THE BEAT GARDEN VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

THE BEAT GARDEN『ROMANCE』

■元々のデモはREIさんが作っていたんですか?

REI そうです。

■冬の曲ですし、今までからのイメージだと、もっとしっとりしたアプローチになると思っていたんですけど、すごく軽快で驚きました。

REI 制作する上で、なにか自分の中でテーマを設けたいなと思ったので、90’s感だったり80’s感を取り入れようと決めて、そこからメロディ作りをしました。

■リリースが発表された時のUさんのコメントにあった、「Beemerに抱く気持ちもロマンスなんだな」っていう言葉が印象的でした。

U 歌詞にある「すぐに触れたくて 大事にしたくて」は付き合う前の女性に向けての「大好きで触れたくて大事にしたい」っていう男心なんですけど、Beemerのみんなに「今すぐ会いたい、会えなくても大事にし続けたい」っていう気持ちでもあって。Beemerに対する気持ちも一緒なんだなと思いましたね。

■もどかしい距離感とそれでも近づいていくっていう歌詞が、コロナ禍で離れていないといけなかった距離感をぐっと縮めるっていう風にもとれるなと感じました。

U 嬉しいです。そうなんですよね。実体験を書く時はそのまま書けるんですけど、ラブソングを自分の想像だけで書こうとすると、足りなくなる時があるんです。でもこれはBeemerと会った時の気持ちとか、会えない気持ちが沢山にじみ出て書けましたね。直接歌える日だったり、音源として届けられる日を想像して書いています。

■新体制のTHE BEAT GARDENですが、サポートDJがkowta2さんに決まったんですよね。

REI はい。僕の10代からの友達です。弟みたいに可愛がっていて。

MASATO・U (笑)

REI なにかありました?

MASATO いや、進めて?(笑)

REI 僕らのことを結成当時から知ってくれているんです。(笑っているMASATOを見て)……なんですか?

MASATO めっちゃ面白いですよ。この後言うんで。

U 事実を言っているから大丈夫。合ってる、合ってる。

REI ……っていう方です。

U (笑) いや、弟みたいに可愛がってるって言ってたじゃないですか。でも弟みたいに可愛がってるってほど、REIはお兄ちゃんをやれていないんですよ。(笑) 僕らもkowta2と結構一緒にいるんですけど、未だにkowta2くんって呼んでるのREIだけで。(笑)

一同 (笑)

U それで、kowta2はREIにタメ語なんですよ。ここの2人がすごい対等で。弟みたいに可愛がっているというよりかは、大事にしている感じなのかな……。

MASATO 不器用なお兄ちゃんっているからね!(笑)

U でもそのREIも可愛いんですよ。初めて弟が生まれたお兄ちゃんみたいなぎこちなさがある。(笑) 今まではチームの中に新しい人が入ってきても、いつもREIの年上だったじゃん。

REI そうなんですよね……。

U でもkowta2は初めての年下だから。彼が中学生の時から「REIくんがライブやるから」って言って、岡山から一人でライブに遊びに来てくれたりしていて。REIのことが大好きなんです。岡山でのリリイベも握手会に全員分並んでくれて。(笑)

MASATO 僕らからすると「あの時の子がこんなに格好いいDJになっているとは……」っていう。

■ずっと見てくれていた人が、今度はグループを支えてくれる立場になるっていうことなんですね。

U そうです。REIに次ぐ推しがSATORUなんですよ。そこもなんかいいなと思って。(笑)

■kowta2さんにしようっていうのはすぐに決まったんですか?

U いや、そうでもないんです。SATORUとも一緒に探していて、一時は「TikTokでオーディションをやろう」みたいな提案もあったりしたんです。でもやっぱり、「今までのビートとかSATORUやBeemerのことを知ってくれている人がいいよね」っていう話になって。もう一人別の候補の人もいたんですけど、kowta2に会った時に「精一杯練習しておきます!」って言ってくれていたので、それで決まりました。

■サポートとして安心して迎えられますね。そして早速ライブが東京と大阪で決まっていますが、どんなライブにしたいですか?

U SATORUが卒業して、僕らのことをずっと知ってくれているkowta2をサポートに加えて今、ビートの3ボーカル1DJていうのをもっとしっかりやっていかないとなっていう気持ちにすごくなれているんです。音楽にすごいストイックに集中して、やりたくてしょうがないっていうマインドで。kowta2がすごいDJができる子なので、曲の繋ぎとかが変わるところも見せ場があると思います。今までの僕たちを知らない人たちも、楽しんでくれたらいいなと思いますし、Beemerのみんなにも変化を楽しんでもらえると思います。まだふわっとしか言えないんですけど、確実に今までと変わらない部分と、変わっている部分がある。いい意味で絶対に違います。本当に楽しみにしていて欲しいですね。

REI kowta2くんを誘ったからには、早くBeemerに一度見てもらって、安心してもらいたいなっていう気持ちが一番ですね。

MASATO そうですね。SATORUの一件もあり、これからTHE BEAT GARDENを応援しようか、どうしようかっていう人もいたと思うんですよ。そういうのを乗り越えて来てくれる人もいると思うので、そのままのTHE BEAT GARDENを見てもらって、「これからのTHE BEAT GARDENも応援していこう」って思えるような、そんなライブにしたいと思います。そもそも僕らも新体制のグルーヴ感がどうなるのかは、まだ全然分からないので、すごく楽しみです。

■ライブが終わったら、もう2022年です。来年に向けての意気込みはありますか?

MASATO そうですね。ここ近年、変化の年が続きましたけど、それはネガティブなだけじゃないと思っていて。変化してきたからこそ、揺るがないなにかが作れたんじゃないかとも捉えているんです。なので、より今まで以上にもっともっとやれること、やりたいことを精査しながら深めていきたいですし、来年に決まっている活動もあるので、それも含めて自分たちを知ってもらうためにどういうことをしていこうかと、メンバーもチームでも考えながら絶対に飛躍の1年にしたいなと思っています。ファンクラブもできて、Beemerとも今まで以上に深い繋がりができたので、Beemerとの関係性も共有しながら、一緒に広げていけるような一年にしたいです。

REI THE BEAT GARDENっていう存在がまだめちゃめちゃ大きくなれているわけではないですけど、この状況下で、今Beemerと出会えていることっていうのが本当にありがたいことですし、今年はファンクラブができたり、コロナ禍を一緒に乗り越えたり、濃い1年になったと思います。応援してくれているみんなのことを離さずに、2022年は次の景色を見せていきたいなとメンバーで常に話しています。来年は一歩踏み出せるような、再来年にきちんとつなげられるような一年にしたいです。

U ファンクラブができて、そこに入ってくれた人たちを絶対に一番大事にするのは決まったので、「来年は絶対にヒット曲を出します!」「来年末にはZeppでのライブを発表します!」それくらいの勢いです。勝負の年にして、はじめましての人をめちゃくちゃ増やしたいですね。本当に思いっきり進んでいくので、「ちゃんとついてこいよ」って。「ヒットを出して、Zeppを決めて、そうしたらアリーナいって、ドームいったら一生一緒にいられるから、頑張ろうぜ!」っていう気持ちです。

Interview & Text:村上麗奈

PROFILE
2012年8⽉1⽇、⼤阪で出会ったU / REI / MASATOの友⼈同⼠でグループを結成。2015年12⽉にサポートDJ SATORUが新メンバーとして加⼊し、2016年に『Never End』でユニバーサルシグマよりメジャーデビュー。エレクトロサウンドにエッジのきいたギターリフを織り交ぜ、ロック要素を加えた〈エレクトリック・ダンス・ロック〉というジャンルを確立。2020年6月には初のデジタル配信シングル『光』、9月に『夏の終わり 友達の終わり』、12月に『マリッジソング』、2021年4月に『遠距離恋愛』を配信リリースし、2021年8⽉に、4⼈体制最後となる3rd ALBUM『余光』をリリース。これから3⼈体制での新たなる活躍にさらなる期待が⾼まっている。
thebeatgarden.com

RELEASE
『ROMANCE』

配信デジタルシングル
https://thebeatgarden.lnk.to/ROMANCE

ユニバーサルシグマ
11月29日 ON SALE