■幕張のライブで歌われたら、ファンは確実に泣くと思いますよ。過去最大規模の会場で「今までありがとう、これからもよろしくね」って。
吉川 私たちも泣いちゃう。
坂井 ちゃんと歌えるようにしないと。泣いて歌えなくなっちゃいそう。
辻野 「これから先も変わらない 色褪せない」とか、言葉ひとつひとつが本当に素敵なんですよ。この歌詞を読んでいると、「アルバムに閉じ込めきれない」思い出をこれからも作っていきたいと、より強く思います。
■きっとライブで育っていく曲になるんでしょうね。“なんでもいいから”は「なんでもいいから ちょっとで良いから 今すぐ可愛くなりたい」とストレートに歌う曲ですけど、みなさんも同じように思うことはありますか?
吉川 女の子なら誰しもが思うことだと思います。私たちもステージに出る前とか、ちょっとでも宣伝部員さんに「かわいいな」と思ってもらうために、メイクをお願いしたり、髪をかわいくしてもらったりするんですけど、それはファンの女の子たちにも当てはまると思うんです。ライブに着ていくお洋服を時間をかけて決めていたり、ちょっとでもかわいくなる努力をして「来たよー」と言ってくれる女の子たちがたくさんいるので、そういう気持ちをこの歌で共有できたらなって思います。
■実際、明日撮影入りましたとか、「なんでもいいからかわいくなりたい」と思った時にすることはありますか?
小泉 私はFEMMUEというスキンケアブランドの、ちょっとお値段のするパックをします。昨日もしました。(笑)
辻野 めちゃめちゃいいです。FEMMUEのパックは。
坂井 張り付くよね。すごい。
小泉 “Cupid in Love”のMV撮影の時も、前日につけましたね。“ギュッと!”の時は泊りがけだったので、バッグの中に入れていたんですけど、初日に疲れすぎて、つけないまま寝てしまって……。その忘れていた分を昨日つけました。(笑)
菅田 私も同じようにパックしたり、爪に美容液を塗ったり、とりあえず唇をプルプルにさせられるようにリップをいっぱい塗ったり。あと、いっぱい寝ています。「早く寝なきゃ!」って。
■下手なことせずにたくさん寝るのも大事かもしれないですね。
小泉 それが正解かもしれない。(笑)
杏 私もパックを貯めてあるんですけど、いざ「明日MV撮影だ!」となっても、「もっと大事な日がありそうだな」と思っちゃって使えないんです……。でも、大事な日の前日は、夜ご飯にしょっぱいものを食べないようにしています。すぐ顔にむくんで出るので。あと、ひとちゃんが「バナナを食べるといい」と言っていたので、家にバナナがある時はいつも食べています。
坂井 前に福岡でライブした時に、誰かが言っていたんですよ。ラーメンを食べた後にバナナを食べるとむくみが取れるって。やっぱり九州に行くとラーメンを食べたくなっちゃうので、そこは我慢せずに食べて、そのあとバナナを食べるようにしています。
■そういうことを考えてこの曲を聴くと美意識が高まりそうですね。そして“Dear friend”は友達への感謝の歌になっています。
吉川 タイトルは“Dear friend”ですけど、友達以外にも当てはめられると思うんです。「変わる事を怖がらないでいいんだよ」とか、「選んだ方角が違っていたって/道はどこかでつながっているから」とか、寄り添ってくれる歌詞も素敵なので、大切な人に伝えてあげてもいいし、自分の背中も押してくれる曲だなと思います。
辻野 私はメンバーと宣伝部員さんを思いながら歌ったんですけど、「一緒に笑って泣いてくれたこと/本当に ありがとう/誰よりも優しい君の笑顔が/本当に好きだよ」のところをレコーディングしている時に泣きました。今まで楽しいことだけじゃなくて、いろんなことをみんなと乗り越えてきて、そのたびに宣伝部員さんのやさしい笑顔に支えられてきたなっていうのを想像していたら、うるうるしちゃって……自分の歌割りじゃないんですけど。(笑)
■とき宣はレコーディングでフルで歌ってから歌割りが決まるシステムですもんね。
辻野 ここが自分の歌割りだったらライブでは泣いちゃって歌えなかったかもしれないです。メンバーの歌を聴きながら、じーんと浸ろうと思います。
■実際は誰の歌割りなんですか?
小泉 仁香と私です。みんな涙腺の弱さは同じくらいだから、誰が歌っても変わらないかもしれないけど。(笑)
■歌っていくうちに慣れるものではないんですか?
坂井 むしろ年々涙腺はユルくなっているかもしれないです。(笑)
小泉 もう崩壊していますね。(笑)
辻野 私、以前は「人前で泣くなんて恥ずかしくて無理」っていうタイプだったのに、今は勝手に涙が出てきてしまうようになって。気づいたら涙が垂れているんですよ。そういう意味で“Dear friend”は、ちょっと危ない曲だなと思っています。
小泉 本当に危ない。「ありがとう」って、何回も出てくるし。
辻野 こういうストレートな曲は刺さりやすくて。
小泉 メンバーと宣伝部員さんの顔を見れないかもしれない。見たら泣いちゃうから。
■いろんな意味でライブが楽しみになる曲ばかりですね。このミニアルバムをリリースしたら、夏のツアーを経て、10月22日には幕張メッセでのライブが待ち構えています。
坂井 今まででいちばん大きい会場なので、絶対に満員にしたいし、満員にするだけじゃなくて「やっぱり来てよかったな」と思ってもらえるライブをしたいです。この日は初めてとき宣のライブに来るという方も多いと思うし、全員が幸せな気持ちになって帰ってもらえるように、宣伝部員さんたちと一緒に最高の一日を作りたいです。
■幕張では、どういうところを見てもらいたいですか?
辻野 まず成長した姿は見ていただきたいなって。「この大きな舞台に立っていても違和感ないよね」って思ってもらいたいですし、そのためにはまだまだ成長しなきゃいけないなと思っています。
小泉 幕張は大きな一歩になると思うんですけど、そこがゴールではないし、もっと上に進んでいきたい、“超ステップアップ”していきたい気持ちもあるので、ちゃんと通過点にできるように、宣伝部員さんたちも巻き込んでがんばっていきたいです。幕張でお待ちしています!
Interview & Text:タナカヒロシ
PROFILE
2015年4月11日に結成。2019年4月10日よりavexに所属し、1stシングル『ときめき♡宣伝部のVICTORY STORY/青春ハートシェイカー』をリリース。さらに10月9日にavex 2ndシングル『恋のシェイプアップ♡』をリリースし、オリコンウィークリーランキングで自己最高位を更新する2位を獲得。2020年4月、更なる進化を遂げるべく「超ときめき♡宣伝部」に改名、12月23日にはavexに所属して初めてのアルバム『ときめきがすべて』をリリース。2021年9月29日にミニアルバム『すきすきすきすきすきすきっ!』をリリース。2022年6月22日にはニューミニアルバム『ハートギュッと!』をリリース
https://toki-sen.com/
RELEASE
『ハートギュッと!』
ファンクラブ限定豪華盤(CD+BD)
AVC1-96988A
¥13,000(tax in)
Type-A[辻野かなみ・小泉遥香](2CD)
AVCD-96981A
¥4,500(tax in)
Type-B[坂井仁香・吉川ひより](2CD)
AVCD-96983A
¥4,500(tax in)
Type-C[杏ジュリア・菅田愛貴](2CD)
AVCD-96985A
¥4,500(tax in)
通常盤(CD)
AVCD-96987A
¥2,000(tax in)
avex trax
6月22日 ON SALE