Pimm’s VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

新体制となって、これまで以上に輝くPimm’sになりたい。そんな思いを込めたアルバム。

TOKYO GIRLS MIXTUREを掲げ、かわいいだけじゃなく、カッコいいだけでもない、新時代のロックアイドルとして活動する7人。重厚感、疾走感のあるロックサウンドと、アイドル界を凌駕するパフォーマンスの高さが武器。個性豊かなメンバーで構成されたPimm‘sは活動の幅も多岐にわたる。それぞれの特技を生かし、役者、ラッパー、グラビア、ラジオパーソナリティと個人の活動も活発におこなっている。
8月30日にニューアルバム『RELIGHT』をリリース。今年5月24日には新メンバー立仙愛理が加入し、新体制となったPimm’s。小林智絵、川崎優菜、林茜実里、高橋真由、早川渚紗、小山星奈、立仙愛理、メンバー7人はこれまで以上に輝くPimm‘sを目指し、再スタートしたいと語る。

■ニューアルバムのタイトル「RELIGHT」にはどんな思いが込められているんでしょうか?

小林 新体制となって、「これまで以上に輝くPimm’sになりたい」という思いがまずひとつ。もう一つは愛理のアイドル復活を祝う意味でこのタイトルにしました。

■アルバムの発売が決定した時の思いを聞かせてください。

高橋 新体制になって、こんなに早くアルバムが出せることになったのが本当に嬉しかったです。しかも今回は新曲が5曲も収録されているので、嬉しくて仕方ないです。

小林 新メンバーが入ってから新曲リリースが決まり、アルバム完成までのスパンがすごく短くて忙しい日々を過ごしましたが、それも楽しかったです。今回のアルバムはPimm‘sらしさが感じられる楽曲と、夏ならではの盛り上がれる夏曲が詰まっています。ぜひたくさんの人に聴いて楽しんで欲しいです。

早川 今回は今までのアルバムと違って、リード曲の“Anthem”以外は私たちもどんな曲ができあがるのかがわからなかったので、これまで以上にワクワクしました。あらためて出来上がったアルバムを聴いて、「どれもいい曲に仕上がっているな」と感じているので、みなさんにお渡しできるのが今から楽しみです。

 今回のアルバムの新しい楽曲をファンのみなさんに届けられるのが本当に嬉しいです。

小山 私も仮音源を聴いた時から、「早くみんなに歌を届けたい」って気持ちでいっぱいでした。今回のアルバムから新メンバーの声も入っていますが、自分が先輩になった実感がまだわかないので、なんだか不思議な気分でいますね。

立仙 私にとっては、Pimm‘sにメンバーとして加入して初めてのアルバムになるので、自分の声が入ったアルバムができたというだけでとても嬉しいです。それに新曲は、Pimm’sの既存楽曲よりもラップパートが増えていると思います。私がラップ担当なので、加入したことでPimm‘sの新しい可能性を広げることができているなら嬉しいなと思います。

川崎 今回のアルバムは「どんなアルバムにしたい?」と、メンバーに意見を聞いてくれたので、私たちの思いがこれまで以上に詰まったいいアルバムになっていると思います。

小林 そうなんです。今回のアルバムは製作時にどういう楽曲を歌いたいのかを聞いてくださったので、私たちが歌いたい歌が詰まっています。夏にリリースすることが決まったので「夏を感じられるような疾走感のある楽曲がいいな」と話した覚えがあります。また、今回の楽曲はストレートでダイレクトな歌詞が印象的なので、初めてPimm‘sに触れる人たちにも楽しんでもらえるアルバムになっていると思います。

川崎 ノリやすい楽曲が多いし、キャッチーなフレーズが多くて、歌うのも楽しんでいただけると思います!あとは夏曲を出すことができたので、それもぜひ聴いて欲しいです。

■夏曲は今までなかったんですか?

小林 今までの夏曲は「知る人ぞ知る、幻の夏曲」になっているんです。(笑) ライブで披露したこともあるんですが、音源化はされていないので、本当に昔からPimm‘sを好きな方しか知らないと思います。今回は正式に夏曲がリリースできたので、私もすごく嬉しいです。

■立仙さんはラップ担当ということですが、もともとラップが得意だったんでしょうか?

立仙 いや、実際には半年前に始めたばかりなんです。(笑) まだ慣れない部分もあり、「こんな自分のラップでいいのかな……?」と悩むこともありました。でも今はPimm‘sでの経験を積み重ねたことで自信がついて、堂々とラップができるようになりました。でもレコーディングで泣いちゃったこともあったんです。自分のラップがあまりに下手に思えて……落ち込んでしまって。

小林 その時は「自分のラップが嫌いって言うな!」って言いましたね。(笑)

立仙 そうやって言ってもらえて、「そうだよね!人前に立つなら自信を持って披露しないと!」って思えました。

■アルバムに収録された楽曲の中でも、特にお気に入りの曲やフレーズをそれぞれ教えてください。

早川 私は“FANGS”が一番好きです。どストレートな歌詞が魅力的だと思います。特に好きなフレーズは、私が歌っている部分なんですけど、「何度だってずっと立ち上がって行く」という歌詞です。新体制のPimm‘sのスタートとしてもぴったりなフレーズだと思います。

高橋 私も“FANGS”が一番お気に入りです。カッコいい楽曲なので、歌っていて気持ちいいんです。カッコいい歌を歌うことでカッコよさに酔えるというか。(笑) 好きなフレーズは「衝動 止められないだろう」という、私が歌っている部分です。1番と2番の両方で登場するフレーズなんですけど、2番はより止められない衝動を爆発させる気持ちで歌っています。1番と2番の歌い方の違いにもぜひ注目して欲しいです。

小山 私も二人と一緒で“FANGS”が一番好きです。歌に入る時に「わー!」って叫ぶんですけど、これまでの楽曲ではそういう演出はなかったので、新鮮ですごく楽しかったんですよ。

出だしが英語の歌詞なので「私にこれ歌えるかな?」って思っていたんですけど、案外ちゃんと歌えてよかったです。

小林 それちゃんと意味理解して歌ってた?

小山 全然意味は理解してない……。発音だけ教えてもらって「カッコよく歌ってね!」って言われたので、その通りにしました。(笑)

立仙 私は“オドレダンス”が一番好きです。歌い出しを担当させていただけたのが嬉しかったです。Pimm‘sの盛り上げ曲として、ファンの人たちが楽しめる楽曲になっていると思っていて。早く振り付けが見たい一曲でもあります。

小林 私のお気に入りは“ギミギミ”です。「どうなっても構わない 変えてみせるわセカイを」というフレーズが特に気に入っています。「Pimm‘sでアイドル界のトップに立ってやる」という気持ちがそのまま表現された歌詞だなと思います。私の声の雰囲気にも合っているので、その点でも気に入っています。これまでいろんな楽曲をやってきて、アニメ声っぽい声が一番歌いやすいと感じていて、“ギミギミ”は私のその得意な声質で歌っているので、特に聴いて欲しい楽曲ですね。

林 私は“Summer!Summer!!”がお気に入りです。メロディーがすごくいいんです!イントロからビビッときました。共感しやすい歌詞もいいなと感じています。「短すぎるこの季節だから」というフレーズを聴いた時、「確かに今年の夏は本当に短かったなぁ……」ってしみじみとしました。(笑)

川崎 私は夏が嫌いなんですけど、”Summer!Summer!!”が一番好きです。(笑) “Summer!Summer!!”のすごいところは、夏が嫌いな私ですら「夏楽しい!」って思わせてくれたところです。「音楽の力ってすごいなぁ!」ってあらためて感じた楽曲でした。

■夏のどんなところが苦手なんですか?

川崎 本当に単純なんですけど、暑いのが苦手で……。(笑) 暑い季節になってくると、つい「ムッ」としちゃうので、「私に話しかけないで!」っていうモードに入っちゃうんです。(笑)

■みなさんが楽曲一つ一つを大切にされているのが伝わってきました。歌い方で特に気をつけているところなどはありますか?

 歌詞の言葉がみなさんにきちんと伝わって欲しいから、発音がはっきりと聴こえるように気をつけています。今回のアルバムの楽曲を初めて聴く人たちにも、ちゃんとメッセージが伝わるようにできていたら嬉しいです。

小山 私は曲によって歌い方を変えるように気をつけています。“Summer!Summer!!”ではカッコいい歌声っていうより爽やかな感じで、“FANGS”ではストレートにカッコいい歌声を意識して歌っています。

■小山さんは歌が得意だと伺っています。SNSで投稿されたボーカロイドのカバー曲も聴きました。ボーカロイド楽曲は以前からお好きだったんですか?

小山 子どものころから親しんでいました。いろんな歌い手さんの歌を聴いて、声について学んだところがあります。男性でも高いキーを歌っていたり、逆に女性でもすごい低いキーを得意にしている人がいたりするのを知って、「自分もこうしてみよう」って見様見真似で参考にしていたことがありました。声色を変えて歌う技術を身につけるきっかけになったと思います。

川崎 星奈は色とりどりの声色を持っているんです。だから彼女の歌は何度聴いても飽きないですね。