僕らの元に来てくれるFRIENDZのみんなに自由に色をつけてほしい。
2022年に韓国でメジャーデビューし、2024年7月に日本でもデビューミニアルバム『REBIRTH』を発売してメジャーデビューを飾ったTRENDZ。2025年1月〜3月には、3ヶ月連続配信という形で『BAD ENOUGH』、『Best Friend』、『Daybreak』をデジタルリリース。そして4月9日(水)には、同3曲も含む2ndミニアルバム『CANVAS』をリリース。さらに4月13日(日)には、Zepp DiverCity(TOKYO)で『TRENDZ JAPAN LIVE 2025「CANVAS」』も実施される。そんな次世代を担うTRENDZの魅力を、ハングク、ハビ、リオン、ユヌ、ラエル、ウニル、イェチャンの7人に伺った。
■TRENDZと言えば、クールでカッコいい曲調と、甘く優しいポップな表情、2つのスタイルを魅力にしていませんか?
リオン まさにおっしゃられた通りです。それが一番明瞭に見えるのが、僕らのパフォーマンスしている姿になります。ただ、2つの表情を最初から意図的に出していこうと始めたわけではなかったんです。
■そこが気になりますね。
リオン 僕らは小さい頃から同じ練習生仲間として、一緒に長い時間を過ごしてきて、揺るぎないチームワークを作ってきました。いろんな経験を重ねていく中で、このメンバーだからこそだという表現の魅力も感じてきました。その上で最初に強く打ち出したのは、力強い面でした。
ラエル 活動を始めた頃こそ、クールで力強い楽曲を僕らの魅力として打ち出していましたけど、同じように描き出していたポップな表情の評判も上がってきたことから、「ポップな面ももっとお見せしたいという思いが強まり、次第に比重が大きくなっていきました。でも最近はポップな要素の方が強くなってきている感じもあります。
リオン その上で、いろんな音楽性もその都度組み込みながら、TRENDZは進み続けています。
■TRENDZが持つクールとポップの二面性。メンバーの中にも二面性はあるのでしょうか?
ラエル ありますね。僕はファッションが好きなんですけど、例えばクールにキメた服を着ていても、じつは優しい性格というか、ちょっと弱い一面を見せるなど、そういう二面性やギャップがメンバーみんなにもあると思います。
■よければ、今隣にいるメンバーの二面性について教えてください。
ラエル 僕の隣にいるハビさんは、かわいい表情をしていますけど、身体も逞しいし、すごく男らしい人です。
ハビ ウニルさんは、歌っている時はすごく男性的だし、踊る時もパワフルですが、実はとても優しいしムードメイカーな人です。ステージの上ではカッコいいけど、普段はすごく心優しい、そんな二面性を持った人です。
ウニル リオンさんはTRENDZのメインダンサーらしく、ステージの上ではいつもカッコいい姿を見せてくれますし、本当にダンスが上手なんです。でも以前遊園地へ行った時、怖い乗り物には一切乗れなかったし、お化け屋敷にも入れなかったくらい、実はすごく怖がりなんです。高いステージも高所恐怖症で本当は苦手らしいです。(笑)
リオン ユヌは背が高くて見た目はクールですけど、実はとても天然な性格で、隣にいるとつい助けたくなります。
ユヌ イェチャンはグループの中で最年少のかわいい末っ子です。でも、ステージの上ではカッコいい姿を見せてくれるので驚かされます、その時はカッコいい末っ子になるのかな?それにイェチャンはいつもテンションが高くて、よくイルカのような高い声を上げています。(笑) でも最近は大人らしい面も見せるようになりましたね。
イェチャン ハングクさんはとにかく明るい人です。だけど声がとても低くて、その声でラップをするとすごくカッコいいです。それにハングクさんはいろんな顔を持っているから、「こうでしょ」と思っても、いい意味でいつも裏切られるくらい、いろんな魅力でみんなを惑わせる人です。
ハングク ラエルはラップ担当で、ラップをしている時の姿はまさにHIP HOP好きの悪ガキに見えるんですけど、実際の中身は本当に正反対で、とても温厚な人なんです。
■本当に個性豊かなメンバーの集まりなんですね。TRENDZは今年に入り、『BAD ENOUGH』、『Best Friend』、『Daybreak』と、3ヶ月連続で配信リリースをしてきました。その流れに
意味があったのかも気になります。
ウニル 3曲とも4月9日にリリースする2ndミニアルバム『CANVAS』に収録されているんですが、そこに向けて先行で示した曲たちになります。曲調がすべて異なるのは、今作のミニアルバム『CANVAS』が、「僕らは何者にもなれるし、何色にも染まれる」というテーマを持って制作したことからです。その魅力を先にアピールするに相応しい曲として、この3曲を選びましたし、このリリース順にもしました。
ラエル この『CANVAS』を聴いてもらえたら、僕らの「何色にでもなれるし、何色にも染まれる姿」をさらに深く感じてもらえると思います。
■ここからは、今作『CANVAS』に収録された曲たちの魅力を聞かせてください。まず“Push Down”は、ウニルさん、ハングクさん、イェチャンさんの3人が作詞を手がけていますね。
ウニル 僕らは韓国で発売したデビュー作品の頃から、メンバーが作詞をした楽曲を収録してきたし、メンバーが作詞をした曲を通して、ファンのみんなやTRENDZに触れた人たちにいろんな思いを届けてきました。だから、日本で発売する作品でも、僕ら自身の言葉で気持ちを伝えたいと思い、3人の共作という形で“Push Down”の作詞を手がけました。
ハングク “Push Down”には、過去の経験も糧にしてどんどん進んでいこうという思いを込めています。メロディーからもポジティブな匂いを感じたからこそ、歌詞では人を元気づけることを心がけました。この曲に書いた思いは、自分たちに向けた言葉でもあるけど、FRIENDZ(ファン)や、日常の生活の中でちょっと心に疲れを覚えている人たちを勇気づけたくて書きました。
イェチャン “Push Down”は、僕らにとっても特別な楽曲になりました。今回は日本語で作詞したからこそ、自分たちの中にあるポジティブな感情や希望を抱く思いを日本語でしっかりと伝えたくて、3人でいろいろとコミュニケーションを取りながら書いていきました。細かいことを言うと、最初に韓国語で歌詞を書き、それを日本語に翻訳してメロディーに当てはめました。中には、翻訳したまま使った歌詞もあれば、そこからより合う日本語を探して書いた歌詞もあります。“Push Down”は明るく楽しい曲調なので、ダンスもみんなで楽しくワイワイ踊れるようにしています。ぜひライブでも一緒に楽しめたらいいなと思います。
■2曲目の“Daybreak”はいかがですか?
ユヌ 個人的に“Daybreak”はとても好きな曲です。最初はおとなしく始まりながら、次第にノリノリになっていく、しっかりと起承転結した流れを持った楽曲です。初めて聴いた方も、最初はおとなしい曲かなと思っていても、どんどんとテンションが上がっていき、最後は楽しめる曲だと思います。
リオン “Daybreak”はカントリーミュージック×EDMという、TRENDZにとって初めて挑戦した曲調の曲です。そこがとても新鮮に感じていました。今作の『CANVAS』に収録された曲はどれも挑戦でしたが、ひと際「挑戦したな」という楽曲です。“Daybreak”はテンポの速い曲だから、リズムとダンスをどう絡め合うかなど、パフォーマンスの面でも挑戦したので、そこも見てくれたら嬉しいです。
■続いての“BAD ENOUGH”はいかがでしょうか?
ウニル “BAD ENOUGH”はとても力強くて、TRENDZが韓国でデビューした当時の印象や、インパクトを与えていた頃の曲調の流れを汲んでいます。最新作で再び力強い姿を見せられたのが嬉しかったし、その姿こそがTRENDZの長所となる面だと思います。4月13日に僕らはZepp DiverCityで単独公演を行います。その時に見せるライブパフォーマンスを通して、もっともっとみなさんにこの曲を好きになってもらえたらいいなと思っています。“BAD ENOUGH”はMVも作りました。背景にメンバーの残像が映し出されるなど、不思議な映像効果も組み入れたカッコいい内容に仕上がったので、ぜひMVも見ていただけたらと思います。
ハビ “BAD ENOUGH”では、TRENDZが持つ力強さの部分をがっつりとお届けしています。“Push Down”や“Best Friend”のような甘い表情も今の僕らの魅力ですけど、この“BAD ENOUGH”を通して、TRENDZに欠かせないもう一つの魅力を感じてくれたら嬉しいです。MVもすごくカッコよく仕上がったので、自信作になりました。
■続く“Best Friend”は、FRIENDZ(ファン)に向けての曲ですよね?
ラエル 今言われたように“Best Friend”は、FRIENDZに向けての曲と言っても過言ではないです。この曲では、僕も含めラップ担当のメンバーが歌に挑戦しています。この曲のメインヴォーカルを担うウニルさんの歌声も、とても素敵なんです。
ウニル ラップ担当のメンバーがヴォーカルにも挑戦した曲というところは、他の楽曲とは異なる色を出した魅力にも繋がりました。“Best Friend”はファンに向けた曲でもあるからこそ、FRIENDZを前にして早く歌いたいです。きっとみなさんも目の前で僕らの歌を聴くことで、この曲をより一層好きになってくれると思います。