日が残りましたね。(笑) 楽曲にちなんで、みなさんの思う「最高の一日」のスケジュールを教えてください。

中野 私はお家のベッドでゴロゴロして、ドラマや映画を観ている時間がすごく好きなので、そうしていたいです。月曜日から日曜日まで、毎日それぞれに観ている作品があるぐらいドラマが好きです。

森月 私はインドア派なので、家で『アルパカパズル』っていうゲームをひたすら一日中していたいですね。

 私はずっと家には籠れないタイプなので、朝からカップ麺を食べて、外に出て友達と趣味のポケモンカードをやったり、夜は油そばを食べに行って、夜更かししてアニメを観たいです。

■やんちゃな男子高校生みたいなスケジュールが出てきましたね。(笑)

 中身男子高校生なんで。(笑)

比嘉 私は休日は何もしないのが基本なんですけど、「最高の一日」っていったら、昼過ぎの3時くらいに起きて、すっぴんのまま出かけて、カフェとかに入っちゃったりして、オシャレなコーヒーを飲んで、ただスマホをいじって、そのままトコトコ歩いて帰って、家で寝るかゲームして、気付いたら夜のめっちゃ遅い時間で、「あ、もう1日終わったな……」みたいな感じが理想です。

緋本 私は島とか山とか、人がいない所に行きたいです。鈍行に乗って、行き先も決めずに行けるところまで行ってみたりとか。SLがすごく好きなので、今年の夏は行けなかったんですけど、普段から日光に行ったりしています。ぜひ地方に行きたいですね。

白川 アイドルになってから休日は何もしないことが多くなったんですけど、最高の休日は、マジのプライベートの友達と前日に予定を決めて、昼12時くらいに集まって、ご飯を食べて、プリ撮って、ちょっと行きたいカフェとかあったら行って、一緒に電車乗って、歩いて帰る。JKみたいなことをするのが好きです。(笑)

■JKの頃ってなんであんなに楽しかったんでしょうね……。それにしても、みなさんがお休みを欲しているのがなんとなくわかりました。(笑) “アイビー”は比嘉さんの作詞曲ということで、すごく強い歌詞ですが、自分の心は何パーセントくらい反映されていますか?

比嘉 そのままです。(笑) 今回は曲を先にいただいて作詞したのですが、その時期のちょっと前くらいから、パレパレ(Palette Parade)が抱えていた思いや、自分の「もっとこうなりたい」という思いを、近いうちに曲にしたいと考えていて。それを携帯のメモにほんのちょっとだけ書いたりもしていました。パレパレには背中を押すような曲が多かったのですが、パレパレの状況を表現した曲もいつか欲しかったので、ちょっとそれを思って書いてみました。

■最初のサビが「ほら行けるか」だったのが、最後には「ほら行けるさ」になっている所とか、大好きです!今のみなさんの「たどりつきたい場所」はどこですか?

白川 アイドルとして「叶えたい場所」はいっぱいあります。目標をもって行動するのが自分の性に合っていると思うので。最終的には日本武道館に立ちたいです。特に何かを見て感動したわけではないのですが、ただ「カッコいいな」「ここに立てたら素敵だな」と思っていて、最終的には武道館に立てたら良い人生だなと思っています。

 私も日本武道館に立ちたいです。私は好きなアーティストの武道館公演にすごく感動して、自分もここに立ちたいと思ったので、目標です。

森月 私はハロプロさんが好きで、モーニング娘。さんが一番好きなので、やっぱり日本武道館に立ちたいです。

■やっぱり日本武道館って、特別な場所なんですね。

比嘉 最終的にというわけじゃないんですけど、私は日比谷野音でワンマンライブをしたいです。対バンライブで出演した時に、“シャイガール”っていう曲をやったんですけど、ちょうど陽が落ちて、その時の景色がめちゃくちゃ綺麗だったんです。その時に「絶対にここでワンマンライブがしたい」と思ったので、日比谷野音のステージに立ちたいんですけど、最終的には「アイドルの全部をやり尽くした!」って思えるぐらいのアイドルになりたいですね。

中野 私も最終的にではないんですけど、絶対に満員のZeppに立ちたいと思っています。「いつか」じゃなくて、「絶対」です!