Tim&U VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

Tim&Uの初CD盤は「Tim&Uの王道と挑戦を詰め込んだ作品」。

「あなたと創る王童アイドル」をコンセプトに活動中、可愛い男子たちが集まったTim&U。彼らが初のCD盤『いい子わるい子大戦争!』を、1月24日(火)にリリース。彼らの歩みを支えてきた人気の歌から新曲まで、ここにはTim&Uを知るうえで欠かせない曲たちが並んでいる。本作に詰め込んだ思いを通し、Tim&Uの魅力を紐解きたい。この日は松浦拓真が欠席だったため、インタビューは東勇太、高橋湊、佐藤大翔、佐野朝陽、伊吹遥翔の 5人に話を訊いた。

■「みんな違う それが素晴らしい!~良い子 悪い子 大戦争!」と歌う、最新シングルの表題曲“
“いい子わるい子大戦争!” 。聴いた時から、親しみやすいのに深いメッセージを投げかける楽曲という印象を受けていました。まずはみなさんが持っている“いい子わるい子大戦争!”の印象から聞かせてください。

高橋 僕は、歌詞を覚えるのが苦手なタイプで……。でもこの曲はめちゃめちゃ歌詞を覚えやすかったです。何より可愛らしい内容で、可愛いに特化した曲だと最初から感じていました。僕は今二十歳ですけど、10代の子たちはとくに共感してくれる歌だと思います。今の僕らにとっても、すごくリアルな歌詞として響いてくるところも好きです。

佐野 僕は初めて曲を聴いた時点で歌詞を覚えられたくらい、歌詞も曲調も頭に入ってきやすい曲でした。サビで、「○××○×○○×(まるばつばつまるばつまるまるばつ)」と連呼している歌詞も、なかなか斬新です。(笑) あとはサビの振りで、僕らは○と×のポーズを作りながら踊っています。ここでは3人が立って○×のポーズをしながら歌い、歌わない3人はしゃがんで○×のポーズを歌に合わせて交互に作るんですけど、たまに立つのかしゃがむのか混乱もします。(笑) 歌詞には僕も共感したし、僕ら世代と近い若い人たちにはとくに刺さりやすい歌だと思います。

佐藤 僕も二十歳になり、今年成人式にも参加しました。大人の仲間入りを果たしたわけですが、中身はまだぜんぜん子供のままで。(笑) この曲の歌詞に出てくる「マニュアル通りとか誰もいない 大人は自分勝手」など、歌詞の一節一節がとても心に刺さるなという印象を受けました。

■勇太さん以外はみんな20代に入ったわけですが、やはり周りの人たちも大人扱いし始めていますか?

佐藤 どうだろう?僕はもともとグループ内でもファンの子たちにも甘やかされているキャラクターだし、今も子供扱いされているせいか、自分に関してはまだわかんないですね。(笑) むしろ甘えられるうちには甘えていようと思っているし、甘やかされたい性格です。(笑)

■勇太さんはこのメンバーの中では、唯一の10代(19歳)になるわけですが……。

 唯一の10代になってしまいました。(笑) “いい子わるい子大戦争!”ですけど、僕は最初に楽曲を聴いた時からめちゃめちゃポップで、すごく頭に残る曲という印象を持っていました。でも、歌詞を読み込むほどに「深いなぁ」と思えるし、とても共感を覚える歌詞なんですよね。ぜひ歌詞の細かいところまで読み込んで聴いてもらえたらなと思います。僕の好きな歌詞を言ってもいいですか?

■ぜひ、教えてください。

 僕は「良い子、悪い子、後は普通の子? けどそんなの何で決めてんの?」の歌詞に共感します。周りの大人たちは、大きな括りの中で「いい子だ」「悪い子だ」と一緒くたに決めつけるけど、人ってそれぞれ持っている価値観が違うから、そんな大きな枠で簡単にくくられる存在ではないと思っていて……。

■確かにそうですね。

 それと「そして大人はずっと忘れてる 昔は自分も子供だった きっと同じことで悩んでた」の歌詞の通り、僕らにいろんなことを教えてくれる大人たちも、いろんな指図をする大人たちもみんな昔は子供で、今の僕らと同じように経験値の浅いところから始まっているわけじゃないですか。大人の押し付ける価値観に、理不尽だと思うことは多いけど、自分なりの価値観を作っていくのは僕ら自身なので。もちろん認めることは素直に受け入れるけど、いろいろ指図されたとしても、その言葉に左右されることなく自分らしさを持って頑張ろうと、この曲を通して改めて教えてもらえた気持ちです。

伊吹 この曲の曲調って、10代を中心にした若い世代ほど刺さりやすいんですけど、歌詞はどんな世代の人にも刺さりやすい内容だというのが僕の印象でした。僕も「なにもかも違うはずなのに どうして同じに見えてるの?~みんな違う それが素晴らしい!」の歌詞にはすごく共感したし、そこの歌詞がとくに刺さりました。勇太も言っていたように、周りは僕らの存在をいろんな似たような人や物事と一緒くたにして言ってくるし、その中でいろいろと比べたがるので。そういう捉え方をされるのをわかっているからこそ、僕もそうだし、メンバーみんな「いかに自分らしさを出すか」をいつも心がけています。

■メンズアイドルという括りの中でもやはり、いろいろ比べられることは多いのでしょうか?

伊吹 ありますよ。それは大人たちの間でも、ファンの人たちの中にもあることです。メジャーなアイドルたちはもちろん、同じフィールドにいる人たちとグループやメンバー個々で比べられては、「誰々は出来ているけど、遥翔はまだ出来ていないよね」と言われたり。でも大事なのは、「誰かと比べることではなく、Tim&Uとしてどうなのか」だと僕らは思っているから。

佐藤 僕は年上はもちろん、年下の子だろうと、何か言われても平気で甘えちゃうけどね。(笑)

 同じメンバーでも、一人一人個性も考え方も違うからね。(笑)

■ぜひメンバーそれぞれの持ち味を教えてください。良ければ隣にいる人のキャラクターについて語っていただいてもいいですか?

高橋 じゃあ僕からいくね。朝陽はとにかく真面目な奴です。

佐野 大翔はいつでもキャピキャピしていて、とにかくポジティブな可愛い弟キャラです。

佐藤 勇太は僕より年齢は一個下だけど、本当にしっかりしているしライブでの盛り上げがすごく上手いです。盛り上げ担当です。

 遥翔はこのグループの中で一番精神年齢が高くて、めっちゃ頼りになる人です。しかもアイドルとしての意識が本当に高いから、彼のストイックな生き方に僕自身も感化され、「もっともっと頑張らなきゃ」という気持ちになるし、メンバーみんなの意識も上げてくれる存在です。

伊吹 湊くんはTim&Uの中ではお兄ちゃん担当です。自分のモチベーションが下がっている時に、さりげなく声をかけてくれて気持ちをアゲてくれます。僕自身、精神面ではだいぶ湊くんに支えられているし、助けられています。

■さっき遥翔さんについて「アイドルとしての意識が高い」という発言が出ていましたけど、自身の理想とするアイドル像を掲げて、そこへ向かっている感じなのでしょうか?

伊吹 Tim&Uのコンセプトが「あなたと創る王童アイドル」だから、「王道アイドル」という部分を大事に表現している面はあります。とくに最新曲の“いい子わるい子大戦争!”は、可愛らしさを全面に押し出した、まさに今の僕らの年代だからこそ、よりリアルに表現していける歌です。「今の自分や、自分たちを生かした活動」を大事にしているところが確かにあります。僕はグループの中ではスマイル担当でもあって、笑顔もいつも大切に心がけています。

■勇太さんも良ければ教えてください。

 僕はライブでの盛り上げ担当でもあるから、そこは自分が率先してやっていこうと思っていますし、それが僕の役割だと自覚しています。Tim&Uのメンバーは、みんな個性が強すぎるし、みんながみんな目立つから、自分の色というか、自分だからこそというキャラクターをしっかり出さないと、他のグループと比べる前に、Tim&Uの中で埋もれてしまいますからね。だから自分の色を出すことはいつも心がけています。

■大翔さんは自分の色をしっかり確立していますよね。

佐藤 甘えたがりなところとか。(笑) これは良い意味での話になりますけど、Tim&Uっていろんな音楽性を持っているから、あえて一つの色に固めることがなくてもいいし、メンバーみんなその曲に合った自分の活かし方をしているし、いろんな色に染まれる技量も持っているので、僕自身も曲の色に合わせて声質やキャラクターを変えているのはそれが理由です。それが自分の個性になっているのであれば、そこを今後も上手く活かしていきたいです。

■朝陽さんはどうですか?

佐野 さっき真面目担当と言われていたように、僕自身はもともとプライベートではあまり人としゃべらない性格で……。だけどここにいて寡黙なままでいたら周りのメンバーたちの個性が強すぎるから、本当に存在が埋もれてしまうんです。僕はライブでMCを担当していて、そこで自分の色を出していますし、そういう場を上手く使って個性を出そうと心がけています。

■しゃべるのが苦手だとファンの人たちとの会話にも困ったりもしませんか?

佐野 以前の僕は確かに人としゃべるのが苦手でしたけど、アイドル活動を始めたことで、人としゃべることも、人前に立って何かをやることも好きになれました。今でも複数人でしゃべる時はなかなか前には出ていけないですけど、1対1でなら自分から率先してしゃべっています。アイドル活動を始めたことでちょっとは前向きな性格になれたんだと思います。

■湊さんもアイドル活動を始めたことで変わった面はいろいろとありましたか?

高橋 アイドル活動を始めたことで、ナルシストさはさらに磨きがかかりました。自分に関しては普段の僕もTim&Uの高橋湊も、なんら変わらないです。

佐藤 いや……変わるだろ!いろいろと。(笑)

高橋 あっ、確かに。(笑) いわゆるON/OFFではなく、異なるONのスイッチがいろいろとあって、それを場面ごとに切り替えている感じですね。OFFになるのは寝ている時だけですね。(笑)