PANBE VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

「笑顔を繋げよう 幸せの輪を広げよう」という理念こそがPANBEらしさ。

「みんななかよく平和に」をコンセプトに活動中のPANBE。メンバーは、前髪命犬顔男子の犬束祐帆、世界4位のフラダンサーで見た目はキラキラ白王子・本当の中身は黒王子の横山拓海、元警察官で天真爛漫エンターテイナーの宮本雪翔、幅広ヲタクで二次元ボイスの三村杏樹、天然癒し系天使でカッコかわいいギャップが最高のリーダー高根正樹の5人。そんなPANBEが7月30日に1st アルバム『Panvilion』をリリース。同作品の魅力を5️人が語ってくれた。

■PANBEってキラキラ眩しく明るい楽曲を軸に据えながらも、お祭り系からクールなスタイルの曲まで幅広い音楽性を示していませんか?

三村 もともと僕らは、サンリオピューロランド公式アイドルの「ピューロボーイズ」として1年間活動していました。その役割を終え、PANBEと改名して今に至っています。ピューロボーイズ時代はサンリオピューロランドの楽曲を歌いながら、オリジナル楽曲としては、グループのコンセプトであり、サンリオピューロランドの理念でもある「みんななかよく平和に」をコンセプトに据えた、キラキラ明るい楽曲を歌い続けてきました。でもPANBEに改名後は、カッコいい系の楽曲から、ファンのみんなとコール&レスポンスや、一緒に振りやダンスを楽しめる楽曲など、音楽性の幅広さを求めながら今も進み続けています。

■音楽的な表現面でも多面性を見せていますよね?

三村 そうですね。それを明瞭な形で示したのが、PANBEの1stアルバム『Panvilion』になります。3-TYPEに分けたこの作品には、かわいい曲から格好いい系、面白さや楽しいなどなど、まるでパビリオン(博覧会場)を巡るように、多面性を持ったPANBEの魅力を味わえる曲たちを収録しています。だから、タイトルもPANBEのパビリオンという印象から『Panvilion』と名付けました。

■良ければアルバム収録曲の中から、一人2曲ずつ楽曲をお勧めしていただけますか?

横山 1人1曲ずつ語った後で、もう1曲ずつ言おうか。じゃあ、僕からいきますね。僕がお勧めしたいのは“シトラスサンシャイン”です。この楽曲は、僕たちがピューロボーイズになるためのオーディションを受けた時の課題曲で、しかもピューロボーイズの初ライブでも歌った楽曲でした。僕らにとっての始まりの曲だし、オーディションの課題曲として歌い続けてきた、もう1曲の“デイドリームスカイ”も含め、この2曲は僕自身思い入れの強い曲たちなんです。中でも“シトラスサンシャイン”は、今でも口ずさんでしまうくらいキャッチーで明るくて大好きな楽曲です。

高根 じゃあ、僕は“デイドリームスカイ”を紹介しようかな。今、拓海も語ったように、この曲も、僕たちがオーディション中に、課題曲としてずっと歌い踊り続けてきた楽曲です。当時、オーディションには約2000人が参加していて、みんなこの課題曲たちと向き合い、必死にメンバーの座を手にしようと頑張ってきました。結果、この5人がメンバーに選ばれたわけですけど、“シトラスサンシャイン”も含め、かなり歌い込んだ楽曲という思い入れや思い出もあって選んだのが一つ。“デイドリームスカイ”の歌詞には、「少し揺れるかも 掴まっててね」や、「同じ夢を一緒に追い続けていくのさ 必ず約束するから」など、飛行機を操縦する様を通して、当時の僕らの心情が記されています。「まだまだ不器用な姿から始まった僕たちだけど、絶対にみんなを引っ張っていくから」という思いは、今も変わらずに持っていますし、この曲を歌う度に、あの頃の気持ちを思い出してエモくなります。

■みなさんの飛行機の操縦もあの頃と比べたらだいぶ上手くなりましたか?

高根 だいぶ上手くなったんじゃないかな?(笑)

宮本 そうだね。たまに翼が揺れるけどね。(笑)

犬束 僕は、TYPE-Cに収録された“It’s all OK”です。この楽曲の歌詞のテーマは「全肯定」なんです。今はSNSの普及もあって、どうしても他人と比べてしまう人が増えていると思うんです。僕もそうだし、でも“It’s all OK”では、「人はそれぞれ異なる個性を持っているんだから、人と比べなくてもいいんだよ」ということを伝えています。まさに令和の今の時代に合ったメッセージを込めた曲です。だからこそこの歌詞が好きだし、ぜひみなさんにも聴いてもらいたいんです。とくに、心に何かしらの悩みを抱えている人は、この曲を聴いて自分を全肯定してください。

三村 どの曲も思い入れが強いんだけど……。先に一つ挙げるなら、MVも作った最新曲の“思い、願う。”が好きですね。アルバムのリード曲にもなっているし。僕たちは今年の4月で結成2周年を迎えたのですが、“思い、願う。”は、その時に行ったライブのテーマソングなんです。この曲には、PANBEとして歩み続けてきた2年間の中で培った僕たちとファンの人たちの思いや願いが詰め込まれています。だからこの曲が好きなんです。MVを観た方々が評価してくださるのが、白衣装の時のかわいい姿から、黒衣装へパッと切り換わった時に与えるカッコいい印象という、ギャップを持った僕たちの姿で。その評価はとても嬉しいんですけど、個人的に観てほしいのが、白衣装、黒衣装問わず、みんなでわちゃわちゃしている姿なんです。僕はそこに一番PANBEらしさが出ているなと感じていて。撮影の時も、いつもと変わらない姿ではしゃいでいたら、そのシーンが多く使われていたから、あのわちゃわちゃとした、僕らの自然体な姿にもぜひ注目してほしいです。

宮本 僕は“わっしょいカーニバル”がお勧めです。この曲で好きなのが、メンバーとファンのみんなが同じ振りをしながら踊るなど、ライブで一緒に楽しめるところです。お仕事や学校へ行く時に元気になれる歌詞なのもいいですよね。“わっしょいカーニバル”には、「満員電車でも気にしないメンタリティ」など、自分を元気づけてくれる歌詞がいろいろと出てきます。落ち込んでいる時に聴くと元気にしてくれる楽曲だから、ぜひみんなもこの曲を聴いて元気になってほしいです。嬉しいのが、ライブやリリースイベントでこの曲を歌うと、たくさんの人たちが集まってきてくれて、一緒に振りを真似ながら踊ってくれるんです。フリースペースなどで行うイベントでは、よく子供たちが曲に惹かれて集まって来てくれて、一緒に踊ってくれることも多いんです。それもあって、僕は余計に“わっしょいカーニバル”が好きなんだと思います。

■今度は宮本さんから、先程とは逆の順番で、もう一つのお勧め曲の紹介をお願いします。

宮本 もう1曲僕がお勧めしたいのは、TYPE-Aに収録された“Poppin’ summer!”です。僕は紫外線アレルギーもあって、夏が苦手なんですけど、夏のドライブはめっちゃ好きなんですよ。この曲は、マジでドライブで聴く時にめっちゃ似合う爽やかな曲です。中でも、最後の落ちサビのパートを聴くと、僕をすごくエモーショナルな気持ちにしてくれます。僕もそうだし、聴いた人たちもきっと、自分の青春時代を思い出せるはずです。これからの季節にはとくに似合う曲だからこそ、僕はこの曲もぜひお勧めしたいです。

三村 PANBEの楽曲って、本当にどれもいい曲ばかりなんだよなぁ。もう1曲かぁ……う~~~~~ん、あーーーーーっ!どれも好き過ぎてなかなか選べないけど、あえて選ぶならTYPE-Bに収録された“EXODUS”かな。僕らが初めてシックな黒衣装を着た時に、その姿に似合う曲として披露した曲で、それまで僕らが表現してこなかった、ちょっと大人の色気を匂わせるスタイルに挑んだ曲でもあります。この曲にはラップのパートがあって、そこを拓海と雪翔が担当していて、他の3人はパフォーマンスをしているんです。

宮本 僕らのラップに乗せて、3人がちょっと妖しさの漂うセクシーな踊りを見せているから、ライブではそこにもぜひ注目してほしいです。

犬束 僕がもう1曲選ぶなら、TYPE-Aに収録された“星空パレード”かな。僕らはピューロボーイズとして活動を始めたので、キラキラとした王子様感を魅力にしていました。でも、PANBEとして新たな活動を始めてからは、さっきも挙がっていた“わっしょいカーニバル”や“EXODUS”など、いろんな音楽的な方向性を求めていって、僕ら自身も様々なキャラクターを打ち出しながら、表現の幅広さを見せてきました。その上で、改めてキラキラとした王子様らしさを打ち出したのが、この“星空パレード”でした。僕ら自身、「こういう気持ちを忘れちゃいけいない」と、改めて原点に戻れた楽曲でもあります。この曲は野外での夜のライブがすごく似合うと思うから、そういうシチュエーションでも歌いたいですね。それに、この“星空パレード”は、まちゃくん(高根)が振り付けを担当しているんです。ジャズの要素を取り入れたダンスは、僕らの新たな一面を出してくれた要因にもなりました。

高根 PANBEの引き出しをさらに増やしたいなと思った時に出てきたのが、ジャズダンスの要素だったんです。それまでのPANBEはアイドルっぽい振り付けが中心だったし、“星空パレード”もそういう振りが似合うんだろうけど、そこへあえてジャズの要素を入れることで、新たなPANBEらしさを魅せていけると思ったことから挑戦してみました。

犬束 そうやって進化し続けていくのがPANBEのスタイルなんです。結果、それがグループ全体の幅を広げてくれたなと感じています。

高根 僕がお勧めしたいのは“PANBE’s Wonderland”です。この曲はPANBE初の自己紹介ソングなんです。メンバーを紹介する歌詞は、僕らがいろいろと書き記した言葉を、作詞家の方が吸い上げてまとめてくださいました。歌詞には本当に一人一人の個性や性格が反映されていますし、PANBEの名前の由来になった「Passion・Ambition・Narrative・Beauty・Eccentric」の文字も歌詞に上手く散りばめてあるから、メンバー紹介だけではなく、グループの魅力をしっかりと伝えることができる曲になりました。“PANBE’s Wonderland”を聴けば、このグループ全体のことも、メンバー一人一人のこともわかるから、ぜひ聴いてほしいです。

■みなさん自己紹介パートへ記された内容には納得できましたか?

高根 「絶対無敵のあざとい男子」や、「ほわほわにこにこエンジェルスマイル」から、「ダンスも歌も誰にも負けない」など、すごく嬉しい自己紹介になっているから、僕は気に入っています。

宮本 「君のハート現行犯逮捕」など、元警察官の僕らしい表現は嬉しかったです。他にも「天真爛漫エンターテイナー だけど意外と真面目だよ」など、周りからはそう見えているんだというのを知れたことや、破天荒やセクシー担当など、自分の中にある多様性を評価してもらえたことが自信にも繋がったし、改めて「僕、愛されているんだな」とも感じました。(笑)

三村 確かに各自が自分のことを再認識できるパートだよね。PANBEのMC担当や、声がいいねという評価の部分は、自分でも魅力にしていることなので、それを周りの人たちも認識してくれているということは、それだけ自分の魅力や持ち味が伝わっていることにも繋がるから、すごく嬉しかったですね。

犬束 僕は人に自分の感情を伝えるのが苦手なタイプなんですが、結構強そうに見せているけど、内心はかまってほしい性格で。(笑) なかなか本心を出せない自分の気持ちを歌にしてくれました。“PANBE’s Wonderland”を歌っている時は、「かまってほしい」みたいに、自分も素直な気持ちになってライブを楽しんでいます。

横山 「朝イチポストは「おはよこよこ」」や、フラダンス日本一など、僕の場合は事実が全部書いてあるから、本当に僕の自己紹介になっています。(笑)