STEEZY VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

ミニアルバム『SSS』を手に、ここからSTEEZYの物語が始まっていく。

今年3月に池袋harevutai で行ったワンマンライブでステージデビューを飾ったSTEEZY。メンバーは律、佐々木勇太、白河湊音、吉井智洋、ゆうと、HIRO、天城澪の7名。4月にデジタルシングル『Burning Out』をリリースし、7月23日には、5曲入りの1stミニアルバム『SSS』をリリース。STEEZYとはどんなグループなのか?その姿を追いかけた。

■今年3月に池袋harevutai で行ったワンマン公演から活動をスタートし、ここまでの3ヶ月はいかがでしたか?

 あっと言う間でした。しかも濃厚すぎる3ヶ月でしたね。

ゆうと デビューステージを池袋harevutaiという大きな会場で出来たことも、デビューしてすぐにCDの発売が決まってリリースイベントが始まったこともそうですが、スケジュール面でも日々忙しく動いているので、怒濤の展開が続いています。

■そんな3ヶ月の日々を振り返りつつ、STEEZYの魅力や、この3ヶ月間で自分にどんな変化が生まれたのかを教えてください。

湊音 僕自身、めちゃめちゃ適当な自由人なんですけど、そんな僕をいろんな面からフォローしてくれる、個性的なメンバーの集まりがSTEEZYです。

■そんな自由人をまとめあげているのはリーダーですか? 

湊音 それがうちのグループにリーダーはいません。いろんな活動をしていく中で、その時々の内容によって得意な人がみんなをまとめあげています。この3ヶ月でどう変化したかですが、運営の方が毎回のライブを録画してメンバーに送ってくれます。その映像を見ながら、毎回自分の動きをチェックするようになったのはもちろん、最初の頃は自分の動きをチェックすることばかりに目がいっていましたけど、最近ではグループ全体の動きもチェックするなど、いろんな視点から視野を広げて動きを捉え、客観視できるようになったのも、この3ヶ月での成長かなと思っています。

■ライブをしていく上で、もっともっと自分を見てほしいという思いも強いですか?

湊音 いや、そうでもないかな。(笑) 自分はめちゃめちゃ陰キャな性格なんですけど、メンバーたちが自分の中の陽気な面をいろいろと引き出してくれるおかげで、より自分をアピールしていけるようになったし、今はハイブリッド陰キャとして進化し続けています。(笑)

 そんなことを言っていますけど、彼は本質が陽キャですから。(笑) 僕自身の3ヶ月前と今で変わったことといえば、心の成長ですね。僕はダンスが苦手で、そこをどうにか克服したい気持ちを強く持って活動に臨んでいました。今もダンスのクオリティは追求していますけど、この3ヶ月間、怒濤の日々を過ごしていく中で、見てくれる人たちの興味を集め、より多くの人たちにSTEEZYのことを好きになってもらうために、僕らは、そして僕自身は何をしなきゃいけないのか、そういうことを常日頃から考えるようになったのは、大きな変化だと感じています。とにかく今は、自分が出来ることを最大限にやっていこうという気持ちです。あと、ここのメンバーはとにかく個性が強いです。だから、一見するとまとまりがないようにも見えるけど、みんな目指している視点が一緒だし、とても向上心の強いメンバーばかりだから、結果的には上手くまとまっていると感じています。

 僕は以前にも活動経験を持つメンバーなんですけど、以前所属していたグループは、同じ会社の仲間たちと一緒に活動をすることが主で、どこか封鎖された環境の中で動くことが多かったんです。それもあって、好きな人たちの中での絆の強さという良さはあっても、外へ視点を向けて活動をする意識が正直言って希薄な面もありました。でもSTEEZYは、早い時期からリリースイベントを行い、それこそ池袋サンシャインシティの噴水広場のような、一般の方々に開放された場所でライブをする機会がとても多いんです。それもあって、いかに道行く人たちの興味を惹き、「あっ、いいな」と思わせるライブをどう作り上げるのか、それをすごく意識するようになりました。澪も言っていたように、STEEZYは個性的なメンバーの集まりです。そこが他のグループとは異なる雰囲気を出しているからこそ、そこをもっともっと磨いていきたいと思います。

ゆうと ここのメンバーは以前にもアイドル活動をしていた経験者が多いんですけど、だからこそ、時には反省点を含んだその経験を強みにもしています。僕自身も、以前リリースイベントの経験はありましたけど、その当時では出来なかったことや、気づけなかったことが見える度に、その経験をどう改善し、今の活動にプラスに活かしていくかを考えることが多くなりました。自分たちの経験も糧にして、STEEZYをどんどんブラッシュアップしていく。それが今のSTEEZYの姿です。今も進化中だからこそ、これからどんな風に成長していくのか、みんなとても楽しみにしながら活動しています。

HIRO 僕らは今年3月に池袋harevutaiという大きな舞台でワンマンデビューをしました。そこからすぐに配信シングルとして『Burning Out』をリリース。その後、1stミニアルバム『SSS』のためのリリースイベントがスタートして、1stミニアルバム『SSS』の制作も行うなど、まさに激動の3ヶ月間を過ごしてきました。精力的な活動を続けていく中で、少しずつですが着実にファンも増えていますし、いろんなライブの場に立たせてもらうなど、普通ならできないような経験も重ねてきました。しかも、状況が良くなるごとに僕らのモチベーションも上がり続けています。さっきも毎回のライブ映像を見返している話がありましたけど、そうしているのも、その時のライブを踏まえて、次のライブのクオリティをもっと上げたいがためなんです。今も僕らは成長の過程だからこそ、未来のSTEEZYがどんな風に進化していくのかを想像すると、ますます活動が楽しくなります。

智洋 この3ヶ月の中で、僕らは池袋harevutaiでデビューライブを行い、配信シングル『Burning Out』をリリースし、まもなく1stミニアルバム『SSS』もリリースします。普通だったら、ある程度知名度を上げてからやるような活動を僕らは最初からできていますし、しかもCDを発売するまでの約4ヶ月の中でやらせてもらえています。だからこそ、自分はこのグループで何が出来るのかを、常日頃から気を引き締めて考えるようになりました。僕自身も、日々どうすればたくさんの人たちに興味感心を示してもらえるのか、7人でのパフォーマンスをどんな風に感じてほしいのか、その上で自分はどう動くべきなのか、そういうことを深く考えるようになったのが、この3ヶ月間での僕自身の気持ちの変化であり、成長だと思っています。ただ、活動自体がハイペースなだけに、ときにはそのスピードに追いつけなくなることも正直あります。でも、しっかりと地に足を付けて、一個一個丁寧に積み重ねていくことも大事だからこそ、そこも意識しながら活動をしています。

勇太 そこは大事だよね。この3ヶ月間は短かかったけど、でも濃い毎日を過ごしているからこそ、長い期間にも感じています。僕も最初の頃は自分を客観視することが出来なかったけど、忙しい中で経験を重ねているからこそ、今ではグループ自体も、僕自身の姿も、客観視していけるようになりました。それだけ心に余裕が生まれてきたからだと思います。そうすると、どう表現していけば、見てくれている人たちが喜んでくれるのかなど、いろいろと考える余裕が生まれてくるんです。そうやって少しずつ工夫を積み重ねながら進んできたのが、この3ヶ月の日々だったなと僕自身は捉えています。

■STEEZYは7月23日に1stミニアルバム『SSS』をリリースします。ここに収録した5曲はいかがですか?(1曲はSE)

ゆうと 今でもよくライブの中心になっている曲たちです。中でも、お客さんからの支持の高い曲、今の僕らが強く胸を張って伝えていける曲たちを厳選して収録しました。

HIRO まさに、今のSTEEZYらしい楽曲たちばかりです。STEEZY自体は幅広い音楽性を持っていて、いろんな曲調の楽曲を表現していますが、今回はその中からSTEEZYらしい王道な曲や、カッコいいバチバチ系の楽曲を軸に選びました。

ゆうと アーティスト写真を見てもらえればわかるように、STEEZYはクールでカッコいい印象を押し出したグループなんですが、パフォーマンス中はカッコよく決めながらも、MCになるとみんなの個性が炸裂して、お客さんたちからも「普段はカッコいいのに、実はこんな一面も持っているんだ」と嬉しい驚きの声をもらうことも多いんです。そのギャップに惚れた人たちも多いからこそ、そこもSTEEZYの魅力にしていきたいなと僕らは思っています。

 僕らはギャッパー集団なので。(笑)

■それぞれのメンバーの個性も知りたいです。よければ自分の隣にいる人のことを教えてもらっても良いですか?

勇太 じゃあ、僕からいきますね。智洋はすごく綺麗な歌声を魅力にしています。見た目でもわかるように、派手髪でメイクをするなど、まるでバンドマンのような風貌をしています。だから出会った当初は、勝手に「デスボとかをするような人なのかな?」と思っていたら、本当に綺麗で素敵な歌声が魅力で、決してピッチを外すことのない、とても歌唱力の高い人です。しかもすっごくスタイルが良いです。僕から見たらスタイルお化けのようで、そこにも嬉しいギャップというか、意外性を感じました。

智洋 HIROくんはすごく柔らかい性格で、ふわっとした雰囲気を持つ人だなというのが第一印象でした。ライブ中のMCでは、中心になって話してくれるし、いろんな物事をまとめてくれて、すごく芯のしっかりとした人だと思います。優しい表情とは裏腹に、すごく男らしい性格なので、メンバーのみんなもとても頼りにしています。

HIRO ゆうとは取材の場でもいつも率先して熱い言葉を語ってくれるように、本当に熱い人です。グループ全体やパフォーマンス面のことも、いつも率先して考えているのはもちろん、毎回課題を洗い出しては、1回1回それを自分自身やグループ全体を向上していくために反映してくれています。いつも積極的に練習に打ち込んでいる姿も、本当に尊敬します。でも、意外とちゃらんぽらんな一面もあるから、そこが魅力的なギャップとして見えてくるんでしょうね。

ゆうと 律と初めて会った時、「あまりしゃべらない人なのかな?」と思っていたんですけど、接していくうちに、彼はメンバーはもちろん、どんな人とでも分け隔てなく平等に接してくれる、いい意味でムードメイカーな人だとわかってきました。これは良い意味ですが、律は空気を読めないのではなく、読まない人なんです。(笑) その分グループの特攻隊長じゃないけど、積極的に切り込んでいく姿勢が僕は好きなんです。

 僕は空気読まないかならぁ。(笑)

ゆうと でもそこがいいんだよ。(笑) 人は経験を重ねるごとに空気を読んで行動をしていくじゃないですか。でも、そういう空気を無視してガンガンと攻め込んでいくところが、グループにとっての強みにもなるので。