READY TO KISS VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

READY TO KISS『その先の未来へ』

■せっかく好きな人と同じグループになって、すぐに別れを歌わなきゃいけないと考えると悲しいですよね。弓川さんはどうですか?

弓川 昇格して初めてのシングルで、初めてのリリースイベントをして、初めてのワンマンがあって……。

清川 (どこからかレッドブルを取り出しコップに注ぐ)

牧野 すごいエナジーの匂いがするんだけど。(笑)

清川 喉乾いちゃって、ごめんなさい。(笑)

■続けてください。(笑)

弓川 卒業しちゃうけど、思い出にできたらいいなって思うけど……。だから、寂しいけど、そういう方向に持っていっちゃわないように、明るく考えようとしてます。自分たちのファンの人にとっても、初めてのシングルになるので。

■千葉さんのこと関係なく聴いても成り立つ曲ですしね。学校の卒業とか、友達が海外に留学するとか。

牧野 そんなに暗い曲ではないので、いろんな人に聴いてもらいたいです。誰でも別々の道を歩むときがあると思うんですけど、お互いがんばろうって思えるような曲だと思うので、前向きに聴いてもらえたらいいなって。

■MVも既に公開されて、みなさんの仲の良さが伝わる内容だったと思うんですけど、どんな気持ちで撮影したんですか?

牧野 撮影はすごい楽しくて、ケーキを食べたりとか、パーティーをしているような感じでした。本当に自由にしゃべりながら、楽しんでいるところを撮影してもらったので、その雰囲気がMVにも出ているかなと思います。

■手紙を書いているシーンもありましたけど、みんな書いたんですか?

牧野 麗奈ちゃんと私が書いています。

■ガチで書いたんですか?

牧野 書きました。さきぴょんには渡していないですけど。(笑)

■渡していないんですね。(笑) アップで見たら「初めて手紙書くよね」とか書いてあって、続きが気になったんです。

牧野 さきぴょんへの気持ちを手紙にしました。読まれたら恥ずかしいですね。

■清川さんは何を書いたんですか?

清川 「さきぴょん、大好きだぜ!」とか書いた気がします。

■軽い。(笑)

清川 ちゃんとした手紙はいつか書いて渡します。(再びレッドブルをコップに注ぐ)

天羽 自由すぎる。(笑)

清川 ちょっと喉が乾燥しやすくて。(笑)

■どんどん飲んでください。(笑) 新メンバーの3人は、MVで注目してほしいシーンはありますか?

柚木 私は咲乃さんと一緒に座ってお茶しているところですね。

如月 私は1番で咲乃さんが上を向くところと、2番で美帆さんが上を向くところです。めっちゃかわいいんですよ。

弓川 8人もいるから、全員がきれいな顔して踊るのは難しいのかなって思っていたんですけど、全員が踊っている映像もたくさん使われていて、よかったなぁって思いました。

■他の人たちもおすすめのポイントを教えてもらえますか?

牧野 写真のカットがパパパッて出てくるんですけど、みんなすごい笑っているんですよ。そのままの自然な笑顔がたくさん出てくるので注目してほしいです。あと、教会みたいなところで撮ったんですけど、衣装とすごい合っていて。最後にさきぴょんがひとりで歩いていくシーンも感動的でした。

佐々木 その写真のカットでは、さきぴょんと私がすごい笑っているところを使ってくれていて。何で笑っているときの顔か覚えていないんですけど、すごくいいショットなので見てほしいです。

清川 私はやっぱり顔に注目していただきたいです。みんなかわいく撮ってもらっているし、いい表情をしていると思うので。この子こういう表情するんだ、みたいなのも発見してほしいです。

天羽 いままでのMVは笑顔キラキラな感じだったんですけど、今回は監督さんから「ちょっとしっとりした表情で」って言われたんです。だから、歌詞の意味も考えながら、ちょっとしっとりした笑顔をしていて。そこはいままでの作品とは違うところだと思うので、注目してほしいですね。

■千葉さんは?

千葉 なんか、撮る人がけっこう緊張感のない方で。

■言葉のチョイスが若干失礼ですけど…。(笑)

千葉 すごくお付き合いが長い方だったんですよ。だから、みんな自然な笑顔になれたし、いままでの撮影でいちばん楽しかったです。これが最後だと思うと悲しいですけど、いい思い出ができました。

■最後にいちばんと言える作品ができてよかったですね。カップリングの3曲についても聞きたいんですけど、“フェアウェル・チョコバナナ・パンケーキ”は毎回恒例のスイーツ曲の新作ですよね。これも大切な人を送り出す的な歌になっていますけど、どういう解釈をしたんですか?

清川 さきぴょんって、チョコが好きなんですよ。お祭りでチョコバナナを食べているのとか見てたし、「パンケーキ食べたい」って言ってるのも聞いたことがあったから、(歌詞を書いた)光さんがさきぴょんと照らし合わせて作ったのかなって想像していました。

千葉 そうなのかなぁ?私は光さんの曲かなと思っていました。

■それはないと思います。(笑) 「何層かに重なる想い出が/パンケーキにナイフを入れてジワる」という表現が素敵だなと思いました。

牧野 「ジワる」には想い出とシロップ、2つの意味があって。歌詞に「ジワる」って、あんまりないので、クスッて笑っちゃいましたけど。

千葉 ギャルっぽい!(笑)

清川 こないだチョコバナナパンケーキを作って、ファンの人に提供したんですよ。そのときに本当にジワってて、「ふふっ、こういうことか」って思いました。(笑)

■実際に作ると曲への思い入れも深くなりそうですよね。「今なら 素直になれるかな/最後だから」という歌詞もありますけど、千葉さんに対して素直になれないことはありましたか?

清川 けっこう素直に好きですと言っていますね。

■千葉さんは素直になれなくて、ケンカしちゃうこととかないですか?

千葉 人とですか?

■はい。(笑)

千葉 人はないですね。怒ること自体、あんまりないですけど。

天羽 一度も怒ってるの見たことないです。

■人以外には怒ることもあるんですか?

千葉 ないです。でも、猫とにらめっこするじゃないですか。

■僕はしたことないですけど…。(笑)

千葉 それに負けると悔しいくらいです。

天羽 かわいいかよ。(笑)

千葉 本当にそれはイライラします。

■勝てることってあるんですか?

千葉 顔をそらしたほうが負けなので。

■そういうルールなんですね。(笑)

千葉 家の近くに猫がたくさんいて、よく目が合うんですけど、ガン飛ばして、睨みつけて、そらしたら負けっていうゲームをひとりでやっています。

弓川 ライブでタイに行ったときに、ほんまにやっていたんですよ。一緒に歩いていたら、猫を見つけて、威嚇し始めて。「何してるんですか?」って言ったら、「威嚇してるのー!」「あいつ見てくんなー」って。(笑)

■それを猫を見つたらやっていると?

千葉 猫アレルギーなんですけどね。

清川 ヤバすぎる。(笑)

■次の曲にいきましょう。(笑) “タピオカ・ストリート”は一緒にタピオカを飲んで仲を深める曲ですけど、やっぱりみなさんタピオカは好きですか?

牧野 みんな好きだよね。

天羽 この子(弓川)は毎日飲んでます。

弓川 そうなんですよ。タピオカ大好きで。

清川 でも、もう飽きちゃいました。

牧野 ブームは去っちゃいましたね。

■若い子は怖いですね。(笑) この曲はどういうイメージで歌われたんですか?

牧野 これはもう、かわいくって感じですかね。歌詞もかわいいじゃないですか。私たちはみんな二十歳超えていますけど、ちょっと高校生っぽく。

清川 JKになりました。