RealRomantic VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

ファンの方々を愛し、ファンの方々から愛せされる。それをずっと大切に育み続けたい。

4月16日に1stEP『BLOOMING』をCD&配信リリースし、同日にZepp Shinjukuで、1st LIVE『A New Semester』をワンマン公演として行ったRealRomantic。勢いよく駆け続けている彼女たちに、今、熱い視線が注がれている。その勢いを示すように、1stEP『BLOOMING』に収録した“Uncupid”が朝の情報番組「Day Day.」の5月度エンディングテーマに決定。5月25日には、飛行船シアターで初のファンミーティング『RealRomantic 1st Fan Meeting “lily of the valley”』も行われる。夏には、新たな音源として『ice cream LIOVE』のリリースも決定。今、注目しておきたいRealRomanticの魅力をKARIN、RIKKI、YUI、HINA、RIN、NANA、SORAの7人に語ってもらった。

■RealRomanticはライブやリリースイベントも含めた約半年間の準備期間を経て、4月16日にZepp Shinjukuで行った1st LIVEでデビューを飾りました。とても華々しいデビューでしたね。

YUI その日に向けて私たちは、レッスン場に入り浸って練習を繰り返して、1st LIVE の3ヶ月前頃からリリースイベントやライブを重ねながら、デビュー公演に向けての毎日を過ごしてきました。

■その頃はどんな気持ちで日々を過ごしていましたか?

RIKKI とくにデビュー公演を控えた約1ヶ月前からは、短い期間の中でたくさんの新曲を覚えなきゃいけなかったので、正直間に合うのか不安もありました。ただ、不安から気持ちが落ちそうになっても、リリースとデビュー公演に向けて多くのリリースイベントをやっていたので、ファンの方々と会う度に元気をもらい、そのパワーが私の元気の源にもなっていました。このメンバーたちは、集まった当初から波長が合うからか、とても仲が良いのですが、それぞれに遠慮がちな面もありました。とくに私は何か意見をしようにも、「メンバーに嫌われたらどうしよう……」と考えちゃうタイプで。でも、1st LIVEに向けてリリースイベントなど、実際に人前での活動を多く重ねていく中で、お互いに本音でぶつかりあう経験を何度も重ねました。そうした経験を通して互いの関係が深くなり、「この6人は何があっても絶対に自分の味方でいてくれる。だから何があっても絶対に大丈夫」と、心から信頼できるようになったんです。そんないろんな経験が私たちの絆を強くしていきました。しかも、メンバーとの絆だけではなく、ファンの方々との絆も深まり、1st LIVEで作りあげた最高の景色に繋がったんだと感じています。

■お互いの感情をぶつけあうことも、結果的にプラスに繋がったわけですね。

NANA そこなんです。一人一人が異なる個性を持っていて、7人もいれば、それぞれ違う思いや考え方を持っているのは当たり前のことです。それをレッスン期間を通して、お互いの気持ちを共有し、「みんなで何を目標にしていくのか」を明確にしてきました。もちろん練習を通して磨きをかけるのも大事ですけど、互いの気持ちを深く理解しあうことも絶対に大切だからと、スタッフさんを交えた話し合いとは別に、毎月必ずメンバーだけで集まり、RealRomanticとして活動への想いを共有し、未来に向けていろんな話をしてきました。みんな心優しいメンバーなので、最初の頃は思うことがあっても遠慮して言わずにいましたが、本当に成功を手にしたいのならと、それぞれの課題もしっかり見つめあい、それを改良してこそだと思うんです。私自身、自分の素直な気持ちを言葉にするのが苦手でしたが、お互いに目を背けたくなる面にもしっかりと向き合って、それを一人一人が前向きに受け止めあえました。そうしたことで、信頼関係がどんどんと深まりました。私も信頼して自分の思いを素直に言葉にしてその関係性を構築していくことで、今の7人の絆が出来上がり、それがライブにも反映していったんだと思います。

■リリースイベントやライブ活動は、デビュー公演にもなる1st LIVEを見据えた上で行ってきたことでしたよね?

RIN そうです。RIKKIちゃんも言っていたのですが、私たちはデビューライブ約1ヶ月前に驚異の8曲の振り入れをするという、ものすごいスケジュール感で、しかもライブやリリイベを平行しながら進めてきました。正直、身体や考える意識が追いつかなくなるほどヘロヘロの状態に陥ることもありましたが、それを乗り越えられたのも、7人の強い信頼関係があったからこそでした。集まったばかりの頃は、それぞれに思っていることも違えば、最初は目標も夢もバラバラだったなと思います。しかもメンバーみんな優しい人ばかりだから、当時は「優しい嘘」もついてしまっていたんです。

■優しい嘘という言葉が気になります。

RIN 私はグループ内では、パフォーマンス面でのリーダーもやっているので、とくに目を向けていたことでした。最初の頃は私を含め、みんな「あの時のあのメンバーの振りはちょっとズレていた」「動きが違っていた」などの細かい指摘を、本当なら言うべきなんですけど、言って相手が傷ついてしまうのが怖くて、「良かったと思うよ!」と、曖昧な返事で終わらせてしまうこともありました。でも実際に人前で活動を始めていく中で、その甘さがあったままじゃ、本当の意味でプロのグループにはなれないとそれぞれが気づき、そこからはお互いに腹を割って思っていることを言い合うようにしました。7人とも遠慮という殻を破ってグループをよくしていくために本音をぶつけあったことで、お互いの信頼関係がより深まり、グループとしても急激に成長できたと思います。その経験を通して学んだのが、お互いを磨きあげていく上で、言うべき意見をぶつけあうのは大切だし、そうすることでよりお互いの信頼関係や目標とすべき指針や思いが一つになるんだなということ。その成果を示せたのが1st LIVEだったと感じています。

■1st LIVEの時には、たくさんの新曲やカバー曲も披露していましたよね。

YUI リリースイベントやライブ活動と平行しながら、約1ヶ月の中で新曲やカバー曲を仕上げていったので、正直「当日まで間に合うかな……?」という心配や、当日もしっかり披露できるのか、プレッシャーもありました。そんな1st LIVEに向けての日々の中で感じていた不安を、逆に力に変えてくださったのが、Roseic(ファンの総称)の方々の「1st LIVEが楽しみ」という言葉の数々でした。もちろん目の前で直接言ってもらう言葉も嬉しかったのですが、SNSを通して期待してくれている書き込みを読む度に、「RealRomanticのワンマン公演を楽しみに待っていてくれる人たちが、こんなにたくさんいるんだ」と思い、みなさんの期待する気持ちを力に、私たちは頑張ってくることができました。

KARIN 不安もありましたが、みなさんに楽しんでいただきたいという思いでメンバー全員で準備をしてきたので、やっと迎えられた当日は本当に嬉しい気持ちの連続でした。1曲目で披露した“ROMANTIC SEVEN”のイントロが流れた瞬間、フロア中から大きな歓声が聴こえ、会場のボルテージが一段階上がったのが伝わって、私たちの胸も高まりました。カバー曲を披露した時も、「この曲を歌うんだ。」という嬉しそうな反応と、楽しんでいる姿を見ることができ、「みんなに楽しんでもらいたくて、この日の内容を用意してきたんだよ。」という気持ちで、新曲やカバー曲のパフォーマンスをさせて頂きました。

■この日に初披露した新曲たちにも、いろんな表情がありましたよね。

KARIN 夏を感じさせるポップな曲もあれば、がっつりダンスで見せる曲など、RealRomanticの持つ多彩な色を見せられたと思います。カバー曲でも、少女時代さんの“GENIE”はメンバー全員でパフォーマンスをしましたが、IVEさんのカバー“ELEVEN”では、RIKKI、YUI、HINA、NANA、SORAの5人が、中島美嘉さんの“桜色舞うころ”は、KARINと、RINが歌うなど、メンバーそれぞれの魅力を曲を通して活かせるように披露できたのも良かったなと感じています。個人的に少女時代さんの“GENIE”は、今のRealRomanticが持っている世界観にも近しい色を感じていたので、その曲を原曲を活かした上でRealRomanticらしい色に染め上げて披露できて良かったなと思っています。

SORA カバー曲って、オリジナルがあるので、みなさんその曲を知っているじゃないですか。だから、どれだけRealRomanticの色に染め上げてカバーできるのか、正直心配もありました。ライブ後にSNS上に書かれた感想を見ていたら、みなさんめちゃめちゃ褒めてくださっていたんです。ライブ全体を通しても、「楽しかった」や、「余韻がずっと残ってる」、「また、すぐに観たい」など、嬉しい反響の言葉を書き込んでくださっていたので、私たちも「またワンマン公演をやりたい」という気持ちになりました。

■ライブ中のRoseicたちの声援は、本当にすごかったですよね。

SORA 本当にそうなんです!中でもアンコールで歌った“BLOOMING”の時は、みんなの駆け声も含め、とくに盛り上がりがすごかったです。しかもみなさん完璧に歌詞や掛け合いを覚えて、おっきな声で叫んでくれて、感動のあまり何度も泣きそうになりながらも、必死に涙を堪えてパフォーマンスをしていました。

■HINAさんもぜひ、Zepp Shinjuku公演を終えての感想を聞かせてください。

HINA 「Zepp Shinjukuで1st LIVEをやるよ」と聞いてから1ヶ月くらいは、「本当に立てるのかなぁ?」と実感が湧かず、不安の方が大きかったんです。楽曲をどんどん覚えていくうちに、「この曲たちをライブでみんなに聴かせられるんだ」、「私たちの新しい姿を見せられる」と思ったら、逆に楽しみが増していきました。私は個人的にカバー曲を歌いたい気持ちがあったので、カバー曲も1st LIVEの中で披露できてすごく嬉しかったんです。とくにIVEさんの楽曲をカバーしたい気持ちをずっと持っていたので、今回“ELEVEN”をパフォーマンス出来たのは、本当に嬉しかったです。あの時は、IVEさんへのリスペクトの気持ちも胸に、その上で「私たちの良さも出さないと、ただカバーしているだけになっちゃうから」と、みんなでRealRomanticらしい色に染め上げていったのも、いい想い出になっています。当日はイントロが流れた瞬間にみんなが盛り上がってくれて、すごく嬉しかったです。

■RealRomanticは現在、1stEP『BLOOMING』をCD&配信でリリース中ですが、こちらの作品の魅力も聞かせてください。

RIN 1stEP『BLOOMING』に収録した“BLOOMING”、“Sleepless Lullaby”、“スパハニ”、“Uncupid”の4曲は、私たちがライブで大切に育てあげてきた曲になります。しかもBlu-ray盤には、私たちが集まって間もない頃の初々しい姿から、ここに至るまでに成長してきた姿を収録した映像も付いています。その映像も含めて楽しんでいただけたら嬉しいです。1stEP『BLOOMING』を聴くと、ライブに行きたくなると思います。その期待を持って来て頂けましたら、音源とはまた違う、ライブだからこその表情で曲たちを楽しめると思います。まずはCDをたくさん聴いてもらい、その上で足を運んで頂き、ライブだからこその曲の魅力も感じてください。

■1stEP『BLOOMING』に収録中の“Uncupid”が、朝の情報番組「Day Day.」の5月度エンディングテーマに決定しましたね。

YUI 以前から観ていた情報番組「Day Day.」の5月度エンディング曲として私たちの楽曲の使用が決まった時は、驚きと嬉しさの両方がありました。“Uncupid”は、爽やかさを持った朝にピッタリの楽曲です。ぜひ番組を通して“Uncupid”を聴いてもらい、爽やかな気持ちで1日を迎えてほしいです。