■結成当初からのメンバーである小野さんからも、メンバー同士の距離感について教えてください。
小野 やっぱりファミリーという言葉がしっくりきます。ライブ中でも目が合っただけで「声出ないから代わりに歌ってほしいんだな」とか、「一緒にマイクの音量上げてほしいんだな」とか、すべて伝わるんです。一緒に楽屋にいるだけでも、「なんか嫌なことがあったんだろうな」と直感でわかるし、本当に家族みたいな距離感だと思います。
新居 (小野)莉々はファミリーでいうと、長男に近いかも。(笑) メンバーがネガティブモード全開になっている時も「大丈夫!大丈夫!」と鼓舞してくれます。その根拠のない自信に励まされたのは、一度や二度ではありません。
■新居さんもファミリーという答えになりそうですか?
新居 はい。自分を作らなくてもいいといいますか。「一人になりたい」とかも、全然言っていいんです。仲良しが強制ではないし、気持ちの良い距離感で活動できている実感があります。
小栗 あゆちは、お母さんと感じる時もあれば、赤ちゃんにしか見えない時もあって、忙しいです。(笑)
新居 この前は遠征先で、本番2分前なのに赤ちゃんになりました……。(笑) 円陣のど真ん中で、飛び跳ねながら泣きじゃくってしまって。嫌だったんですよ、まだ入って間もないホワイト担当のやつに一人部屋争奪のじゃんけんで負けたのが。どうしても1人部屋になりたい気分だったので、「新人のくせに……」と、涙が止まりませんでした。
小栗 あの時はみんなで大粒の涙を流すあゆちを、笑いながら見守っていました。でも私は「何してるの!」と思って、ちょっとだけ「ムッ」としていました。そうしたら、ひとしきり泣いたあゆちが、私に「あゆちがわがまま言うから不機嫌なの?」と聞いてきて。「全然、そんなことないよー!」と返しながら、全員でステージに飛び出しました。
小野 実はあゆちは一人部屋になりたすぎて、前から運営さんに自分のいびきを録音した音声を送りつけていたんだよね。(笑)
新居 そうそう。そのプレゼンの甲斐あって内定をもらえていたのですが、それをホワイト担当がじゃんけんで奪っていったのが悔しすぎました……。
小栗 でもあゆちはきちんと頼れる部分もあります。自ら引っ張りたいタイプではないけど、先を見た計画や、本番前の確認に関しては、メンバー全員があゆちに頼りっぱなしです。
新居 「なんくるないさ」のハートをもつメンバーが揃っているから、不安症な私が引っ張るしかないんです!(笑)
■いよいよドマレコの夏が始まりましたが、グループとしては、夏に対してはどのような思いを持っているのでしょうか?
新居 もともとドマレコは、夏に強いグループではありませんでした。キラキラしたイメージが先行して、野外を楽しめるタイプに見られていなかったのだと思います。そのイメージを一新するため、夏フェスに立つ度にパフォーマンスを見直してきました。その積み重ねの先にある4年目なので、今年はよりパワーアップした姿を見せなければならないというプレッシャーがあります。ライブアイドルの最前線で戦っているグループは、やはり野外の魅せ方が一段違います。そこに食らいついていくための試行錯誤を続けて、ドマレコは熱い季節を戦えると証明する夏にしたいんです。
■ドマレコは10月21日に、全国アジアツアー2026『 晴天快晴 』のツアーファイナルに、4周年ワンマンライブを合わせた、最大規模のステージを控えています。率直に今の気持ちを教えてください。
小野 ツアーファイナル&4周年ワンマンライブという一つの節目を控える今、楽しみと焦りの気持ちがずっと渦巻いています。心を安定させる方法は、目の前のライブ一つひとつに全力で挑むことしかありません。まずはこの夏、ドマレコを見つけてもらうだけでなく、「また会いに行きたい」と思ってもらえるようなステージをお見せしていきます。
小栗 私はドマレコの初期メンバーではありませんが、でもそんな自分だからこそ、何かできることがあると思っています。まずは4年間グループを守り、私を迎え入れてくれたメンバーや、ずっと応援してきてくれたファンの方たちに対して、感謝の言葉をたくさん届けられる日にしたいと思います。
新居 これまでドマレコは、細かな体制変更が何度かありました。ワンマンライブを直前に控えたタイミングでもそんなことがあったりして、変わったフォーメーションを覚えるのに精一杯だったこともあって……。でも今回は、6人になって1年以上が経った今のワンマンライブだからこそ見せられる、「プラスアルファ」の部分に注力できることに喜びを覚えています。メンバー同士でも切磋琢磨してきた結果を、すべてぶつけていくステージにするつもりです。
■2025年に開催したワンマンライブ『アバンタイトル』では、プロジェクションマッピングによる映像演出が行われましたが、今回の「4周年ワンマンライブ&ツアーファイナル」は、一体どんなステージになるのでしょうか?
新居 ずっとみんなが私を空に飛ばそうとしてくるんです。(笑) 私は高所恐怖症で、ジェットコースターすら絶対に無理なのに……。実際に飛んだら即気絶して、私だったものが上空に浮いているだけになってしまいます。(笑) もしやるなら私以外の5人だけにしてください。その間のステージは私が守るから!
Interview & Text:川上良樹
PROFILE
日本で一番エモいアイドルをテーマにアイドル界に心揺さぶるポップカルチャーを届ける6人組のアイドルグループ「ドラマチックレコード」。ありふれた日常にドラマチックとエモーショナルを。日常を物語に変えるアイドルグループ。「感情に寄り添い、心を揺らし、あなたの一瞬をドラマチックに。」「世界中をドラマチックに。」グループ初のアジアツアー『ドマレコ晴天快晴ツアー2026 』を開催中。
https://www.tp-e.jp/talent/dramaticrecord/
RELEASE
『ふたりシトラス』

デジタル配信リリース
https://dmrc.lnk.to/Futari_Citrus
TWIN PLANET
7月24日 ON SALE







