有華 VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

有華『Stamp Rally』

■“Marry me”から“サヨナラのはじまり”への流れがまた凄まじくて。とんでもない落差がありますよね?

有華 はははは。いきなり別れの歌ですからね。結婚を考えていた人にいきなりフラれた女の子の曲で、個人的にも思い入れがありますね。一番のサビで「私と過ごした日々よりも、幸せにならないでね」という歌詞があり、最初はそこしか考えていなかったんです。すべてのサビがそのフレーズで、「あまりにも恨みすぎじゃない?」と言われて。(笑) 相手の幸せは願えなくても、自分は前を向いているよって、救ってあげた方がいいんじゃないかと。確かにずっと恨んでいる女の子もキモいなと思って、それで最後は「あなたと過ごした日々よりも、幸せになるんだから」と歌詞を変えたんです。

■これは有華さんの実体験なんですか?

有華 少し違うところもありますけど、実話です。(笑)

■この曲に出てくる主人公はまだ元カレのことを引きずっているな、と感じたもので……。

有華 だって6年も付き合っていて、いきなり吹っ切れるかと言われたら、やっぱり吹っ切れないですからね。だから、まだ自分の幸せしか願えない。そこはリアルとして入れたくて。

■なるほど。そこも人間臭いですね。

有華 私自身、喜怒哀楽が激しいので、アルバムの並びももっとキレイにしようと思ったんですけど、それはリアルじゃないなと思って。いろいろあるのが恋愛だし、人生でも何が起きるかわからないじゃないですか。それがこの曲順にも出ているんじゃないかと。

■ラスト曲“終わらない唄”は、他の曲と比べてもテイストが違いますよね?

有華 この1年は音楽で上手くいかないこともあったし、でも「まだ旅は終わらないぞ」と言えたことが大きくて。短い曲ですけど、日記のような感じで書けました。

■この曲の中でコロナ禍の思いをリアルに綴った歌詞というと?

有華 「ありのままでそのままでいて 君にとったらただの呟きでも 僕は心から救われたんだ」の歌詞は、インスタの投稿を辞めた時、自分が決意したことにブレブレだった時に友達がかけてくれた言葉なんです。「自分は自分のままで、あまり猫も被らなくてもいいんだな」と思えたから。あと、「夢語る夜が好きだった」の歌詞は、昔って「宇宙飛行士になりたい」とか、何でも夢を語っていた時期があって……この曲を書いている頃に、学校帰りにみんなと話していたことを思い出して書きました。今があるのは、そういう時期があったからだなと。あの時の笑顔を忘れなくないですからね。今悩んでいる人がいたり、立ち止まっている人がいたら、その頃の気持ちを大事にして欲しいなと思います。

■いやぁ、今作は6曲ですけど、めちゃくちゃ濃い作品になりましたね。

有華 そうなんですよ!私は気持ちが入りすぎて、フルでまだ6曲続けて聴けていないんですけど、もうすぐ発売なので、早く届いて欲しいですね。

■最後になりますが、今作のレコ発ツアーが7月から始まります。どんなツアーにしようと思っていますか?

有華 “Partner”が広がってくれて、初めましての方たちもいると思うので、「私はこういうライブをしています!」というのが伝えられたらいいなと思います。今まで応援してきてくれた人たちには、「ありがとう!みんなが支えてくれたからだよ!」という思い込めて、感謝の気持ちを伝えたいです。

Interview & Text:荒金良介

PROFILE
幼少期からピアノ、合唱を始める。18歳から大阪を中心にシンガーソングライターとして活動中Instagramに写真や動画を公開した事により、インフルエンサーからのフォローや大好きなお喋りと容姿のギャップが共感を得て、現在までに同性を中心に約11万人と異例のフォロワー数を獲得。他 SNSのフォロワーを合わせると計20万人以上の登録者数を記録。アーティストからのフォローや交流に加え、著名スポーツ選手やインスタグラマーからのフォローや対談など様々な分野で活躍する人たちからも支持されている。
https://www.yuka-song.com/

RELEASE
『Stamp Rally』

有華『Stamp Rally』

配信デジタルEP
https://lnk.to/Stamp_Rally

ライブ会場限定盤(CD+Tシャツ)
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¥5,000(tax in)

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