▷ せーぶぽいんと VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

ゲームをコンセプトにしたグループらしく、楽曲も、RPGや学園物などいろんなゲームを紐付けています。

「ゲームの世界観をコンセプトに活動し、さまざまなジャンルのゲームを連想させる楽曲を多く持つ」グループとして活動中の▷ せーぶぽいんと。彼らが3月25日に1stミニアルバム『ギルド』をリリース。本作の特徴はメンバーそれぞれの推し曲を並べているところ。どんな思いを持って楽曲を選んだのか、一人一人の思いにもしっかり耳を傾けてください。
今回はえつや、ふゆみ、ゆの、かなめ、あむ、ゆき、たくみんの7人に、いろいろと話を訊いた。

■グループ名の「▷ せーぶぽいんと」は、ゲームと関連しての名前なんですか?

ふゆみ ▷ せーぶぽいんとは、ゲームをコンセプトに据えたグループで、グループ名もゲームにいっぱい使われているセーブマークの「▷」から紐付けて名付けました。ゲームをコンセプトにしたグループらしく、楽曲もRPGや学園物など、いろんなゲームに紐付けています。最新曲の“アイムアクローザー”は、「警察官」をモチーフに作られています。

■テーマの設定基準も気になりますね。

ふゆみ 流行りに合わせることもあれば、「こういうゲームの要素があれば面白そう」など、いろんなゲームのジャンルはもちろん、世の中的に面白そうな題材を取り入れて曲を作るなど、そこは臨機応変に対応しています。

ゆの ▷ せーぶぽいんとって、元気でわちゃわちゃしている楽曲が多めですけど、最新曲の“アイムアクローザー”は、クールに決めたカッコいい系の曲で、いつもの▷ せーぶぽいんととはひと味違うカッコいい一面を見せているから、カッコいい系の曲が好きな人には見どころたくさんの楽曲になっています。

■あえてカッコいい歌を今回は表題曲に持ってきたんですね。

ゆの そうです。今回のコンセプトが「警察官」だったので、そこに紐付けて、カッコいい系の楽曲にしました。

■良ければ他のメンバーさんも、“アイムアクローザー”の魅力について語ってください。

あむ  ▷ せーぶぽいんとの場合、結構かわいい系の楽曲が多いんですけど、“アイムアクローザー”はカッコいい曲なので、いつもとは違った姿を示しています。ずっと▷ せーぶぽいんとを見続けている人からしたら、いつもとは違った▷ せーぶぽいんとを味わえると思います。▷ せーぶぽいんとはかわいい振りが多いから、今回のようなカッコいい振りは僕らにとっても新鮮だったし、ファンの人たちにも新鮮だったと思います。

たくみん “アイムアクローザー”は、曲調もダンスもカッコいいんですけど、「クローザー クローザー アイムアクローザー」と歌うサビは、キャッチーで聴きやすい曲調になっています。パフォーマンスを見ていただいてもすごく楽しいし、曲を聴いていてもキャッチーな部分もあって楽しめるのが聴きどころだし、見どころです。とにかくつかみやすいサビが魅力の曲です。ライブでは、(取材時点では)まだ3、4回しか歌っていないけど、ファンの人たちにはすごく好評で、「カッコいい」という声もいただいています。▷ せーぶぽいんとには、他にもカッコいい系の曲はありますけど、今回は全員で激しいダンスもしているからか、見ている方々も「カッコよくて好きです」と言ってくださいます。

ふゆみ 新曲をお披露目する場合、自分たちはライブで初披露という形を取ることがほとんどなんですけど、“アイムアクローザー”はテレビで初お披露目して、その後にライブという形だったから、それが自分たちでも新鮮でしたし、ファンの方からも「新鮮」という声をいただきました。その後、ライブでお披露目をした時も好評だったし、僕ら自身もライブを通してこの曲をもっともっと成長させたい気持ちでいるので、この曲と一緒に自分たちも成長していこうと思っています。“アイムアクローザー”は、MVも撮りました。(取材時点では)僕らもまだ完成した映像は観ていないんですけど、いつもとはちょっとテイストの違う、ストーリー性も組み入れたMVなので、公開を楽しみにしていてください。本当にいろんな見どころが散りばめられていますから。

えつや ▷ せーぶぽいんとはゲームをコンセプトにしているので、結構ポップな曲調や、わちゃわちゃした曲や歌詞、ピコピコとしたゲーム音のような音を使った曲が多いんですけど、“アイムアクローザー”はダークめで、カッコいい系の曲になっているので、普段の▷ せーぶぽいんとでは見られないような曲調や振り、歌詞になっているから、そこに注目してほしいです。僕は最初とサビ前にセリフを言うんですけど、そこは曲中でも重大なポジションを担っているので、毎回毎回のライブで、そこを魅力に出していけたらないいと思っています。普段みんなが思う▷ せーぶぽいんとって、わちゃわちゃ楽しい明るい印象だと思うんですけど、今回は警察官をテーマに、結構ダークめの衣裳や曲調にしたことで、ファンの人たちも「意外だな」と思ってくれていると思います。“アイムアクローザー”で▷ せーぶぽいんとのことを知った方は、この曲から掘り進めると、逆に▷ せーぶぽいんとの持つポップさを楽しめると思います。何しろ▷ せーぶぽいんとには、わちゃわちゃ系からカッコいい系までいろんな曲がありますからね。

■▷ せーぶぽいんとの場合、曲調も多種多様ですよね?

えつや まさに多種多様です。バラード寄りの曲もありますし、歌詞が強い楽曲や、ゲームに掛けている曲もあります。ゲーム自体が作品毎にいろんなコンセプトがあるように、▷ せーぶぽいんともいろんな曲調に挑戦しています。なので、1曲1曲を1本のゲームのように捉えていただけたら嬉しいです。

かなめ ▷ せーぶぽいんとの中にもカッコいい楽曲はいくつもありますけど、その中でも疾走感のあるカッコ良さで、爽やかなカッコ良さを上手い具合に表現できているのが“アイムアクローザー”だと個人的には思っています。今回の楽曲コンセプトは、衣裳も含めて「警察官」なんですけど、疾走感がありながらもちょっとダークな一面だけではなく、いろんなカッコいいが1曲の中で楽しめるんじゃないかな。振り付けもカッコいいだけではなく、見ていて楽しいというか、記憶に残りやすい振り付けだから、耳で聴いて、目で見て、しかもカッコいい。そんな1曲に仕上がりました。

■最初に「警察官」と聞いた時はどんな気持ちでしたか?

かなめ 今までいろんなジャンルをやってきましたけど、警察官は僕らも初めてだったから、「どういったものになるんだろう?」というワクワク感じゃないですけど、自分はすごく興味を持ちました。

ゆき ほんとそうだったよね。曲の最後ら辺で、ふゆみが「LOCK ON」と囁くセリフがあるんですよ。そこが「カッコいいなぁ」と思っています。できればそこは自分が言いたかったです。(笑)

■ここからはメンバーそれぞれが選んだ曲の選択理由と、楽曲の魅力を教えてください。

あむ 僕が選んだ“Sacrifight“は、▷ せーぶぽいんとが動き出して間もない頃に出来上がった曲で、一番初めに出来たカッコいい系の曲です。ゴシックっぽさもあって、今聴いても新鮮な曲調です。個人的に、ライブで“Sacrifight”をやるとすごく気合が入るから、「この曲はぜひ入れたいな」と思って入れました。僕個人としてはカッコいい系の曲が好きなので、それも選んだ理由になっています。

ゆの “Sacrifight”は、▷ せーぶぽいんとの活動初期時に出来たカッコいい曲だからね。その分思い入れが強くあります。“Sacrifight”では、最後の間奏の後に「この命は誰のもの」というセリフが出てきます。そのセリフをライブでは入れ変わりで口にしているから、そこがライブの時ならではの面白みというか、ライブで歌う度に誰が担当するのかを楽しめる曲にもなっています。間奏ではかなめがソロで躍るなど、 “Sacrifight”はライブだからこそ楽しめる要素をいろいろと持った楽曲です。僕の選んだ“はりあっぷ!”は冬寄りの曲で、冬の恋ならではのもどかしくて切ない思いを綴った恋愛ソングです。作詞をしてくれたのが、あむとプロデューサーのいりぽん先生です。2人が考えて作った歌詞だからこそ、自分たちも思いを入れやすい曲になりました。全体的にビート感がある曲調で、キャッチーな振りだから、ライブで歌うと「この曲が好き」と言ってくれるファンの方も多いです。

あむ 作詞ですが、いりぽん先生から「一緒に歌詞を書いてみない?」と連絡をもらったので、やってみました。冬って、自分もいりぽん先生もしたいことが出来なくなるなど、もどかしい季節だと感じていたことから、その「もどかしさ」を恋愛に例えて書きました。

たくみん 僕の選んだ“確変ランチャー”は楽しい楽曲です。僕は一昨年に新メンバーとして加入しています。その時に初めてみんなで振り入れをした新曲が“確変ランチャー”でした。この曲はMVも作って、そのMVにも参加するなど、個人的に加入してすぐに関わった楽曲ということで思い出深かったので選びました。曲の中に、いろんなゲームの音が入っているのも、この曲の特徴です。▷ せーぶぽいんとは楽しい人たちの集まりで、“確変ランチャー”は、メンバー同士の仲良さや、楽しいハッピーな感じがすごく出ている楽曲だと思います。

ふゆみ “確変ランチャー”の題材がギャンブルだから、途中途中の振りの中にパチンコをするような振り付けや、確変が来たと喜ぶ振り付けがあって、メンバー同士でじゃんけんをする振りもあります。じゃんけんの振りをしている時は、お客さんたちもみんなでじゃんけんしています。サビの振り付けもキャッチーだから、“確変ランチャー”は、みんなとライブで一緒になって楽しめる楽曲です。

えつや 僕の選んだ“リバイバルランナー”は、ライブで歌っていて一番熱くなれる楽曲だし、歌詞が自分は大好きです。アルバムに入れた理由は、その曲を聴いた人が少しでも元気になり、今日や明日も頑張ろうと思ってくれたら嬉しいなという気持ちから選びました。躍っていても、歌っていても、この曲が僕は一番感情が熱くなれます。この曲もカッコいい寄りの曲なので、もちろん音源として聴いてもらうのも嬉しいけど、ライブでこそ聴いてもらいたい楽曲です。ライブを通して見せるメンバーの魅力を、“リバイバルランナー”を通してぜひ感じてください。

ゆき “リバイバルランナー”は、歌詞がすごくいいよね。お客さんもライブですごく熱くなっているから、ライブで聴くと音源以上に伝わるものがあるし、まさにライブで活きる楽曲です。僕の選んだ“ラブラ♡ブレイン”は、めっちゃかわいい曲です。「この曲が好き」と言ってくれる自分のファンの方が多かったので、選んだのも理由にありました。この手のかわいい曲が、自分のキャラクターにも合っているのかな?どうなんだろう……わかんないけど。(笑) とにかくかわいい曲ですね。

かなめ ▷ せーぶぽいんとの中でも、“ラブラ♡ブレイン”は「かわいい」を代表する楽曲で、曲調や歌詞もかわいいけど、振り付けもすごくかわいらしいから、ライブでこの曲を歌うと、ファンの方々の中からも、思わず「かわいい!」という声が漏れちゃう瞬間もあります。“ラブラ♡ブレイン”を通して、かわいい僕たちをひたすら楽しんでいただければという気持ちです。歌詞の一節じゃないけど、この曲を歌う度にファンのみんなが僕らに「LOCK ON!!」されています。僕らもみんなを「LOCK ON!!」して、虜にしちゃう楽曲なんです。そして僕が選んだのは“ドリーミン≒ワンダラー”です。この曲の初お披露目をしたのが僕の生誕祭の時で、それもあって思い入れというか感情移入しちゃいます。とにかく素敵な楽曲だから、自分の中では大切な1曲として受け止めています。

ふゆみ “ドリーミン≒ワンダラー”の中に、「僕の価値は君がくれたんだ」というフレーズがあるんですけど、そこの歌詞がすごく好きで、しかも個人的に好きな歌詞を自分の歌割でいただけました。この曲はライブで歌っていても感情移入がしやすいから、お気に入りの楽曲です。