■すごく愉快な曲ですよね。「タピ、タピ、タピオカ」って、一度聴いたら頭から離れない。
清川 振り付けもめっちゃ愉快なんですよ。「長すぎる列に並んでも」って歌うところがあるんですけど、本当にみんなで並んで、それぞれ腕時計を見たり、携帯をいじったり、本を読んだり。
牧野 気分によっては前後で絡んだり、ライブのたびに違うことをしていて。そこはレディキスの自由さが現れるところだなって思います。
■ちなみに歌詞に出てくる「君」は女の子なんですか?
天羽 あー、ちょっと好きな子なのかな?飲み比べして、間接キスしたいみたいな。
■じゃあ、ラブソング的な解釈で?
天羽 私はそんなふうに思っちゃいました。
牧野 ピュアだよね、ピュア。
清川 いいねぇ……。(遠い目)
■実際にタピオカで仲良くなることはあるんですか?
牧野 メンバーがタピオカにハマってた時期が一緒で、ライブの帰りに「いまからタピオカ行こう!」って言って、めっちゃ走って買いに行ったけど、閉店に1分だけ間に合わなかったことがあったんですよ。そしたら(天羽が)めっちゃ大号泣して。
天羽 めっちゃ恥ずかしい…。(笑)
牧野 なんとか買わせてもらったんですけど、次の日も普通に買いに行ったよね。(笑)
天羽 懐かしいなぁ。
■タピオカを飲む若い子を見ていると、別に味とかどうでもよくて、思い出づくりなのかなって思うんです。
天羽 あー、でも味だよね。あそこのタピオカいいよねとか。
牧野 黒糖の味強くない?みたいな。
清川 味に本気。(笑)
■そうですか。(苦笑) タピオカ好きの弓川さんはどうですか?
弓川 私、「タピオカめっちゃ好きなんです」って言ったら、先輩たちが「飽きた」って。(笑) ちょっと寂しかったんですけど、この前、麗奈さんが一緒に行ってくれて。
清川 帰りに一緒に行きました。久しぶりに飲んだらおいしかった!
■それこそタピオカで仲を深めた経験じゃないですか。
弓川 そうですね。長く話せるし、いいなと思って。
■そういう仲良くなりたい人がいるときは、この曲を聴いて、タピオカに誘えばいいわけですよね。そして“秘密のアンブレラ”は千葉さんのソロ曲です。
千葉 ほんと理想の曲を作ってくださって。最初にもらったソロ曲(“Selfish”)はバラードだったんですけど、今回はすごいかわいい曲になっています。雨が降ってきて、「君」っていう人が傘をさしてくれるんですよ。
佐々木 相合い傘ね。
牧野 キュンキュンしちゃう。
■濡れないように傘を傾けてくれて、自分は濡れてしまって。しかも私はカバンに折りたたみ傘が入っているけど言えないっていう。
千葉 隠し持っているみたいで。(笑)
■このストーリーも素敵ですよね。ちょっと切ないラブソングで。
千葉 そうみたいですね。
天羽 他人事?(笑)
千葉 切ない気持ちで歌っています。
■この曲の主人公は、普段の千葉さんに近いんですか?
清川 ピッタリですね。まさにさきぴょんのための歌って感じ。
牧野 さきぴょんの声、めちゃくちゃかわいくて、この歌にピッタリだなって思います。
天羽 私、歌詞に感動したんですよ。「お願い、お願い、いま時を止めて」とか、「もうすぐ、もうすぐ着いてしまうけど」とか、さきぴょんがアイドルのゴールに着いて、新しい人生のスタートをするっていう……(涙声で)卒業と重ねているのかなって。
■僕も「仕舞ったままの私の気持ち」とか、千葉さんはふんわりしたキャラだけど、ひとりでいるときは悔しいこともあったのかな?って想像したんです。いままで、そういうことはなかったですか?
千葉 悔しさはありますね。でも、できる限りのことはやってきたので、悔いはないです。
■こっそり泣いていたこともあるんですか?
千葉 ありますね。あんまり泣かないですけど。家で泣いたり、車の席でこっそり泣いたり。
■それはみんな気づいていない?
天羽 気づかなかった。
千葉 それはバレていなかったみたいです。
■みんなで集まって泣いたこととかはないんですか?
天羽 あったっけ?
千葉 ないかも〜。
牧野 いつもわちゃわちゃしていて。
清川 常にお祭り騒ぎ。
牧野 うるさい動物園みたいな。
■動物園。(笑) このシングルが出て、来年から新しい体制になりますけど、どんなグループを目指したいですか?
牧野 ファンの方も私たちも、さきぴょんがいるレディキスが当たり前だったので、さきぴょんのイメージが強いと思うんですよ。だけど、さきぴょんが卒業してからは、この7人に合わせたレディキスを作っていかなきゃいけないなって思うので、さきぴょんが残してくれたものは守りながら、それぞれの個性を活かしてがんばりたいです。
■千葉さんはセンターをずっと守ってきたわけですけど、センターに立つうえで気をつけていたことはありますか?
千葉 誰よりもしっかりしないといけないなという責任感はありました。最近は間違えることも多いんですけど。(笑) でも、まわりよりも人一倍がんばらないといけないという気持ちではいました。
■これからセンターに立つ人には、そういう責任感を持ってやってほしい?
千葉 そうですね。でも、みんながんばっているので。いいライバルであり、いい仲間でもあるから、がんばろうっていう気持ちになるのかなと思うんです。
■新メンバー3人の意気込みも聞かせてください。
柚木 まだ入ったばかりで、自分らしさを出せてないなと日々感じていて。ちゃんとメンバーの一員として認められるようにがんばっていきたいって思います。
如月 先輩たちは本当に踊り方とか歌い方とかもすごいし、ウインクもめっちゃうまいなとか思うので、細かいところも吸収させてもらって大きくなりたいです。
弓川 こうやってインタビューのときとかでも、まだうまく言葉が出てこないんですけど、先輩たちみたいに自由に、自分らしさを出していけるようになりたいなって思います。
■とりあえずレッドブルを飲むことから始めたらいいんじゃないですか?
清川 じゃあ、これを。
弓川 ありがとうございます。(笑)
■最後に千葉さん、自分がいなくなったあとのレディキスに叶えてほしいことは?
千葉 東京ドームに行ってほしいです。
佐々木 行きたい!
千葉 みんなすごい子たちだから、もっともっと上に行けると思うんです。いま以上にすごくなって、テレビで見られるのを楽しみにしています。
■「私、このグループのオリメンだったんだよ」って?
千葉 はい。自慢したいですね。
Interview & Text:タナカヒロシ
PROFILE
「キスで世界を埋めつくす!」をキャッチフレーズに国内外で精力的な活動展開をする7人組アイドルグループ。メジャー移籍第一弾となった3rdシングル『READY TO KISS』はオリコンウィークリーチャート8位を記録。2018年2月に発売した4thシングル『成増になります』ではグループ初となるオリコンチャート1位を記録する。続く『タイに行きタイ』も立て続けにヒットを記録し、2018年はアジアツアーを成功させ注目度を上げている。2019年は『伊達だって』でスマッシュヒットを記録。さらに新メンバーが3名加入し、勢いに乗る彼女たちの活動から目が離せない!
http://www.ready-to-kiss.jp/
RELEASE
『その先の未来へ』
初回限定盤 千葉咲乃ver.
KICM-92019
¥1,300(tax in)
初回限定盤 清川麗奈ver.
KICM-92020
¥1,300(tax in)
初回限定盤 天羽希純ver.
KICM-92021
¥1,300(tax in)
初回限定盤 牧野広実ver.
KICM-92022
¥1,300(tax in)
初回限定盤 佐々木美帆ver.
KICM-92023
¥1,300(tax in)
初回限定盤
弓川いち華・如月優衣・柚木美桜ver.
KICM-92024
¥1,300(tax in)
通常盤
KICM-2025
¥1,300(tax in)
KING RECORDS
12月18日 ON SALE